浦原喜助の兄に転生して夜一の許嫁にされた俺の話   作:ちーむ

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藍染と闘うことになった話

 

非番の日。

 

八代の駄菓子屋を定期的に開いてる場所に来た。

すると待ってた藍染はいつもより浅い笠を被っていて顔が丸見えだった。

 

「やはり、僕を見ても驚かない。僕の正体に気づいていたんだね?それも最初から」

 

っとニッコリ

 

「あー……まぁ」

 

っと歯切れの悪い返事をする俺に。

商売道具をそんなに簡単に説明はしないか。と言った

なんか俺の機械で正体暴いたみたいになってるけど。

違うんだよなぁ……

 

まぁわざわざ説明してやるぎりもない

 

「んで、何?また特注品?それなら昨日紙で「違うよ」」

途中で否定される

 

いやマジで何用だ?俺機械作る以外に何も出来ないし。

もしかして消しに来た……?

っと少し警戒を見せた俺を見て察したのか両手をあげる藍染

 

「消しに来たんじゃない。君は……浦原維助に聞きたいことと少し頼みがあってね」

 

「……聞きたいこと?」

 

「君はどうして出世をおくらせているんだい?」

 

「……」

んでその話が出るんだと俺は頭を搔く

続けて話す藍染

 

「君は院では引退した死神も現役の死神をも舌を巻く尸魂界一の剣術使いと聞いたよ。なんでも

 

()()()()()()()()()()()()()()()とか」

 

んでそんな話が回ってるんだ。京楽隊長自分で話したな……??

話すか普通。自分が院生に負けたなんて。

いや……違うかも。この人ならどこからかで情報を得てもおかしくない。

というか見てた可能性すら出てきそう。

 

「始解も、卍解も使わない……。何か理由でも?」

 

うん、卍解の話知ってるなら、見てたなこの人。

もしかして元々唾つけてて……

商売始めた俺に初めまして風を装って接触してきたのか……?

 

「はぁ……最初から見てて他所から聞いた風に言うのやめてもらっても?

始解も卍解も使わない方が強いから使わない。

出世おくらせてるのは下か中間で適当にやってるのが楽だから」

 

それっぽい理由を付け足しては見るも

 

「嘘はもういいさ。その無理やりに押えてる霊圧も、

始解も卍解も全て()()()()()

使わない方が強いだなんてそんなわけないだろう?」

 

もしかして……

 

藍染はストーカーだった……?

 

いやガチめに怖いんだけど鳥肌立ったんだけど?

なんで卍解の能力分かるの?ハッたり?

違うよね?なに?怖い怖い怖い怖い!!

 

もう隠せそうにもないので。

「出世を遅らせてる理由だっけ?それはある人を隊長にしたいから。

それに適当にやってるのが楽なのは本当。」

 

「四楓院夜一四楓院家の令嬢、二番隊隊長の四楓院夕寝の実の娘で君とは同期で許嫁の関係だったね」

 

はぁーそこまで調べたの?もしかして俺が漫画読んでないから知らないだけで、藍染は相当なストーカー気質の変態だった……?

 

なんだっけ……鏡花水月だっけ?めっさかっこいい名前のやつ。

あれ見なきゃいいことは覚えてるけど、見たことないし近くの人間に成り代わってたみたいのは無いはず……多分。

 

まじでがっちり読んどけばよかった……パラ読みだからあんまし覚えてないしアニメなんて流し見だよ……。

 

黙ってる俺に、無言は肯定と見なすよと言われた。

 

「まあ、その通りだけど。別にあんたみたいに何か悪いこと考えてるとかじゃないから」

 

なんてつい、口を滑らせてしまった。

けど、驚いた様子は見えない。それも予想のうちなのだろうか

 

「んで、聞きたいことは答えた。次お願いって何?」

 

「僕と戦って欲しい」

 

「…………は?」

 

 

_____________

 

俺は簡易的な空間凍結の機械を4カ所に設置する。

流石に流魂街の住人がいるので78区画ぐらいまで離して

誰も近くに居ない場所まで来た。

 

「ほう、空間凍結」

 

「そ、戦ったら被害出るし、もし霊圧が漏れ出てもしたら瀞霊廷側にバレるかもだし、痕跡を消せるけど念には念を……ね。

外からは誰も入って来れないよ」

 

4カ所に設置すれば空間凍結の結界が作動し、

霊圧が漏れてほかの魂魄に影響を及ぼす事も邪魔が入ることもないし、

特性なので霊圧の痕跡も残すこともない。

俺はマントを脱いで木に引っ掛けると藍染も笠を取った

 

________

 

「戦う?何バカを」

 

「馬鹿じゃないさ……君の剣術の腕を見込んでの話だ」

 

_________

 

っと言われて、この装置を設置する羽目になった。

 

「ルールを決めよう、斬術……始解をしての戦いはなし。

白打はあり。鬼道どうせ俺使えねえからなんでもいいよ。」

 

っと斬魄刀を抜いていつでもどうぞというアピールをする

 

「そうか、斬魄刀の能力ではなくただの力での戦いを……

舐められているのかな」

 

「舐めてはないよ。その方が相手の実力も分かるってもんさ」

 

「いいだろう」

 

藍染も刀を抜いた。

 

合図は分からない、ほぼ同時とも言っていい程に俺ら2人は地面から足を離していた。

藍染が上段から振り落とす刀を下から弾き腹に向かって蹴りを飛ばすが身体を後ろに曲げて避けられる。

 

反射いいなこいつ。

 

何度か刀を合わすうちに様子見から本気になっていくのがわかる。

 

「抜刀術は見せてはくれないのかな」

 

「鞘に収める隙を与えないくせに?」

 

