鉄血のオルフェンズ好きな俺がIS世界に転生した結果がこれだよ:リメイク! 作:アインスト
・・・ゑ?
(詳しいお礼はあとがきにて書きます)
ほんへ、どぞ。
前回までのあらすじ。
イッチーとマブダチになった。
セシリアとちょっとした一悶着があった。
で、さらにちっふー先生から”クラス代表”を決めるように指示された俺たち一年一組。
そんなこんなで俺、イッチー、セシリアでクラス代表を決めるための模擬戦をすることに。
てなわけで今回のお話行ってみよう。
※※※※※
さて、そんなこんなで模擬戦をすることが決まっておよそ一週間が経った。
あ?時間が立つのが早いって?
仕方ないだろ、教えてもらうようなこととかあんまりなかったし。
・・・実際寝てるときも関係無しに相棒、もといバルバトスが夢の中でアホみたいなレベルでスパルタ訓練させられてるし。
昨日の晩とかマジで死ぬかと思ったね、夢の中だけど。
いやホントグレイズシルト(大盾とハルバード)百機相手にこっちは第三形態バルバトスでやりあうとかほぼ無理ゲーだよ・・・。
まぁ、何とかやったけどな・・・つっても50機目あたりで気を失ったんだわ。
俺、まだまだだなぁ・・・。
で、イッチーはというとモッピーに剣道の手解きを受けてたらしい。
しばらくぶりにやったもんだから相当シバかれてたっぽいけど。
そういうわけで、模擬戦の日がやってきたのだ。
俺とイッチーはというと・・・。
「・・・遅いなぁ」
「ホントになぁ・・・」
イッチーの専用機が届くってんでピットで待っていた。
ただ・・・とにかく遅い。かれこれ予告されていた時間を30分過ぎている。
そんなわけで待ちぼうけを食らっているのだ。特にイッチーが。
このまま届かなかったら最悪・・・。
「訓練機、でやんなきゃダメか・・・」
「それキッつくねぇかぁ?相手は代表候補生だぜ?」
「それはわかってるんだけどさぁ・・・そうでもしないと間に合わないだろ・・・」
「・・・ま、確かに割に合わねぇハンデを背負わされるわけだしなぁ」
「まだかなぁ・・・」
そうしていると山田先生が大慌てでこっちに走ってきたのだ。
で、やってきたかと思うと物凄く息を切らしていた。
落ち着かないなぁ・・・。
「あ、あの・・・山田先生?どうしたんです?」
「はぁ、ふぅ・・・えっと、来たんです!!」
「生理が?」
「ぶふっ!?」
「えぇっ!?いや、その確かに少し前までは来てましたが・・・」
顔を赤らめながらクッソ真面目に答える山田先生。
・・・我ながらデリカシーのない発言をしてしまって申し訳ねぇ・・・。
「あー、その、すんません山田先生。俺のせいなんすけど話が見えてこないんで本題をば・・・」
「あっ、そうでした!来たんですよ、織斑くんの専用機が!・・・あと、さっきのことは気にしてませんから。大丈夫ですよ?」
「ホントすんません・・・!」
思わず手を合わせてしまった。
あのね、今山田先生の背中に翼があるように見えてね・・・。
さながら大天使まやちゃんですよ・・・。
「届いたからにはさっさと準備をしろ、織斑」
「あ、千冬姉・・・」
「織斑先生だ、馬鹿者。それからいつまで拝んでいるつもりだ、阿呆が」
「イッテェ!」
思いきり頭に出席簿を落とされた。
いやちょっと待ってマジイテェ。
出席簿のしていいダメージじゃねぇよ・・・!?
「ともかく、フィッティングとパーソナライズは戦いながらやれ。出来るな?」
「え”っ」
「いやいやいやちっふー先生そりゃ無茶ってもんじゃ・・・」
「・・・織斑先生と呼べ、楠上。それを無茶というなら・・・他に何かいい案でもあるのか?」
「んー・・・あー・・・そうっすねぇ・・・」
うーん、と首をかしげながら考える。
すると山田先生が一言、呟いたのだ。
「・・・あの、それでしたら。確か楠上くんは専用機を持ってましたよね?」
「あ、はい。そっすね」
「であれば、先に楠上くんとオルコットさんの組み合わせで先に模擬戦をしたらどうでしょう?そうすればせめてフィッティングとパーソナライズができるくらいの時間は取れるんじゃないかなって思うんですけど・・・」
「・・・ほう?楠上、どうだ?」
「・・・了解、やってやりますよ。イッチー、いいか?」
「ああ・・・悪いな、刃。キッチリ準備出来たらその時は───”ガチ”で、やろうぜ」
「───上等!!」
ガシ、とお互いに拳を合わせる。
・・・さぁ、ここからは切り替えて行くぜ。
そうだよな、相棒。
「そうと決まれば楠上、準備しろ。10分以内にできるな?」
「ウッス!」
───さぁ。
旗を掲げる時だ、相棒。
「・・・行くぞ。バルバトス・・・!」
俺が左腕に着けているバングルへ呼び掛ける。
この世界において、俺の唯一無二の相棒へ───!
