あのある意味黒幕の浦原喜助の兄となり、
気づいたら。あの___四楓院夜一と許嫁になっていた。
そんな男の死神&日常生活。
俺は
普通の専門学生として自分の好きなことを仕事にしたくて
そろそろインターンや就職活動が始まるという時期に____
俺は死んだ。死んだ理由は覚えてない。ただただ病院で家族に見送られたことは覚えてる。事故か病気か……まぁこの際どうでもいい
気づいたら死後___というか小さな男の子に転生した。
前世とは面影もなく、名前も変わった。髪はミルクティー色だし、目は青色で。髪は母親譲り、目は父親譲り。
そして弟の名を聞いて頭にひとつの漫画が思い浮かんだ
弟の名は浦原喜助。
浦原……喜助??BLEACH……の?あの変な帽子の店主の??
俺は小学生の頃にBLEACHのアニメをちろっと見たりする程度だったけど、さすがに覚えてる。死神、尸魂界、浦原喜助。いやこれ間違いなくBLEACHの世界だ。
どうやら俺はBLEACHの世界に浦原喜助の兄として転生したらしい。
弟は俺と3歳ほど離れている。まぁ、死神にあんま年齢関係ないけども。
こんなんになるならもっと漫画とか読むべきだったなと後悔。
さすがに主人公とヒロインは覚えてるけど。俺の知識中途半端で__っと前世を少し後悔する。
でも、弟は可愛い。前世は兄弟いなかったから嬉しいわ。
弟は俺と同じ髪で、目は母親譲りの色素の薄い色を遺伝したようだ。
俺と似た猫っ毛で、兄サン、兄サンと付いてくるのは可愛い。もう可愛い。
俺の家、浦原家は上級貴族に位置する。
使用人は多いし、毎回お偉いさんが父上と話し込んでるのをよく見る。
そして家庭教師がついている。
霊圧制御の稽古、剣術の稽古、歴史、そして一般的な教養、芸やマナーなど。本当に幼子にやらせていいものなのか?ってぐらい詰め込んである。
「維助兄サン。またサボったんスか」
「だって、だるいもん」
また怒られるッスよ?っとため息を吐く喜助。
俺と喜助は人間でいう13と10程に成長した。
俺は詰め込んだ教育に耐えきれずサボり魔として興味のない稽古は全てバックれるという問題児に成長している
「まぁ……維助は馬力はあるのにねぇ」
っと、頬に手を添えた母上が困ったように眉を下げてた。申し訳ない。
三味線の稽古はいいけど、横笛は嫌だとか。
体術はいいけど剣術はめんどいとか。選り好みしてる俺に困ってるようだ。
弟と言えば上がちゃらんぽらん下がしっかり効果が本当なのかは知らないけど、苦手分野はあれどちゃんと授業を受けてちゃんと結果を出してる。
喜助は興味あることはとことんやり尽くすタイプで、少し疑問に思ったことがあれば3日書斎に籠って調べたり研究したりとクリエーター気質だった。
まぁ、俺も俺でガラクタ集めてくっつけてロボット作ったり、機械作って配線ミスって爆発させたりと好き勝手してるんだけどね。
そして俺の家、さっきも言ったけど上級貴族なんだけど。
なにやらあの四大貴族の四楓院家と親しい関係らしい。
祖父、曽祖父よりも前からの付き合いらしく___
俺らも大きくなったし、粗相しないだろうと正式に四楓院家の集まりに参加することになった。
「うわぁ……喜助みろよ、人多いな。死神も多いし」
「維助兄サン。あんまりジロジロみると失礼ッスよ。」
四楓院家はすげー貴族なだけあって、護衛の死神や他の家柄のお偉いさんたちが集まっていた。
よく話聞いてなかったけど、なんか14歳になった四楓院の姫さんの成人祝いだとか。
なんだっけ、名前……
「夜一様ッスよ、四楓院夜一様。ちゃんとご挨拶する時無礼のないようにするんスよ?いつも使用人と話すみたいに、可愛いとか綺麗ッスね〜なんて言った日には父上に殺されますからね?」
っと念押しされた。さすがに分かってるって。
父上に呼ばれて2人で寄るとそこには、褐色の肌の女の子とスラリとしたイケメン男性。
「この子が維助、こっちが喜助。俺の可愛い息子らです」
っと父がそれぞれ俺ら頭に手を乗せて、紹介する
「浦原維助です。」
「浦原喜助です。初めまして
男の人は夕寝、女の子の父親らしい。
うーん夜一……夜一なんか聞いたことあんだよな……。
それに見た事あるような……引っかかるということはまぁBLEACH関連で出てくる人なんだろうな。
「それで、この前の話なんですけど、どうでしょ?」
っと父上、何の話だ?っと喜助と目が合ってお互い首を傾げる
「はは、
っと何故か俺を見て何やら品定めしてるようだ。則祐とは俺の父上の名である。
「よいよい、
「はは、こんな美人な子を貰えるだなんて良かったな維助」
……ん?本当に何の話だ???
本当に何がなにやら分からないまま、後は大人の話してるからどこか行ってなさいと開放された俺ら。
「え、喜助、さっきのなんの話だった?」
「縁談ッスよ縁談。つまり維助兄サンと夜一様が許嫁になるんスよ」
って呆れたように俺を見る。え、そんな話だったの?
