インフィニットストラトスー可能性に満ちた閃光ー   作:のらり くらり

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第19話

異形が侵入する少し前、観客席で静夢とヴァルトは並んで鈴音と織斑の対戦を観ていた。

 

「鳳さん、すごいよ!」

 

「拳法かな?カッコイイよね!」

 

「武器ナシであれだけ動けるなんて…」

 

鈴音の身のこなしや、隙を見せない戦いに目を輝かせる少女たちは、年相応の反応を見せている。

 

「前から思ってたけど、織斑くんってあんまり強くないよね?」

 

「累くんにも一方的にやられてたしね…」

 

「あ~あ、フリーパスは無理か」

 

静夢との戦闘もあり、織斑の実力不足は浮き彫りとなっていた。少女たちもあまり期待した様子を見せず、予想通りの展開に溜め息を吐いた。

 

「―――いい気分か?」

 

「まさか、興味ないね」

 

「…なにが?」

 

静夢に耳打ちをするヴァルト、静夢は肩を竦めて吐き捨てた。言葉の意味が分からず、ティナは首を傾げた。

 

その時だった―――。

 

鈴音が織斑から距離を置き、天を仰ぐ。どうしたというのか―――誰もが疑問に思う頃に、静夢とヴァルトも空を見上げる。

 

「なんだ…?」

 

「なにか来る…」

 

接近する違和感を覚えながら、二人は目を凝らす―――。

 

そして訪れる異変、轟音と閃光がもたらす騒然……阿鼻叫喚の中、静夢は誰よりも冷静に立ち上がる。

暴力に慣れているヴァルトだが、明確な命の危険を前に焦りを隠せない。

 

「おい…」

 

「さぁ…?」

 

立ち上がったヴァルトは静夢に問うが、静夢は適当にそれをあしらう。静夢の素性を知ったヴァルトは、この事態に静夢が関係していると踏んだ。マスクのせいで静夢の表情は読み取れない、ヴァルトは相変わらずの様子に溜息を吐いた。

 

「……?」

 

静夢のポケットにある端末が震えた、取り出して画面を見ずに接続した。

 

「はい」

 

『静夢か!緊急事態だ!』

 

「ええ、こちらでも確認しています。状況は?」

 

端末から聞こえるケネスの声は鋭く、ピリピリとした者だった。漆黒のフルスキンのISは、周囲を観察するように首を左右に振っていた。

 

『侵入したISによってシステムがハッキングされた!解除を試みているが、まだ時間がかかりそうだ……』

 

「…みたいですね」

 

肩を落とすほどの低い声を聞きながら、静夢は観客席のゲートを遠目で見た。そこには避難しようとする生徒たちで溢れ返っていた。

 

 

「中の、というか、鈴ちゃんに任せるしかないでしょう。もしもの時のため、僕らも動けるようにはしますから」

 

『すまない、お前に押し付けるような形で…』

 

「そういうのは後にしましょう、ヴァルト君やセシリアちゃんには僕から伝えておきますね。それでは」

 

そう言って静夢はケネスの返事を待たずに通信を切る。端末を再びポケットにしまうと、アリーナの中央を見つめる。

静夢は侵入したISを知っている。束から見せられたものを思い出し、彼女の持つ技術に感心する。

 

"相変わらず、桁違いの技術だよな…"

 

「おい、なんだって?」

 

「あれのせいでシステムがうまく働かないらしい、避難ができないから、いつでも動けるようにはしておけって」

 

「わかった、セシリアは…」

 

「確か…いた、あそこだ。ヴァルト君は合流して、さっきのことを伝えて?僕はみんなに伝えるから」

 

「任せる、俺だと手が出そうだ…!」

 

ヴァルトの声で我に返り、ケネスからの指示を間接的に伝える。役割が決まると、セシリアを視認したヴァルトは人波をかき分けて走り出す。

 

「だからそっちを任せたんだよ……」

 

