鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク!   作:アインスト

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さらば赤バー評価。
ようこそオレンジバー評価。

多少下がったけどちゃんと読んで評価してくれてるんだなぁと感じた今日この頃。

てことでほんへ、どぞ。


タッグマッチに向けての行動なんだよな

 

前回までのあらすじ。

 

楯無さんからの忠告から翌日。

何気なくイッチーたちと駄弁っていたら緊急事態発生。

 

シャルからの話を要約すると、セシリアと鈴音がボーデヴィッヒにボッコボコにされてるとのことだった。

さすがに見過ごすわけには行かないのでイッチーと共にアリーナへと駆け込む。

 

そうして二人を蹂躙していたボーデヴィッヒと一触即発の雰囲気となったが・・・その場にいた教師の助けもあり一時的になんとかなった。

 

それでもやっぱり俺やイッチーが気にくわないのか、少し気になる発言を残してボーデヴィッヒは去っていき、いまだにわからない謎がそのままになってしまったのだった。

 

てなわけで今回のお話行ってみよう。

 

 

 

 

※※※※※※※※※

 

 

 

 

ボーデヴィッヒの蹂躙から少し経ったあと。

俺たちは保健室に足を運んでいた。

 

 

 

「よ、セッシー。具合どうよ?」

 

「あら、刃さん。それに一夏さんも」

 

「おう。鈴、大丈夫か?」

 

「この様子を見て大丈夫に見えるっての?」

 

「あー・・・」

 

「軽口叩けるくらいには元気そうだな、りーちゃん」

 

 

そういう俺の視線の先には、骨こそ折れていないものの所々に包帯を巻きベッドに横になっている痛々しい二人の姿。

 

ちなみになんであそこまでズタボロになるまで戦ったんだとセッシーに聞いてみると「乙女の秘密ですわ」と一蹴されてしまった。

 

・・・まぁ、口に出せなくてもそれなりの事情があるのは理解するけど。

 

 

 

「しっかしボーデヴィッヒのやつ、ここまでやっちまうとはなあ」

 

「そう、だな・・・数週間後の試合、出れそうか?」

 

「何いってんのよ一夏、あたしは絶対に出るんだから・・・いっ」

 

 

空元気で身体を起こそうとするりーちゃんだったが、やはりつらいのか痛みに顔を歪ませる。

そんな会話をしていた俺たちのところにやまやん先生がやってくる。

 

 

 

「あ、お二人とも大丈夫・・・ではなさそうですよね。すみません、もっと早くに気づけていたら・・・」

 

「気を病まないでくださいまし、山田先生。わたくしたちにも非はありますから・・・」

 

「それはそうですけど・・・」

 

「とにかく!一刻も早く怪我を治して試合に出れるようにならないと!あいつをギャフンと言わせないと気が済まないっての!」

 

「・・・あ、そうでした。そのことなんですけど・・・」

 

 

 

山田先生はそう言いづらそうな表情をしていたが、絞り出すように続けた。

 

 

 

「たとえ早くに怪我が治っても試合には出れないんです・・・」

 

「はい!?なんでよ!?」

 

「まあ・・・当然ですわね。わたくしたちは治っても問題はISの方でしょう」

 

「はい。お二人のISなんですけどどちらもダメージレベルCを越えてまして・・・当分の間は修復に専念させないと」

 

「そんなぁ・・・」

 

「仕方ありませんわ、鈴さん。不完全な状態で稼働させても後々にどんな影響があるかわかりませんし」

 

「はあ・・・がっくし」

 

 

 

わかりやすく肩を落とすりーちゃん。

まああんだけズタボロにされちゃあISも直すのに時間かかるわな・・・。

そう山田先生から指示されていた時、保健室の外が騒がしくなる。

 

 

 

「・・・?何だろう、外がちょっと騒がしいような・・・?」

 

「ちょっと待ってろシャル。イッチー、行くぞ」

 

「わかった」

 

 

 

イッチーと阿吽の呼吸で意思疎通して保健室の扉の前へ。

そうしてドアノブに手をかけようとしたその時・・・勢いよく扉が開け放たれ女子たちがなだれ込んできた。

 

 

 

「どわーっ!?」

 

「うおーっ!?」

 

 

 

一瞬ガヤガヤと騒がしくなるが、次第に女子たちは顔を見合わせ俺たちに一枚のプリントを見せてきた。

 

 

 

 

「織斑くん!」

 

「楠上くん!」

 

「デュノアくん!」

 

『『これ!!』』

 

「おん・・・?何々?」

 

「・・・”今月開催する学年別トーナメントでは、より実践的な模擬戦を行うため二人組での参加を必要とする”・・・?」

 

 

 

 

イッチーがそう読み上げると「そういう事だから私と組んで!」という女子たち。

なるほどタッグマッチねえ・・・あいや待て、ちょっと問題がある。

 

・・・このままだとシャルの正体、バレちゃうじゃん。

まだ正体を知ってる俺やイッチー、セッシーにモッピー、そしてりーちゃんはまだいい。

 

だけど他の女子たちはシャルがまさか女だなんて思ってない。

ヤバいなぁ・・・と思案しているとふとイッチーと目が合う。

 

ああ、やっぱイッチーも同じ考えか。

そう思い至った俺たちはイッチーからのアイコンタクトで俺が動くことに。

 

 

 

 

「あー・・・悪い。俺シャルルと組むんだわ」

 

「じゃあ織斑くんは・・・!」

 

「ごめん、俺は俺でゆっくり考えたいからちょっと・・・な?」

 

「そっかぁ・・・」

 

「まあ他の女子に組まれるよりは・・・」

 

「それに強引に組んでも嫌だもんね、ごめん!」

 

「あと男子同士が組んでも絵になるし!」

 

 

 

 