その呼び掛けに応じ、悪魔は俺の身に顕現する!
「───ふぅー・・・って、相変わらず第三形態のままかよ・・・」
「確認は済んだか、楠上」
「まぁ、一応。まだ完全なスペックじゃあないんで何処までやれるかはわからないっすけど」
「ふ・・・試験で見せたあの覇気はどうした?」
「ははは・・・それ言われちゃ敵わんっすよ。じゃあ、行きます」
そうして各部の確認を手短に済ませ、発進口へ向かおうとするとイッチーとモッピーがやってきたようだ。
「刃!」
「イッチー?なしたのここまで来て?それにモッピーまで」
「モッピーはやめろ!?」
「とにかくだ。刃──頑張れよ!」
「・・・おう!じゃあ行ってくらぁ!」
短いやり取りではあるが、それだけでも十分だ。
そのままオープンチャンネルで聞こえてくる山田先生の指示の通りに配置につく。
視界のインターフェイスには大小様々な通知が次々と現れては消える。
そして最後に残ったのは───”出撃可能”の短い文字列。
直後、山田先生から通信が飛んでくる。
『出撃シークエンス、完了。タイミングを楠上くんに移譲します!いつでもどうぞ!』
「あいよ・・・楠上 刃、”ガンダム”バルバトス───行くぜぇ!!」
その刹那、足元のリニアレールボルトが炸裂。
その勢いのまま、慣性は前方へ素早く打ち出される。
足元から火花を散らしながら、慣性に従って俺は飛び出した。
飛び出したのち、背中や腰・・・脛に装備されているスラスターを全開にして吹かし、重々しい音を響かせながら着地する。
俺の視線の先には既にオルコットが蒼の装甲を基調としたISを纏って立っていた。
「へぇ、それが貴方の専用機ですの?今時全身装甲なんて・・・やはり品がないんですのね?」
「ハッ、言ってろ。見た目で判断してると痛い目に遭うぜ?」
「ふん・・・まあ構いませんわ。そんな貴方に最後のチャンスを差し上げてもよくってよ?」
「最後のチャンス、だぁ?」
「ええそうです。今ここで土下座して許しを乞えば、許してあげないこともありませんわよ?どうです?」
「だったら答えは”ノー”だ。それなら戦ってから答えを出すね」
「へぇ・・・それは残念ですわね。それなら───」
相棒のインターフェイスが既に向こうが俺をロックオンしていることを警告する。
上等だ。だったら真っ向から向かってやる!
その瞬間、試合開始のブザーが鳴り響く。
それと同時にオルコットの持つレーザーライフルの銃口に光が集束、高速で撃ち出される。
「お別れ、ですわねっ!!」
放たれた光弾は寸分の狂いなく俺に向かってくる。
だがそれでも俺は各部のスラスターを吹かし、全力で前へ翔ぶ。
そのまま進みながら次々と撃ち出されたレーザーを装甲で受ける。
「しゃらくせぇっ!!」
「な、レーザーをものともしないなんて何て装甲ですの・・・!?」
「考え事してる暇があるってのかぁ!随分と余裕じゃねぇのよ代表候補生さんよぉ!」
「くっ・・・貴方ごときに使わされるなんて・・・!───”ブルー・ティアーズ”ッ!!」
オルコットがそう叫ぶと、オルコットのISに装備された非固定武装の一部が射出される。
射出されたそれは、一瞬空中で反転したかと思うと銃口らしき部位から無数のレーザーが殺到する。
ありゃまさか・・・”ビット”か!?
「マジかよクソッタレ・・・!飛び道具を物理的に増やすとか卑怯だぞ・・・!」
「なんとでも言いなさいな!これを使わせた以上容赦致しませんわ!」
さらにレーザーは絶え間なく殺到する。
それでも相棒の装甲なら耐えられる・・・!
だがそれでもビュンビュンと鬱陶しく飛ばれると流石にうざってぇ。
何か、何か手は・・・!
「先ほどまでの威勢は何処へ行きましたの!守ってばかりでは勝てませんわよ!」
「言われなくても・・・!・・・ん?」
オルコットの操るビット。
俺のバルバトスの左腕に装備されたクローアンカー。
・・・これ、もしかして行けるんじゃねぇの?
だったら悩むより行動だ!!
