私が好きな私だけの…   作:凌介

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季節は冬、冬と言えばクリスマスに大晦日とイベントを 千翼と過ごし気持ちを確かなものへと変えていく


第6話燻る気持ちと好きって気持ち

千翼が春に私のマネージャーになり半年とさらに数ヶ月

季節は冬になったけれど私達の関係は変わらずだ

千翼は変わらず飄々としていて掴み所のない感じだ

そして最近の千翼は意地悪な部分が目立つようになっているそれだけ気を許してくれていると言うことなんだろうけど

その意地悪さはどうしてと言いたくなるような感じなのだ

そしてクリスマスが近付く中ちょうどクリスマスは女優アイドル共に仕事はOFFだ。

「 千翼、クリスマスの予定はどうなっているの?」

「どうも何もOFFじゃないですか、クリスマスだからと言って僕のやる事は変わりませんよ、最もあなたが僕と過ごしたいと言うならしっかりともてなしますが」

そう言って私の手の甲に口付けする

私はその少しキザな仕草にすらドキドキさせられてしまう

「 最近千翼は私に対して意地悪な気がするわ」

「気のせいかと、なぜなら僕は貴方を好意的に思っていますから、貴方に喜んでもらうなら僕はなんでもいたしますよ」

そう言って私の頬に触れる 千翼を見て顔が熱くなるのを感じる

「やっぱり意地悪よあなた」

「そうですか?僕はいつも通りなんですけどね〜」

そう言って惚ける 千翼はまた悪戯めいた表情を浮かべる

「僕の事はともかく、クリスマスはPastel*Paletteの皆さんとクリスマスパーティーなどするのでは無いですか?」

「予定は無かったと思うけど?」

「皆さんとよく相談してみてください。本当に何も無ければクリスマスの夜の時間は一緒にディナーと夜景を楽しみましょうその時は美しいドレス姿を見せてくださいね」

「あら、そうしたら素敵なタキシード姿でエスコートのお相手を引き受けてくれるのかしら?」

「お望みとあらば」

そう言って一礼する 千翼はどこか大人びていた。

 

