インフィニットストラトスー可能性に満ちた閃光ー   作:のらり くらり

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第40話

決戦を終えた夜、食堂では頬を膨らませながら夕食を済ませているシャルロットがいた。その向かいには当然、静夢がいる。

 

「はぁ…」

 

「そんなにため息ばっかり吐かないの」

 

「だって……」

 

静夢に注意されるも、シャルロットは納得していない様子だった。食事の手を止め、彼女は窓の外に目を向けてあの戦いの顛末を思い返す―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決着をつけるべく、シャルロットはヒートホークを力強く握りしめる。この一振りで静夢に勝利し、雌雄を決するのだ。

 

静夢はシールドを右腕に持ち替え、左腕のビームトンファーを展開する。シールドはシャルロットが放ったハンドグレネードである「クラッカー」によって半壊、その爆発によってビームガトリングは消失、シールドは運良く形を残した。

 

 

 

     「これで、終わりだぁぁ!!」

 

     「ああ…終わらせる、これで!」

 

 

 

覚悟を決めたシャルロットが加速する。両手でヒートホークを握り、左腰に添えるように構えている。静夢は右腕にある壊れかけのシールドを構え、その後ろでビームトンファーの一撃を用意する。

加速するシャルロットと待ち受ける静夢との距離が縮待っていく。誰もが決着の瞬間に目を奪われる。

 

 

 

―――しかし、決着よりも先に限界を迎えたものがあった。

 

 

 

ザク・ストームのバックパックにあるプロペラントタンクが小さな爆発を起きた。それが連鎖するように誘爆し、プロペラントタンク一基が爆発した。

大きな爆発によってバランスを崩し、失速するシャルロット。

 

体勢を崩したザク・ストームは地面に激突して転がっていく。それを見た静夢はビームトンファーを収納し、両手を広げて地面に足を踏ん張った。

やがてユニコーンの胸中に収まるようにしてザク・ストームがぶつかった。

 

「ぐうぅっ……!!」

 

想像以上の衝撃に静夢が呻くと、ユニコーンもバランスを崩して共倒れとなる。可能な限りの減速をして、どうにか停止することに成功。それだけの速度や勢いがあったのか、足を踏ん張った場所からは少し離れた位置にいた。

 

「シャーリー、大丈夫?」

 

「………」

 

胸の中にいるシャルロットに声をかけるが、返事が無い。一抹の不安を覚え、静夢はシャルロットの顔を覗き込む。

 

「……シャーリー?」

 

「大丈夫、生きてるよ……」

 

シャルロットから返事があり、静夢はホッと息を吐く。どうやらお互いに無茶が祟ったようだ、後の整備をしっかりしなくてはならない。

ゆっくりと身体を起こし、遠くにいる神楽に手を振って無事を伝えた。その後、静夢とシャルロットはダメージの超過により戦闘不能の扱いとなり、二人のペアによるサドンデスが提案されるも神楽たちはそれを拒否、静夢とシャルロットのレベルの高さを前に戦意が喪失してしまったらしい。

 

結果、エネルギー残量を比べて、シャルロットのペアであるラファール・リバイブが最もエネルギーが残っていたので、シャルロットたちの勝利ということで幕を閉じた―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合に勝って勝負に負けたようで、シャルロットはこの通り不機嫌そのもの。どうにも納得はしていないらしいが、その結果はもう覆ることが無い。静夢としてもムキになりすぎてユニコーンに無茶をさせたことを悔いていた、柄にもなく勝ちに拘ったことは自分でも驚いた。

 

「勝ちたかったなぁ〜」

 

「あれだけ追い詰められたんだ、君の勝ちだよ」

 

「その余裕ぶった態度、嫌いだな」

 

机に腕を着けて、シャルロットはそのまま突っ伏した。

 

「ねぇ―――」

 

「なに?」

 

突っ伏したまま、シャルロットは声をかける。返事をした静夢はトレーの上に置かれたコーヒーを啜る。

 

「また私と戦ってくれる?」

 

「……僕以外に、君と戦える人間がこの場所にいたかな?」

 

一拍の間を空けて答える静夢にシャルロットは納得したのか、顔を上げた。完全ではないが、機嫌は少し良くなったらしい。

 

「今度、ヴァルト君と戦ってみれば?シャーリーと気が合うと思うけど」

 

「おい、俺は御免だぞ」

 

そんな提案をするとヴァルトの声を耳にする。声のする方を見ると、そこには静夢たちと同じように夕食のために訪れたヴァルトがいて、パスタが乗ったトレーを両手で持っていた。

その後ろには簪、鈴音、ラウラもいる。

 

「ここ、いいか?」

 

「構わないよ、シャーリーもいいかな?」

 

「静夢がいいなら……」

 