聞こえないところまで駆け出したヴァルトの背を見つめ、静夢は喧騒の中で呟いた。

 

「さて、面倒だけど仕事しようか」

 

何度目かわからない溜息を吐き、静夢はゲートに集まる生徒たちに歩み寄る。彼女たちは涙目になりながら現状を伝えると、静夢は頷きながら固く閉じられた扉に触れる。

 

備え付けられた操作ボタンを適当に押してみるが、システムが応答せずアクセスを拒否している。

 

束は本気かもしれない―――高度な技術の裏側に潜む危うさ、静夢は悪寒を覚えながら後ろの生徒たちに向き直った。

 

「みんな、まずは落ち着いて。先生たちが対処に動いている、孤立しないように出来るだけここに集まっていて!何かあれば専用機持ちの僕たちが守るから」

 

「静夢さん、大丈夫ですか!?」

 

ヴァルトと合流したセシリアが、ゲートまで駆け寄って来る。ヴァルトもその後に続いて静夢たちと合流、専用機を持つ三人は集団の前に出る。

 

「あの機体、どう思う?」

 

「今は何も、ただ陰謀めいたものを感じるね…」

 

「誰がなんのために……?」

 

セシリアの問に静夢は首を横に振る。事実を話すわけにもいかず、危機的状況で周囲を騙す行動に神経をすり減らす。

アリーナの中では、鈴音が異形を相手に大立ち回りを繰り広げている。鈴音と実際に戦った静夢は、彼女の本気を目の当たりにする。

 

かつて出会った劉信の姿を重ね、郷愁を感じる。弾幕をかいくぐりながら、鈴音は異形を追い詰めていく。双天牙月を突き刺し、龍閃が放たれる。―――やがて、鈴音の連撃に異形は膝を着く。

 

「どうにかなりそうだな…」

 

「ええ。それに、鳳さんの強さも半端なものではありませんね…」

 

事態の収束を確信して、ヴァルトは安堵する。セシリアはそれに頷き、侵入してきた異形を抑える鈴音の実力に冷や汗をかく。

静夢もヴァルトと同じく、こと無きを得る未来を想像して息を吐く。

 

しかし、異形はまだ沈黙してはいなかった―――。

 

「ッ!まだだ……!」

 

異形が腕を上げ、鈴音を狙う。静夢はユニコーンを展開するが、アリーナのバリアを破って中に入るまでには時間を要する。

 

「間に合わないか…!」

 

『―――大丈夫だよ』

 

「「ッ!?」」

 

諦めかけた静夢は声を聞いた、静夢に倣ってエクスプロードを展開するヴァルトにもそれは聞こえた。

 

異形の攻撃を遮るかのように、金の翼が飛び込んできたのだ。一瞬の出来事に放心する一同、天より舞い降りる不死鳥がすべてを終わらせた。

自在に動く翼は、傷ついた異形を一瞬で片づける。突き刺さったままの双天牙月を目掛けて突貫、異形の左腕を切り落とす形となった。

 

龍砲で破損した右拳を狙い、粉々にする。最後に胴体に刺さる双天牙月に突っ込み、異形を真っ二つに割る。

 

―――全てが終わり、翼は不死鳥の背に舞い戻る。空中に佇み、観客席を見た。

 

「……」

 

不死鳥は静夢をジッと見つめ、静夢も視線を逸らさない。そこに言葉はなく、不死鳥は満足したのかそこから飛び立った。

 

「今の機体は、一体…」

 

「……」

 

嵐のように過ぎ去ったISに、セシリアは途方もないプレッシャーを感じた。静夢と同じく、声を聞いたヴァルトは静夢を見た。

不死鳥がいた空を見上げたまま、静夢は着信に気づいて端末を取り出した―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回の事態、俺は『スパイによる手引き』があると思います―――」

 

不穏な空気の理事長室、沈黙を破ったのは織斑だった。誰もが突拍子もない言葉に呆気に取られる。

 

