紅蓮の魔弾銃士   作:赤い変態

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皆様、お久です
うん、見事に遅れまくりました(汗)
たぶん今後もこんな感じの亀更新になること確定です、ハイ(汗)


あと、キャラ設定やその他はもう少し先になってから公開する事にしました。
予定では無印編に突入する直前あたりです。
主人公の初変身も無印編まではお預けにします
(※決してロリッ子と戯れる時間をいっぱい書きたいという訳ではありません)

では、お話の方へどうぞ(汗)


Encounter

「さぁて、とりあえずアンタ方には――――っ」

 

喋り終える前に弾かれるように立っていたところから飛び退いた。

直後、避けた身があった場所に数発の魔力弾が直撃する。

やれやれ、せっかちだなぁ。せめてリアクションの一つや二つくれても良いだろうに。

しかし、改めて見ると、やたら筋肉筋肉した連中だ。ヒョロヒョロな俺と違って、ご立派な筋肉をお持ちのようで……なんと羨ましい事か。

内心羨ましいと思いながら、次々と此方に向かって放たれる魔力弾と足下に展開されていく捕縛魔法を避けながら壁沿いに室内を走り回る。

 

「やれやれ。不意打ちした俺が言えた義理じゃないが、こういう時は普通、言い切るまで待つのがお約束でしょうが」

『それが通じるのは日曜朝のTV番組の中だけだがな――――次、来るぞ』

 

違いない、と言いつつ直撃コースの魔力弾を、ケースを持つ左手に炎を纏わせる事で防ぐ。当たった瞬間、左手に一瞬だけ痺れが走った事に顔を顰めるもそのまま弾丸は燃え尽きる。

スタン系、しかも一瞬とはいえ俺の炎を突破して痺れを与えてくるたぁ、どうやら多少は出来るらしい。他の光弾も同じなのかどうなのかは色が鮮やか過ぎて分からないが、今みたいにスタンを混ぜて撃たれたら下手に防御する訳にもいかんか……。

ならば、と。ケースを放り投げて飛び交う光弾の雨を掻い潜り、一番手前に居た男の懐に潜り込むと同時に杖を叩き落とし、すかさず鳩尾に烈龍の魔力弾を叩き込み炎上。ダウンさせる。

これで二人。しかし勝利の満足を堪能する暇などある筈も無く、

 

『後方二人、撃ちこんでくるぞ』

「あいよ」

 

烈龍の声に応じ、左腕へ身体強化の術を掛けて今倒したばかりである男を掴み上げそのまま腕を背後に回し盾にする。

しかしそれを見て二人の魔導師達は慌てて魔力弾の軌道を変え、俺と肉壁に当たることなく天井へと直撃する。なるほど、こんな所で働いてる割に仲間意識はちゃんとあるらしい。等と考えながら、気絶している男をその二人組目掛けて、

 

「行ってぇ……らっしゃい!!」

 

身体強化による腕力に物を言わせ全力で放り投げた。体格の良さから考えて最低でも七十キロ近くはあるであろう男の体が燃え盛ったままえらい勢いで飛んでいく。そして投げた方向に向けて烈龍のトリガーを引き、放り投げた男に直撃させることでその勢いを上げさせる。

それを見て、最初は受け止める気だったのだろう二人組は即座に障壁を張るが、身体強化と烈龍の魔力弾によって勢いを強化された肉弾は障壁ごと二人を壁際まで吹き飛ばし、壁にぶつかると同時に盛大に粉塵を巻き上げる。

そこへ追い打ちを掛ける様に、再度烈龍のトリガーを引き五発ほど魔力弾を叩き込み完全に沈黙したことを確認すると、残った四人の魔導師と未だポッドの傍に棒立ちしている白衣に向き直る。

 

「さぁて、これで半分だな。もうちっとやるもんかと思ったが、期待し過ぎか」

『マスター、お前…結構やる事がエグイな』

「此処の連中がやってる事に比べりゃ億倍マシだと思うがな。……で、おたくらどうする? お仲間半分がおねんねしてるが、まだするか?」

 

