「マリリン‼︎」
「おぅふ――」
洗脳という柵から解放されたぺこらが大粒の涙をはらはらと流しながらマリンに抱きついた。
空気を読んだあくあがタイミングよく塗料を落としてマリンを可視化する。
当のマリンはぺこらの愛情たっぷりの抱擁に気持ち悪い声を出した。
それでもぺこらが力強く抱きしめるものだから、マリンも照れ臭くなって徐々に冷静さを取り戻す。
「ぺ、こら……マリンちゃんも流石に恥ずかしいというか……」
「寂じがっだ……! 3年も゛っ……ずっど……ずっと、独りぼっぢで……さびじがっだんだよぉっ……」
羞恥心も見せず、抱えてきた寂寥感を吐露していた。
マリンにもその感情は伝染するが、耳を疑う年数に涙は溢れない。
「……うん。寂しかったね」
聞きたい事は山ほどあるが、今は泣かせてあげよう。
それに――粗方の事情はAZKiに聞けば分かるはずだ。
マリンはぺこらの頭を優しく撫でながらも、鋭い視線をAZKiに送る。
そのまま静かに状況を見守る。
ぺこらの事も考えると、今はマリンが喋るべきではない。
その意思を汲んだポルカがマリンを一瞥し、AZKiへ向き直る。
「さてどうしますかねぇ? そろそろ素直に降参してもいいと思うけども」
と、挑発するように尋ねた。
ほんの一瞬、反抗する意思が瞳に浮かんだが、その目がいろはに向いた途端に縮こまる。
「……あずきち」
「――――」
「もう……やめて」
「――どうして‼︎」
風前の灯のような、いろはの……震えた声。
大勢を押し退けて1人前へ出たが、AZKiが絶叫で追い返そうとした。
珍しく、いろはが怯む。
「どうして簡単に――諦められるの⁉︎」
「……風真は、諦めたわけじゃ――」
「だったらどうして――‼︎ 助けて……くれないの……」
内輪揉めか。
2人以外にはついて行けない会話が展開され、皆困惑していた。
「ごめん……風真があの時――」
「そんな事が聞きたいんじゃないの‼︎」
大絶叫と共に涙を零すAZKiに、皆の視線は釘付けだ。
「いろは。まつり達よく分かんない。分かるように話して」
「――――」
割り込むまつり。
ぼたんが止めかけたが、声のトーンで想いを汲み取り半分上げた右腕を下ろした。
いろはの斜め後ろにまつりが立つ。
いつの間にかぺこらは泣き止み、マリンと共に固唾を飲んで場を見守っていた。
「……実は――」
ここまで迷惑をかけて隠し通すなんてできない。
決心したいろはが一言口にしかけた時――階段から1人、大きな足音で駆け上がってきた。
全員がそちらへ向く。
現れたのはすいせいだった。
みこの落雷を喰らってもう復帰とは、なんてタフな奴。
「すいちゃん……」
既に負けを確信したAZKiが悪びれた様子で目を伏せて、小さく名を呼んだ。
しかし、当のすいせいは人混みの中から必死に何かを探している。
すいせいの異変はAZKiといろは、加えてマリンが逸早く察知した。
数秒で探し者を見つけると猛スピードで走り出す。
10数名が一斉に構えるが、すいせいは戦う意思は見せない。
そのまま駆けて、距離を詰めてトワの下へ――ではなく、その背中のみこへ飛びついた。
「みーこちぃー‼︎」
「「――――‼︎⁉︎」」
意識の無いみこをトワから奪い取り、ぎゅっと力一杯抱き締める。
そして頬と頬をこすり合わせる。
最大級の恐怖が場を支配した。
「すいちゃん⁉︎」
「な、なんだこりゃ! どういうこった⁉︎」
ビジネスなんて生温い感情では無い。
すいせい渾身の愛情表現だ。
何故だかすいせいの好意がみこへ向いている。
この豹変ぶりには、誰もが息を詰まらせる。
「一体何が……」
「んっ――――‼︎‼︎⁉︎⁉︎⁉︎????」
10数名の塊の中で1人、奇妙な音を鳴らした。
咄嗟に振り向くと――――
「ラプラス‼︎」
「ぐっ‼︎」
ラプラスの頭から大量の文字列が放出され、一冊の本に収まってゆく。
ぼたんが反射的に麺を伸ばして全員の身体を、突如現れた女性から遠ざける。その時数名が転倒した。
