鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク!   作:アインスト

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ちょっとばかし日を開けてしまった。
とりあえずほんへ、どうぞ。


悪魔との邂逅なんだよな?

 

前回までのあらすじ。

 

 

知らない天井(テンプレ)。

篠ノ之博士との邂逅、状況整理。

持ち込んだデータ見せたら作成されることに。

さらに篠ノ之博士の同居人(助手?)クロエさんとの邂逅。

仲良くなって珈琲飲んでたところに博士からのカミングアウト。

吹き出した俺。

 

てなわけで今回のお話行ってみよう。

 

 

 

※※※※※

 

 

 

あれからマジで3日が経った。

クロエさんの料理技術が高くておったまげたり、束さんの生活力の無さに愚痴られたり。

色々と教えてもらったなぁ・・・。

 

そんなある時、束さんから声をかけられる。

 

 

 

「やっほーくーくん、楽しんでるー?」

 

「あ、束さん。まぁ不自由しない程度には楽しませてもらってるっすよ」

 

「それはよかった!で、なんだけどさ。ここでグッドニュースがあるのだ」

 

「グッドニュース?」

 

「そうそう。まま、とりあえずこっちおいでよ!」

 

「ちょっ待っ」

 

 

 

そうして言われるがままに奥の区画へと連れてこられる。

相変わらず大小様々な電子機器が並んでおり、せわしなく稼働している。

ふと視線をずらすと区画の奥の方──そこに俺よりやや一回り大きな何かが大きな布を被されているのが見えた。

そのままずんずんと束さんは俺の手を引いてその大きな何かの目の前へと向かっていった。

 

 

 

「あの、束さん。これは?」

 

「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!苦節約3日・・・ちょっと想定外のトラブルを何回か挟んだけど漸く完成したの!」

 

「3日って早すぎませんかねぇ?」

 

「まぁねー。そこはほら、束さん天才だし。他の科学者どもだったらかるーく2年はかかるレベルの技術だし」

 

「へぇっ!?」

 

「まぁでも、天才の束さんにできないことはなーい!あ、ちなみに"ナノラミネートアーマー"については解析して再現するのに2日かかったよ!」

 

「てことは機体制作自体は1日で終わらせた・・・ってことっすか!?」

 

 

 

ここまで来てようやく束さんが"天災"と呼ばれる由縁がわかったような気がする。

そもそもナノラミネートアーマーを2日で再現できるとかやっぱ頭おかしいと思うんだ、うん。

 

そんなことを考えていると束さんがその大きな何かに被せられた布を手に取る。

 

 

 

「まぁまぁ、細かいことは置いといてまずは見てごらんよ!キミの──キミの恩師から受け継いだであろうISをさ!」

 

「う、うっす・・・!」

 

「さぁご覧あれ、これが新型──”バルバトス”だよ!」

 

 

 

そう言われておもむろに布を取り去る。

そこには俺のよく知るバルバトス───その第一形態が雄々しく仁王立ちしていた。

 

 

 

「これ、が・・・」

 

「そう。従来のISのコンセプトを真っ向からすっ飛ばしてとにかく機動力を高めたスマートなフォルム・・・そして汎用性の高い背部バックパックに設計されたハードポイント!最初見たときはどうかと思ったけど作ってみたらなかなかどうしてかっこいいじゃないの!どう、くーくん?」

 

「・・・束さん、完璧っす。ホントありがとうございます・・・!」

 

 

 

この時俺は恐らく柄にもなく涙を流していたんだと思う。

まさか創作物でしかなかったガンダムが、それも俺の好きだったバルバトスがこうして俺の目の前に佇んでいる。

それだけでも、十分過ぎるほどの夢をみせてくれたのだから。

 

 

 

「むふふ、涙するにはまだ早いよくーくん。これからこの子をキミが扱えるようにフォーマット、パーソナライズするんだから!」

 

「本当に、俺が使ってもいいんすか・・・?」

 

「もっちろん!だってくーくんは束さんの”友達”だからね!」

 

「──っ、ありがとう・・・ございます・・・!」

 

「さ、始めようか!早速乗ってみて!」

 

「ハイッ!」

 

 

 

そんなこんなで、俺にとって唯一無二の相棒ができるのだった。

そこからはもう目まぐるしく変わっていった。

フィッティングのためだから仕方のないことなんだが、これがなかなか難しい。

そうした訓練の合間にクロエさんからISについての基礎知識、および予備知識をそりゃあもうみっちり叩き込まれたのだ。

 

全ての訓練を終えるのには、そう時間はかからなかったけど。

何故かって?

