鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク!   作:アインスト

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気付けばもう年末ですってよ奥さん。
いや早スギィ!

とりあえず更新しなきゃまずいと思い立ちお出しした所存。
てなわけでほんへ、どぞ。


パツキン男子とパツギン女子がやってきたんだよな

前回までのあらすじ。

 

 

クラス代表戦に突如現れた無人機をなんとか撃破した俺たち。

ISの無人機なんて普通はあり得ないはずとのことだが・・・。

 

そんな疑念を持ちつつクラス代表戦は中止となったのだった。

 

てなわけで今回のお話行ってみよう。

 

 

 

※※※※※※※

 

 

 

中止となったクラス代表戦から数日。

人気のない格納庫で二人の人影があった。

 

 

 

「織斑先生、先日のISについてですが・・・」

 

「何かわかったのか、山田先生?」

 

「それが・・・これまでにない設計思想であることと、無認可のISコアが使用されていたという事ぐらいしか」

 

「・・・ふむ」

 

 

千冬が考え込むように腕を組んでいるとふいにポケットに入れていた携帯端末が鳴り出す。

取り出して画面を確認するも、非通知。

 

だが千冬はその相手に身に覚えがあるのか、躊躇いなく応対を始める。

 

 

「・・・私だ」

 

『はろはろちーちゃん、元気ー?束さんはちーちゃんの声が聞けなくてさびs』

 

「用がないなら切るぞ」

 

『わーわーわー!待って待って、今のちーちゃんたちに必要かなと思って束さんは連絡しようと思ってね!?』

 

 

 

やれやれ、とため息をつきつつ端末の通話状態をスピーカーに切り替える千冬。

 

 

 

『あーあー、聞こえてるかな?』

 

「えっ、あっ、篠ノ之博士!?」

 

『おっ、驚いてる声が聞こえてるってことは大丈夫そうだね。そうだよー、私が天才の篠ノ之束だよー!あ、サインとかなら今度立ち寄ったときにでも』

 

「御託はいい。束、さっさと本題に入れ」

 

『ぶーぶー、ノリが悪いぞちーちゃんあーちょっと待って無言で切ろうとしないでちゃんと話すから!』

 

「まったく・・・それで、話というのは?まさかとは思うが今回のIS襲撃に関係しているわけではないだろうな?」

 

『おー、さっすがちーちゃん。察しがいいねぇ』

 

 

 

それから端末越しに束が語ったのは”今回のIS襲撃には篠ノ之博士自身は関与していないこと”、”用いられたISは試作したが廃棄したはずだったISであること”。

 

そして・・・。

 

 

 

 

「・・・お前の知らない技術が用いられている、だと?」

 

『うん、そこは間違いないよ。今そっちに送ったんだけど・・・今回襲撃に使われた無人機にはその技術が使われてる』

 

「・・・今確認した。だがこれは・・・楠上が持っていたはずのデータではないのか?」

 

『それがねー、一応私の方でバックアップ取っておいたんだけどそれが裏目に出ちゃったみたいなんだよねー・・・』

 

「は?」

 

 

明らかな怒気を孕んだ声色を放つ千冬に、それに萎縮する束。

そしてとばっちりで同じように萎縮する真耶。

 

 

『ご、ごめんよぅ、束さんも細心の注意を払ってたんだけどどういうわけか何処からかデータをコピーされてぶっこ抜かれてたんだよぅ・・・』

 

「お前ほどの人間が出し抜かれた、と?」

 

『うん・・・いやー世界って広いねぇ・・・』

 

「・・・一応聞くが、コピーされたデータは何処に?」

 

『それが形跡もさーっぱり消えちゃってて。もー束さんちんぷんかんぷんだよ』

 

「・・・ふむ」

 

『今も追跡して調べてはいるけど尻尾を掴むのは結構先になりそうなんだよねー。また近いうちに何かアクションがあるかもしれないし、気を付けてねちーちゃん。それからまーやんも』

 

「まーやん!?」

 

「気を付けるのは元より当然の事だ。束、お前も何かわかれば連絡を寄越せ」

 

『ガッテンだよ、ちーちゃん。あ、後でセキュリティ強化プログラムのデータ送っとくよ。よっぽどのことがなければそれで防げるかも』

 

 

 