ーパスパレ視点-

レッスンの休憩中、私は皆のクリスマスの予定を聞いてみた

「皆、クリスマスはどうするの?」

「どうって?」

「家族と過ごすとかクリスマスパーティーするとかあるでしょ!」

「あたしは何も無ければ夜はお姉ちゃんと一緒に家で映画でも観ながら食事してるんじゃないかな?」

「私は家族と過しますかね」

「わたしも家族と過ごすと思います」

「彩ちゃんは?」

「私はバイト先で打ち上げがあってそっちに参加するかな?昼間はクリスマスだけどバイトかな」

「そう、皆予定があるのね」

「どうして?」

「女優業の方のマネージャーにクリスマスはパスパレの皆さんとパーティーなどされないのですか?って聞かれたからクリスマスの予定を聞いてみたかったのよ」

「もしかして千聖ちゃんそのマネージャーから誘われてたりするの?」

「そうよ、とは言ってもちょっとした打ち上げパーティーのようなものでやましいことは無いわよ」

「その割に 千聖ちゃんウキウキしてるみたいだけど?」

「気のせいよ」

「そう言えば千聖ちゃんのマネージャー二人いたよね?1人は見習いって聞いたけど、今のマネージャーさんがほとんど仕事任せてるって聞いたけど」

「そうね、積極的に仕事を任せてるのは間違いないわ」

「その見習いのマネージャーさんって歳が近いんだっけ?」

「一応私たちの2つ上よ」

「もしかして、千聖ちゃんそのマネージャーさんといい感じだったり?」

「いい感じって…確かに本音を言い合えるし困った時は頼りになるけれど、意地悪だし、すぐに笑って誤魔化すし性根はかなり悪いわよ」

「そうなの?」

「えぇ、それに多分かなりの女たらしよ彼」

「おや、言ってくれますね、これでも恋愛経験は皆無に等しいんですよ?」

肩に手を置かれ振り返ると 千翼がいた

「 千翼!どうしてここに?」

「おや、僕がここに来る理由は1つでしょ」

「あら?時間かしら?」

「えぇ、御明答です千聖」

「ねぇねぇ、千聖ちゃんのマネージャーなんだよね?」

「そうですね、自己紹介が遅れました。白鳥 千翼と申します。千聖のマネージャーです」

「意地悪で女たらしなマネージャーさん?」

「どうでしょうか?僕が意地悪だと感じるのは 千聖が本音で語れと言うからそうしているからですよ」

「つまり?」

「僕は千聖にとってはマネージャーと言うより身近な男友達のようなものなんですよ」

「そういう事なんだね」

「ところでところでチー君」

「チ、チー君!?」

「 千翼君だからチー君!」

「せめてヒロ君と呼んで貰えませんか日菜さん」

「OK!じゃあヒロ君で!ヒロ君楽器はできるの?」

「ギターとベースがほんの少しとピアノを多少」

「なるほど〜何か弾けない?」

「残念ながら今は無理ですね、主の為にクリスマスの夜ディナーと共にピアノを披露する約束をしていますので」

「 千翼!」

「間違ってませんよね?」

「そういうとこが意地悪だって言うのよ!」

「おや、怒らせてしまいましたか?」

「怒ってないわよ」

「本当に?僕は貴方に見限られたら困りますよ」

「そんなに私の付き人でいたいの?」

「僕は貴方の付き人で無くなればあなたとの接点は無くなりますよ?貴方はそれで良いんですか千聖、僕以外にここまで本音を言い合えますか?」

「その言い方はずるいわ!私にもあなたが必要よ…千翼」

そのやり取りを第三者視点で見ていた4人は…

「ねぇねぇ、あれってさ〜多分千聖ちゃんヒロ君の事好きだよね」

「千翼君の方も満更でもないと言うかね」

「とりあえず今は突っ込まないで上げましょう」

「そっとしておいてあげましょう」

4人は生暖かい目で見守る事にした。

 

 

-そしてクリスマスの夜-

 

夕方から夜までの少しの時間だけどパスパレの皆で軽く集まってちょっとしたパーティーをした後私はパスパレの皆に見送られて迎えに来た千翼の車に乗ってディナーに向かった。

そして私はドレスに身を包んでいた。

「変じゃないかしら?」

「とても綺麗ですよ千聖」

「千翼も素敵よ」

「ありがとうございます」

そうして千翼のエスコートでレストランで食事をした後

そのままレストランにあるピアノに向かう千翼

「本来ならクリスマスソングでも演奏すればいいんですけどね生憎とピアノで弾ける曲はそんなにないので千聖がこれからも前を向いてまっすぐ頑張れるようにこの曲を贈ります

君よ進め」

 

『少し離れるだけでも淋しがって

涙をためてこの手を握りしめてた君が

 

今日は自分からこの手を離して

新たな風に目を輝かせ歩き出す

 

君が大人になっていくのが

嬉しくて淋しくて

今日も君の幸せを願ってる

 

君よ進め

その背中に希望をせおって

どんな時も未来を信じて

頑張る姿見つめているよ

「いってらっしゃい」

大丈夫、君よ進め』

 

千聖視点

 

1歩ずつ前に進んでいくこの曲は雰囲気とかそういうのとはかけ離れてるかもしれないけど千翼が私に頑張れってエールをくれるような曲だと感じた。

「応援していてね千翼」

 

 

『一人でもちゃんとできるようになりなさい

人に優しく思いやりを忘れないで

 

泣きたい時は甘えてもいいんだよ

決してひとりじゃないことも忘れないで

 

君が強くなっていくこと

必要で 心配で

時に厳しいこともある日々だから

 

君よ進め

その心が道に迷っても

どんな時も自分を信じて

君の場所はいつもここにある

「おかえりなさい」

何回だって言うよ

 

月日が過ぎるのはあっという間で

だからこそ今を心に残そう

ぎゅっと抱き締めた温もりを

覚えていてね

見守っているから

どんな時も信じるから』

 

千聖視点

泣きたい時は甘えてもいい自分を信じて、君の場所はここにある…か

「素直に言ってくれたら良いのにね」

 

 

『君よ進め

その背中に希望をせおって

どんな時も未来を信じて

がんばる姿見つめているよ

「いってらっしゃい」

大丈夫

 

 

君よ進め果てしなく続く道を行こう

どんな時も自分を信じて

見上げれば 花びら 風に舞う

「いってらっしゃい」

大丈夫、君よ進め

大丈夫君よ進め』

演奏が終わるとレストランにいた他のお客さん達も拍手をしてくれた

「ありがとうございます」

「千翼、素敵な演奏だったわありがとう。」

「これで終わりではないんですよメリークリスマス千聖」

そう言って長方形の箱を手渡してきた

「開けても良いかしら?」

「もちろん」

包装を解いて箱を開けると中身は小さなダイヤのネックレスだった。

「貴方の誕生石のネックレスです。喜んで貰えましたか?」

「とても気に入ったわありがとう」

「それと…千聖、僕に貴方の時間をください」

「どういうこと?」

「大晦日の晩、僕と過ごしませんか?」

「それって私と年を越して、新年を迎えたいって事?」

「そう言いましたよ今年最後の時間と年明け最初の時間を一緒に過ごしましょう。」

「わかったわ、今年最後の時間と年明け最初の時間は貴方にあげるわ!残念な事に大晦日はOFFだもの紅白とかの仕事があれば断る口実もあったんだけれどね」

「残念ですね、仮に貴方が何処へ行こうとも僕が貴方を捕まえます。」

「それって告白なの?」

「どうでしょうね、どう捉えるかは千聖、あなた次第ですよ」

そう言って肝心なところははぐらかす千翼だけどいつものからかうような意地悪な感じじゃなくて思わせぶりなんだけど自分を見てって言われているような感じがしたのだった。

 

 




6話目ですね、クリスマス編と大晦日編に分けます。今日明日中に出しますのでお楽しみに
今年も不定期更新ですがどうぞお付き合いください。

次回「2人で過ごす時間と年明け」
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