アサルトリリィ×仮面ライダー GrandPrix of ヘルヴォル   作:黒破リンク

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クエレブレが得るふたつの新たな力。
今その1つが明かされる。


新たな力〜心の怪盗団〜

仮伝は転生する前に見た、とある作品の力をレイズバックルで再現する事に成功し、クエレブレの最大の支援者である高島八雲校長に報告する為に校長室に居た。

 

仮伝「急な要望に答えてくれてありがとうございます。」

 

八雲「構いません。

今クエレブレを強化できるのは貴方だけなので。」

 

仮伝「有り難うございます。

それでこちらが新しく作ったバックルになります。」

 

机にアタッシュケースを置いて開けると中には12個のレイズバックルと一本の獣電池が入って居た。

 

八雲「これが新しいバックルですか。」

 

仮伝「はい、名前はP(ペルソナ)5レイズバックルとP(ペルソナ)5獣電池です。」

 

八雲「ペルソナ……。

それでこのレイズバックルと獣電池はどんな効果が有るんですか?」

 

仮伝「突然ですが、八雲先生は人間が人の心に入る事は出来ると思いますか?」

 

八雲「……普通は不可能ですが、それを可能にする技術が有るんですね?」

 

仮伝「はい、仮面ライダーの力と()()()()の力を使えば、人の心に入る事が出来ます」

 

八雲「認知科学ですか?」

 

仮伝「はい。

それと認知訶学の訶は摩訶不思議の訶です。」

 

八雲「そうですか……。」

 

仮伝「では、認知訶学とP(ペルソナ)5レイズバックルとP(ペルソナ)5獣電池の機能を説明します。」

 

仮伝は八雲に認知訶学とP(ペルソナ)5レイズバックルとP(ペルソナ)5獣電池の機能を説明した。

其れを聞いた八雲は驚きを隠せないでいた。

 

八雲「にわかに信じられませんが、可能なんですね?」

 

仮伝「はい、可能です。

ですから……」

 

仮伝はあるリストを取り出して八雲に見せる。

 

仮伝「こちらが、現段階で心に()()が出来る過激派の人間です。

もしこのリスト内に居る人を()()させたい人が居たら遠慮なく言って下さい。」

 

八雲「……分かりました。

考えて置きます。」

 

仮伝「では失礼します。」

 

仮伝は校長室から退室する。

そして八雲は仮伝が置いて行ったリストを見ながら呟いていた。

 

八雲「にわかに信じがたいです。

人の心に侵入して改心させるとは……。」

 

数日後……

クエレブレは八雲の指示で談話室に集まって居た。

 

八雲「皆さん、揃いましたね?」

 

優珂「はい、クエレブレ全員集合しました。」

 

美岳「それで今回はどのような用件ですか?」

 

八雲「はい。

今回は仮伝さんが新しく作ったレイズバックルと獣電池を使ってある人物を改心して欲しいんです。」

 

結爾「改心ですか?」

 

八雲「はい。

私の口から説明するのは難しいので仮伝さんが現地で説明してくれます。」

 

仮伝「それでは、移動しながら説明します。」

 

仮伝は談話室から出て遅れて優珂達も遅れて談話室を出て駐車場に移動する。

そして駐車場に一台の大きなキャンピングカー置いてあって仮伝は何の迷いも無く乗り込んで席に座る。

優珂達も其々席に座ると運転席、助手席には誰も座って居ないのにキャンピングカーのエンジンが一人でに掛かって動き出した。

 

蒔菜「自動運転!?」

 

プリンス「スゴッ!?」

 

仮伝「運転しながらだと説明しにくいので、廃車前のキャンピングカーを格安で購入した上で改造して自動運転と証拠処理の為に自爆機能を取り付けました。」

 

ユウキ「自爆機能!?」

 

緋紅「マジか!?」

 

クエレブレは仮伝に若干引いていた。

 

仮伝「まぁ、今回の任務はG.E.H.E.N.A. の過激派にバレたら色々と問題ですから、証拠を残さないようにしているだけです。

事実、ヘルヴォル側には過激派の人間がいますから。」

 

伊織「それで今回の任務はなんだ?」

 

大智「確かに僕も気になるね。

わざわざ、廃車前のキャンピングカーに自動運転と証拠処理の為に自爆機能を取り付けた理由と、八雲先生が言っていた改心というのが気になるね。」

 

咲夜「それに新しいレイズバックルと獣電池に関係しているでしょう?」

 

仮伝「はい、その通りです。」

 

仮伝は机の上にアタッシュケースを置いてから開ける。

 

蒔菜「これが……蒔菜達の新しい力?」

 

蒔菜はアタッシュケースに入って居るレイズバックルを取る

レイズバックルの見た目は色は赤と黒に漆黒の翼と鎖、そしてその奥にはカードが一枚入りそうなスペースがあった。

 

プリンス「それで、こっちが俺の新しい力?」

 

プリンスは獣電池を手に取る。

此方は獣電池の色は赤と黒である。

 

仮伝「P(ペルソナ)5レイズバックルとP(ペルソナ)5獣電池という名前です。

それでは、これを引いて下さい。」

 

仮伝はタロットカードが全員が見える様に机の上に扇状に出した。

タロットカードには愚者、戦車、恋愛、魔術師、皇帝、女教皇、女帝、正義、信念、???(パンドラ)、神官、革命の絵が描かれていた。

更に仮伝は後から隠者のタロットカードを入れて手に取りシャッフルして裏側ににして扇状態に出した。

 

