鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク! 作:アインスト
プラズマ手刀って手がそのまま武器になる訳じゃないのね・・・。
それではほんへ、どぞ。
前回までのあらすじ。
ちっふー先生からの指示のもと、簡単な整備を俺個人でやらなくてはならなくなった。
そういったことで立ち寄った整備室にて”更識 簪”と名乗る女子と出会う。
で、ある程度のコミュニケーションを試みようとするが取りつく島もなし。
どうしようかと考えてたら奥で鎮座している未完成のISを見かけ、そこからちょっとだけだが会話をすることができた。
そうして簪さんから別れた後野暮用で自室に戻ると痴女・・・じゃなかった、IS学園の生徒会長と自称する先輩”更識 楯無”と遭遇。
色々話を聞いてみれば楯無さんと簪さんは姉妹・・・なんだが、揃いも揃って訳アリ姉妹だったのだった。
結局、深くは踏み込まなかったが楯無さんからは”ラウラに気を付けろ”と忠告をして去っていったのだった。
てなわけで今回のお話行ってみよう。
※※※※※※※※※※
「オイシャア焼き尽くせオーバーロード!!ツインドライブでダメ二点じゃあ!!」
「く、クソ・・・ダメージ・・・あーっまたダメかーっ!!」
「やはりかげろうこそ最強・・・火力isパワーなのだ!」
「くぅ・・・もっと、もっと力が欲しい・・・!」
「何やってるんだお前たち」
楯無さんとの邂逅から次の日の昼休み。
俺は食堂でメシを食い終わったことをいいことに、イッチーからのファイトのリベンジを挑まれていた。
まぁ見ての通りボッコボコにしてやったんだけどね。
やっぱかげろうだわ!
そうして勝利の余韻に浸っているとモッピーからツッコミを入れられていたのだった。
「おーモッピー、これから昼飯?」
「ああ。今日は私が日直だったからな・・・一夏を誘おうと思ったら一目散に食堂に走っていくものだから驚いたぞ?」
「悪い箒、どうしても刃にリベンジしたくてさ」
「でもなかなかいい線行ってたぜ?」
「まったく・・・それと同じくらいISでも強くなってくれたらいいんだがな」
そう意地悪な事をイッチーに投げ掛けながら日替わり和風定食を食べ進めるモッピー。
さすがに痛いところを突かれたのか、ちょっと悔しそうにするイッチーを眺めるまでがワンセット。
「・・・そういやセッシーとりーちゃん見てないな」
「あ、何か鈴がセシリアに特訓するぞって言って軽食持ってアリーナに行ってるの見かけたぞ?」
「あー・・・あの日のやまやん先生にやられたの、まだ気にしてんのな」
「鈴は負けず嫌いだったからなぁ・・・」
「そうなのか一夏?」
「おう。中学生の頃でも弾・・・ああ俺の友達な。そいつの家で集まってゲームしたことがあってさ・・・いやーあの時はやばかった・・・まさか勝つまで休憩無しで一日ぶっ通しでやるなんてさ・・・」
「・・・まあ、確かに鈴音の性格ならやりかねんか」
イッチーの昔話を聞きながらカードを片付けていると、そこにシャルがかなり慌てた様子で走ってやってきたのが見えた。
いったいどうしたんだ、そんな鬼気迫るような表情して・・・。
「たっ、大変だよ刃!一夏!」
「どうしたんだシャル?」
「おいおいとりあえず落ち着け、な?」
「う、うん・・・」
とにかく落ち着いてもらうために水の入ったコップをシャルに手渡す。
・・・あっ。
「あっ、ちょっと待ったシャルそれ」
「ん・・・どうしたの刃?」
「・・・悪い、それ俺の飲みかけ」
「・・・ふぇっ!?」
みるみるうちに顔を赤くするシャル。
いやホントごめん、落ち着くのは俺の方だわ。
そんな一幕があったがどうにか落ち着いたのか、シャルが話し始める。
「えっと、それでなんだけど。今アリーナでセシリアさんと凰さんがボーデヴィッヒさんと戦ってて・・・!」
「はい?なしてあの眼帯娘がセッシーとりーちゃん相手に?」
「それはわからないけど・・・でもかなりまずい状況なんだ!ついてきて!」
そう言って俺の手を引くシャルに、その後に続くイッチーとモッピー。
ここまで焦ってるってことは・・・相当やばそうな空気が流れてるな。
ふとイッチーの顔を見てみれば気を引き締めたような表情をしているのがわかる。
