鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク!   作:アインスト

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ヒャア我慢できねえ更新だぁ!
てことであの姉妹との邂逅回です。

それではほんへ、どぞ。


訳あり姉妹との邂逅なんだよな

 

 

前回までのあらすじ。

 

シャルル・・・いや、シャルロットの正体を知ってしまった俺は落ち着いた頃合いを見てこれまでのシャルの境遇を聞くことに。

 

シャルの口から語られたのは悲しく、壮絶とも言える半生。

そんな話を聞いたらいても立ってもいられず涙してしまった。

 

そんなこんなでシャルにこれからどうなるか、ではなくシャル自身がどうしたいのか聞き出した俺は今すぐには解決できないため、先延ばしになってしまうが守ってみると、そう約束したのだった。

 

そうして話終えたと思ったのはつかの間、なんとイッチーたちが扉越しに聞いていたのだった・・・!

いやまあ遊ぶ約束して誘ったのは俺だから責任は俺にあるけども・・・。

 

てなわけで今回のお話行ってみよう。

 

 

 

※※※※※※※※※

 

 

 

さて、シャルの秘密を知ってしまった俺たちだったが翌朝顔を合わせても特に変化はなかった。

 

それもそのはず、昨晩秘密を知ってしまった俺たちは今シャルの秘密が露呈するのはまずいと判断した上で黙っておくことにしたんだわ。

 

とはいえ時を見てちっふー先生たちに相談することにしたけども。

それでもしばらくの間は黙っておけばシャルもきっと安全だろうし。

 

で、ここからが本題なんだけども・・・どうやら近々試合があるそうで。

それも専用機持ちは強制参加のやつ。

ちっふー先生から個別で教えてもらったのには理由があって、俺の持つ相棒こと”バルバトス”はかなり特殊なIS。

 

そこで、ちっふー先生はその相棒を作り上げたのが恐らく束さんと推測。

であれば束さんしか知り得ない技術が使われている可能性もあると踏んで最低限の整備は自分でやれ、とお達しがあったんだわ。

 

まあ簡単な整備くらいなら束さんからちょっとは教えてもらってるからできないことはないけども・・・無茶振りがすぎるぞちっふー先生!

 

まあそういう事情もあって放課後の今、俺は一人でIS整備室に訪れていた。

まあ修復ぐらいなら相棒が勝手にやってるし推進材くらいの補充でもしておけばいいだろ。

 

いやしかしこの整備室いやに暗いな・・・とっと照明付けて推進材見つけたいところだが・・・。

 

 

 

「・・・誰?」

 

「オンワーッ!?!?」

 

「!?」

 

 

 

何!?誰!?こんな暗がりで声かけてきたのはどこのどいつだ!?

もし幽霊とかだったらどうしようもねえぞ!?

まあこの辺出るとは聞いてないけど!!

 

 

 

「・・・いきなり叫ばないで・・・耳痛い・・・」

 

「あっ・・・悪い・・・お、照明。付けてくれたんだな」

 

「・・・別に。それで、あなたは誰?ここに何の用?」

 

 

 

照明が付くやいなや、俺の目の前に立っていたのは水色の髪が目立つ眼鏡っ子だった。

・・・いやお前さんこそ誰・・・?もしかして整備室のヌシ?

 

まあそれはそれとして聞かれたからには名乗らないとスゴイ=シツレイに値するから名乗っとくか。

 

 

 

「あー・・・俺は楠上 刃、一年一組だ。お前さんは?」

 

「・・・更識、簪。四組」

 

「簪、ね。ここで何を」

 

「あなたには関係ない」

 

 

何をしてたんだ、と聞こうとしたら遮るように返された。

うお・・・すげー冷ややかな視線がビシビシ伝わってくる・・・。

いかにもな邪魔すんなっていう空気が漂ってくらぁ・・・。

 

 

 

「関係ない、ねえ・・・でもほら、こうして挨拶を交わしたんだし友達ほどとはいかなくてもよ?」

 

「・・・それでも、関係ないから。用がないなら用を済ませたら早く帰って」

 

「ええ・・・取りつく島もなし・・・?」

 

 

 

どうしようかと視線をあちこちに泳がせていると、更識の立っている場所からさらにその先に未完成と思われるISが大小様々な機械に繋がれていたのが見えた。

 