「お前ッ‼︎」「あなた――」「――――‼︎‼︎」
ぼたん、ちょこ、AZKiによる三者三様な反応。
特にAZKiの様相は異常だった。
「ルイ……」「ルイちゃん……?」「ルイ姉⁉︎」
また、それとは区別して異なる反応をする3名もいた。
異世界出身の3人だ。
ルイがラプラスに一冊の本を翳して何かを抜き取り、その後別の本を見せて何かを押し込む。
「まさか――! ラミィちゃん! 増援3人って、いろはちゃんとあと2人は――」
「――? このルイって人と、もう1人は――」
「――あずきち‼︎ 後ろ‼︎」
いろはは咄嗟に警告したが手遅れだった。
「ぇヘ――!」「っ――ゔ‼︎」
ルイに気を取られている隙に上空、AZKiの背後へと回り込んだクロヱが鉄の棒でAZKiを地面に叩き落とした。
「あずきち‼︎」
いろはが地に落ちたAZKiの頭を抱え上げた。
そこそこの高度。
殴られた顳顬付近から血が流れ、気絶している。
落下の衝撃で骨も折れているかもしれない。
「何⁉︎ ほんとにどうなってんの⁉︎」
目紛しく変化する戦況に目が回る。
展開に追いつけた者はほんの一握りで、いろはとルーナ程度だろう。
「……」
クロヱが不敵な笑みを浮かべて空中――AZKiのいた位置に立っている。
AZKiが突然倒される想定外の事態に、皆の視線はそちらへ釘付けに。
ルイが足音を消して集団に迫る――
「ポルちゃん――!」
「っ――」
ルイが標的に選んだのはポルカ。
その直前、ギリギリで視界にルイを捉えたフブキがポルカを突き飛ばしてターゲットがズレた。
「ッ――‼︎‼︎⁉︎⁉︎⁉︎??????」
「フブちゃ――‼︎」
「バカっ、下がれ‼︎」
庇ったフブキに手を伸ばすポルカ。
またしてもぼたんが麺を伸ばしてポルカとフブキを引き寄せた。
「あらら……外しちゃったよ……」
ルイが本を片手に数歩退がる。
ポルカは意識を無くしたフブキを抱えた。
「お前が――そうか」
「――――」
ルーナが目を細めた。
かなたから情報を得て、自力で調査したある能力。
その力と類似している。いや――同一だ。
「お前が――記録の能力者」
「き、ろく……?」
全く記憶に無い単語が飛び出して、脳がパンクしそうだ。
クロヱが静かに上空を歩行してルイの真横へ降り立つ。
「私はプロプロの実のプロット人間。人の記憶を本に仕舞い、私の執筆した本を人の記憶として埋め込むことができる」
「……じゃあ」
「そうだねぇ、ざっとこんなもんかな」
新たに本を取り出してページを捲ると本が発光する。
そして中から人が飛び出してくる。
「「――――⁉︎」」
ロボ子、メル、はあと、アキロゼ、スバル、ころね、わため、こより。
8人に加え、今この場で記憶を入れ替えたラプラス、そしてルイとクロヱ。
合計11人の大所帯。
「しゅば‼︎‼︎」「メル様――」「……わためぇ」「こより……?」「――」
「ホント、『マリン先輩』には感謝しないといけませんね」
「「「…………」」」
遠目にマリンを見つめてほくそ笑む。
様々な展開に皆の脳は限界を迎えていたが、ある3人は今の言葉を迅速に処理した。
「どう言う……意味だよ、ルイ」
名指しされたマリンは動揺を気取られぬよう、気丈に振る舞っている。
が、その心境は筒抜けだ。
「マリン先輩の能力は、フネフネの実、ですよね?」
「――――」
「嘘か誠か、その能力の持ち主は周囲の者を魅了し、己の欲する物を引き寄せると言われているんです」
「――――」
「こうしてホロメンがここへ集ったのは、きっと偶然じゃない。マリン先輩、あなたによって起こされた必然なんです。だから私はこうして、優秀な仲間を得る事ができた。心の底から――感謝してます」
「それで――? 船長に揺さぶりをかけたつもりですか?」
「掛かってるじゃないですか。凄い顔してますよ」
マリンが引き出したいのは能力の話ではない。
まつりもぺこらも、マリン程とは行かないが苦い面持ちでいる。
「…………」
かちゃっ……。
――――?