脅しつけるように烈龍の銃口を突きつける。

無論、撃つ気はない。もし今撃ったら確実に連中の背後にあるポッドにある嬢ちゃん達に当たっちまう。出来る事ならさっさと降参してどっかに去ってくれればいいんだが……。

睨みつけるように連中の眼を見るが、どいつもこいつも怯えの色が見え始めているくせして体自体は構えを解いてない。

 

「……っ」

 

……参ったな。連中、やられる前にやっちまえな精神で、すっかりその気になって構えが解けずにいるみたいだ。

やけくそになって襲い掛かって来る奴ほど、対処が面倒くさい事この上ない。

さぁてどうしたものか、と対処法を考えていると、

パリンッ……、と。

天井にあった照明が軽い音を上げると同時に砕け散り、視界が暗転する。

一瞬、視界が暗転したことにより思考が停止しかける中、俺はそれを見た。

妙にゴテゴテした拳を構えながら俺の横をすり抜け、前方の魔導師に向かっていく桔梗色を。

 

「はぁっ!!」

 

ソレは手前にいた魔導師の顔面を蹴り上げ、すかさずその胴にゴテゴテした拳をアッパー気味に叩き込み天井まで打ち上げた。

俺を含め、全員がその魔導師を打ち上げたモノに目を向けた。

 

「時空管理局です。この施設は粗方制圧しました、大人しく投降しなさい!」

 

そこには、物騒なグローブを填めた拳と桔梗色の髪を持つ女性が気絶した魔導師を片手で受け止めていた。

正直、その姿からなんと場違いなと思ったが、その水色の双眸からは俺以上に場馴れしている様な雰囲気が感じられた。そして時空管理局と言っていたことから、どうやら連中が言ってた司法機関の様な所に所属しているのだろう。

まあとにかく、まだ味方かどうかは保留するがこの状況下での登場は何ともありがたい。

 

「そんな、一体何時の間に!? 監視の奴は何をやっているんだ!」

 

ポッドの横で残りの白衣が喚いているが、女性はそれに対し答える事も無く未だに杖を構えたままでいる魔導師三人に対し、拳を突出す。

と、その拳の先から光弾の様な物が飛び出し一番左にいた魔導師のすぐそばを通り過ぎると、背後の壁に大きな凹みを作った。

そして再び拳を構え、「次は当てる」とでも言ってそうな視線を投げかける。

おいおい、この世界の魔法はパンチでも出るのか。なんて言葉が出そうになるが視界の端に映ったモノを見て、俺は女性に対し叫んだ。

 

「斜め後ろ! 来るぞ!」

「――っ」

「くそがぁ、死に晒せぇ!!」

 

視界の端、先程俺が肉弾として放り投げた男がフラフラになりながらも無数の魔方陣を展開し、今にも膨大な魔力を放とうとする姿があった。くそ、タフなのは良いが今それを発揮されても困るっての!

烈龍のトリガーを引き、魔力弾を連射しながら復帰したばかりの魔導師に向かって駆け出す。しかし、弾は直撃することなく幾重にも重ねられた魔方陣に阻まれてしまう。

 

『間に合わん、来るぞ!』

 

烈龍の警告通り、魔導師が腕を振り下ろす動作と同時に各魔方陣からもはや砲撃ともいえる様な魔力の塊が放たれ始める。

咄嗟に左手で防御用の炎の障壁を張るが、砲撃の殆どは俺や桔梗色の髪の女性に向けて放たれず天井に向かって飛んでいき、直撃したところから罅が入り次々と天井が崩れていく。

 

「オイオイ、イタチの最後っ屁じゃあるまいし、無茶苦茶だろアイツ!」

『今ので確実に天井が抜けたな、崩れ落ちるのも時間の問題だ』

「野郎と一緒に圧死で死ぬのだけは勘弁だなオイ……ってちょっと待て!」

 

即座に俺はポッドの方に目を向けるが、そこにはポッドの中の嬢ちゃん達を残し、既に魔導師や白衣の連中の姿は無かった。まさかと思い、周囲を見回すと部屋の隅で倒れていたリーダー格の男を中心に倒れていた奴を抱え、魔方陣を展開する連中の姿があった。

オイオイ……まさか、転移して自分らだけ助かるつもりか?