「行ったれオラァッ!!」
「いったい何を・・・えぇっ!?」
飛ばしたクローアンカーは四機の飛び交うビットのうち一機に直撃する。
そのままクローを固定。
抵抗と言わんばかりに動き出すが、スラスターを吹かしつつそのまま勢いを利用させてもらう。
「なんて無茶苦茶な・・・!」
「無茶を通すのが男ってもんよぉ!!」
勢いを利用したままメイスで飛び交うビットを二機落とす。
そのまま着地し、ワイヤーを引いて振り回す。
そうして振り回した勢いのまま、クローを開く。
振り回されて勢いのついたビットは残った一機に激突、爆散する。
「くっ・・・!!よくもティアーズを!」
「あとは本体だけぇ!こっからが本番じゃあ!」
「───かかりましたわね?」
「・・・あん?」
オルコットがにやりと口角を上げる。
すると腰のスカートアーマーに装備された砲身が俺の眼前に現れる・・・!
「切り札は最後まで取っておいて、ここぞという時に切るものですわ・・・!ごめんあそばせ!!」
「マジか───!?」
迫る実体弾。止まれない俺。
そして。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
炸裂。
広がる爆炎。
そのまま地面へ叩きつけられる。
イテェ・・・物凄くイテェ。
けど俺だって・・・止まれないんだ!!
それが例え、自分の限界を越えなければいけねぇ試練だとしても!!
「・・・なぜ、立ち上がるのです。なぜ・・・まだ戦おうと思えるのです!?あなたのISはもうボロボロだというのに!」
「───そんなの、決まってんだろ・・・俺は、知りたい。行きたいんだ・・・!相棒と一緒に、限界のその先によ・・・!俺をこの場に立たせてくれた、人たちのために・・・!」
「・・・っ!」
「だから、止まれねぇ・・・止まれるわけがねぇ!!お前もそうだろ、バルバトスッ!!」
その瞬間、バルバトスのツインカメラに光が爛々と灯る。
ひとりでに両肩の装甲が外れ、左腕のクローアンカーも外れる。
そして新たな装甲が投影され、ガチリと装着。
背中にも新たな武装が投影、装備される。
左側には折り畳まれた滑空砲が。
右側には武骨な刀が装備される。
───第四形態、進化完了。
「・・・相棒、ありがとな・・・これから、ここから・・・もっと、強くなろうぜ・・・!」
「───それが、貴方の覚悟の証・・・なのですね」
「まぁ、そういうことになる・・・はずだ。さぁ・・・やろうぜ」
背中から刀を引き抜き、構えて対峙する。
オルコットは一度目を閉じ・・・開く。
さっきまでの目とは違う・・・何かを決意した目だ。
「・・・楠上さん。先ほどまでの非礼、お詫び申し上げますわ。貴方の決意・・・今であればわかります。ですから・・・ここからは!」
「へへ・・・わかってんじゃないの。だったらこっからはガチの気持ちのぶつけ合いだぁ!!」
「・・・ええ!ですが勝つのはわたくしですわ!」
「そいつはこっちのセリフだっ!!」
同時に駆け出す。
お互いの気持ちを、ぶつけ合うために!
「「最後に勝つのは、俺だ(わたくしですわ)っ!!」」
※※※※※
結論からして、俺は勝った。
ちっふー先生いわく、近接戦闘における経験の差で勝負がついたようなもんらしい。
それから、少しのインターバルを置いてイッチーとも戦った。
いやーぶったまげたな。まさか一次移行してないISで戦えるとは・・・。
いやマジで才能の塊じゃねぇか。
まぁ、結局一次移行したはいいけどイッチーのISのワンオフアビリティ、”零落白夜”の特性がわからんまま試合終了。
そりゃ初見で自分の能力を完全に理解できるわけないよなぁ・・・。
で、そのままオルコットとイッチーの組み合わせで試合。
結果?目に見えてるじゃん、オルコットがひたすら引き撃ちしてイッチーを一切近づけることなく完封。
まぁでも、最後の悪あがきなのかやけっぱちなのか、終わり際に雪片を零落白夜をつけたままぶん投げてオルコットのシールドエネルギーを三割削ったのはすげぇと思った。
こりゃ俺も負けてられないなぁ・・・!
そんなことを考えながら笑みをこぼす俺だった。
次回に続く!!
さて、いつものあとがき・・・なんだけどさ。
まさか評価バーに色がつくとは思わないじゃん・・・。
これにはただただ感謝してもしきれません・・・!
今後ともこの作品をよろしくお願いします・・・!
そして前回感想をくださった”アグニカになりたいマクギリス”様、”コードゼロ”様。
本当にありがとうございます。
この感想を糧に励んでいきます。
そして、☆9評価をくださった”サイコー兄貴”様、ならびに”CODEZERO”様。
評価ありがとうございます!
いやホントありがとうしか言葉が見つからなんだ・・・。
もうちょっと語彙力があればちゃんとした文章を書けるんですがね・・・繰り返しにはなりますが感謝申し上げます!
今後ともこの作品をよろしくお願い致します。
次回はクラス代表が決まったところからお送りします(予定)
ではまた(´・ω・`)ノシ