決まってんじゃん、スパルタ方式だよ。

 

 

 

 

※※※※※

 

 

 

それから、二ヶ月が経ったある日。

いつものように束さん主導のもと、訓練を行っていた。

そんな訓練を終えてクロエさんが作った昼食を取っていたときのこと。

 

 

『───続いてのニュースですが───』

 

「なーんか似たよーなニュースばっかで束さん飽き飽きしちゃうなぁー・・・ニュースならもっとドカンと勢いのあるニュースがいいと思うんだけど。どう、くーくん?」

 

「それに関してはおおむね賛成っす。なんていうかこう、もうちょっとパンチの効いたニュースが見たいっすね」

 

「だーよねー・・・いっそまたミサイルやってやろうかな」

 

「束様、それはダメです」

 

「あっはは、冗談だよクーちゃん」

 

 

 

そんな会話を交わしていたその時だった。

 

 

 

『───り、臨時ニュースです!』

 

「ん?」

 

『本日未明、世界初の”男性IS操縦者”が発見されました・・・!』

 

「ぶふぉっ!?」

 

「おやおや、面白くなってきたんじゃなーい?」

 

『その男性操縦者の氏名は”織斑 一夏”さんと言われており、かのブリュンヒルデ”織斑 千冬”さんの弟であることまでがわかっています───』

 

「・・・束様、まさかこれも貴女の?」

 

「んー、わっかんない!でもでも・・・面白そうじゃない?───ってくーくんどしたの白目向いて」

 

 

 

 

・・・・・・原作、始まっちゃったよ。

どないしょ・・・。

 

 

 

「あっこれ思考止まってるね」

 

「そうみたいですね、束様」

 

「おーい、そろそろ戻っておいでー」

 

「・・・っは!!すんませんあまりの衝撃で・・・って束さん何ニヤニヤしてんすか」

 

「んー?なんでだと思うー?」

 

「まさかたぁ思いますが・・・」

 

「そっ!ご想像の通りくーくんにも適正検査に行ってきてもらいまーす!」

 

 

 

 

やっぱりねぇぇぇぇぇぇ!!!!

そんな俺の心の中の叫びなんて束さんはいざ知らず。

トントン拍子で適正検査に突っ込まれることになったのだった。

結局既に適正があることを束さんからカミングアウトされていたので俺自体はあまり驚かなかったが、受付のお姉さん方が大層たまげてた。

 

・・・そりゃそうだよな、一人だけならまだわかるけどまさかもう一人見つかるなんて思わないもんなぁ。

で、色々と説明された後に”IS学園”という学校にぶちこまれることが決定されたのである。

ちなみに実技試験あるってよ。

 

 

 

 

※※※※※

 

 

 

そんな訳で3日後。

俺は一人でIS学園の実技試験場に来ていた。

流石にお尋ね者である束さんは着いていけなかったようだ。

まぁそりゃそうよね、だって天災だし。

 

とりあえずあの二ヶ月ちょっとである程度の知識と動かし方は覚えたんだ、何とかなるさ。

万が一何かあれば連絡してね、と半ば強引に俺のISに束さんの連絡先を突っ込まれたりもしたが、まぁ大丈夫でしょ。

 

そんなことをぼんやりと考えながら受付のお姉さんに会釈しつつ、今日の試験について説明してもらう。

どうやらルールは単純な1vs1。

とりあえず動きを見て大丈夫かどうかを模擬戦闘を通じて採点するんだとか。

 

そうしてアリーナへと案内される。

・・・既に試験官は準備しているみたいだ。

受付のお姉さんからは予め専用機を持っていることを伝えてあるので、恐らく試験官方にも連絡は行っているであろう。

 

そして俺は、アリーナへと一歩を踏み出したのだ。

 

 

 

 

「・・・ふぅん。アンタが第二の男性操縦者?なんかイマイチな雰囲気ね・・・ま、それが何だろうと関係ないわ。徹底的に叩き潰してあげるから。専用機、あるんでしょ?早く出しなさいよ」

 

「・・・へいへい」

 

 

 

ぐぬぬ、やはり男だからと軽視されるんじゃなかろうかと身構えていたがやっぱ面と向かって言われると腹立つな・・・。

俺のそんな感情を読み取ってか、バルバトスの待機状態であるミサンガにデザインを寄せたバングルにやや熱が籠る。

・・・やっぱお前も悔しいよな。

だったら───見返してやろうぜ。

 

 

 

「───行こうぜ、バルバトス」

 

 

 

その瞬間、俺は漸く悪魔との契約を果たし始めたのかもしれない。

きっとこいつとなら、どこまでも行ける。

 

 

 

「・・・ぷっ、あっはは!全身装甲のISですって!?骨董品にも程があるじゃない!そんなんで試験できると思ってるわけ?あーおっかし・・・!」

 

「・・・骨董品かどうかは、アンタ自身で見極めるこったな。少なくとも見た目で判断してるようじゃまだまだだと思うぜ?」

 

「へぇ・・・随分と嘗めたクチをきくじゃない、男の癖にっ!!」

 

