司「〇〇を抱いたんだが」類「は?」 作:絹ごしのオカラ
放課後の神校の教室。2人の青年が残って話をしていた。
1人は自称スター、変人ワンツーフィニッシュのワンのほうこと天馬司である。
そしてその話を聴くのは倫理観バグ系錬金術師()こと変人ワンツーフィニッシュのツーのほう、神代類だ。
2人の
「で、穂波を抱いた話なんだが」
「もう、驚きもしないさ…」
ほらな、まともな会話じゃn…いや、年頃の青年の話としては普通…か?普通だな(確信)
「まあいいさ…それでその…穂波くんとはどんな関係なんだい?」
「志歩同様世界一可愛い我が妹、咲希の幼馴染だ」
「…君、咲希くんにバレたら殺されるんじゃないかい?いやまあ殺されるべきではあるんだけれども」
友人に対して酷い言い草だが事実である。このアホはしっかり殺られるべき。
「そんなことないと思うが…まあ穂波はだな、抱いた後から…弁当を作ってくるようになったな。わざわざ朝我が家に咲希を迎えにくるついでに弁当を渡してくるんだ」
「……なんで…ホントに…
「おいルビ逆だぞ。そもそも振るルビ間違ってるだろ」
「何も間違っていないしルビとかメタいこと言うのやめて」
「…まあその辺は置いといて、穂波の弁当の話だが」
「いいじゃないか、素直に受け取れば。普通花のJK、しかも宮女生の手作り弁当なんて食べれるものでもないんだよ?なんなら僕がいただきたいぐらいだというのに。今度一口僕にもくれよ」
「穂波は俺の体を気遣って野菜もたっぷり入れてくれているぞ」
「やっぱり遠慮しておくよ。君に贈られた愛のお弁当だしね」
手のひらくるっくるである。
「まあその愛のお弁当なんだがな…それはそれで問題なんだ」
「なんだい?変なものでも入っているとでも?」
「いやまあ入ってないわけじゃないがメインはそこじゃない」
「入ってるの!?」
衝撃。あの、食べ物を大切にし、心優しく慈愛で包み込むような少女、望月穂波が想い人へのお弁当に異物を混入しているとは。いいぞ、毒でも突っ込んでやれ。
「といっても入っているのは所謂精力増強剤だな。しかもだいぶ少量のようだし…おおかたまた俺に抱かれるのを期待しているのだろう。今でもたまに抱いてやっているのだがなぁ…おっと、話が逸れたな」
「そうだね、話が逸れたせいで君がアフターでも抱いていることがわかって軽蔑度が上がっているよ僕は」
「まあそんなことはおいといてだな」
「そんなことって言ったか今?」
「穂波が弁当を作ってくれるのはありがたいのだが…朝俺の家まで届けにくると言ったろう?」
「そうだね」
「そのせいでな…ウチの家族は俺と穂波の関係を邪推するようになり…このままだと外堀を埋められそうでな。なんとかならないか?」
「…正直答えたくないんだけど」
「む?何か案があるのか?ならきかせてくれ、是非に。っとその前に状況の説明をしきれていなかったな」
「え?結構鮮明にきいた気がするけど…?」
「何を言っている?まだ俺が穂波を抱いた経緯やシチュを話してないだろう?」
「なんで話すのが当たり前みたいになってんの?」
「そうだな、あれは…
───────────────────────
穂波は、落ち込んでいた。
「はああ…どうしたらいいんだろうなぁ…」
穂波には、幼馴染がいる。
星野一歌、天馬咲希、日野森志歩。
3人とも、穂波にとってかけがえのない幼馴染であり、大切な存在だ。
しかし幼馴染の1人、天馬咲希が病気を患い、いつのまにか4人で集まることはなくなってしまった。
話さぬ内に互いを避け、なんとなく気まずい関係性になってしまった。その気まずい関係は高校に入ってからも変わることはなく、入学してそこまで時間は経っていないものの、いまだにまともに挨拶すら出来ていない状態だ。
「一歌ちゃんや志歩ちゃんと仲直りしたいのに…話しかけもできないし避けちゃうなんて…私って意気地なしだなぁ…」
少女の悩みは幼馴染との仲違い。それを修復しようと試みるものの、あと一歩踏み出せない自分に落ち込んでいるのだ。
「ん?そこにいるのは…穂波ではないか!」
「ひゃっ!?」