鬼道も惜しみなく使ってくる。

雷吼炮、鎖条鎖縛、

 

「縛道の六十二 百歩欄刊(ひゃっぽらんかん)

 

光の捕縛する光の棒が無数に飛んでくるが……

 

「ほう……全て斬るとは。避けると思ったが」

 

避けることを見越してなにかする予定だったらしい。甘いな

喜助にどれだけ鬼道ぶち込まれたと思ってんだ。

 

「そら!!連続技の出しすぎで隙ができてるぞ!」

 

黄火閃を飛ばしてきた瞬間避けその光に紛れて

俺は藍染の後ろから刀を振るう

 

「わざと隙を作ったのさ」

「知ってるよ、よく喜助も使う」

 

「!!」

藍染が避けた先には俺。

喜助がよくわざと隙をみせ俺を誘導する技。

 

回し蹴りをすると、咄嗟に防ぐが勢いに負け藍染が吹き飛ぶ

 

「ほう、力も相当なものだ」

 

「ありゃやりすぎちゃった?」

 

「いいや、そんなことは無いさ」

 

土煙の中ふらりと立ち上がった藍染は口元の血を拭う。

そのうち鍔迫り合いになる。

なにか藍染の表情は少しずつ変化し、

焦るのでも無い、恐怖でもない

 

なぜか____楽しそうに笑っている。

 

俺もきっと同じ表情をしているかもしれない。

手を抜いているとはいえここまで俺と刀を交わせる人はどれだけいたのだろうか。

俺の行動を知り尽くし錯誤を繰り返す喜助以来ではないか。

 

だが、勝負は直ぐに終わった

 

一瞬、一瞬の隙で居合の型に入り__

パキッ__っと音を立てて

藍染の刀が折れ刀身が地面に刺さる

俺は藍染の首筋に刀を添えた

 

「参った」

 

その言葉で斬魄刀を鞘に収める

 

「まさか僕が負けるなんて……ね」

 

彼はまだ笑ったままだ

折れた刀身を拾って物珍しそうに見ている

 

「まだまだ余力もあるとみた。これが敗北……か」

 

彼はそのまま笠を被り踵を返した,

本当に戦いに来ただけなのか。

 

「まてよ、藍染」

 

振り向いた藍染に近寄り、肩に手を置く

 

「よし、飯くいにいこう」

 

 

 

「……は?」

 

 

_______________

 

 

「へぇ、藍染五番隊七席なんだ」

 

「あぁ、そうだよ」

 

最初はなんで君と……?と言われたけど、負けたんだから文句ないだろって言ったら渋々着いてきた。

 

ここは個室の居酒屋。

浦原家とか貴族がよく使うお高い居酒屋だ。

酒を飲んで刺身を食ってる俺に対してそんな箸が進んでないようの藍染。

 

「俺は九〜この前上がった。お前こそすぐ上がれるだろ?なんで上がんないんだよ」

 

「僕も早々に上がると面倒なんでね……()()()に目をつけられているし」

 

へぇーっと言ってサーモンを食べる。あ、美味しいわこれ

 

「聞かないのかい?僕が何をしようとしてるのか、目的を」

 

「興味無いね、俺に関係しないなら。俺()に迷惑かけないなら好きにすればいいさ。話したいなら話してもいいけど」

 

「ふ、君の剣の腕も技術者としての腕も買っている、迷惑はかけないようにするとするさ」

 

「どうだか」

そういえば藍染の目的ってなんだったかな〜。

多分全く記憶にないということはその時の漫画読んでないんだろうな俺。

 

「まぁ、金と血判契約さえ貰えればある程度作ってやるよ」

 

「あぁ、それはもちろんこれからも頼むつもりさ」

 

「にしても、ある人って誰?お前みたいな猫かぶりを見抜けるってすごい人なんだな」

 

答えないと思っていたが、すんなりと答えてくれた

 

()()()()知らないかい?今は五番隊副隊長をしている男だ。」

 

「へーしらなーい」

聞いたこと……あるようなないような……見ればわかるかも。

 

「君は人にあまり関心がないんだね。それなのに何故僕を食事に誘ったのかな。大切な話がある訳でもないだろうに」

 

「え?そりゃ戦って動いたら腹すくじゃん。1人より2人、人と飯食った方が美味いだろ。それに人に対して無関心なわけじゃないさ」

 

「そんな感情によって味が変わると思ってるのかい?君程の人が本当に」

「いやいや、気持ちの問題って大事よ、絶望に打ちひしがれながら食べる飯って絶対味感じないじゃん」

 

「はぁ……」っとよく分からないという返事。

 

「あんたは俺を信用してないかもだけど、仲間になるわけじゃないから裏切るとかそういうんはなしだ。

 

つまりは俺と友人関係になろう

 

するとこめかみを抑える藍染

 

「君はよく突拍子もないとか、よく分からないとか予想できないだとか言われたことはあるかい?」

 

「んーあるね、喜助によく、ほらよく言うだろ馬鹿と天才は紙一重だって」

「君は今馬鹿だけどね」

「おいこらそんなストレートに言うことあるかよ」

 

俺はビールを一気飲みしてジョッキをゴンッと机に置いた

 

「あンンンなに楽しい戦いは久しぶりだっんだ!これからもたまに剣を合わせよう。お前も楽しそうだっし、飯も美味くなるしいいだろう?」

 

「まぁ……戦いであんなに楽しかったのは初めてかもしれない。それは肯定しよう。食事に関してはよく分からないな」

 

「なんだよ、お前寂しいやつだなぁ……大丈夫!これからも飯誘ってやるから!」

 

「はぁ……」

そう肩を叩く俺に対してため息をはいた

 

 

 

 

新たな友人を手に入れた

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