 

 

その言葉と同時に試験開始のブザーが鳴り響く。

あの試験官が纏ってるのは・・・ラファールか。

事細かに情報を開示するバルバトス。

まっすぐに向かってくる試験官。

 

 

 

「だったらぁ・・・こうするまでよぉ!!」

 

「うっ!?」

 

 

 

バルバトスの初期装備であるメイス、これを力一杯地面に叩きつけることで一瞬だが視界を奪うほどの砂煙を起こす。

その一瞬の隙を見て一気に体勢を低く構え、スラスターを一気に吹かして試験官の前へと迫る。

 

 

 

「んな──はや、すぎでしょ・・・!!」

 

「身体ががら空きだぜ、試験官さんよぉ・・・!」

 

 

狙うは一撃。

下段からの振り上げて、上へ吹き飛ばす・・・!

 

 

「おぉらぁぁぁぁぁ!!!」

 

「くっ、あぁぁぁっ!?」

 

「土産に教えてやるよ!俺は二ヶ月もの間死に物狂いで戦い方ってやつをこいつに───バルバトスに教えてもらったんだ!文字通り死にそうな目に遭ったからなぁ・・・テメェなんぞ相手にならねぇんだよぉ!!」

 

 

 

思い出されるはあの二ヶ月間。

フィッティングを終わらせて最適化されたバルバトスが最初に俺に見せてきたのは───地獄。

 

修羅のごとき強さを見せつけるバルバトスに、”お前にもこれぐらいはやってもらう”と言わんばかりに延々と感覚で覚え込まされるまでシミュレーション上でしごかれたのだ。

 

正直シミュレーションなのに死にそうになったことは何度もあった。

けど、それでもバルバトスは俺に期待してくれていた。

・・・だったら。

 

 

 

 

「それに・・・こいつは俺の相棒なんだ!相棒に期待されちゃあ───応えなきゃならねぇってのがスジってもんだ!!」

 

「何を、わからないようなことを・・・!!」

 

「こいつでぇぇぇぇ!!」

 

 

 

上空に打ち上げられた試験官を越え、そのさらに上からメイスを振り上げて上段から振り下ろす。

とっさに腕を交差させて守ろうとしているが、そんなの関係ないね。

 

 

 

「ぶっ潰れろぉぉぉぉ!!!」

 

「あ、あぁぁぁあぁっ!?!?」

 

 

 

バキバキと装甲のひしゃげる音がアリーナに響く。

向こうのラファールの装甲がもう限界に近づいていることは誰が見ても明らかだった。

だが、そのすんでのところで力強い女性の声が響く。

 

 

 

「───そこまでだ。試験は終わりだ」

 

「・・・!」

 

「ふむ・・・なるほど。なかなかどうして活きの良い・・・だが、まだまだ粗削りだな」

 

「アンタは・・・」

 

「ああ、私か。私は───」

 

 

 

 

”織斑 千冬だ。”

 

 

・・・ゲーッ!!!世界最強!!!

俺はバルバトスの中であんぐりと口が開き、まさに”開いた口が塞がらない”とはこのことなのだと思い知ったのだった。

 

いやまさかちっふー先生が来るとは思わないじゃん?

なんで???

 

 

 

次回に続く!!




はい、というわけでかなり駆け足でしたが次回より漸く主人公がIS学園へ入学します。
バルバトスの良さをもっと書きたい・・・!書き足りない・・・!
てことでもっと上手く戦闘描写を表現できるように頑張りたいと思います。

前回に引き続きお気に入り登録してくださった方々には多大なる感謝を。
ありがとうございます。
それから前回の感想にて”旧作はもう続き書かないの?”っていう質問があり、そこでも答えましたが残念ながら未完です。
台本形式で書こうとすると伝えたい描写があまりハッキリしなくなり、読みづらいかなと思った次第です。

楽しみにしていた方には申し訳ないです・・・。
その代わりとは言っちゃなんですが、こちらの方で極力クオリティを向上させて投稿する予定ではありますので今しばらくお待ちくだされば幸いです。

あともうひとつ。”アーキタイプブレイカーはどうすんの?”っていう質問。

これに関してはとりあえず一段落させてから徐々に情報を精査しつつ登場させたいとは考えていますので、こちらに関しても気長にお待ちいただければ幸いです。

さて長くなりましたが最後にひとつ。
まさか評価していただけるとは思っていませんでした・・・。
☆9評価をくださった”粗製の物書き”様、”アグニカになりたいマクギリス”様。
本当にありがとうございます!
いやホント励みになります・・・!
今後も頑張らせていただきます。

ということでクッソ長くなってしまいましたが、また次回にてお会いしましょ。
あとがきに600文字とかバカじゃねーの(もっと本文書け)

ではまた(´・ω・`)ノシ
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