仕方なく、といった様子で承諾するシャーリー。言葉の端から見える不満と微笑はどうにも噛み合わないようだ。鈴音とラウラは本当に座っていいものかと、躊躇った様子を見せている。

 

「……邪魔するぞ」

 

先陣を切ってヴァルトが静夢の隣に腰を落ち着ける、それを皮切りに簪がシャルロットの隣を陣取る。驚いた表情を見せたシャルロット、ヴァルトも鈴音も同様である。

 

「いいよ、座って?」

 

躊躇う鈴音とラウラに、静夢は着席を促した。それを無碍にするわけにもいかず、二人は恐る恐る席に着く。鈴音は簪の隣、ラウラはヴァルトの隣に座った。

ヴァルトはフォークをパスタに差し込み、クルクルと回して器用に食べ始める。元々は英国の貴族と考えると、マナーや仕草からはどこか気品が覗えた。

 

「どうだった?念願の簪ちゃんとの対決は」

 

「完敗だな、変にこだわりすぎたところもあったが……簪のスキルと戦法の方が、一枚上手だった」

 

「……何度も避けられたところがあったし、スピードの勝負だったら私が負けてたかも」

 

それぞれの感想戦が始まり、子供たちは自分たちの戦いを思い返していた。鈴音の格闘を抑え込んだ静夢、軍人であるラウラを翻弄したシャルロットなど、自分よりも上の存在に感服しながらもそれを目指す向上心が芽生えているのだ。

その後も彼らは、夕食を摂りながら反省点を洗い出し、次に繋げるための有意義な時間を過ごしたのだった―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、一組のホームルーム。千冬が連絡事項を生徒たちに通達する。

 

「諸君、タッグマッチの件、ご苦労だった。えー、再来週から臨海学校が始まる。準備をしておくように…累、どうかしたか?」

 

一年の恒例行事である「臨海学校」、ISの装備テストを主に行う校外実習である。その説明の中、静夢は手を挙げた。

 

「申し訳ありませんが、その日は予定が入っておりまして…途中からの参加になりますが、可能でしょうか?」

 

「…そうか、わかった。各自、出欠の連絡は早めに。詳細はまた通達する。以上だ」

 

ホームルームが終わり、千冬が授業のために教室を出た。授業の準備をする静夢に近づく人影が一つ。

 

「お仕事?」

 

「うん、学会に同行することになったんだ」

 

人影はシャルロットだった、するりと静夢の背後に立ち、彼の首に手を回す。それを見ていた周囲の生徒たちから上がる黄色い声、シャルロットのそれに慣れてしまった静夢は気にした様子も無く授業の準備をしている。

 

「大変そうだな、色々と」

 

ヴァルトも静夢のことが気になり、声をかける。セシリアも気になっているのか、後ろから顔を覗かせた。

 

「大変だけど楽しいよ、自分の知らないことで溢れているからね。まぁ、僕は主役じゃないけどね」

 

「そうなのですね、静夢さんの姿はメディアでよくお見かけしますが……」

 

「それらしく話題にして、視線を集めるのがメディアさ。実はまだ訓練生の扱いだしね。大して出来ることはないよ」

 

皮肉めいた軽口を叩き、静夢は懐から飴玉を取り出した。封を切って口に放り込むと、シャルロットの視線を感知する。仕方なく懐からもう一つ取り出して、封を切ってシャルロットの口があるであろう場所まで持っていく。

すると、シャルロットは大きく口を開いて、静夢の指ごと飴玉を頬張る。

 

満足そうに飴玉を口の中で転がすシャルロット、それ目撃するヴァルトとセシリアは複雑そうな表情であった。

 

「そうだ、ヴァルト君」

 

「なんだ?」

 

「明日って時間あるかな?」

 

「特に予定はないが…何かあるのか?」

 

明日の休日の予定を静夢に問われ、ヴァルトは自身のスケジュールを思い起こす。暇が出来ていたはず、ヴァルトは思い返して静夢に尋ねた。

 

 

 

 

 

       「ちょっとデートしよう」

 

         「………は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、外出届を提出した静夢とヴァルトは学園の駐車場に来ていた。

 

「もう少し早く連絡するべきだろ…」

 

「そうだったね、悪かったよ」

 

あまり悪びれた様子を見せない静夢にため息を吐き、ヴァルトは右手に持つキーを握り直した。左手にはヘルメットを抱え、静夢も予備のヘルメットを持っている。

 

地下の駐車場を少し歩き、ある一角で二人は足を止めた。そこに駐車してあった一台のバイク、ヴァルトはシートに跨ってキーを回してエンジンを始動する。

車やISとは異なった駆動音は静夢にとって新鮮だった、バイクに触れたのはアメリカでピーターに助けられて以来だからだ。

 

「珍しいか?」

 

「ちょっとね、あまり新しくない型なのかなって…」

 