「どうしてでしょう?」

 

「決まっています、後から来たISはアイツのものと酷似しているからです!」

 

轡木の問に対し、織斑はそう言って静夢を指さす。いきなり名前を呼ばれ、ドキリとして静夢は肩を揺らした。

 

「ふざけた言いがかりも大概にしろ!こいつがそんな事をする理由がない!」

 

「ムキになって庇うのがその証拠だ、お前らはよくつるんでいるみたいだしな…」

 

的外れな織斑の指摘に、ヴァルトは憤慨した。

 

「そういうお前も、俺たちの命を狙っているんじゃないのか?共謀して、この事態を引き起こしたんだろ」

 

「言わせておけば……!」

 

「スラム出身なんだってな?まともな教育を受けずに育つからそうなるんだよ」

 

「織斑、それまでにしておけ」

 

口が過ぎる―――千冬は遠回しに弟に釘を刺す。しかし、織斑は止まらない。

 

「どうせ周りが碌でもないやつらばかりだったんだろ。困るんだよな…民度を下げられると」

 

「ッ!」

 

ヴァルトは我慢の限界を迎えた。自身のみならず、家族を含めた者たちを侮辱されれば無理もない。周りの目がどうなろうと、この怒りを織斑にぶつけなければ気が治まらなかった。

 

「ダメだ、やめるんだ」

 

「離せ…!」

 

それを静夢が止めた、ヴァルトの肩を掴んで制止する。一触即発の空気となり、ケネスは静夢のファインプレーに安堵する。

 

「ふん、そいつの方が立場を理解しているな。力でしか解決できない脳筋はこれだから困る」

 

「そうだよ、君が手を出す必要はない」

 

「は……?」

 

困った様子で肩を竦める織斑、静夢はヴァルトに優しく問いかける。呆気に取られたのは織斑の方であった―――。

 

「フッ…!」

 

「ブゲッ!?」

 

ヴァルトの肩から手を離し、そのまま何度か肩を叩く。なんの躊躇いもなく、静夢は織斑を殴りつけた。

 

「君が手を汚すまでもない、分かった?」

 

「お前…」

 

ヴァルトの方を向いて、笑みを浮かべた。再び織斑を見下ろすと、歩み寄って彼の胸倉を掴んだ。

 

「僕は優しいから、ほとんどのことは笑って見逃してあげるよ。けど、僕の友達を笑うやつは絶対に許さない…分かったならいい加減に黙っていろ!」

 

鼻息を荒くしながら、織斑を離した静夢は轡木に向き直る。

 

「僕は無実です。しかし、このような行いの後では何を言っても無駄でしょう。どう判断されても構いません、学園長のご判断にお任せします」

 

「こいつの言っていることは本当です。もし、こいつが裁かれるというなら、俺にも同じ処分を……」

 

「ヴァルトくん……!」

 

自分の気遣いを無視するかのようなヴァルトの行動に、静夢は声を荒げる。

 

「勝手に一人で解決するな!俺もお前も当事者だ、どう言ったって同じだろ」

 

そんな静夢に、ヴァルトも声を荒げて胸倉をつかむ。平行線を辿る現状に、轡木は手を叩いて雰囲気を入れ替える。

 

「まぁ、まずは落ち着いて。冷静になって話を進めましょう」

 

「はい…」

 

「…すいません」

 

「ちゃんと謝れるのは偉いですね。ええ、まずは不死鳥と呼ばれるISについてです。あの機体は噂の通り、各地で目撃されています。その目的は不明、戦闘に介入するわけでもない……」

 

再び席に座り、不死鳥についてわかっていることを語る。轡木の言う通り、あの不死鳥は度々、各地で目撃されている。しかし、今回のように何もせずに飛び去っていく。

まるで気ままに世界旅行をしているかのようである―――。

 

「映像を確認させてもらいました。織斑くんの言う通り、累くんのISと似ているようにも思えます」

 