そう言って束は通信越しに千冬の携帯端末にデータを送付、軽く挨拶したのちに通信を切ったのだった。

 

送付されたデータに目を通しつつ息をつく千冬の横で、おずおずと言葉を紡ごうにも紡げない真耶。

 

それを見越したわけではないがふと千冬は一言ポツリとこぼす。

 

 

 

「・・・束のやつ、変わったな」

 

「・・・えっと、変わったというのは・・・?」

 

「あいつは・・・昔はまぁ、ひねくれた奴でな。自分の興味の無い人間に対してはまず”人間扱い”しない」

 

「えぇ・・・?ですが先ほどの篠ノ之博士の様子を見るにそんな雰囲気は出ていませんでしたよ・・・?」

 

「そこが変わったという点だ、山田先生。一昔前のあいつならあんな態度はまず取らない・・・それを考えてみればもしかすれば・・・楠上の影響かもしれんな」

 

 

 

一息つきながらコーヒーを飲む千冬はそう語りながら僅かながらだが、微笑んでいた。

 

そんな千冬の様子に釣られて真耶もにっこりと微笑んだのだった。

 

 

 

※※※※※※※

 

 

 

さて、色々あったクラス代表戦から数日経ったある日のこと。

朝のSHRが始まる前の短い時間でクラスメイトの皆が思い思いに駄弁っていた時のことだった。

 

どうせちっふー先生たちが来るまで時間はあるだろうと高をくくった俺はささやかな惰眠をむさぼっていた。

 

いつものように顔面に教科書をかぶせて腕を組みながら、すよすよと気持ちよーく眠ってたんだわこれが。

 

 

 

「・・・毎回思うけどよくそんな体勢で寝られるよな刃のやつ」

 

「ああ、それには私も同感だ一夏。下手をすれば首をやりそうな体勢だが・・・」

 

「そんなところも可愛いんじゃありませんの。ちょっとだけ心配してしまいますけれど」

 

「・・・セシリア、あれを可愛いというのは少し正気を疑うぞ・・・」

 

「んまっ、箒さんったら・・・」

 

 

 

そんな外野の会話をBGMにしつつ、惰眠を緩めない俺。

しかしそんな時だった。

 

 

 

「寝るな馬鹿者」

 

「あだふっ!?」

 

 

あろうことか俺のアゴに出席簿がブーメランめいて直撃!

直撃した出席簿ブーメランはそのままちっふー先生の手元に戻っていたのだった。

 

いや出席簿をブーメランみたいに扱えるとかマジでちっふー先生何モンなんだよ。人間やめてねえ?

 

 

「余計なことを考えると次は出席簿では済まんかもしれんぞ?」

 

「ヒェッ」

 

 

こんな修羅みたいな有無を言わさないこの雰囲気に勝てるわけないじゃんよ。

 

触らぬ神にはなんとやら・・・あ、山田先生も来た。

 

 

 

「皆さん、今日は転校生が来ますよ!しかも二人です!」

 

 

山田先生のその一言でざわつき出すクラス。

しかしこのクソ大変な時期に転校生ねぇ・・・。

 

 

 

「静かにしろ、お前たち。話が進まん・・・山田先生」

 

「ええ、わかりました。では早速お二人とも、入ってきてください!」

 

 

山田先生の指示で扉が開かれ、教室に転校生と思われる二人が入ってくる。

 

かたやパツギンの眼帯女子・・・。

そしてもう片方はパツキンの男子・・・男子?

 

 

「・・・へ?」

 

「・・・あぇ?」

 

 

俺とイッチーは二人揃って間抜けな声をあげる。

しかしそんなことはお構いなしに話は進んでいく。

 

 

「ではお二人とも、自己紹介をお願いしますね」

 

「はい。じゃあ僕から・・・僕はフランスから来ました、”シャルル デュノア”です。つい先日ISを扱える第三のIS操縦者として発見された身で・・・僕と同じような境遇を持つ男子が二人いる、とのことでよかったら仲良くしてくれると嬉しく思います」

 

 

ほーん、シャルルねえ・・・いやしかし第三のIS操縦者か。

こりゃまたIS学園のお姉さまがたが騒ぎそうな予感。

 

実際、現にクラスの皆は俺とイッチーを除いて黄色い歓声を上げて大変騒がしいでございますのよ。

 

