私が好きな私だけの…   作:凌介

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私にとって久しぶりのオフの日で 千翼の初めてのオフの日に私達は 千翼がプロデュースしたバンドのLIVEを見に行った



第4話オフの日の過ごし方

その日仕事を終えた僕はいつもと同じように千聖を送って行くために駐車場に向かおうとした時豊浜さんに呼び止められた

「 千翼君、明日はお休みね」

「はい?休みって送迎がですか?」

「違うわよ、白鷺さん明日女優の方もアイドルの方もオフなのよ、だからあなたもお休み」

「豊浜さんはオフじゃないんですか?」

「私は残念ながらオフじゃないのよ、まだあなたに任せられない書類系の仕事があるのよ後々そっちも教えていくからまずは自分がサポートする相方との絆を深めないとね」

「はぁ…」

「気のない返事ね、まぁ良いわ!とにかく明日はオフ!良いわね!」

「はい」

返事をした後僕は駐車場に向かった

「オフって言われてもな〜学校の頃はバンドのプロデュースで休みでもあちこち駆け回ってたしそれが楽しくてやってたしいざ休みって言われてもなぁ〜」

明日の事を考えながらエレベーター前で待っていた千聖と合流した

「お疲れ様 千翼」

「お疲れ様です千聖」

「 千翼、明日はオフなのよね?」

「はい、と言っても何をしようかな〜と」

「今まで何して過ごしていたの?」

「休みの日はプロデュースしてたバンドの方に時間使ってましたねそれ以外だと家で読書とかですかね?たまに遊び程度に楽器触ったり」

「ならちょうどいいわ!明日あなたがプロデュースしたバンドの人達に会えないかしら?」

「明日ですか?どうでしょう?聞いてみますのでその件は後で連絡します」

「わかったわ、いい返事を期待しているわ」

「努力します」

そう言って僕は苦笑した。

その後千聖を送って自分も帰宅しさっそく僕がプロデュースしたバンドのリーダーに連絡を入れた

すぐに返事があり夕方で良ければLIVEハウスOCEANという場所に来てくれと書いてあった

「夕方か〜そうなると千聖に確認してみないとな」

千聖にも連絡を入れるとそちらもすぐに返事があり少し早めの昼頃に迎えに来て欲しいとの事だった。

「時間空くだろうしLIVEハウスには早めに行くにしても多少は買い物かなにかで時間潰しかな」

そうしてバンドリーダーと千聖に返信しメールをチェックしてから明日の準備等を済ませ就寝した。

 

-次の日-

 

今朝は忙しなく動く必要が無いためゆっくりと家事をしつつ

過ごし時間前に着替えて家を出て自家用車に乗り千聖を迎えに行った

車を走らせしばらくして千聖の家に到着すると近所迷惑にならない程度に音量に気をつけつつクラクションを鳴らす

そしてクラクションを鳴らしてから少しして千聖が出てきた

僕は車の窓を開けて声を掛ける

「こんにちは千聖」

「こんにちは 千翼、あなたの私服姿は新鮮ね」

「それはお互い様かと、今日は随分大人っぽいですね」

「そうかしら?動きやすさ重視で選んだんだけれど、 千翼がそう言うなら間違いないんでしょう。 千翼も普段のスーツ姿とはかなり違った感じがするわよ」

「僕も動きやすさ重視で選んだんですよね」

「とっても爽やかな感じで似合っているわよ」

「ありがとうございます。千聖も大人っぽくて素敵ですよ」

「ありがとう、さぁ、行きましょう」

「ですね、千聖お昼は済ませましたか?」

「まだよ、早めに待ち合わせしたのはあなたと出掛けてみたかったのよ」

「デートのお誘いと思っても?」

「そのつもりよ」

千聖がいたずらっぽく笑う

「ではLIVEハウス近くのパスタ専門店に行きましょう。そこからまた車で少し行けばショッピングモールもありますから」

「おまかせするわ」

それから僕等は昼食を済ませショッピングモール内を見てほんの少しだけ買い物をしたあとまだ少し早いがLIVEハウスに向かうことにした。

 

ショッピングモールから車を走らせ目的地のLIVEハウスに到着した僕は千聖にもう少しだけ車で待っていて貰う事を了承してもらい店内に入り控え室で待っているthousandWingの皆に

一足先に挨拶する

 