いろはがAZKiをそっと地べたに寝かせた。
傷口が地に触れないよう配慮して。
「あなたが、記憶を……」
「――――」
「そらちゃんの、記憶を……」
2年以上も隠していた闘心が揺らぐ。
嘗てない怒りが湧き上がる。
「クロヱ」
いろはの殺気にもルイは冷静だ。
小さく相棒の名を呼んで対応を指示する。
「――ッ‼︎」
砥がれた刃のような瞳をぎらつかせ、いろはが風のように飛び出す。
敵は数名居る――がルイは数名を本の中に帰す。
敵との距離が縮まる前に3度刀を振るった。
ビュンビュンビュンっ、と風の斬撃が悉くクロヱへ迫る。
クロヱは手にした鉄の棒を溶かして刀へと変形させ、斬撃を力で弾く。
僅かながら生じた隙もいろはにとっては決定機。
無防備なクロヱの左脇から一閃――
「100Nパンチ!」
「ッ――⁉︎」
風よりも素早い動きにいろはは反応が遅れた。
クロヱを斬り伏せる直前に、一つの拳がいろはの脇腹に直撃し――1度床を跳ねて吹き飛んだ。
「――クロヱ、退くよ」
「――ん。分かった」
アキロゼ、クロヱ、はあと以外を本に戻してルイは一同に背を向けた。
「――! 待て!」
いろはの負傷から数秒遅れて、トワやポルカ、ノエル達もルイを捕らえようと駆け出すが――
カチンっ!
「は――⁉︎ 壁⁉︎」
陣営を区切る様に透明な壁が張られていた。
トワのパワーやノエルのメイスで殴っても割れない。
脳内にはスバルの能力が浮かんだが、形が丸くない。これはスバルの能力ではない。
「どいて‼︎ 斬る‼︎」
いろはの復帰は素早い。
痛む脇腹に意識を割く事もせず、壁へ一直線。
しゅ――――と煌めく閃光。
パキン、と砕ける不可視の壁。
「マジバケモンじゃん!」
あのクロヱがドン引きする戦闘力。
しかしもはや手遅れだ。
アキロゼを除く3人が屋上から飛び出したのだ。
転落する――かと思えば、そのまま空中を駆けて行く。
「――待て! のぁっ‼︎」
「ぐっ――‼︎」
必死にその背へ攻撃を放とうとするも、残ったアキロゼに妨害され、いろは以外は受けることに精一杯。
「――ラミィちゃん、手伝ってあげて!」
「はぁーい!」
ぺこらの命令でラミィが動く。
剣を2本浮遊させて遠ざかる3人の背に。
「サンザシ」
「威風堂刀!」
加えていろはの飛ぶ斬撃。
ラミィの操る剣を追い越して、一足早く3人へ届――かない!
