千手扉間に責任を取って欲しいうちはイドラの話   作:藤猫

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感想、評価ありがとうございます。感想いただけましたらうれしいです。

マダラとアカリの話です。

また、活動報告にてコメントくださった方もありがとうございます。
次は、我愛羅の話を書きたい。


番外編:どんな女にも可愛いところは絶対ある

「兄様、アカリ様は確かに兄様のことが大好きです!ですが、それにあぐらを掻いていてはだめですよ!」

 

なんてことをうちはマダラに言ってきたのは、とんでもない紆余曲折の末、敵対していた氏族に嫁いでいった妹だった。

 

 

「マダラ様、おはようございます。」

「・・・ああ。」

 

マダラの生活というのはいつ、何をするかというのがきっちり決まっている。朝は早めに起きて軽く体を動かし、そうして、妻である千手アカリことうちはアカリの用意した食事を食べる。

朝は静かだ。互いに黙々と食事を食べる。

それについてはマダラもなにも思っていない。というか、マダラ自体そこまで饒舌な方ではないし、うちはでは食事は黙ってするものだった。

ただ、千手ではわいわいと騒がしくするらしい。

 

(そこら辺も正反対だな。)

 

けれど、アカリもそこまで喋る性質ではない。そういったところは気に入っている。姦しく喋るような女は苦手だ。

 

(・・・いや、ただ。)

 

マダラはちらりとアカリを見た。

目を細めてうっとりと、マダラや近しい人間ぐらいにしかわからないが、ガン見している。もう、自分の顔をおかずに飯を食っているのではと疑うほどに見つめている。

最初は慣れなかったが、視線を集めること自体には慣れているのでまあいいかと流している。

 

「マダラ様、今日のご予定は?」

「・・・今日は任務の振り分けだけだ。遅くはならない。」

「わかりました。いってらっしゃいませ。」

 

そのまま火打ちをされて見送られていく。

正直、アカリ自身も里の運営にはそこそこ食い込んでいるので、自分に聞かずともしれるのだろうが。

夫婦っぽいからとアカリから要望が出たため、しているにすぎない。そのまま、イズナの分まで弁当を持たされてマダラは仕事場に向かう。

マダラは道中でため息を吐いた。

 

新婚夫婦というのは、こんなものでいいのだろうか?

 

 

 

「ミトか?おおう、今日も名残惜しかったが出てきたぞ!」

 

それは丁度昼時。

柱間のケツを叩きながら順調に仕事を終らせて昼になった。イズナは今のところ、息子がいることに加えて人好きのする容姿を使ってアカデミーにて講師をしている。

イズナに何を言われてもお顔が可愛いから何か嫌じゃないですよねえ。

なんて妹は言ってくる。

弁当はすでに渡している。

 

「姉上の弁当か、懐かしいな。俺にもくれ!俺のもやるから。」

「お前、行儀がわりいな・・・」

「いいだろ、これぐらい。」

 

マダラはそれに呆れながら、大根の煮物を柱間のほうにやる。柱間はそれに嬉しそうに笑いながら、ひじきの煮物を寄越した。

 

「・・・ひじきか。」

「おお、乾物がこっちにも来てな。魚も、海のものが食えるようになる。流通が活発になっている。」

「こっちは穀物を出してるのか。体を作るなら肉類は重要だしな。」

「うちはは肉類を好まんらしいな。」

「ああ、鷹狩りを口実に食わせてはいるが。そういや、アカリの奴が作ってくれたしぐれ煮か?あれは飯に合うと好評だったな。」

「おお!しぐれ煮か、懐かしいな!」

 

柱間は淡く微笑んでしみじみと呟く。

 

「・・・・末の弟は肉が苦手でな。酒やら醤油やら薬味を多く使うからなかなか作れんが、それだけは飯に合うとよく食うとったよ。」

「・・・・ああ、イズナやクズハの食いつきもいい。食いやすいってな。」

 

懐かしそうに語る柱間に目を細めて、マダラはミトが作ったというひじきの煮物を口にする。それは、旨いが普段自分が食べているものに比べると味が濃い。

そうして、同じようにアカリの料理を口にした柱間も不思議そうな顔をした。

 

「・・・おや?」

「どうした?」

「いいや、昔の姉上に比べると、味が薄くてな。ああ、うちははこんな感じか?」

 

それにマダラはああと思い出す。確かに、最初に女の料理を食べたときに比べるとずいぶんと薄くなった。

 

「寂しいが、姉上がうちはに馴染んだようで何よりだ!」

 

嬉しそうに目を細める柱間に、マダラの脳裏には静かな顔をした妻の顔が浮んだ。

現在、悩みのタネである女の顔が。

 

 

一応は政略結婚とはいえ、婚姻をした仲だ。

同盟の象徴という部分があるのだから、仲が良好なのが一番だ。

 

