紅蓮の魔弾銃士   作:赤い変態

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お久しぶりです

普通に原作開始するべきか悩みまくってこうなりました(汗

正直微妙かもです…

・・・遅れまくってこの出来・・・色々とすいません(汗




New World

「……さぁて、どうしたもんかなぁ」

 

目の前には、青っぽい色合いの髪を持った長髪と短髪の少女が入った生体ポットの様な物が2つ。そしてその周りには白衣姿が三人に、此処の警備を担当していると思われる杖持ちの厳つい兄ちゃん達が八人の、計十一人の野郎共に睨まれていた。

そもそも、何故このような状況になったのか。時間は約二十分くらい前に遡る。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

天津家当主としての旅立ちの転移を行った俺が降り立ったのは、某サバイバルアクションホラーゲームか、もしくはその映画版にでも出てきそうな研究所の一室だった。

次に、大気中に魔力素があるのを感じられた事から、どうやら魔法が存在する可能性の高い世界に無事転移出来たという事が判った。

どうやら無事に当たりを引いたらしい……。それだけで多少安心する。

もっとも……こんな場所に出たという事実から、そんな安心感もすぐに消え去ってしまったが。

ちらり、と壁際に並んでいるポッドの中身を見れば肉片が張り付いた骨格の様な物が。

壁には恐らくこの世界の文字で書かれているであろう書類と、裂かれた腹から機械を入れられている少女の写真がびっしりと……。

明らかにここはヤバい場所だ、早く出て行った方が身の為だと本能が叫ぶ。

――――カツン、カツン

と、その時。ドアの向こう側から金属の床にブーツの踵が当たる音が聞こえてきた。

すぐに思考を切り替え、隠れられそうな場所を探そうと部屋の中を見回し、ドア脇にあるロッカーに目を止める。大きさ的に問題は無いと判断するや否や、すぐに戸を開け中に入り込み隠れる。

直後、ドアが開く音が聞こえた。

注意深くスリットから覗くと白衣を着た男が二人、部屋の中に入ってきたのが見えた。

「ここも近いうち、管理局の連中に見つかるだろう。私達もそろそろ年貢の納め時かな」と白衣の片割れが、壁際の棚に資料を置きながら隣の白衣にそう言った。

不思議な事に、彼らの言葉は何故か俺には普通に聞こえた。どうやらこの世界では文字が違うだけで、それ以外は同じなのかもしれない。

そして管理局―――彼の言葉から察するに、この世界の司法機関か何かなのだろう。そして彼らはその組織に追われているとみて、やはりここは違法な研究所か何かなのだろう。

……こりゃ、早く出て行く前に此処を一回潰しておくべきかもしれん。

 

「まさか、此処の隠蔽は完璧。それに平均BランクからCランクの魔導師を警備部隊として雇っているんだ。いざという時は足止めとして使えば十分逃げ切れるさ」

 

話しかけられた方の男は肩を竦めながら、そう述べる。

どうやらこの世界では魔導師はランク付けされてるようで、今の言葉から察するにB~Cランク辺りはそこそこにやれる連中なのだろう。

 

「それよりどうだ? タイプゼロ達の様子は」

「あぁ、安定している。生体部分及び基礎フレームも良好、セカンドの方はIS(インヒューレントスキル)も問題無く機能しているし、順調だ」

 

……なんともまぁ、呆れた。そして確信もした。

あの写真にあったようにここは、生身の人間と機械の融合…サイボーグかなんかの研究施設のようだ。……魔法が存在し、尚且つそういった科学技術まで存在するとは……。どうやら只の当たりじゃ無く、偉くヤバいもんを引き当てたらしいな、俺は……。

 

 

 

 

 

 

それから2、3言ほど言葉を交わした男達は資料の整理や記録等が終わったのか、身を翻し部屋の外へ出て行った。

足音が完全に遠くなったのを確認した俺は、ロッカーから出て先程男達が置いていった資料を一枚、手に取ってそこにプリントされてある写真を見た。

生体ポッドらしきものに入ってる二人の少女……、確かタイプゼロといっていたか。

見た目からしてまだ4~6歳くらいに見える。

 

「……」

 

グシャリ、と手に取っていた資料を握り潰す。

そして左手に持っていたアタッシュケースを開き、中にあった十数枚の鍵と側面部に丸い窪みがある紅い銃を確認するや否や懐から『古龍の珠』を取り出し其処へハメ込み、そこまで動作を終え一呼吸。

…何やろうとしてるのかねぇ……俺。この写真の子達と自分に関係は無い、だからさっさと此処を出て一族の務めをやるべきだってのに……。

それとも、血が騒いでんのかな……こういった事を見過ごせない、お人好し過ぎる一族の血が。

そう考えているうちにどんどん作業は進んでいく。

腰のベルトに掛けてあったホルダーに差せるだけ鍵を差し込み、残った金色の鍵を古龍の珠をハメた紅い銃のグリップ下部にあるカギ穴に差し込む。

直後、金色の鍵は粒子となって銃を包み、『古龍の珠』が輝き紅い銃はその形を変えていき、各所に龍の意匠がついていく。

完全に形が変わり終えると、『古龍の珠』だった部分を点滅させながら音声を発し始めた

 

『初期起動完了……烈龍改め烈龍銃(レツリュウガン)、覚醒完了。登録開始……』

「マスター登録、天津司。……起きてすぐで悪いが、ちょいと力貸せ、烈龍銃」

『音声認証確認……ラジャーだ、マスター司』

 

登録を済ませ、『古龍の珠』(烈龍)から『烈龍銃』へと変化したそれを右手に、アタッシュケースを左手に持って俺はもう一度深呼吸をした。

今からやろうとしている事は、実行すれば今後この世界での厄介事に巻き込まれていく可能性が大だ。少なくとも、管理局という組織とやらに目を付けられるかもしれないだろう。

それを承知で、この件に関わろうとしている俺は相当な馬鹿でお人好しか。

 

「……ま、お人好しで上等。関わると決めたからには全力で…だしな」

 

それだけを呟き、俺は部屋の外へと出た。

さぁて、別世界での初仕事と参りましょうか。

 

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