浦原喜助の兄に転生して夜一の許嫁にされた俺の話   作:ちーむ

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共同作業の話

 

「紫流はどんな感じ?」

 

「うーん……魂魄に霊刀が寄生してますね。根が張ってると言えばわかりやすいッスかね……無理に引き剥がそうとすれば魂魄が傷つきますし、恐らく無理でしょう」

 

っと、pcに資料まとめてる喜助

惣右介の言った通りだったな。

 

「さて__喜助久しぶりに共同作業といこうじゃん」

 

 

「懐かしいッスね」

 

ふっと、帽子を深く被って笑を零した喜助。

やっぱりお前の方が胡散臭いよ

 

───────────

 

「ん……ここは?」

 

「あっ、おきたー?紫流おはよん」

 

「あれ……お師匠さん?」

目を擦りながら起き上がる紫流

 

「あれ……お師匠がふたり……」

ぽやーっと俺らを見てそういった。

寝ぼけてんなっと言ってデコピンすると

 

イッタァァ!!お師匠さん!なにすんだよ」

っとおでこを抑えて涙目に

 

紫流の髪色は白のままだけど、それ以外は大丈夫そうだ。

 

制御装置大丈夫そうだね」

 

「そうッスね〜」

 

???っと頭の上にハテナを浮かべてる紫流に説明

 

 

 

「つまり俺の魂魄に制御装置を埋め込んだ……?」

 

「そっ!魂魄の維持と安定。つまり感情をむき出しにしても霊刀に飲まれないようにしたわけ!喜助が原理と仕様を考えて俺が作った。」

 

っというと自分の胸に手を添えてふぅーんっと言った実感無いんだろうな

 

「藍染隊長に呼ばれたのは知ってるけど、あとは全然記憶が無い。俺死神でも虚でもないの?」

 

っと言うと喜助が口を開く

 

()()()()()()()といいうより()()()()()()()の存在と、言ったほうがいいっスかね。ただの虚化だけでは話が済まないほどに__普通なら魂魄が耐えきれず消滅してもおかしくないんスけど……まぁ膨大な霊圧量とその耐久性はさすがは四大貴族ッスかね。崩玉の虚化ではなく、霊刀が宿り主の意志を尊重した結果、魂魄自体が虚と死神の境界を破り混ざりあう魂魄に進化した__って感じですかね」

ざっくり簡単に説明したんスけど。っと笑う喜助

 

「まだまだ未解明なことがあるので朽木サンの為に色々定期的に調べさせてもらいますよん。大丈夫大丈夫アタシ涅サンと違ってバラバラにせずとも調べられますんで」

 

「バラッ……!?つまり崩玉とやらも霊刀とやらも……あんたら浦原兄弟が一枚噛んでるってことか?」

 

俺と喜助は顔を見合せた

 

「「そー/だな/ッスね」」

 

「あんたら刺されても知らねぇからな!?」

っと怒り出す。

 

「大丈夫大丈夫、刺される前に殺すから〜」

「そういう問題じゃねぇ!つーか俺尸魂界帰れんのかよ」

 

「まぁ、紫流が望むなら俺が何とかするよ。権力あるし」

 

「いや、何とかしてくんねぇと困るからな!何とかしろよ!だいたいあんたらのせいなんだから!!」

 

「ごめーん」

「軽い!!」

 

「じやぁそろそろ俺戻るから。悪いけど喜助。紫流をよろしく」

 

「「ええ〜」」っと2人の声がハモる

 

「なんだよ……」

「こんなボロ屋に住むの?嫌なんだけど」

 

「ボロっ……!?アタシだって生活費かかるから嫌っす!」

まぁ夜一さんらの最低限の資金だけだもんな…

 

「はぁ?俺が住んでやるんだぞ?それがスイーツホテルでも取れや。」

 

「スイートホテルな。生活費は俺がだすからしばらくここに住んでくれ。一護が戻ってきたら相談していいから」

 

「はぁ、お師匠がそこまで言うなら……。喜助おじちゃん。住んでやるからにはいい部屋よこせよ」

 

「おじっ……!?なんでアタシだけおじちゃんなんスか!!兄サンの方が年上ですからね!?」

っとギャーギャー騒ぎ出す

 