(夫婦の在り方とは・・・)

 

マダラも一応は婚約していた一族の女がいたが、ろくに話す暇もなく病死してしまった。イズナの方も婚姻してすぐに子どもが出来、そうして産後の肥立ちが悪く亡くなった。

実際、柱間も婚姻は遅い方だ。何故って、本来なら結婚していたはずのアカリが絶対に嫌だと拒否したため、改めて探すハメになったのだ。

 

そんなこんなで始まった結婚生活であるが、新婚ってこんな感じか?とマダラさえも思うような生活だ。

元々も饒舌ではないマダラと、同じくそこまで饒舌ではないアカリの結婚生活は驚くほどに静かだ。

アカリ自身、察することに長けているのか、マダラのしてほしいことは先に準備してくれているので生活は快適だ。アカリの鉄仮面もまあ、察せられることもあるため無言でのやりとりが出来ているのだが。

 

何というか、新婚として色々と間違っている。

 

(嫌われてはないんだろうが。)

 

アカリに嫌われていないことは太鼓判を押せる。アカリは何でも自分の顔が好みらしい。

それについて疑ってはいない。信用しかない。けれど、顔だけ好きですというのは、こう、納得したくない感覚がある。

けれど、表面的にはあまりにも冷え切った家庭なのだ。

 

(初夜の時は、それこそ初陣前の若武者見てえな緊張ぐらいだったが。)

 

初夜に無表情とはいえ、がっちがちに緊張した妻のことを思い出す。

そんなマダラの様子に柱間が不思議そうな顔をした。

 

「どうかしたのか、マダラ?」

「・・・いや。」

 

マダラは一瞬、相談しようかと考える。そこまで長い付き合いではないマダラよりも弟である柱間に相談してもいいかもしれない。

けれど、すぐにマダラの中で夫婦仲を相談するなんて情けないのでは、という考えが浮ぶ。

 

「いや・・・」

 

そこでマダラの脳裏にぷんぷんと怒りながらきゃんきゃんと吠える妹の姿が浮んだ。

 

兄様、アカリ様は兄様のことが大好きですが、それにあぐらを掻いてはいけませんよ!

 

話題がないからと、弟妹達の思い出話を延延と語ったマダラに説教する妹のことが浮んだ。ダメか、アカリも嬉しそうだったんだが。アカリも、柱間や扉間の昔のやらかしの話になって盛り上がったんだが。

 

「本当に大丈夫か?」

 

柱間の心配そうな顔にマダラの中でぐらぐらと揺れる。けれど、妹のどうかと思いますという、お前に言われるほどかという動揺もある。

 

「・・・・アカリのことなんだが。」

 

苦々しい顔と共にマダラは夫婦仲に悩んでいることを語った。それに柱間ははわわわと顔を赤らめた。それをマダラは無言で殴りつける。

 

「うっお!酷いぞ、マダラ!?」

「うるせえ!なら、そのにやにやした顔どうにかしろや!」

「違うぞ、俺はただ単に姉夫婦の仲睦まじさにほのぼのしてただけぞ!」

「ばか、仲睦まじいって前よりも俺はあいつの好物さえ知らんぞが。」

「唐突に正気に戻らんでくれんか?」

 

マダラは柱間のそれにはあとため息を吐きながら、焼き魚を口にする。

そうなのだ、夫婦になってからそこそこ経つが、マダラという男はアカリという女の好物さえ知らない。

女との結婚まで足早にかけ過ぎて、そこら辺はおろそかになっている。

 

「姉上の好物か?姉上なあ、そうさなあ、鶏肉ぞ。」

「鶏肉?女にしては珍しいな・・・」

「子どもの頃は、薬草を探していたときによく罠を仕掛けてな。おやつ代わりに食わせて貰ったものぞ。懐かしい。」

 

それにマダラは、千手一族の人間の肉体の頑丈さというのか、そこら辺の胃の大きさの理由を理解できた気がした。

 

「・・・兄者、マダラ。少し、いいか?」

 

そんなことを言っていると、ひょっこりと顔を出したのは彼らの弟で有り、義弟である千手扉間だった。

 

「なんだ、飯の最中か?」

「おお、扉間!良いところに!」

「おい、柱間!」

 

柱間の様子に、彼がこの相談を扉間にまで持ちかけようとしていることを察してマダラが叫んだ。けれど、それよりも先に扉間は何やら面白いことがあると察してマダラを押しのけて兄に顔を寄せる。

 

「なんだ?」

「おい、扉間、それよりも用があったんだろうが?」

「急ぎではない。それこそ、義兄殿の悩みを聞けんほど時間が無いわけでは無いのでな。」

 

扉間がそう言うと同時に、柱間が口を開く。

 