それを見て女性は少し慌てた様子で連中に向かって駆けだす。

 

「ここを捨てる気……!? 逃がす訳にはいかない、待ちなさい!」

「待てと言われて待つ悪党何ぞこの世にゃいねえだろ…! くそっ、当たれよ……?!」

 

すぐに烈龍を構えて弾を打ち込み、女性もパンチからの光弾を放つが当たる前に連中の姿は光となって消え、俺達の攻撃も機材が並ぶだけの壁に穴を開けるだけに終わった。

そして今の衝撃がトリガーとなったのだろう、天井が本格的に崩れ始め上の階の機材も落ちてきた。

 

「っ、今のでもっと崩壊の時間が早やめたか! おいそこのアンタ!」

「な、何っ?」

「ちょっと手ぇ貸してくれ! 時間が無いから俺の事説明出来ねえがこのままじゃあポッドの中のちびっ子達がヤバい!」

 

ポッドの片方に駆け寄り、中にいる髪の長いちびっ子が傷つかないように丁寧にガラスを割って左腕で抱き抱える。真っ裸だがこの際贅沢は言えん。

それを見て女性は一瞬だけこちらを見据えるような素振りを見せるが、小さく頷き。

 

「……良いわ、その代り後で事情聴取させて貰うわよ、何で此処に居たか」

 

桔梗色の髪の女性も、残りのポッドに駆け寄って髪の短いちびっ子を助け出すが直後に部屋全体が揺れ頭上の天井が崩落し、大きさからして二百キロあっても可笑しくないであろう瓦礫が迫ってくる。

即座にその場から飛び退き、瓦礫はポッドだけを押し潰すだけに留まったが、もしあと少しでも遅れていたら自分も原型留めず潰れていたかもしれないと考えたら流石に肝が冷えた。

 

「危なかったわね……」

「だな。で、どうするよ? さっきの揺れから考えてこの施設自体そう長くは持たんだろ?」

「……私としてはまだ此処で調べたい事があったけど、今はそうも言ってられないわね……ちょっと待ってて」

 

そう言い、念話でも使ってるのか誰かと連絡するような素振りを見せ数秒、足下に魔方陣が展開されたかと思うと視界は一瞬で崩壊を始めている室内から、青色の空と廃墟だらけの街が視界いっぱいに広がる高台へと変わっていた。

転移して外へ出たか、と周りを見渡して危険が無い事を確認し、少し離れた場所に煙が上がっている廃ビルあるのが確認出来た。

恐らくあの廃ビルが先程まで自分達が居たであろう施設か。木を隠すなら森の中というが、廃墟に研究施設とは何ともお約束な展開だろうか。

 

とりあえず、やっと外に出られたのと戦闘という極度の緊張状態から解放された俺は「はぁ……」と溜息を吐きながら脱力するようにその場に座り込んだ。

そして自分が抱えていたちびっ子が裸だった事を思い出し、上着を脱いでそれで包ませる。

流石に昼間とはいえ、真っ裸のままだと風邪を引きかねないし。

気が付くと女性の方も制服の様な上着でもう片方のちびっ子を包み、こっちを見下ろしていた。

 

「暫くしたら突入していた他の人達が合流するわ。それまでここで待機、事情聴取はその後ね」

「やれやれ、ちびっ子預けたらってさっさとズラかろうと考えてたんだがなー」

『今すぐにじゃないだけマシだろう、とりあえず今は助かった事を喜べマスター』

 

それもそうかと苦笑しながら、腕の中で小さな寝息を立てている長髪のちびっ子に目を向ける。

まあ、今はこの小さな命を助けることが出来たことで良しとしておこう。

面倒事は、その後でいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ところでさっきから気になっていたのだけれど……君、名前は?」

「……まあ隠す程でも無いし、良いか別に。俺は司、天津司だ」

「ツカサ君、ね……。私はクイント・ナカジマ。時空管理局の捜査官よ」

 




さて、今後の予定ですが……ナカジマ家に居候するんかな(白目)
無印編に突入するまで今後はミッドチルダでロリと戯れながら魔法や文化調べたり、教会に訪れたり職も探さないといけない司ですが、温かい目で見守ってやってください(汗)


まあそれよりも、今後はもっと早めに挙げれるように努力せんといかんのですが…(汗)
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