男勝りな夜一さん、たまに稽古やらなにやらで仲良くなったって話はしたと思う。
そんな夜一さんと出会ってかれこれもう数十年
彼女は人間でいう16程になりどんどん身体が成長し、普通の女性のようになって行った。
女の子大好きな俺だけど、夜一さんが男勝りな性格なせいか絡みすぎて慣れたのか。
全然そう言う欲はわかず。
好きと言っても全く恋愛的な意味は持たないし。
相手も全くない。まぁ仲良い異性、親友みたいな関係だ。
喜助とも仲良くしてくれてるし、いい人だとは思う。
「どうじゃ、維助、喜助。調子は」
「まぁまぁっスねー」「まぁーまぁーだなぁ」
「全くお主らはそっくりじゃの」
「維助兄さんと一緒にしないで欲しいんスけど」
「おいこらまて、喜助どういう事だ」
最近喜助が反抗期かもしれない。
それより、調子というのは浅打、斬魄刀との対話で喜助は順調、俺も順調に対話してなんとかそろそろ始解できそうな段階まで行ってる。
斬魄刀の能力何かなー楽しみ
「あ、それより維助兄サン、次の休み部屋片しに行くんで」
「あー頼むわ」
「まてまてまて、維助。喜助に部屋を片付けさせておるのか??」
っと驚いた表情。
「いや、俺からは頼んでねぇよ??なんかこの前。俺の部屋見て掃除し始めてさ、ゴミ屋敷っスか??なんてすごい剣幕で言うもんだから」
「いや、ボクも人のこと言えない部屋なんスけど兄サンのはもう、散らかってるとかそういう次元じゃないんス。寝る場所ないんスよ??」
「実家は全部使用人がやってたからなぁ〜」
後でやろう後でやろうってやってたら、本は出しっぱなし、
機械類は放置、ガラクタ部品は床に散らばり大惨事だ。
「適当さは相変わらずじゃの……」
するとそこへ
「あ、維助さーん!またお昼作りに行きますね〜♡」
「ありがとう〜」っとすれ違ってそう言った女の子に手を振る
そして別の女の子も来て
「維助さん、これこの前部屋に忘れてったやつ」
「あーそうだった、わざわざありがとうな」
「いえっ!いいんですよ」
なんて顔を赤くした可愛い子から俺が忘れてった上着を受け取る
「なんじゃ、お主入学して日が経っておらんのに友が多いの?」
っと、去っていく女の子の後ろを見ながら首を傾げる夜一さん
「そうなんだよねぇ〜交友関係が広いと色々助かるからいいよ」
「ふむ、儂もお主を見習わないとな」
「いや、兄サンのは真似しない方が……」
まぁ夜一さんは遊びとかしないタイプなのであの女の子達が俺に恋愛的な好意を持ってるとかは考えてはいないらしい。
普通に友達多いやつ認識である。そして喜助余計なことを言うな
喜助を小突いて黙らせる
話は変わるが俺ら3人は特進学級
試験において優秀な成績を収めたものは特進クラスである一組に集められていて
入試試験は俺ら兄弟で争ってたけど、普通の院の成績では3人が争い合うというかたちになっている 。
座学は喜助に勝てないんですけどね〜。
夜一さんといえば、「拳(白打)」「走(歩法)」が得意らしく、白打は俺の方が勝ってるけど瞬歩は負ける。
「怪力女」
なんて零すと
「なんじゃと?もういっぺん言ってみろ、ん???」
っと〆あげられた
「うそ、しまってる!首首!!ごめんつい心の声が出ただけだから!!」
って言ったらヒートアップした夜一さんに意識落とされかけた
「はぁ……擁護できないっス」
俺は「拳」と「斬」を得意とし、あんなに家庭教師でめんどくさかったのに、今では斬魄刀を手にしてから特技と言えるぐらいまでに成長していた。
得意なのは抜刀術。一歩も動いてないように見える早業で切りつける。
そして元の鞘に戻す。喜助でさえ刀身が見えないと言わせるほどにまで俺は極め抜いた。
いやこれ男のロマンでしょ。
白打は男だからか怪力女と夜一さんをバカにしながらも俺の方が強い。
さすがに女の子相手に殴りつけるのは躊躇してしまうので男女別にしてくんないかな。
__________
そして研究熱心気質の喜助はというと、霊子分析して新たな鬼道を作ったり、論文書き上げたりとなんかガチ研究者ぽい。
俺はと言うと喜助が考え作った仕様書通りに機械を作る役目を担っている。
なかなかどうしてこれが楽しい、喜助も作りがいのある仕様を細かく作ってくるもんで、試作品作っては兄弟で試して、たまに大爆発起こしてなんか楽しくやっている。
そして次の休み喜助が部屋を掃除しに来たついでにまたメカ作り。
「あの、鋼を手で曲げるのどうなんスか」
っと呆れたように言う喜助
「え?なんで?」
俺の手元には鍛え上げた
機械作るのに必要なんだ。
「いや、金槌あるでしょ。」
「いや、隣に迷惑じゃん」
「嫌だからって手で曲げて、鋼鉄ワイヤー引きちぎって手で捻りあげるとか……原始人じゃないんだから道具使いましょうよ道具」
「いや、道具ぐらいつかうわ、バカにしてんのか。長さとかちゃんと測る測り使ってるし、重さもさ。」
「いや、そういう道具じゃなくて……ってかなんで鋼鉄なはずの金属素手で曲げれるんスか?なんかこっちからみるとアルミみたいに見えるんスけど」