公園のベンチに座って落ち込んでいる穂波に,いきなり声をかける大きな聞き覚えのある声。
声の方向に顔を向けるとそこにいたのは幼馴染の1人、天馬咲希の兄である天馬司だった。
「こ、こんにちは司さん…お久しぶりです…」
「うむ、久しぶりだな穂波!…?どうしたのだこんな所で。何か悩みごとか?」
「あっ、はい…」
司の勢いに押され、肯定してしまう穂波。しかし、頭の中ではこんなことを相談して良いのだろうかという悩みでいっぱいだった。
「ほう、そうか…それじゃあ穂波、この俺が!スターの俺がその悩み、きいてやろうではないか!遠慮はいらんぞ!ハーッハッハッハ!」
いつも明るく、周りを照らす太陽のような暖かさ。笑顔を絶やさず、決して自分以外のことも蔑ろにしない思いやり。今はいない自分の幼馴染とそっくりだと穂波は思う。
きっと私たち4人を繋ぎ止めてくれていたのは彼女だったのだと、今更ながらに強く自覚することになるとは思わなかった。
「…司さん」
「どうした」
「私の悩み…きいてもらってもいいですか」
「もちろんだ。どんとこい」
「…ふむ。つまり、穂波は前のように一歌や志歩と接したい、と」
「はい。どうしても…勇気がでないんです」
「そうか…なあ穂波」
「はい?」
「ちょっとデートしないか」
「デっ!?で、デート!?」
驚きあわあわする穂波の手をとり、司はズンズンと歩きだした。
そしてそれから、2人は色々なところを巡った。
幼い頃皆で遊んだ公園、小学校の前、ゲームセンターなど。そして最終的に近場の喫茶店に2人は座っていた。
「あの、司さん…」
「どうした穂波。アップルパイ美味くないか?」
「いえ、とっても美味しいです…そうじゃなくて」
司はコーヒーのみ、穂波はアップルパイと紅茶。側から見たらどうみてもデートである。
「なんで…私をいろんなところに連れていってくれたんですか…?」
「軽い気晴らしだ。少しは悩みを忘れられたろう?」
「いやでも…色々ご馳走になっちゃって…」
「気にするな。スターたるこの俺が女性とのデートで金銭を払わせるわけがないだろう」
「でも…」
「気にするなと言ったら気にするな、穂波。俺にとってはお前も妹のようなものだからな」
「…ありがとうございます」
穂波は司の気遣いに感謝した。悩む自分を連れ出し、元気づけてくれた。そういうところも、彼女にそっくりだと微笑ましくなった。
「なあ、穂波」
司が口を開いた。
「お前はとても心優しいやつだ。昔から周りに気を配り、常に大人であろうとしてくれていた」
「だから、少し自然体で待ってみると良い」
「きっと、お前の悩みはすぐどうにかなる。それまで気を張ることなく、少し待ってみろ。お前たち4人は絶対に大丈夫だ」
不思議と、そんな気がした。司の言葉は何処までも暖かく、曇っていた穂波の心に光を差し込んでくれた。
「おっと、そろそろいい時間だな。家まで送るぞ、穂波」
司はサッと会計を済ませ、歩き出した。慌てて穂波は追いかける。
穂波は司の横に並んで歩き出した。
「穂波」
「なんでしょう、司さん」
「今日は楽しかったか?」
少し驚いた。まさか、そんなことをきいてくるとは思わなかった。
「ええ、もちろんです。本当にありがとうございました、司さん」
「そうか、それなら良かった」
司はニッと笑った。
その笑顔に、穂波は目を奪われた。
「俺になら幾らでも甘えてくれ。お前たちみな俺の妹のようなものなのだ」
ポフッ、と。司は穂波の頭を撫でた。クシャクシャと撫でられる感覚が心地よくて、嬉しかった。
「ありがとう…ございます」
きっと、今の自分の顔を真っ赤になっているだろうと。穂波は自覚した。
信じて待ってみよう、と思う。穂波は司の言葉を信じ、時を待ってみようと決意した。それからすぐのことだ。咲希が学校へ復帰し、再び4人で過ごすようになり、『Leo/need』として活動することが出来るようになったのは。
☆☆☆☆☆
穂波は今、天馬家の前にいる。司に御礼をいうためだ。
司に相談に乗ってもらい、また皆と仲良しに戻ることができた。きっとあの時には咲希の復帰を知っていたんだろうと今は思うが、また4人で、となった時に冷静にいられたのは司の『お前たちなら大丈夫』という励ましの言葉があったからだ。