「――!」
不意に3人の高度が下がったのだ。落ちる様に。
上手く躱されたがラミィの剣は意志を持つ、追撃剣だ。
しかしカン、カン、カン、と幾度チャレンジしてもクロヱにあしらわれる。
やがて3人の背は小さくなり、能力の操作範囲外へ。
それに合わせてアキロゼも空を飛んで屋上を離れる。
「クッソ‼︎ 船で逃げる気か!」
いつの間にやらルイの船は南側へと回っている。
このままでは逃げられる。
「追いますよ、船長!」
諦めの悪い者達が走って追う姿勢を見せる。
ポルカも例に漏れず息巻いてマリンを呼ぶが――
「ぅ…………っ……」
「ちょ、まりりん? マリリン⁉︎」
マリンが苦しそうに呻き、呼吸を乱してぺこらに倒れかかった。
ぺこらが抱き止め身体を揺さぶるが応答はない。
心なしか頬が赤く体温が高い気がする。
おでこに右手を当てると、熱がある事が分かった。
「「「船長‼︎⁉︎」」」「マリン――!」
動き出した全ての者が足を止めた。
が――――。
「っ‼︎」
いろはだけは割り切って階段を駆け降りていった。
1人で殲滅する気か⁉︎
「どうしたんだよ、突然!」
「分かんねぇけど――熱がある!」
「熱⁉︎」
屋上はもう大混乱だ。
数名の記憶が取られ、攫われた。
すいせいは何故かみこに張り付いている。
フブキ、みこ、おかゆ、あやめ、AZKiは意識が無いし、マリンは急な発熱。
ルーナは能力が無く、ぼたんも腹を負傷中とルイを追える状況ではない。
一味の頭の状態もあり、もはやルイたちは諦める他ない――。
と思いかけた時だった。
「――! 動ける奴は全員あいつらを追え‼︎」
「「――――⁉︎」」
ぼたんが腹を抱えて大号令をかける。
覚束ない足取りで南側の淵まで歩みながら、元団長の素質の片鱗を見せる。
その号令にルーナ以外は逡巡した。
ルーナだけは即座に駆け出すも、現在無能力。お世辞にも腕力が高いとは言えない。
「ルーナちゃん!」
「何⁉︎」
「あずちゃんの両手を握れば能力が戻るはず!」
「――⁉︎ 分かった!」
マリンを労わりながらぺこらが助言すると、真っ先にAZKiに駆け寄って両手を握る。すると、本当に能力が帰ってきた。
そしてまた直ぐに階段を降りて行く。
だがその他のメンバーはまだ動かない。
ぼたんの鈍い動きを見つめながら策を求めるが――
「いいから全員行け! 今ならまだ間に合う‼︎」
「――――分かったわ!」
漸くちょこが動き出す。
そしてあくあも後に続いた。
「ラミィちゃんも、お願い」
「はぁーい!」
ぺこらの指示でラミィも動く。
更にまつりも――
「まつりは行くな!」
「――なんで!」
「いいからここにいろ!」
ぼたんが強く反対した。
互いに信頼が高いため、激しい怒鳴り合いはせずまつりはこの場で待機。
残る一味数名。
「船長……」
「マリリンはぺこーらが見とく! アンタらも行きな!」
「でも……」
「いいから! 行けェ‼︎」
ぺこらの顔が偶に見るマリンの真剣な顔と同じだった。
だから今の一喝で心は決まる。
「任せました――」
ポルカ、トワ、ノエルも階段を降りて南の海岸へと向かった。
「みこちー? 何で寝てんの? 起きてよー」
場が静まると、すいせいの場違いな声と言葉が聞こえる。
気絶しているみこの頬を何度も突いたり、頭を撫でたり、お腹を揺すってみたり。
極めて不吉だ。
気にはなるが害が無いうちは無視しよう。
ぼたんが軈て淵まで辿り着く。
次の瞬間――身投げ⁉︎
「ぼたんちゃん――!」
ぺこらが大声で引き留めたが、まつりは絶大な信頼故に黙って見守る。
そして僅かな照明を頼りに目を凝らして見れば、麺が小さな柵に括り付けてあり、それが下へと続いている。
命綱は有る。死にはしない。
まつりはぼたんを信じて待機。
――――――――――
ぼたんは麺を駆使して屋上から飛び降りると、船に着地した。
そう、南口に突っ込んだマリン号。
甲板にはミオが寝かされているが構っている暇はない。
最後の力を振り絞って記憶を辿り、ある物を探す。
(どこだ――)
扉を開けた――宝物庫だ。ここじゃない!