そうして手を引かれながらアリーナの観客席にたどり着いた俺たちは、その惨状を目の当たりにする。
りーちゃんの纏うIS、甲龍は非固定武装である衝撃砲が全壊。
装甲も所々ひび割れており、受けたダメージの凄惨さを物語っている。
そしてセッシーも同様にブルー・ティアーズの装備はほとんどが破壊され、ライフルも一目で使用できないと分かる程にひん曲がっていた。
そしてそのセッシーは足蹴にされているようで、その相手は黒いISを纏ったあの眼帯娘・・・ラウラその人であった。
「セッシー!?」
「鈴ッ!!なんであんな・・・!」
「止められる奴は他にいないのか・・・?」
「あーだこーだ言ってる場合じゃねえ!イッチー、ピットに急ぐぞ!」
「ああ、二人を助ける!」
そう叫んで俺とイッチーは無我夢中でピットまで突っ走る。
そんな俺たちを見て先輩方は止めようとするが今さらその程度で止まれる俺たちじゃない。
「イッチー、行けるな!?」
「ああ、もちろんだ刃!」
「しゃあっ!来い、バルバトス!」
「力を貸してくれ、白式!」
そうしてそれぞれの相棒を呼び出した俺たちはピットからアリーナへと飛び出した。
イッチーにはりーちゃんの保護を頼み、俺はノーマルメイスを呼び出してセッシーを踏みつけているボーデヴィッヒに向けてぶん投げる。
「そのクソ生意気なツラにぃ、ドストレートォ!」
「・・・来たか」
セッシーを蹴り飛ばし、俺の投げたノーマルメイスをいなして避けるボーデヴィッヒ。
やっぱ専用機持ちだとこういう小細工は効かねえか・・・!
「セッシー、大丈夫か!?」
「は、はい・・・」
「イッチー、りーちゃんは!?」
「所々打ち身がひどいけど大丈夫そうだ・・・!」
「そりゃよかった・・・さてと」
セッシーを壁際に寄せて休ませ、ゆっくりと振り向いてボーデヴィッヒを見据える。
対するボーデヴィッヒの表情は・・・何だか、セッシーやりーちゃんに対して”期待はずれ”とも言えるような雰囲気をありありと出していた。
「それで・・・お前さん、なんでこんなことを?」
「知れたこと、奴らのISのデータを参考程度に取ろうとしたが・・・はっきり言ってつまらん。よくそれで代表候補を名乗れるものだな」
「お前・・・!」
「時に楠上 刃。貴様はどうやら全身装甲のISを用いると聞いているが・・・その様子だと貴様も期待はできんだろうな?」
「てんめぇ・・・上等だ、相手になってやろうじゃねえか・・・!」
レンチメイスを召喚、構えてボーデヴィッヒと対峙。
かたやボーデヴィッヒもプラズマ手刀を構えて俺を見据える。
一瞬の静寂の後、ついにぶつかり合う・・・と思いきや。
『そこの生徒、何をやってるの!氏名と学年を告げなさい!』
「・・・ふん、助けられたようだな。運が良い男だ」
「けっ、言ってろ」
「やはり楠上 刃・・・貴様は織斑 一夏の次に気に入らん。いずれこの手で始末してやる・・・覚えておくことだ」
そう言い捨ててボーデヴィッヒはISを解除、すたすたとピットに戻っていったのだった。
イッチーの次に気に入らない、ねえ。
確かにわからんでもないが・・・ああもイッチーを毛嫌いする理由は何なんだ・・・?
まるで、過去にイッチーがボーデヴィッヒに対して何かやらかしたみたいな口ぶりだったけども。
「刃、大丈夫か?」
「おう、何とか。イッチーは?」
「俺もなんともない。お前があいつを抑えてくれてたおかげだな」
「・・・そっか。なあイッチー」
「ん?」
「・・・本当にあいつに対して何もしてないんだよな?」
「ああ、そのはずなんだけどな・・・」
そんなイッチーの困惑したような言葉で、ますます謎が深まってしまうのだった。
次回に続く!!
というわけでラウラとのひと悶着回でした。
リメイク前のものと比べてみると結構変更している箇所が多い・・・。
今回の一幕もそういった影響をしっかり受けてます。
次回は・・・多分リーグマッチ編に差し掛かる予定です。
このあたりも結構加筆修正するつもりなので、ゆっくり書き進めていこうかなと思ってたり。
で、リーグマッチ編が落ち着いたらその時点でのキャラ設定のまとめだとか、”ノーネーム”の話の続きをちょろちょろと書きたいなぁと考えてます。
ということでこの辺にして、次回の更新でお会いしましょ。
感想など、気長にお待ちしてます。
ではでは(´・ω・`)ノシ