それに思わず目を奪われた俺は、咄嗟にそのISを間近に見ようと試みて呟きをこぼした。

 

 

 

「ちょっと・・・!」

 

「・・・すっげぇ。これ、お前さんが作ってるのか?」

 

「だとしたら何・・・?あまりじろじろ見ないでほしいんだけど・・・」

 

「あー・・・そうだよな、悪い。でもすっげぇよ、あれ、もしかして一人で?」

 

「・・・まあ、そうだけど」

 

「でも変だよな・・・普通こういうのって何人かで作るモンじゃなかったっけか?」

 

「・・・別に、私には必要ない。それに・・・一人で組み上げなくちゃいけないから」

 

 

一人で、ね・・・どうしてそこまで一人でやることにこだわるのかかはわかんねえけど・・・まあそれにはあまり突っ込まない方がいいかもしれない。

 

何か、曲げられないようなそんな鬼気迫る理由なのかもしれないし。

 

 

 

「・・・そっか、それなら俺は何も言わねえよ。でもま、なんだ・・・どうしてもうまく行かなかったら誰かに頼るってのもアリだと思うぞ。プライドうんぬんは抜きにしても、さ」

 

「・・・そう」

 

「そんじゃ、俺は目当てのモン見つけたし戻るわ。そいつの完成、楽しみにしてるな!」

 

 

 

そう告げて俺は推進材の入った箱をいくつか抱えて、補給を今か今かと待ちわびているであろう相棒の元へと戻っていく。

 

 

 

「・・・変な人」

 

 

 

・・・今のは聞かなかったことにしておこう。

 

 

 

※※※※※※※※※

 

 

 

 

それから時間は進んで晩飯前。

 

食堂に向かう途中イッチーとモッピーに出くわし、モッピーからファイトのリベンジを申し込まれた俺はそれじゃあメシのあと真っ直ぐイッチーたちの部屋に行くから今のうちにデッキ取りに行く、とだけ告げて一緒に行動していたシャルを預けて一人自室に戻っていた。

 

そうして自室のドアノブを捻ろうとすると・・・。

 

 

 

「・・・あん?鍵かかってねえ・・・確か閉めた気がすんだけどなぁ」

 

 

 

まあ気のせいかと片付け、おもむろに扉を開いた。

そうして目の前に飛び込んできた異質な光景に、困惑することとなる。

 

 

 

「はぁい、おかえりなさい。ごはんにする?お風呂にする?それとも・・・わ、た、し?」

 

「・・・部屋間違えたかね」

 

「いやちょっ、無視!?」

 

 

 

扉開けたら痴女がいた、まる。

いやまるじゃねえわ!?

どちら様ァ!?

 

 

「いやしかしそうだとしてこれちっふー先生に言った方がいいか・・・?」

 

「えっ!?あぁんちょっと待って楠上くん!織斑先生だけは勘弁してちょうだい!」

 

「・・・とりあえず、話は聞くか。着替えてもらっても?」

 

「あら、ダメかしら?男子にはこういうのが・・・」

 

「だとしても目のやり場に困るんで・・・!」

 

「・・・そう。でもよかったでしょ?」

 

「・・・正直辛抱たまらんです」

 

 

 

かなしきかな、これが男の逃れられぬ”サガ”というやつだった。

それから数分後、着替え終えたのかシャワールームから出てくる女子。

 

・・・リボンの色が違うな。上級生か?

 

 

「・・・粗茶っすが。どぞ」

 

「あら、ありがとう。気が利くのね?」

 

「まあ、人並みには。それで・・・俺に用があるんですよね?」

 

「ええ、そうね。でもまずは自己紹介から・・・私はここIS学園の生徒会長、”更識  楯無”よ。よろしくね、楠上くん?」

 

「ご丁寧にどうも。それで?話ってのは?」

 

「別に口調は崩しても構わないわよ?なんなら私の事も呼び捨てでも構わないし」

 

 

 

初対面の人相手にいきなり呼び捨てで呼べるほど図太くはないんだってば・・・。

そんな俺の反応を楽しむかのようにくすくすと笑ってみせる楯無さん。

そうして気が済んだのか、扇子を開いて口元を隠しつつ語り始める。

 

・・・扇子には”重要!”と達筆で書かれていた。

なんだその扇子・・・。

 

 

「まあ話と言ってもちょっとしたアンケートみたいなものよ。ここで過ごす上で不便はないか、とか叶えてほしい要望があるか、とか」

 

「へえ・・・」

 

 

そんな話を流し聞きつつ、楯無さんの名字についてちょっと考えていた。

更識って確かもう一人いたよな・・・それこそ整備室で会ったあの子とか・・・ん?