「ほとんどがジャンク品だ、バニラじゃまともなパーツが手に入らないからな。アイツもよく走れるまで揃えたもんだ」

 

サイドバッグにあるグローブを取り出しながらヴァルトは呟いた、その言葉に静夢はハッとした。以前、ヴァルトから聞いた故郷の話。亡くした友人の話―――。

 

「これって……」

 

「……ああ、前に言ったアイツのものさ。元々は親父さんが乗ってたらしいぜ?」

 

「そうだったんだ…」

 

「早く行くぞ?」

 

バイクから顔を上げると、既にヴァルトはヘルメットを被って準備が出来ていた。後部座席を指差して催促していた。

静夢も慌ててヘルメットを被り、後部座席に跨った。

 

『無線、聞こえてるか?』

 

『うん、問題なく』

 

ヘルメットの側面に付けられている無線のユニットに触れながら、ヴァルトは接続の確認をする。静夢のヘルメットにくぐもったヴァルトの声が聞こえてくる。ツーリングなどでライダーたちが使うこともある無線機器を購入し、事前に二人で同期をしておいたのだ。

 

『じゃあ、出るぞ』

 

『よろしく頼むよ』

 

全ての準備が整ったバイクが動き出す。静夢はシートの後ろにあるグリップを握り、落ちないようにバランスを取る。ゆっくりとスロープを登り、ゲートまでやってきた二人。守衛を勤める初老の男性に挨拶をし、人工島を抜け出したのだった―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最寄りの街に到着し、ヴァルトはショッピングモールの駐車場にバイクを停める。スタンドを立て、エンジンを止める。グローブとヘルメットを外すと、蒸れた顔と両手が風を受けて涼しく感じた。

静夢が先に降り、ヘルメットを外して大きく息を吐く。

 

「久々に乗ったな、楽しかったよ」

 

「そうか」

 

「言ってたよりは古く感じないね、しっかりと走る」

 

「アイツの手入れが良かったんだ、俺の力じゃない」

 

キーを抜いてバイクから降りたヴァルトは、ヘルメットをハンドルにかけた。静夢からヘルメットを受け取り、反対側のハンドルにかけた。

 

「行きますか」

 

「ああ」

 

襟元を正し、二人はショッピングモールへと入っていく。モールの中は休日ということもあり人が多かった、静夢が連絡を取る間、ヴァルトは慣れない場所で壁にかかるマップを眺めていた。

 

「はい、今から参りますので…はい、承知しました。よろしくお願いします。失礼致します」

 

「終わったか?」

 

「うん、行こうか」

 

携帯端末をしまい、静夢はヴァルトを連れてモールを進んで行く。

 

「ところで、今日はどこに行くんだ?」

 

「学会に着ていくスーツを取りに行くんだよ、前からオーダーしてたんだ」

 

「ほぅ…」

 

エスカレーターで2階へ上がり、歩いて数分のところに構える店舗へ辿り着く。スーツを着たマネキンが何体もいて、シャツやネクタイといったものが陳列されている。

 

(俺には縁の無い場所だな…)

 

静夢のように世間に出るわけでも、ケネスたちのような大人でも無い自分が着る機会は無いだろうと、ヴァルトはあまり興味を示さない。イギリスにいた頃は、やたら形式ばった生き方が窮屈でならなかった。

それ以来、自分を縛り付けるような生き方はしたくないと考えていた。

 

「お仕事中に失礼します。予約の連絡をした累といいます、オーナーさんはいらっしゃいますか?」

 

「ああ、はい……オーナー、お客さんでーす」

 

静夢はレジにいる女性の店員に声をかける。店員はどこか気怠げで店の奥に消えていく。

数分後、店のオーナーと思われる男性が奥から姿を現した。

 

「累様、お待ちしておりました!オーダーをいただいた物、準備ができております」

 

「ありがとうございます、前に連絡をいただいてから時間が経ってしまって申し訳ありません」

 

「いえいえ!累様にはご厚意にしていただいております、私共は光栄ですよ」

 

静夢はオーナーの言葉に一礼する、オーナーは再び店の奥に消えて、またすぐに現れる。その両手にはスーツと思われる物があった。

 

「こちらです、誠にありがとうございます」

 

「ありがとうございます。あと、一つお願いがありまして」

 

「はい、何でしょう?」

 

スーツを受け取った静夢がオーナーに提案をする、オーナーはキョトンとしてそれに対応する。

 

「彼にも一つ、見繕ってほしいんです」

 

「……は?」

 

「あちらの……お知り合いですか?」

 

「はい、学校の友人です」

 

予想だにしない言葉にヴァルトは間の抜けた声を上げる。静夢の横から顔を覗かせるオーナーがヴァルトをジッと見た。

 

「おい、俺は買うつもりは無いぞ。すいません、こいつが勝手に……」

 