「なわけないだろ、ほら硬いぞ」
ゴンゴンっと叩いて硬さを確かめてみせる、あ、ちょっと凹んだ
いやでも、金槌まじうるさくて最初となりに注意されたもん。
だから手で曲げて手で引き裂いて、ってやってる
あと、ワイヤーペンチでやるとたまにどっか細かいの飛んでっちゃうんだよね。それ足に刺さるとまじ痛いから。ほんと。
だから手で引きちぎってる。普通に粘土ちぎるみたいにできるからペンチ要らん。
なんか天を仰ぎ始めた喜助。悩みあるなら聞くぞ
「女の子が足りないんだよ女の子」
「は?何がどうなってそんな話になったんスか?」
ガチトーンのは?でお兄ちゃん心に傷入った
「いや、喜助さ〜俺に顔似てるんだし、まぁ俺の方がかっこいいけどな??ちょっと身だしなみ整えろよ、なんだよそのボサボサ。」
「いや、わざわざ兄サンの部屋行くぐらいで髪整えませんて」
「そんなこと言って次は外出るぐらいだし、とか学校行くぐらいで〜なんて言って一生整えないんだよ」
「まぁ、それは……」
なんて口篭る、
「あ、ほら出来たぞ。さすがに素材がな、重いけど耐久性は保証するよ。」
なんか特殊な霊子に耐えてそれを分析する機械を作って欲しいみたいな依頼で、さっさと作ったものだ。
「いや、耐久性って……さっきグネグネ曲げてるの見て信用ならないんスけど。」
「大丈夫、大丈夫。感想は使ってからな」
「また爆発しませんよね?」
「あー……」
っと言った俺にさっさとその場で機械を動かし始める、おいこら俺の部屋で爆発したらどーすんだ
って思ったけど成功したようで
「さすがっスね兄サン」っと喜んだ表情。
「はいはい。じゃまた後でメンテナンスしに行くから」
喜助の部屋にある機械道具類はほとんど俺が作ったもので、俺が定期的にメンテナンスして確認している。まぁ喜助の研究の手助けになるならって事で無償にしている。楽しいし、喜んでくれるしね
次はドローンとか作ってみようかな。流魂街の被害とか多いし、死神の手の回らないところの監視なんか出来たらいいものになりそう。
喜助に相談したら仕様は考えてくれるだろうし。
まぁ今は材料資材が足りないから、死神になってお金沢山持ってからになるかな……ふは楽しみ。
「んじゃ俺湯浴みしたら出かけてくるから」
「まーた女性と
「いや、夜一さん俺に男としての興味ないじゃん。」
「いや、それはそうとも言えないんじゃないっスか?」
「今日は、なにちゃんだっけなー、名前忘れたけど可愛い子なんだよ〜」
話聞いてないし、なんてため息はいた喜助。そんなにため息吐くと幸せ逃げるけど。
湯浴みして服をビシッと着替えた俺。
いやさすがに制服はないわ、ダサいし
__________
「えっと、また遊んでくれる?かな」
っとモジモジした可愛い子。ふわふわした黒髪にクリンっとしたおめ目。うん可愛い。
「当たり前だよ〜また遊ぼ。でも俺帰りたくないな……」
「えっ。」
っと顔が赤いまま俺の方を見上げる
「これから飲みに行かない?もう少し話したいな。どう?」
そしてコクンっと頷く女の子____。
__イケメンは全てを解決させると言っても過言では無い。
ギャルゲーか?これは天国か?って感じ。
まぁその後普通に、まぁ寝て__、疲れて眠った子のそばに置き手紙してさっさと帰ってる所だ。
リピはないかな〜なんかヤンデレぽい。途中怖かった
「なんじゃ維助、今から帰りか?ん?」
っと声が聞こえたと思ったら、塀の屋根の上に真っ黒な装束を着た夜一さんが立っていた。
隠密機動の任務の帰りらしい。隠密機動っと言っても家業の手伝い程度でまだ、正式なものでは無いらしいけど
「こんばんは夜一さん。任務すか〜お疲れ様〜」
「あぁ、今日は大分手こずっての。こんなに時間がかかるとは思っとらんかったわ」
っとぐるぐる肩をまわしてる夜一さん
隠密機動の任務に院と忙しい人だな。
ふわりと塀から降り立ち隣にならんで寮へ向う俺ら
「のう、維助、なぜ白打の授業の場で儂に手加減をする?」
なんで突然言い出した。なんか気づいていたらしい
おれはこめかみをポリポリかいて正直に言うことにした。
「怪我させたくないから」
「……??怪我ぐらい、何度もしとるわ今更怪我がなんだと言うんじゃ?」
っと首を傾げる
「いや……夜一さんに怪我して欲しくないんだよ。
女の子だからって言われるの嫌いかもだけど。なんか自然に手加減しちゃうんだよね、ごめん。
でも俺特に夜一さんは大切だし俺のせいで痛がってる姿とか見たくないんだ」
舐めとるのか!!なんて怒られると思ったが
「そ、そうか……お、お主なりの気遣いだったんじゃな。えっと、その礼を言うぞ維助。」
っと顔を赤くして視線をそらされた。
なんで照れるんだ??
まぁ夜一さんはこうやって面とむかって言ってくれる人居ないからな。
「ごめんな、許して欲しい。ほら女子寮ついたぞ」
「いつのまに……」
って着いてることすら気づいてなかったのか。
「じゃ、おやすみ夜一さん」
「あぁ、おやすみ維助」