「お師匠の方が若く見える。髭だよお前髭!髭剃れよ!あっ腹減った喜助おじちゃんなんかくれ」

 

っと言いながら勝手に出ていって恐らく飯を漁りに行った

 

はぁ……っと頭を抱える喜助

 

「夜一サンといい……四大貴族ってなんでこう自由なんスかね……」

 

「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん。喜助おじちゃん」

 

「殴りますよ」

ギロっと睨まれた。

 

「それに、なにあの女の子。趣味?」

玄関で出迎えてくれた女の子の話を聞く

「そんな人を幼女趣味みたいに……」

 

「いや、お前女の子にあんまり興味なかったじゃん?幼女趣味なら納得だな〜って。」

 

「ボクだって女性に興味ぐらいありますよ。失礼な」

 

「へぇ……じゃぁ彼女とか奥さんとかは?」っと言うと視線を逸らす。居ねえんだな。

 

「でもまぁハンサムエロ店主として通してるんで現世の女性(奥様)からは人気でしてぇ〜」

 

「人妻じゃねぇか。それにあれだろ子供の担任がカッコイイ〜っていうような感覚だろ?もしかして喜助お前童……「悪いっスか????」

 

まじかよ……夜一さんとかに手出さなかったのか」

 

「ほんっっっと失礼ッスね!!手なんかだすわけないじゃないッスか。流石にそこまで落ちぶれていませんよ。」

 

「それこそ聞くヤツ聞いたら夜一さんに失礼だからな??」

 

「人の愛する人にって意味っす!!」

 

「だがら拗らせて幼女趣味に_ゴフッ!

右ストレートが俺の鳩尾に入って俺は蹲る

 

いいパンチ入れるようになったな喜助……んで、あの女の子は改造魂魄?」

 

「近いけど違いますよん。あの子は被造魂魄。成長する……ね」

 

「へぇ。涅の所のネムって子みたいな感じか、あの子とはなしたことないけど」

 

「まぁ近からず遠からず……似て非なるものですけどね。」

 

「ふぅん。俺涅から聞いたことあるわ、無から魂を作り出す、夢のような計画……ってな。仮の入れ物に入れるような改造魂魄とは違う()。学び成長し替えがきかない存在。細胞分裂が成功したーとかなんとか阿近が言ってたな。」

 

「涅サンには内緒にしておいて下さいな。彼ボクを殺しに来そうですし」

 

「その口調じゃネムちゃんのこと知ってんのね。なんで尸魂界の事知ってんのかは聞かないでおくけど。そうだな、黙っておくよ。

命ねぇ……創造神みたいだな。もし人工的に人間が作れたら……ってね。」

 

カチャカチャと、紫流に使った器具を片付けている喜助を眺める

 

「俺やっぱりどっか大切な何かが欠けてるんだと思う。危機感とかそういうのじゃなくて。」

 

「なんスか急に」

 

「……多分俺はやろうと思えば()()()()出来る。技術力も、俺と橋姫がいれば__ね。多分尸魂界と現世の境界を無くす機械も作れるし、命を無限に生み出す機械も、霊刀の大量生産すらも、人間を永遠に生き長らえる存在にも改造できるはず。多分夜一さんや喜助が居なかったら俺はやってたと思うよ」

 

っと言うと手を止めた喜助。だが振り向かない

 

「そうッスね。きっとボクも兄サンも……似てるんスよ。ほんの少しの良心で止まってるだけ__でね。」

 

 

「新世界の神になるってか?」

 

「死神違いなんでやめてくださいな。」

っと突っ込まれる。

 

「さて、俺はそろそろ尸魂界戻るかね。逃げたと思われちゃ敵わないし」

 

「そうッスか、では行ってらっしゃい兄サン」

 

「あぁ、会えてよかった。定期的に遊びに来るから今度は現世の美味い飯でも用意しとけ」

 

「はいはい、寿司ッスよね。用意しときますよん」

そう言って笑った喜助の耳に俺が卒業祝いであげた耳飾りが揺れていた。

 

外さなかったんだなぁ。

 

 

──────────────

 

「浦原維助、なぜ朽木紫流を無断で現世に送った」

 