「大丈夫、プレゼントだよ。支払いは僕がするから」

 

「あのなぁ……!」

 

静夢の突飛な言動にヴァルトは声を荒げる。

 

「僕が君にそうしたいんだ、ダメかな?」

 

「………はぁ」

 

長い沈黙の後、ヴァルトはため息を吐く。静夢から施しを受ける義理も筋もないのだが、これを拒絶しようものならもっと凄いものが来るかもしれない。想像しただけで耐えられない、ヴァルトが折れてこれを受け入れた。

 

「じゃ、お願いします」

 

「承知しました。では、こちらに」

 

オーナーは快く受け入れ、採寸の準備に取り掛かる。諦めたヴァルトは上着のジャケットを脱ぎ、静夢に投げて渡す。それをしっかりと取り、静夢はヴァルトの後について行く。

 

腕やウエスト、股下を測り、適切なサイズのスーツを選択する。

 

「生地や色の好みはございますか?」

 

「あ、いや、その……こういった物に馴染みが無くて」

 

「そうでしたか。では、先にカウンセリングから始めましょうか」

 

オーナーからカウンセリングと聞いて、ヴァルトは首を傾げる。スーツを着るに値するかどうかを試されるのか、そんな事を考えていると静夢がヴァルトの肩を叩く。

 

「ここでのカウンセリングは、好みとか予算を聞いて最適なものを選んでくれるんだよ。肩肘張らないでいいよ」

 

「誰のせいだよ……」

 

「さぁ?」

 

睨むヴァルトをいなし、静夢は肩を竦めた。オーナーの後を追い、離れたブースに足を運ぶ。着席したヴァルトは差し出されたカタログを見ながら、好みの物を探していく。

 

「これ、似合うと思うけどな」

 

「そうか?」

 

静夢がカタログの一箇所を指差して提案する。ヴァルトはそれを着た自分を想像したが、自分の乱雑な雰囲気でスマートなイメージは浮かばなかった。

オーナーがその生地を実際に持ってきて、触って確かめてみると存外に悪くない。ヴァルトは流れるままにこの生地を選択した。

 

採寸を先に済ませたので、シャツやネクタイ、靴などを見ていく。ここからはヴァルトの好みが基準になるため、静夢はヴァルトから離れ、店内を散策していく。

 

「お客様、累様のご友人とお聞きしてますが…」

 

「あぁ、まぁ、はい……」

 

面と向かって聞かれるとこそばゆい感覚になり、ヴァルトは曖昧な返事をした。

友人と言えるか分からないが、相応の信頼はある。世間ではそれを友人と呼ぶのかもしれないが、ヴァルトは答えを見いだせなかった。

 

「累様が初めて店にいらしたのが、二年ほど前でした。まだ幼く、どこか暗い雰囲気の方でした」

 

「暗い……あれが?」

 

「ええ、下を向いていて消極的に思えました。ここでスーツを購入してからは贔屓にしてもらって、来店の度に段々と大人びて見えるんですよ」

 

成長を見守る親のような親のような顔のオーナーに、ヴァルトは驚きを隠せなかった。言われてみれば、初めて共鳴した時にはそんな一面があった。断片的だが、静夢の過去を垣間見た事を思い出した。

 

「そんな彼が、友人を連れてくる……感慨深いと申しますか、喜ばしいのですよ」

 

屈託の無いオーナーの笑みは、心の底から嬉しそうであった。

 

(やっぱり、アイツにもそうだったのか……)

 

やはり、今の姿からでは想像が出来ない。きっと静夢にも明かせない闇があるのだろう。知りたいと感じながらも、自分にそれを受け入れるだけの器があるだろうか―――ヴァルトは静夢を一瞥して思った。

 

―――逡巡のうち、ヴァルトのオーダーは完了した。

後は完成を待つばかり、静夢は受け取ったスーツを持ってヴァルトと共に店舗を去ろうとした。

 

「本日はありがとうございました」

 

「こちらこそ、ありがとうございます。出来上がりましたら、こちらからご連絡致しますので」

 

「では、これで―――」

 

オーナーと言葉を交わし、静夢は店舗を出ようした時である。ヴァルトが何かに気づいて声をかける。

 

「おい、静夢……」

 

「なに?」

 

「お前、それ持ったままで俺の後ろに乗れるか?」

 

ヴァルトが静夢の持つスーツを指差すと、静夢は移動方法を思い出して呆然とする。顔から血の気が引いていき、青くなっていく。

 

「因みに、本日はどのように…?」

 

「バイクで来ました、俺の運転で」

 

「あぁ、それでは…」

 

結果、静夢のスーツは再び店舗に戻すこととなった。後日、改めて取りに来る事となり、学会までには間に合ったようである―――。

 

 

 




今回は後始末と日常回でした。
次回からは過去編に入ろうと思います。
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