「実はの、マダラが姉上との夫婦生活に悩んでおるのだ。」

「おい!」

「いいではないか、色々あったが、扉間ほど仲睦まじい夫婦はおらんぞ?」

 

そのいろいろに問題があるのですが、それは。

などと思ってもマダラはそれはそうだろうと少しだけ黙り込んだ。

扉間は少しだけ視線をそらした。

戦争時にとんでもない美人局に会ったら仲睦まじい夫婦になれるぞ、なんて言いかけてさすがに口を閉じた。

 

「・・・・ワシらとしては、姉上の機嫌がよいから、夫婦仲は良好かと思っていたんだが。」

「いや、悪いわけじゃないんだが。それよりも、そんなに機嫌がいいのか?」

「・・・・まあ、姉上も色々あったからのう。戦時中は、時折ぴりぴりしておったよ。八つ当たりをする人ではないが、それはそれとして、機嫌がいいことに越したことはないさ。」

 

柱間の苦笑交じりのそれにマダラは触れなかった。ある意味で、よくある話ではあるのだろう、戦時中であるのならばなおさらに。

 

「・・・・ただなあ、会話がねえんだよなあ。」

「家ではずっとだんまりなのか?」

「いや、わざわざ話す必要性があるものが。大体、女とお前ら何を話すんだ?」

「童貞みたいなこと言うの。」

 

バキっという音が聞こえたが、扉間はそれは無視した。さすがにこれは兄が悪いだろうと理解してのことだった。

 

「痛いんぞ!」

「うるせえ!女に現を抜かすような暇なんてなかったんだよ!!」

「だからといってひどいぞ!」

 

大の男が騒いでいるが、扉間は一瞬無視をしようかと思った。けれど、目の前の男達、ただ拳一つで下手をすると人が死ぬタイプなため、扉間が声をかける。

 

「ええい!執務室で騒ぐな!大体、夫婦の仲なぞ、普段の会話から始めるべきだろう。」

「・・・普段の、会話なあ。」

「俺はその日の出来事を話すぞ。マダラの話ばっかりぞ!」

「・・・道理でミト殿に会うと、やたらと俺のことに詳しいと。」

 

扉間は自分で言ったのだからと、記憶を探るが基本的に息子の話題ばかりだった。

それがなければ、イドラ自身、たわいもないことをずっと話している。

 

「・・・・ともかく、会話もなければ、姉者のことを何も知らん現状が夫婦としてどうかという話なのだろう?」

「まあな。」

「ならば、普段はしないことをしたらどうだ?贈り物とか。話題にはなるだろう。」

「・・・自分の予算を削って、俺の服の予算に回せないか交渉されるんだが。」

 

それに柱間と扉間は遠い目をした。

いや、思えば、マダラとあってからは、自分たちの方が姉貴分の意外な一面を見ているのではないだろうか?

 

(・・・・男として見えんって、俺の顔が純粋に好みじゃないって意味だったのか。)

 

柱間はその事実にぐすんと鼻を啜った。

いや、ミトは男前だって言ってくれるし、と柱間はじめっとキノコを生やす。

 

「普段と違うことなあ。」

 

マダラはふむと頷いた。

 

 

 

鼻歌が聞こえる。マダラはそれに、ちらりと後ろを見た。

そこには赤毛の女が、無表情とはいえ、機嫌がよさそうだった。

 

「・・・・痛いところはないでしょうか?」

「いいや、特にはねえが。」

 

自分の違和感に気づいたのか、アカリはそう言った。それにマダラは否定する。

 

婚姻してから、マダラの髪の手入れをするのがアカリの日課だ。というか、マダラの身支度全般の世話を好んでしている。

おかげで、弟妹や甥っ子からの評判は上々だ。

 

すごい、野生の獣並みにごわごわだった兄様の毛並みがこんなにふかふかつやつやになるなんて!

 

なんて妹に言われた日にはさすがに泣きたくなったが。

量の多いマダラの髪を絡まりを少しずつ解いて、薬湯を塗り込んでいくのは根気がいるが。アカリはそれが苦ではないらしい。

肌の手入れもさせてくれと言われたときはさすがに断ったが。それはそれとして目に見えてがっかりするのはどうなんだろうか。

 

「・・・・旦那様の髪を梳いているとき、櫛が欠けたんですが、欠けた一部が見つかっておらず。どこにあると思いますか?」

 

と、アカリが相談しているのをマダラは知らない。

背後に立たれるのは苦手であるが、それはそれとしてアカリと己の実力差はよくわかっている。それには殺されないという侮りが、後ろに立つことを許可させている。

 

(頭を触られている、眠気が来るな。)

 

そんなことを思いつつ、マダラは昼間にしていた話を思い出していた。

 

(・・・・普段と違うこと、か。)