 

 

 

「あの、つかぬことを聞くっすけど」

 

「あら、何かしら?」

 

「その、同じ学年で更識 簪ってやつがいたんすけど・・・もしかしてその簪って子の姉貴さんだったりします?」

 

「あら、鋭いのね。その通りよ・・・まあ、ここのところまともに話が出来てないんだけど・・・」

 

 

 

妹さんも訳アリでこの姉貴さんも訳アリかよ・・・訳アリ姉妹なのか?

そう思考する俺をよそに楯無さんはどこか寂しそうな、そんな顔をしていた。

 

そうかと思えば表情をすぐに戻して話を続けた。

 

 

 

「まあ、お姉さんの身の上話は今はどうでもいいわ。アンケートの話ももちろん大事なことなんだけれど・・・その他にも、いくつか大事なことがあるの」

 

「大事なこと?」

 

「ええ・・・例えば、あなたの同居人のこと・・・とか」

 

「・・・!!」

 

 

俺は思わず立ち上がり、警戒心を楯無さんに向ける。

そんな俺の様子とは裏腹に楯無さんは表情こそ変えないが、凛とした態度は崩していなかった。

 

 

 

「・・・シャルルに、何かするんすか?」

 

「やぁねぇ、何もしないわよ。大事な生徒であることには変わらないもの。それがどんな形であれ、ね?」

 

「・・・そっすか。すいません、いきなり立ち上がっちまって」

 

「いいのよ、お友達のために一生懸命になれる男の子はお姉さん好きよ?」

 

「どうも・・・一応、受け取っときますよ」

 

「ありがと。まああの子に関しては私に任せなさいな。悪いようにはならないから」

 

「な、ホントっすか!?」

 

 

もしそうなら渡りに船だった。

どうにかするための手札が足りなすぎる現状ではまさしく救いの一手になり得るからだ。

 

 

 

「ホントホント、嘘言っても仕方ないじゃない。それにあの子の件に関してはあらかじめ織斑先生も知ってたのよ」

 

「そ、そうだったのか・・・」

 

「そう、だから安心しなさい。それよりも今気を付けなきゃいけないのはまた別の子よ?」

 

「別の・・・」

 

 

その言葉に、あのパツギン眼帯女子ことラウラ ボーデヴィッヒのことが脳裏によぎる。

 

 

 

「その様子だと、何かあったみたいね?まああまり詳しくは聞かないけれど・・・」

 

「?」

 

 

 

楯無さんがそう言いながら立ち上がり部屋の扉まで移動し、立ち止まったかと思うとこう続けた。

 

 

 

「くれぐれも、気を付けなさい。あの子もきっと、”何か”を抱えているはずよ」

 

「何かって・・・」

 

「それはあなたたちで見つけること。私が介入しちゃったらまずいもの」

 

「・・・そっすか」

 

「それじゃ、伝えることは伝えたわ。それじゃあね、楠上くん?」

 

 

そう言って楯無さんはウインクした後出ていった。

・・・ラウラも何かを抱えている、か。

 

楯無さんが残していったその言葉を脳裏で反芻しながら、カップを片付けるのだった。

 

 

 

次回に続く!!




ということで今後の展開を匂わせつつ更識姉妹との邂逅回でした。

書きたいこと詰め込んだら長くなっちゃったわ!
反省はしている!けど後悔してない!
むしろ色々と考えて加筆しながら書き上げたので楽しかったまである。

そんなわけで次回はようやくラウラが絡むお話になる予定です。
前回の感想ありがとうございました!
やっぱヴァンガードを覚えているファイターは多いんだなぁと嬉しく思ってたり。

ということでちょっと長くなってしまいましたがこの辺で。
また次回の更新でお会いしましょ。

感想とか送っていただければ嬉しくもビビり散らかしながら次回を書くための原動力にします。

ではでは(´・ω・`)ノシ
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