紫「じゃあルールを説明するわ、どちらかが一太刀浴びせれば、その時点で勝利以上!後は何してもいいわ」
ウォルター「雑だな」
神社の中央で妖夢霊夢の2人が向かい合う。
辺りには帰ろうとしていた宴会の参加者達が集まってこの決闘ともう1人の霊夢を見に集まっていた。
紫「開始!」
合図と共に先手を取ったのは妖夢だった妖夢は地面を蹴り霊夢に肉薄する、そしてそのまま斬りかかると見せかけ、直前で旋回して背後に回り込み、その肩に躊躇なく刃を振り下ろす。
妖夢「なっ!?」
霊夢は姿勢を一切崩すことなく、銃剣一本のみで妖夢の一撃を受け止めた。
妖夢はカウンターを警戒して飛び退く、それと同時に霊夢は左手に持った銃剣を妖夢に投げた。
妖夢「チッ!」
妖夢は辛うじてその銃剣を弾く、次の瞬間一本の銃剣を手に妖夢に駆ける霊夢。
妖夢は素早く迎撃の為霊夢の方に刀を向ける、だが霊夢は直前で旋回し背後に回りこみ、妖夢の肩に刃を振り下ろす。
それは先程の妖夢の動きと全く同じものだった。
妖夢「ッ!」
咄嗟に後ろを振り向き振り落とされる刃を直前で何とか止める。
霊夢はそれからカウンターを警戒してか飛び退く。
妖夢「ふざけているんですか?」
今の攻撃明らかに直前で刃の速度を下げていた、明らかに手加減をしている、もし手加減なしでやっていたら霊夢の銃剣を止める事は出来なかっただろう。
霊夢「そうね、はっきり言って今の攻撃で終わらせられると思ってたわ、でも油断していいわけではなさそうね」
妖夢「さっきの一撃で仕留められなかった事を後悔させましょう」
全く揺らぎのない霊夢の自信を打ち砕くべく、妖夢は声高々にスペルカードを宣言する。
妖夢「人鬼『未来永劫斬』ッ!」
霊夢が察して銃剣をコードから取り出しまだ両手に持ち身構える。
直後妖夢が目の前に現れる。
霊夢「おっと!?」
先程とは比べ物にならないスピード、それから高速の斬撃が繰り出される。
だが速さを重視したためか刀の重圧は先程よりも軽いため、霊夢は落ちついて防御する。
霊夢「うん?」
そろそろ反撃しようかと思った頃、突然雨の様な斬撃が止まった、妖夢を見ると刀を鞘に収めていた。
諦めた?だが霊夢の脳内にある言葉が浮かんだ、居合。
霊夢から余裕の表情が消えた。
それと同時に放たれた斬撃は霊夢の銃剣を真っ二つに切った。
そして妖夢は得物を失くした霊夢の懐に潜り込み、そのまま斬りかかる。
妖夢「私の勝ちです!」
その言葉と共に振り落とされる刀が霊夢を斬ることはなかった。
それよりも早く霊夢が妖夢を袈裟に薄く切ったからだ。
妖夢は簡単な事に気づいた
霊夢は今まで全く本気を出していなかったと。
紫「そこまで!勝負あり!」
試合終了の合図が境内に響き渡った。
ウォルター「あのコートにどうやってあんな銃剣しまってるんだ?」