ゴンッっと強く地面に杖を立てる総隊長の前に俺は立つ。

俺が帰ってきて早々に隊首会が開かれた。

 

「紫流を元に戻すため……ですかね?ほら最上位大虚級でしたし。尸魂界に被害被るでしょ?霊刀は霊子が多いと威力増しますから。霊子の塊の尸魂界は危険ですし現世の信用できる人に任せてますから」

 

「浦原喜助……か。ふむ」

っと考え込む総隊長

 

「そういうことは我ら十二番隊に任せればいいのだヨ、君はいつもいつも余計なことを__」

っと手をワキワキさせながら怒る涅

 

「お前紫流の事バラバラにするだろ。ダメダメ。それに霊刀の詳細は知ってる奴が少ない方がいい」

 

「なんだっテ?技術開発局が信用出来ないと聞こえるが?」

っと詰め寄ってくる

 

「そういう作り方とか詳細は知ってる奴が少ない方がいいだろ、第2の惣右介が現れるかもしれねぇし」

 

「ふん」っと、そっぽを向いた涅。

 

「今回の騒動の貢献により浦原維助についての研究は不問とする」

 

「不問だっテ?浦原維助……いや浦原喜助。2人のせいで瀞霊廷は甚大な被害を被ってる。」

 

「言わんとしていることは分かるが、浦原喜助は追放。もう我々がどうこうする事はできぬ、そうして浦原維助。前四十六室の取り決めたにより()()()()()()が浦原維助に許可されておる。霊刀とやらの制作も法の内。咎めれるものでは無い」

 

今は四十六室がいないから総隊長権限で罰せられるかと思ったけど大丈夫らしい。まぁ追放とか言わないのは俺が戦力になるからだろうな。

総隊長も馬鹿じゃない、俺が居なくなるとどうなるかぐらい分かってんだろう。

 

 

ザワザワと隊首室が騒がしくなる。

 

「はは、なるほどね維助君。」

っと笠をあげて俺の方に笑いかける京楽隊長。

 

「なんだって……?()()の開発研究が。その言葉の意味は分かっているのかネ」

 

「そうだよ、涅。四十六室が決めたのさ。あらゆる研究開発を行って良い……ってね、ただし実装するかは四十六室が決める、霊刀は開発途中の物が()()()()しまったのでね。まだ四十六室にも霊刀の事は話していなかった。って感じですよ、まぁ管理不足は俺の責任。なので」

 

 

外堀ってのはこういう事さ。

四十六室に媚びを売り、貢献し俺が四十六室の敵ではなく味方、なんなら幸せに安全に暮らせる四十六室中心の世界にと謳って無理やりに法を作らせた。

 

管理不足で無理やりに咎められるかと思ったけど。多分大丈夫、総隊長も規定側だと分かったし。

 

管理不足については追って連絡するとの事で、一旦解散になった。

まだ被害が多いからそれの修復で隊長格は大忙し。

 

───────────

 

「夜一さんはどうすんだ?現世に戻るのか?」

 

双極のあった場所に座っている夜一さんを見つけて後ろから話しかける

 

「維助か…そうじゃの。今更ここに戻ったとて儂の居場所はもうあるまい」

 

「そんな事ないだろ?二番隊があるじゃないか」

 

っと言ったら呆れた顔をされた

 

()()変貌した二番隊を譲り受けても儂はどうにも出来んぞ、なんじゃあのからくり屋敷は。わしのいた頃の面影がほとんど無いではないか」

 

「いやいや、部屋とかはちゃんとしてるし。俺の部屋はまともだよ。」

 

「まともなものか。それに儂は現世の生活が気に入ってての。自由で面白いぞ、四楓院家も夕四郎のやつがちゃんとやってるようじゃしの」

 

夜一さんの言葉は気を使ってる訳ではなく、本当に現世の生活が気に入っているようだ。

 

藍染の反乱からちょっとして。一護らは現世に帰ることに

 

───────────────

 

 

「さっ、俺は───」

 

「維助様どこへ行くのですか?」

 

っと、なにやら用意してる俺に砕蜂は首を傾げる

 

()()()()()()()()

 

挿絵はいる?

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