「えぇ?いきなりじゃね?」
「貴族はそんなもんス」っと本当に10歳か?こいつ、
実は身体は子供頭脳は大人の名探偵だったりしないか??
暇なので庭に来た俺ら。
四楓院家はバカ広いな。大きな池、俺の家の倍あるぞ?
しかも高価な立派な鯉が泳いでやがる。
俺も育てたいな鯉。
なんて池を覗いてると、チョイチョイっと裾を引っ張られる
「んだよ、喜助」
っと振り向くと、遠くからこちらに向かって、
あの女の子。夜一、あー夜一様が歩いてきてた。
目の前まで来ると、何故かムスッとしてる彼女
「お主、維助と言ったな?」
「あぁ、はい」
横から兄サン!っと俺の態度が悪いらしくそう注意された。
「お主との縁談、儂と主の親が決めた話。じゃが儂はそちに嫁ぐつもりは無い!」
っと宣言した彼女
「はぁ……」
「儂は四楓院家、初の女当主になるんじゃ!女が当主などできぬなどという常識を儂が塗り替える!!なので、主も立場上縁談は断れないであろうが、表向きには保留って事にしておいてほしい」
「はぁ……わかりました」
何かすごいな、幼いながらに強い意気込みを感じる。
「じゃが、せっかくの縁じゃ、その……儂と友達になってはくれぬか?」
っとさっきの威勢はどこへやら。モジモジしだした。
うん、俺は子供趣味じゃないけど。可愛いな、
「俺も急な縁談でちぃと戸惑ってたとこなんスよ、友達なら〜ぜひっ。グハッいった、なにすんだよ喜助」
いきなり横腹小突かれたと思ったら
「敬語!」っと怒られた。細かいなぁ
「よいよい、儂は堅苦しいのは苦手でな、そのような態度でよい。維助のような者は初めてじゃ!」っと楽しそうだ
「まぁ、そういうことなら」っと、納得したような喜助。
「改めて、俺は維助。こっちは弟の喜助だ。弟共々よろしく」
「あぁ、儂は四楓院夜一。よろしく頼む」
「よろしく夜一さん」
これが俺と夜一の出会いだった。
_______________
それからたまに遊んだり稽古したりと仲良くして
人間で言うところの俺が15、喜助が12となり、俺が成人した。
「維助兄サン。元服の日ぐらいきちんとしてもらわないと」
元服とは成人の儀の話である。
長々しいものに飽きて俺は抜け出してきたんだが、さすが俺の弟。一瞬で見付かって捕まえられた。
「喜助は死神になるのか?」
「なんスか急に、そうッスねぇ〜鬼道衆でもいいんスけど、維助兄サンもスよね?」
「まぁ、可愛い子と出会いあるし。金も貰えるだろ?」
「はぁ、全く……維助兄サンはもう成人、いいっスか?その女にだらしない生活いい加減改めましょ?兄サンのせいでもう何人使用人入れ替わってると思ってんスか」
「いやぁ、だって可愛い子多いんだもん、そりゃちょっかいかけないわけなくない?お前も男ならわかるだろ?」
「興味ないっス」
っとバッサリ。
俺は両親が中々の美形なのもあり。ミルクティー色の髪に淡い青色の瞳。
そして美形に上級貴族。
15となって普通に人間で言う高校生ぐらいに成長した俺はまぁモテるモテる。色男の優男として人気だった。自分で言うけど事実である。
いや、遊ばないわけないよね!!
弟といえば、イケメンでしっかり美青年なのに、身嗜みは適当で女には全然興味無し。あっても遊ぼうなんて考えにはならないタイプ。
可愛い使用人が世話役なんかになって、一人口説いて遊んでみたいの繰り返したら。他の使用人からの嫌がらせやら何やらで消えてく人多数、続かないんだよなぁ。
「えっ、夜一さんと一緒に真央霊術院に入学?」
「あぁ、もうお前も成人したし、通うといい。
喜助とガラクタいじってたら突然来た父上にそう告げられた。
「急だな、
「お前なら落ちることないだろう?やる気はないけど、才能はある。いやありすぎる。霊圧ももう既に隊長格はあるだろう?」
「いやそれは大袈裟。あ、ならついでに喜助も入学させようよ」
「ついでって……」っとジトーっとこっちをみてくる喜助
「ほら、喜助兄さんと離れて寂しいだろうし?ほら、一緒に入学しちゃった方が楽だよ、成人してから〜ってか規則もないし。どう?父上」
「いや、ボクは別に「そうだな!そうしよう、喜助も受けなさい」えぇ」
っと半ば無理やり、俺らは突然ではあるけど試験を受けることになった。
2ヶ月とはあっという間で、まぁ試験は余裕。
元々一般教育+αで色々仕込まれてたのもあって、余裕で合格した。
ちなみに夜一さんは試験にはいなかった、もうなんか決まってたらしい。推薦?AO的な?
喜助と俺でそれぞれの項目の首席争いをする感じになった。
座学は全体的に負けたけど、剣術、体術系は俺の圧勝。喜助は鬼道がめちゃくちゃ得意だな。俺は普通。
そのうち浅打という死神が使う斬魄刀の元となる刀を貰って、
斬術の訓練も入ってくるようになるらしい。
まぁ、大丈夫っしょ。