扉を開けた――客室だ。ここでもない!
扉を開けた――武器庫だ!
「あった、これだ!」
探していた武器を抱えると、垂らしておいた麺を駆使して屋上へ戻る。
「――ししろん、それ」
「はい、対戦車ライフル14.5×114mm口径弾」
「……さすがぼたんちゃん」
「元はわためのだ。団長辞める時にお下がりで貰ったんだが、使うのは初めてだな」
ガチャガチャと急いでパーツを填めて弾薬を装填。
腹ばいになると傷口が広がる。
それを我慢して呼吸を整え、精神を統一。
スコープの倍率を合わせて照準を合わせる。
ルイ達はもう甲板の上にいる。
間も無く出航。
「すぅ……ふぅ…………」
スコープを除き、狙い所を探す。
絶大な集中力。
(弾は数発有るが、敵にはわためがいる。打ったら直ぐにこっちへ飛んでくるだろう……。打てるのは一発。一発で確実に船を足止めするには……)
ライフルの破壊力は絶大だが、壊す場所いかんでは支障なく出航できてしまう。
たった一発。
たった一発、狙うなら――
(ここ――‼︎)
「――――‼︎」
バァン……と轟音を鳴らして放たれる銃弾。
ぼたんの体がずざざざぁー、と後方へ滑って傷口が抉れた。
スコープを再び除く余裕はない。
ぼたんは早急に立ち上がった。
(来る――――‼︎)
次の瞬間――
パァン、と小さな銃声が耳を劈く。
「来たな――わためぇ‼︎」
ハングリー島、最終戦――開幕。
*****
目を覚ますと、見知らぬ一室で縛られていた。
「…………」
最後の景色と今の景色はリンクしないが、自分の身に起きた事を把握した。
どれくらいの時間が経ったのか、全く分からないが、今自分が目覚めた事が悪い事とは思わない。
ある程度、事態は好転した様だ。
縛ってある縄を無理矢理引きちぎって部屋を出ると、いつしか見た2人の子どもが倒れていた。
「……何が」
あったのだろうか?
何にせよ、事態把握のためにまずはこの謎の施設を出る必要がある。
崩壊した床に近寄って見下ろすと2つ下の階が見えた。
天井には穴がない。
「…………ぅぁ‼︎」
「――――⁉︎」
不意に聞き慣れた声が耳に突き刺さる。
反響した極めて小さな声だが、確かに聞こえた。
間違えようがない。
「――ルーナ」
その瞬間、全身に電撃が走った様な感覚があった。
「――――!」
救世主もまた、密かに動き出したのであった。
登場キャラ設定プロフィール19
「鷹嶺ルイ」
所属……秘密結社XXX、総帥
能力……プロプロの実
能力名の由来……シナリオライター
出身……???
好きな物……壮大なストーリー、尊敬、ダジャレ
嫌いな物……退屈、仲間、無関心
「沙花叉クロヱ」
所属……秘密結社XXX、総帥補佐
能力……マタマタの実
能力名の由来……#またまた沙花叉
出身……???
好きな物……鷹嶺ルイ、戦闘任務、化学
嫌いな物……任務失敗、読書、ルイの敵
「兎田ぺこら」
所属と役職……秘密機構「希望の花」、統領
能力……ペコペコの実
能力名の由来……ぺこ
出身……異世界
好きな物……配信、爆発物、ホロメン
嫌いな物……狭い場所、寂しさ