「学園長、まさか静夢が本当にスパイだと……?」

 

轡木の意見に噛みついたのはケネスだった。ヴァルトと同じように、静夢を信頼している彼は轡木の前に躍り出る。

 

「そうは言っていません。私も彼がスパイだなんて思ってはいませんよ、学園での彼の評価は高いですし」

 

「…恐れ入ります」

 

正直な轡木の評価に、静夢は姿勢を正して会釈をする。

 

「しかし、織斑くんへの暴行を見逃すわけにもいきません。それはしっかりと処罰させてもらいます」

 

「しかし…!」

 

「が、織斑くんのパークスくんに対しての侮辱も見過ごせません。よって、二人には数週間の自室謹慎を命じます」

 

静夢への対処に不服のヴァルトを遮るかのように、轡木は言葉を述べる。公平な立場での判断にケネスは納得する、ヴァルトは言葉を飲み込んで引き下がった。

 

「ま、待ってください…どうして俺まで」

 

「累くんの行いに対し、君のそれは目に余る。少しは反省した方がよろしいかと」

 

納得がいかない織斑は食い下がるが、轡木はそれを淡々と切り捨てる。助けを求めようと千冬を見るが、彼女は険しい表情で溜息を吐いた。

 

「学園長の仰ることは正しい、暫くは頭を冷やせ」

 

ここで庇っては、教師としても人としても示しが付かない。千冬もまた、公平な立場で言葉を述べる。

 

「では、今日はこれでお開きとしましょう。また事情聴取をさせて頂きますので、それまでは勝手な行動をしないように。いいですね?」

 

轡木が締めの一言を述べると、教師たちは一礼して部屋を後にする。ケネスと目が合った静夢は感謝の意を込めて一礼すると、ケネスは笑ってウィンクをして去って行った。

 

「なんなんだよ、ふざけんなよ……」

 

負け惜しみのように呟いた織斑は、静夢を睨み付けて理事長室を後にした。残された静夢、ヴァルト、鈴音も順に去っていく。

 

「―――鳳さん」

 

「は、はい……」

 

轡木に声をかけられた鈴音は、上ずった声を上げて返事をする。轡木は席を立って、鈴音の前に来る。

 

「あなたのおかげで誰も傷つかずに済みました。改めてお礼をさせてください、本当にありがとうございました」

 

「あ、いえ……私も夢中だったし、頭を上げてください」

 

深く礼をした轡木に、鈴音は狼狽する。目上の人間に、こうやって遜った態度を取られたことが無かったからだ。

 

そんな様子を眺めた静夢は、そっと理事長室を後にした―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

自室へ戻り、制服から部屋着に着替えた静夢。シャワーを浴び、眠気を覚えた体をベッドに倒した。異形や不死鳥の出現、ノーマークの織斑からの指摘―――ここに来て、今日ほど神経をすり減らした日はないだろう。

 

「しばらくは籠の鳥だ、休暇だと思ってゆっくりしようかな」

 

謹慎期間をポジティブに捉え、それまでにやりたいことを探し始める。束のおかげで、学園側の脅威はほとんどがゼロだ。昔の仲間たちとチャットをするのもいい、久しく教授の教えを乞うのも悪くはない。

 

やりたいことが溢れていて手が付けられない、そう考えている時だった―――。

 

コンコンコン―――。

 

部屋の扉がノックされた。謹慎を命じられた自分に会いに来た、ヴァルトかケネスと予想する静夢は、扉の前でドアノブを握って動きを止める。

訪れたのがヴァルトやケネスでは無い可能性もある、ここで気を抜いて下手を打つわけにもいかなかった。静夢はマスクを取りに部屋へ戻る、素早く付けてドアまで駆け寄る。

 

「私だけど…いい?」

 

「…良いのかい?学園長に止められているのに」

 

扉の向こうから聞こえたのは鈴音の声だった、予想だにしない来客に静夢は困惑を悟られないように装った。

 