さて、もう片方のパツギン眼帯女子は・・・うおっ、目に見えるくらい不機嫌そう。

 

 

 

「まったくお前たちは・・・まあいい。ボーデヴィッヒ、自己紹介を」

 

「ハッ、教官!」

 

 

教官・・・なるほど、ちっふー先生とは何らかの関わりがあると見た。

それにあの立ち振舞い・・・多分あれは軍人ってやつだ。

 

 

 

「・・・”ラウラ ボーデヴィッヒ”だ」

 

「・・・えっ、と・・・それだけ、ですか・・・?」

 

「以上だ・・・貴様か」

 

 

 

ラウラと名乗った眼帯女子はそのまままっすぐイッチーの元へ向かう。

そうして彼女がイッチーの座る席にたどり着くと、右手を振り上げる・・・あ、不味いか。

 

そう感じた俺は咄嗟に飛び出し、イッチーの頬に平手打ちをぶちこまれる前になんとかラウラの腕を掴んで止める。

 

 

 

「・・・貴様、何のつもりだ?」

 

「何のつもりって・・・黙ってダチが殴られるのを見ていられる程腐っちゃいないんでね。それで?お前さんこそ何のつもりだよ。転校初日からそんなに敵意バチバチにしてよ」

 

「ふん・・・貴様には関係のないことだ。わかったら手を離せ」

 

「嫌だね。そういうお前さんこそその腕をしまえよ、ついでに敵意もしまってくれると助かるんだけども」

 

 

 

・・・一触即発の雰囲気。

お互いににらみ合いを続けているとふいにラウラがため息をつき・・・次の瞬間、俺の体は宙に浮かんだ。

 

 

「へ?」

 

「シッ!!」

 

 

浮かんだと思ったら今度はその場にいたイッチーごと巻き込んで叩き落とされた。

 

どうやら俺はあの一瞬でCQCを叩き込まれたのだと認識するのにそう時間は掛からなかった。

 

 

「イッテテテ・・・イッチー、生きてるかー・・・」

 

「生きてるからさっさとどいてくれ刃・・・」

 

「・・・貴様、名は」

 

「俺かい?イッチーのマブダチ、楠上 刃だ・・・アイテテテ・・・」

 

「・・・楠上、刃か。覚えておこう・・・貴様は織斑 一夏の次に気に食わん」

 

「・・・そりゃどーも」

 

「それから織斑一夏。私は貴様を教官の弟だと認めない───この面汚しが」

 

 

そう言うとラウラはそそくさと自分の席に歩いていった。

起き上がりつつ倒れた机やら椅子やらを直しつつ、イッチーに質問してみる。

 

 

「・・・なあイッチー、お前何かした?」

 

「いや・・・そもそも俺はあの子とは初対面のはずなんだけどなぁ・・・」

 

「そっかぁ・・・イッテテテ・・・」

 

「お互い派手に吹っ飛ばされたもんな、俺たち・・・」

 

 

こりゃ穏やかじゃないな、と一人心の中で呟く。

ラウラ ボーデヴィッヒねえ・・・一体全体どうしてあれほどまでにイッチーを毛嫌いしているのやら。

 

そんな思考をよそに、SHRは過ぎていくのだった。

 

 

 

 

次回に続く!!




ということでシャルル&ラウラ転入回でした。
リメイク前はふざけすぎたのでリメイクするにあたって少しばかり修正しつつ大幅加筆。

よくよく考えてみればラウラって色々属性積みすぎでは???
いやでも僕っ子シャルルも可愛いし・・・。

そういう点でもISという作品は作者自身の好きなものが詰まった作品だったんだなぁとさらに原作にリスペクトしてみたり。

次回は・・・色々書きたいシーンがあるので厳密にこれ、といったものは教えられません。すまねえ!

さて前回から1ヶ月半近く経ちますがそれでもこんな作品に付き合ってくださる皆様に圧倒的感謝!
こんな作品ですが来年も変わらずにお付き合いいただければ幸いです。

それから感想もしっかり読ませていただいてます。
返信もクッソ遅かったりしますが御容赦くだせえ・・・。

ということでこの辺りでそろそろ後書きを終えたいと思います。
それでは次回の更新でお会いしましょう。
ではでは(´・ω・`)ノシ

よいお年を!!!!(クソデカボイス)
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