「こんばんは、皆さんお久しぶりです」

「よう! 千翼!久しぶりじゃんか!仕事は順調か?」

「えぇ、まぁ探り探りやってます。そちらも活動は順調みたいですね唯斗さん」

「あぁ!お前のおかげでな!」

「他の皆さんも元気そうで良かったです」

「まぁな!」

「ぼちぼちだ!」

今話している2人は涼太さんと圭一さんでドラムとベースを担当しているこの3人とマネージャーの僕の4人でthousandWing

という訳だが僕はもっと広い世界で学んで来いと3人が送り出してくれたので今の僕がある

僕は3人とそれぞれ言葉を交わしたあと本題に入る

「実はあって欲しい人がいるんです。」

「お前がマネージャーとして着いてる女優さんだろ?」

「アイドルじゃなかった?」

「どっちもですよ、アイドル件女優なんです」

「そうか、じゃあ連れてこいよ!そんで1度お前抜きで話させろ」

「わかりました。」

僕は1度車に戻り千聖を伴って再び控え室を訪れた。

「こんばんは、君が 千翼が着いてるアイドル件女優の白鷺さんだね」

「はい、白鷺千聖ですよろしくお願いします。」

「じゃあ、僕は控え室の外にいますので」

そう言って僕は席を外した。

 

-千聖視点-

 

千翼が席を外し私はthousandWingの3人と向かい合う

「白鷺さん、 千翼とはどうなの?良好な関係築けてる?」

「まぁ、はい 千翼が結構気を利かせてくれるので助かってます。」

「正直に言ってね、 千翼の事どう思う?」

私は自分の考えをまっすぐ伝える

「出会った頃私は彼の事を少しだけ苦手に思っていたんですけど、今は本音を言っても、多少弱みを見せても大丈夫なんだって思えるようになりました。」

「 千翼の事好き?LIKEでもLoveでもどっちでもいいんだけど」

「恋愛的なものは多分まだないです。でも、彼に好感は持ってますし、彼と過ごすうちに気持ちの変化があるかもしれませんけど、今はLIKEの方ですね」

「それが聞けたら十分だな!さて!あとはLIVE楽しんでってくれよな!」

そうして 千翼を呼び戻し私は会場の方に向かった。

 

 

-唯斗・涼太・圭一視点-

千翼達が会場の方に向かったのを見送ってから俺達は3人で話していた。

「どう思う?あの子」

「良いんじゃね? ああいう子にこそ 千翼が必要だろうさ」

「同意、多分そう遠くないうちに公私共にパートナーになるだろうさあの2人」

「そうなってくれたら俺達としても嬉しいよな」

「だな」

「全くだよ!」

そうして3人で笑いあった。

 

 

- 千翼・千聖視点-

 

会場に行くとLIVEがちょうど始まり私が知らないバンドが様々な曲を入れ代わり立ち代わり演奏していく

「まさに私が知らない世界の音ね」

「LIVEハウスは初めてですか?」

「ええ、初めてよパスパレはもっと会場が広いし、それにLIVEハウスではまだLIVEした事ないもの」

「そうですか、いつかたくさんのバンドの子たちと肩を並べて演奏出来たらいいですね」

「そうね」

そう話しつつ演奏を聴いているとthousandWingの番になった

自己紹介し演奏を始めると観客の熱気が更に高まった

「こんなにも盛り上がるのね」

「彼等の音は人を惹き込む音なんですよ前に言いましたよね?技術は相当だったけどやり方の問題だって」

「聴いて納得よ」

私は初めて音に惹き込まれる感覚を知った。

そうしてthousandWingの演奏が終わるのと同時にLIVEも終わりを告げた。

 

帰りも 千翼が送ってくれて久しぶりに充実したオフを過ごせたと感じる事が出来た。

 

私は千翼の事をまた少し知る事が出来た。

「まだLIKEだけど、それがいつか変わるのかしらね」

そう呟いて 千翼の車が去った方を一瞥してから自宅のドアを開け家に入った。

 

 

-現在-

 

あれから紆余曲折あって私と 千翼は公私共にパートナーになった。

今も昔も変わらず隣に居てくれる彼を本当に愛おしいと感じていた

「なんだかご機嫌だね千聖」

「幸せだなぁと思ってね」

「今が充実してるからですか?」

「あなたがいるからよ」

「光栄ですね、俺も千聖が恋人で良かったなと思いますよ」

そう言って彼は私にだけ向けてくれる笑顔で微笑んでくれる

本当にこの時間が続けば良いのにと感じていた。




4話目です。前回が8月だったので2ヶ月ぶりですかね、更新は不定期なので本当にこのくらいのペースになってしまうかもしれませんが今後とも更新は続けていきますのでお楽しみに
次回はLIKEがLoveに変わる瞬間を描いていけたらと思っています。他のパスパレメンバーとの交流はもう少し先になるかもしれませんが今後ともお楽しみに

次回「好きという気持ちの先」
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