「……どうしても、会いたかったの」

 

「―――入って」

 

鍵を開けると、静夢は扉から離れてキッチンへ向かう。沸かして間もないケトルを確認し、鈴音の口に合う飲み物を探す。

扉が開き、顔だけを覗かせた鈴音。静夢と目が合うと、彼は部屋を指さす。入室の許可を得ると、鈴音は恐る恐ると部屋に入った。

 

「向こうで適当に座って、飲み物を持っていくから」

 

いつものような爛漫な雰囲気は影を潜めている、しおらしく弱々しい姿に静夢は昔の仕事の感覚を思い出す。

 

「お待たせ」

 

「あ、お構いなく…」

 

飲み物を持ちながら部屋に戻ると、鈴音は椅子に座りながら膝を抱えていた。静夢の声を聞いて、居住まいを正した。

飲み物を渡し、静夢はベッドに腰を下ろした。

 

「それで、どうしたの?」

 

「……」

 

「……鈴ちゃん?」

 

返事が返って来ないので、静夢は問い返した。鈴音は顔を伏せ、ポツリと言葉を漏らす。

 

「あの時を思い出したの…誰も助けてくれなくて、一人だった時のこと」

 

「うん…」

 

「あいつが、あんたのせいって言って…『あんたがずっと傷ついていた』事がフラッシュバックして、そしたら…あんたのことしか考えられなくなって…!」

 

しゃっくり交じりの独白、鈴音の頬に伝う涙、静夢は彼女の本心に触れて気持ちが揺れる。鈴音の言葉に当てられて、静夢も過去を思い出す。

異国からの来訪者、偉大な家族との軋轢、過去の静夢は鈴音にシンパシーを感じていたのだ。

 

そんな彼女に声をかけたのは、自分と同じ苦しみを知っているからと思ったからだろう。それからというものの、二人でいることを悪く言われても気にならなくなった。

 

「―――好き」

 

「……ッ」

 

「好きなの―――『一夏』、愛してる…!」

 

こぼれた言葉と思いは止まらなかった。顔を伏せた鈴音の目からこぼれる涙の粒が、静夢の心を苦しめる。

どう足掻いても、自分は人間でしかない。どれだけの女性と夜を共にしても、どれだけ体を重ねても、触れてしまった心には目を背けられない。

 

深入りはするな、踏み込むな―――どれだけ教え込まれても、割り切るには時間がかかった。

ましてや彼女のように、自分を知り、優しさを与えてくれる人間には―――。

 

「…ごめん」

 

「ッ!?」

 

静夢の答えはやはり拒絶であった。織斑 一夏はもうこの世界には存在しない、世界の闇に触れた今の自分が、人並みの幸福を享受することなどできないのだ。

 

「君の気持ちには答えられない、僕は累 静夢だから―――」

 

「それでもいい!私にとって、あんたは……!」

 

立ち上がった鈴音は、静夢の胸に飛び込む。強く抱き締めて声を上げて泣く彼女に、静夢は心を決める。それが彼女を救うかは分からない、彼女をさらに傷つけてしまうかもしれない―――しかし、何もしないわけにはいかなかった。

 

「一夏…」

 

「君が望むなら、僕は織斑 一夏になるよ。今夜だけは、君を…」

 

「お願い…離れたくない」

 

顔を上げた鈴音の潤んだ瞳に、静夢はマスクをずらして顔を晒した。彼女の願いを叶えるため、優しく口付けをした。

彼女を抱え、ベッドまで運ぶ。首にかけたマスクを外し、ベッドへ寝そべる彼女に覆い被さる。

 

優しいキスを繰り返し、二人は温もりを分かち合う。目の前で自分を求めるパートナーに全てを捧げるつもりで、静夢は鈴音を深く愛していく―――。

 

 

 




一応、これで区切りとします。

機体解説をいい加減にやった方がいいのかなーと思っています。

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