そう思い思いに告げて保健室をあとにする女子たち。

完全にいなくなったのを見て思わず俺とイッチー、シャルはそりゃあもう大きなため息をつく。

 

 

 

「はあー・・・あっぶねえ・・・」

 

「ホントにな・・・だけど刃、ありがとな」

 

「いいってことよ。それよりイッチーはどうすんだよタッグの相手」

 

「まあ追々考えるさ。シャル、刃の背中は頼んだぜ?」

 

「うん、任せてよ一夏。刃も頼りにしていいからね」

 

「ぐぬぬ・・・あたしらがボッコボコにされてなきゃ組んだのに・・・」

 

「今さら嘆いても仕方ありませんわよ鈴さん」

 

「なんであんたはそう落ち着いてられるのよ?」

 

「焦っても勝機は見えないからですわ。何事も気品をもってゆったりと構えるのが貴族としてのあり方ですので」

 

「・・・参考になるようでならないのが微妙に腹立つわ」

 

 

りーちゃんがセッシーをジト目でぼやきつつ、この時間は過ぎていった。

 

 

 

 

※※※※※※※※※

 

 

 

 

翌日、俺は定期メンテの一環であの整備室に訪れていた。

使えそうな部品を見繕いつつ、奥へ奥へと足を進めているとあの時の女子・・・更識 簪が黙々と作業を続けている姿が見えた。

 

 

 

「よっ、調子どうよ」

 

「・・・また来たの?」

 

「まあな、この辺使えそうなモン多いからつい」

 

「・・・そう。見るのはいいけど邪魔はしないでね」

 

「ほいほいっと・・・」

 

 

 

簪が”また”と言ったように、実はあれから何回か足を運んでいる。

まあほっとけなかったってのが本心だったからチマチマと様子を見つつコミュニケーションを取っていたんだわ、これが。

 

 

 

「おー、こないだより進んでるな。今どんな感じなんだ?」

 

「・・・まあ、基礎的な調整は済んだんだけどこれから武装の細かい調整ってところ」

 

「ほー・・・俺こういうのからっきしでさ。やっぱすげえな簪」

 

「べ、別に誉められるようなものじゃ・・・」

 

「なんだよ照れてんのか?」

 

「て、照れてないもん・・・」

 

 

 

若干むくれつつも顔を赤くする簪。

なんだこいつ可愛いな・・・当然だけど。

 

そういえば自然と彼女を名前で呼んでいるがこれには理由があって、名字で呼ばれたくないってのが大きな理由らしい。

 

そういうこともあって自然とお互いに名前で呼び合うようになったのだった。

 

 

 

「・・・あ、そういえばよ」

 

「何?」

 

「いや、今月末に学年別トーナメントあるじゃん。通告で二人組で出るようにって話なんだけど・・・簪は相手決まってんの?」

 

「んー・・・決まってない、かな。刃は?」

 

「俺はシャルルと組むことになってな。イッチーはまだ決まってないんだわ」

 

「ふーん・・・そう」

 

 

 

淡白な返事を返す簪。

まあ事情が事情だからイッチーとは絡みにくいか・・・。

 

そう考えているとふと簪が一言放った。

 

 

 

「・・・タッグを組むなら、織斑君の方がいい・・・かも?」

 

「・・・えっ、マジで!?」

 

「なんでそんなに驚くの・・・」

 

「いや、てっきりイッチーのこと嫌いなもんかとばっかり・・・」

 

「・・・まあ、確かに苦手だけど・・・それはあくまで倉持での話だし。彼にその話を振っても酷だから」

 

「・・・っ、簪・・・大人になったなあ・・・!」

 

「父親みたいなこと言わないでよ、もう・・・」

 

 

 

作業を片手に軽く突っ込む簪。

いやホントたくましいわ簪・・・陰で見守ってる姉貴さんも泣いてるだろうよ。

 

 

 

「で、なんで相手はイッチーがいいと?」

 

「ほら、私の組んでる打鉄弐式って武装が特殊だから。聞けば織斑君のISってブレード一本なんでしょ?それなら援護にぴったりかなって。これのテストにも最適だろうし・・・」

 

「なーるほどなぁ・・・よしわかった、じゃあ近いうちにイッチー連れてくるわ。気まずいかもしんねえけど」

 

「心配しなくても大丈夫、ちゃんとすれば普通に接することができると思う・・・多分」

 

「そこは確約してほしかったぜ・・・」

 

 

 

そんな会話を交わしつつ、来る学年別タッグトーナメントに向けて準備を進めるのだった。

・・・あと楯無さん、物陰に潜みつつ泣いてんのバレてるぞ。

 

 

 

「ふぐっ・・・うう・・・簪ちゃん、立派になって・・・!」

 

「・・・お姉ちゃん・・・」

 

「・・・聞かなかったことにしてやろうぜ」

 

「言われなくてもそうする・・・まったく」

 

 

 

次回に続く!!




ということでタッグトーナメントに向けての説明及びちょっとした一幕でした。

改めてリメイク前のこのパート読むと”いやざっくりさせ過ぎぃ!?”とちょっと後悔した。
その後悔を胸に今回の大幅加筆・・・うん、当時よりは多少なりとも成長してる・・・はず。

次回はちょっと前後したけどラウラと織斑先生の関係性を書いて、タッグトーナメント編の戦闘パートに入ろうかと予定してます。

それから前回までの感想、評価ありがとうございます!
多少色は落ちたけどちゃんと読んでくれた上で評価してくれてるんだなと思い、ただひたすらに感謝の意を示します・・・!

そんなわけでこの辺にして次回の更新でお会いしましょ。
感想とか気軽にお待ちしてます。
ちょっとした感想でもモチベに繋がるので・・・!

ではでは(´・ω・`)ノシ
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