「アカリよ。」

「はい、どうかされましたか?」

「お前の髪、俺も梳いてもいいか?」

「はい?」

 

 

「・・・・・本当にいいのですか?」

「まあ、気まぐれみてえなもんだ。」

「はあ、お望みならばそれでかまいませんが。」

 

マダラはそのまま女の髪を梳る。なるほど、自分とは正反対でさらさらとしたそれは驚くほどに櫛をするすると通っていく。

妹が幼い頃、母もあまり床から離れられなかったせいでそう言った世話をマダラが引き受けていた時があった。

 

(・・・・いや、なんも話すことねえな。)

 

普段とは違うことをしているが、結局マダラも話さなければ、アカリも話さないのだから結果は同じだ。

ちらりと、女の髪を見る。それは、ミトの髪とはまったく違う。

アカリの髪は、まるで、紅蓮のように燃えるような色をしている。それは、ある意味でマダラにとってなじみ深い色だった。

 

「綺麗な髪だな。」

 

なんとなく、マダラはそう言った。単に感想を吐き出したに過ぎないが、マダラも言ってから己らしくないと思い立ち、何を言っているのかと考える。

 

「・・ありがとう、ございます。」

 

やはり、淡々とした声音でそう返事をアカリはする。それに、マダラは気まずさを覚えるが、それと同時に、気づく。

梳るためにあらわになった女の耳が真っ赤に染まっているのを。

マダラはそれに目を見開いた。そうして、ちらりと見た女は変わらず無表情だった。

 

「・・・アカリよ。」

「はい、どうかされましたか?」

「お前、耳が赤いぞ。」

 

その言葉にアカリは一瞬動きを止めたが、すぐにがばりと起き上がった。

 

「・・・・・そろそろ寝ましょうか。明日も早いでしょう?水を持って参りますので。」

 

アカリはそう言って、足早にその場から去ろうとするが、マダラは無言でその足を掴んだ。

無意識の行動で起したそれに、アカリは思わずというように膝を突く。

そのままずるりと、マダラは自分のほうに引きずった。

精神的に千手の男共に勝っているせいで強者のように扱われがちだが、実際の所、アカリは弱い。まさしく、赤子の手をひねるがごとく。

 

「・・・・マダラ様、何か、気に入らないことでも?」

 

柱間と扉間の怯える、絶対零度のまなざしをマダラに向ける。一目で不機嫌であるとわかるのだが、それ以上に、アカリの耳は赤く色づいている。

 

「いいや、ただ。お前の髪は美しいなと思ってな。」

 

マダラは何故か、先ほど言ったそれをもう一度続けた。それにアカリは顔をさらに不機嫌そうに歪めた。けれど、耳は更に赤くなる。

 

「世辞が上手いですね。」

 

何故かひどく攻撃的にそういうアカリにマダラは反射で言葉を吐いた。

 

「俺がそんな暇な男だと思うのか?」

「・・・・らしくないと思いましたので。」

 

アカリはマダラから視線をそらすために、顔を背ける。そのために、マダラの目の前には真っ赤になった耳が晒される。

マダラはそれに、なんだろうか、胸の奥でぎゅんと高鳴るものがあった。そうして、衝動のようにその耳を甘噛みした。

 

「ひゃあ!?」

 

思っていた以上に可愛らしい声がアカリの口から飛び出た。それに思わずマダラは耳を離してしまう。

アカリはそれに顔を手で覆い、そうして、マダラから逃れるようにそらした。

手で覆っているとはいえ、アカリの顔はわかりやすいほどに真っ赤に染まっている。

 

「・・・もう、ご勘弁ください。」

 

絞り出すようなささやかな声に、マダラは思わず呟いた。

 

「・・・・お前、可愛いな。」

 

ぽつりと呟いたそれに、アカリはさらに顔を赤くした。

そんなマダラの胸には、なにか、ぎゅんと高鳴るような感覚はさらにした。

 

(・・・そうか。)

 

昔、父に忍の三禁の話をされた事がある。幼かったマダラには、それさえも自制できないなんて愚かだろうと思ったものだが。

ただ、この時、マダラは忍の三禁とわざわざ言われるほどの理由がその時になってようやくわかった心地がした。

 






アカリ様、この頃、髪が伸びてこられましたね。
本当ですね。
ああ、そうだな。
長すぎるのはうっとうしいと言われていましたし。少し、切られますか?
そうなのですか、ミト様?
ええ、イドラ様。夏になると、少し切られていたんですが。
・・・いいや、いい。
そうですか?伸ばされるのですか?
その、少し、伸ばしていた気分なんだ。

扉間は

  • 女の子が欲しいが、息子しか産まれない
  • 女の子がすぐに産まれる
  • 女の子が欲しくて、末っ子に産まれる
  • どっちでもいい
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