執事の幻想入り   作:kazuスカーレット

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紅霧異変

 

ウォルター「なぁ、もしかして迷ってないか?」

 

霊夢「.......そうかも」

 

先程団子を食べ博麗神社に向かったウォルターと霊夢だが途中霊夢が見て欲しい場所があると言って森の中に入った。

 

そこには綺麗な池があった、霊夢は自慢げにウォルターに池を自慢するそんな中ウォルターは(そうえば昔ここによく妖怪の死体を沈めたなぁ)と思っていたが流石に口には言わなかった。

 

問題はその後だ、池から直で博麗神社に向かおうとした霊夢、その後に続くようにウォルターが後を追った。

 

それから20分以上森を散策する事になった。

 

ウォルター「一回飛んで今何処にいるか見てきてくれないか?」

 

霊夢「分かったわ......?」

 

霊夢は上を向いたまま固まった、ウォルターは釣られて空を見上げる。

 

空を見上げるとそこには先程の青い空ではなく赤い霧に覆われ赤くなった空が広がっていた。

 

 

 

 

 

洋館前

 

ウォルター「吸血鬼か」

 

?「えぇ、そうよ。私は吸血鬼、そしてこの霧を生み出すように仕向けた張本人よ博麗孤夜」

 

?「まずは名乗るのが先よね。まず、後にいるこの二人は私の従者たちよ」

 

咲夜「初めまして、紅魔館のメイド長を勤めております十六夜咲夜と申します」

 

美鈴「紅魔館の門番、紅美鈴です」

 

後に控える従者達が名乗った後、吸血鬼も名を名乗った。

 

レミリア「そして私はこの紅魔館の主であり、ドラキュラ公ツェペシュの子孫レミリア・スカーレットよ」

 

そうかドラキュラ公ツェペシュの子孫か

 

ウォルター「うん?」

 

頭に浮かんだ人物アーカードとレミリアを頭の中で見比べる。

 

ていうかアイツの子孫?そんな者いるはずない、俺に言わないのはともかくお嬢様に言わないのはおかしい。

 

聞き間違いだろう、うんきっとそうだ。

 

レミリア「人間の貴方も聞いた事ぐらいはあるでしょう?」

 

ウォルター「いやそんなはずないだろ、アイツに孫なんかいるわけがない」

 

レミリア「?その口振り、まるで私のお父様と面識があるかのようね」

 

ウォルター「面識か確かにあるな、アイツ専用の銃を作ったりワイン買ったり飯作ったり棺桶を買ったり、まぁ今はもう死んだだろうが」

 

レミリア「......ッ!」

 

そうえば結局アイツは死んだのだろうか、何故か知らんがアイツは死んでない気がするな。

 

レミリア「戯れ言を抜かすな!お父様が貴様のようなただの人間ごときに負けるはずがない!貴様の言う殺したツェペシュなどどうせ偽物だ!」

 

ウォルター「人間ごときか、やっぱりお前アイツの子孫じゃないな」

 

レミリア「なに?」

 

ウォルター「アイツが人間ごときなんて言葉を言うはずがない、アイツは超が付くほどの人間好きだからな、お前の言うツェペシュの方が偽物なんじゃないか?」

 

レミリア「そうか、よく分かった、咲夜、美鈴、手出し無用よ、私自らやるわ」

 

レミリア「ふん、聞き分けがよければ飼ってやろうとも思ったがやめだ、お父様を侮辱したお前は絶対に許さな.......」

 

キン

 

レミリアが全て言い終わる前にウォルターはレミリアの首を飛ばした。

 

ウォルター「さあ、お前らの主は消した霧を止めろ」

 

主人が殺されても咲夜はなんの焦りも見せず落ち着いた様子で言う。

 

咲夜「お見事です、博麗の巫女の兄の力は流石としか言えませんしかしそれだけですか?」

 

ウォルターの目の前にあるレミリアの死体から煙が現れ死体はゆっくりと体を起こす。

 

咲夜「頭を潰した?脳を弾丸で撃ち抜いた?心の臓を貫いた?その程度でお嬢様が死ぬと?お嬢様こそ、我ら従者が忠義を尽くして仕えるに値する、ただ一人の愛しき主君なのです」

 

レミリアは一瞬でウォルターとの距離を潰し、その爪でウォルターの脈を掻き切らんとするがウォルターの喉に到達する前に体が止まる。

 

レミリア「チッ!」

 

ウォルターはレミリアから距離を再び取った。

 

レミリア「こんな拘束時間稼ぎにしかならないわ」

 

ウォルター「俺の目的はお前らを倒す事じゃない」

 

レミリア「ッ!?」

 

3人は察して全員が一斉にウォルターに背を向け館に戻ろうとするが足を糸で拘束される。

 

レミリア「クソッ!」

 

ウォルター「俺の目的は霧が晴れるまでの時間稼ぎだ」

 

その言葉と共に空を覆っていた赤い霧は徐々に無くなっていった。




霧が晴れた後

レミリア「アッツ!?」

咲夜「ちょっとこの糸解いてください!」

ウォルター「ここの吸血鬼は日光に当たったら焼けるのか......」
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