穂波は、意を決してインターホンを押した。すると、
「おお、いらっしゃいだな穂波。どうしたんだ?」
司本人がでてきた。相変わらず、とても顔がいい。
「こんにちは、司さん。咲希ちゃんからきいてるかもしれませんが、私達仲直りできたんです。それで、あの時のお礼に来ました」
「ああその話はきいているぞ。よかったな、穂波。お礼なんていいんだぞ?」
「いえ、私は本当に司さんのおかげで楽になったので」
「ふむ、あがっていくか?茶ぐらいだすが」
「それじゃ、お邪魔させてください。お礼もアップルパイを焼いてきたので」
そうして招かれたリビング。天馬家両親はお仕事。咲希は学校の友人と遊びに行ってしまってな〜と言いながら司はお茶を淹れてくれた。
「いやぁ、お前達が仲直りできて何よりだ。咲希も元気そうでな」
2人で何気なく会話をする。ただこれだけでも穂波はなぜか嬉しかった。それから暫く司の妹ークに付き合い、近況のことを聞いたり、軽くゲームをしたりと楽しんだ。
「ふむ、もういい時間だな。ありがとう穂波、美味しいアップルパイと楽しい時間をいただいた」
穂波は黙り込んでいる。下を向き、若干頬が赤くなっている。
「ではお開きにしようか、家まで送るぞ、穂波」
穂波は黙って頷き、司に続いて外に出た。未だ頬は赤いまま。
穂波と外を歩き、穂波の家の前に着いた2人。
「それじゃあ、またな穂波。これからも咲希と仲良くしてやってくれ」
そういって司が帰ろうとした時、ガッと司の手を穂波が掴んだ。
「…?どうした穂波」
「司さん」
すると穂波は顔をあげ
「えっと…今日、両親がいなくて…寂しいんです…だから…
そういって穂波は司を家に引き込み、玄関で司を押し倒した。
「わっ、わたしの
顔を真っ赤にしながら誘う穂波。それに対して驚きの表情を作りながらもニヤリとした笑みを浮かべた司。
「ふむ…穂波、お礼なら充分貰ったぞ。乙女がそんな簡単に身体を許すものじゃないぞ?」
ぐいっと穂波を力強く押しのけた司。やっぱり男の人なんだなと何故だか穂波は下腹部が熱くなった。
「えっと…い、言わなきゃダメですか…?」
顔を真っ赤にしながら涙目で司を見る穂波。羞恥と期待、そしてこのまま帰られてしまう怖さを滲ませた表情にますます司は笑みを深めた。
「ふむ、なんのことかわからないが…言わなきゃ伝わらんな?」
「うぅ、意地悪です司さん…」
「さて、なんのことかな」
すーっと、1つ深呼吸をして、意を決して穂波は口を開く
「す、好きです司さん…わ、私のこと…だ、抱いてくださいっ!」
穂波の宣言をきき、満足そうに笑みを深めたスターはそのまま穂波を押し倒した。そこからは言うまでもないが、翌日レオニのみんなの前に現れた穂波の足取りはおぼつかなく、なぜかとても幸せそうだったらしい。
──────────────────────
「とまあ、こんな感じで穂波を抱いてだな。それ以降、穂波は殆ど毎日お弁当を作ってくれるんだ」
「うん、まあいつも通り君がわるいよね」
「穂波の場合はそんなに強引じゃないだろ」
「まあ君の悪行にしては控えめなのは確かだけども」
控えめに感じるあたり、しっかり毒されていることがわかる。怖いねぇ…
「まあそれも君は受け入れるしかないだろうよ…ホントは責任取るのが1番なんだけどね」
「責任…金か?」
「ホントに最低だなお前」
なんでこうも彼はクズなんだろう…遺伝かな?(天馬親への熱い風評被害)
「それじゃあ次は…同じユニットだし、一歌の話をしようか」
「え?妹の幼馴染の全コンプってマ?」
残念ながらマである。
レオニ続いたんで次回は強制一歌です。
今後の方針についてですね…雫ちゃんとえむちゃんはもう確定で書くんすけど…ニーゴとViVids、雫抜きのモモジャンどうしようかなって…
アンケートにて回答お待ちしております、ご協力よろしくお願いします。
今後の方針
-
ViVidsはやれ
-
ニーゴはやれ
-
モモジャンフルコンプしろ
-
ViVids+ニーゴ
-
ViVids+モモジャン
-
ニーゴ+モモジャン
-
は?全員抱けよ。