仮伝「この中から一枚選んでください。

私の場合……」

 

仮伝は一枚を選んで裏返すと隠者のタロットカードだった。

 

蒔菜「なら、今度は蒔菜が引く。」

 

緋紅「あたしも。」

 

次に引いたのは蒔菜と緋紅で引いたタロットカードは蒔菜は???(パンドラ)、緋紅は戦車を引いた。

その後にクエルブレ全員が次々とタロットカードを引く

優珂は愚者、美岳は皇帝、結爾は恋愛、プリンスは魔術師、伊織は神官、大智は正義、咲夜は女教皇、ユウキは女帝を引いた。

そして仮伝は隠者のタロットカードを引いて居た。

仮伝はアタッシュケースに入って居るP5レイズバックルを手に取り……

 

仮伝「それじゃあこのバックルにセットしてください。

プリンスの場合は獣電池にセットして。」

 

仮伝はP5レイズバックルにあるカード差込口にさっき引いた隠者のタロットカードを入れて残った信念と革命のタロットカードを回収した。

クエルブレ全員は仮伝が言われた通りにP5レイズバックルに其々のタロットカードを挿入したがプリンスは戸惑っていた。

 

プリンス「どうやって獣電池にタロットカードをセットすれば……?」

 

仮伝「獣電池かタロットカード、どちらかを近づけるだけで良いよ」

 

プリンス「成程……。」

 

プリンスが魔術師のタロットカードを獣電池に近づけるとと突然、魔術師のタロットカードが蒼い炎に発火して、蒼い炎は獣電池に吸い込まれて黒い獣電池になった。

 

プリンス「わぁあ!?」

 

仮伝「それでP5獣電池が完成した。

次にこの書類に目を通してください。」

 

大きな封筒を人数分取り出してクエルブレ全員に配った。

クエレブレ全員は直ぐに封筒を開封した。

仮伝はそれに合わせて話す。

 

仮伝「では、八雲先生からの依頼を説明します。

佐々木 義博 (ささき よしひろ)。表向きは○○病院の医院長で義手と義足の技術者をしていますが、裏では過激派のG.E.H.E.N.A.に繋がって居て人体改造と差し支えない過激な実験をしている。」

 

優珂「それで、どうすればいいの?」

 

仮伝「改心させて、穏便派に考えを変えさせます。」

 

仮伝の発言に、クエレブレは全員驚いた。

 

全員「!?」

 

美岳「それは難しいのでは?」

 

蒔菜「そうだよ!!」

 

結爾「相手は道徳心なんかない奴ですよ?」

 

緋紅「もし改心させるなら相手の心に直接接触するしか……ねぇよな。」

 

仮伝「緋紅様の言う通り、相手の心に直接接触して改心させます。」

 

緋紅「え?」

 

全員「え!?」

 

仮伝の言葉に、緋紅を含む全員が仮伝の発言に驚いて居た。

 

緋紅「あ、いや、あたし冗談のつもりで言ったんだけど…。」

 

仮伝「八雲先生も言ったと思いますが、説明よりも実際に見た方が良いと。」

 

そうしている間にも自動運転のキャンピングカーは止まってドアが開いた。

 

仮伝「どうやら着いたようです。」

 

仮伝はキャンピングカーから降りて、遅れて全員キャンピングカーから降りた。

キャンピングカーが止まって居たのは先程仮伝が言っていた○○病院の正面だった。

 

仮伝「それでは、今から夢の様な出来事をお見せしましょう。」

 

仮伝はそう言った直後にスパイダーフォンを取り出して禍々しい赤黒いカラーリングに、目のような模様なアイコンのアプリケーションを起動して。

 

仮伝「佐々木 義博 、○○病院、ショッカー改造人間研究所」

 

と言うと……

 

『ヒットしました。

 ナビゲーションを開始します』

 

電子混じりの女性の声が響いたと思ったら、次に……

 

優珂「何!?」

 

仮伝以外優珂達を襲ったのは墜ちるような感覚。

ぐにゃりと視界が歪み、平衡感覚が奪われて数秒後に収まった。

 

伊織「おい、病院が可笑しいぞ。」

 

咲夜「本当ね。」

 

ユウキ「なんか悪の秘密基地みたいな感じになってるね。」

 

ユウキの言う通り○○病院が全く別の物になって居た。

病院の形は一般的な四角い形から秘密結社のお城の様に変わって居て壁は白から黒に変色、そして病院のマークは赤い十字架から鷲のレリーフに変わって居た。

 

大智「どういう事か、詳しく説明してもらえるかな。

僕達は皆、今起こった事に少し混乱している。」

 

大智が代表で仮伝に問いかける。

 

仮伝「此処は認知訶学を基に作った認知の異世界。」

 

大智「認知科学?」

 

仮伝「まぁ、普通の認知科学ではこんな事は出来ない。

それ故に此れは認知科学の上位互換の認知訶学で行なっている。

因みに認知訶学の訶は摩訶不思議の訶よ。」

 

蒔菜「それじゃあ何で、病院が悪の秘密基地の様な感じになって居るの?」

 

仮伝「それは今回のターゲットである佐々木 義博がこの病院をそう認識して居るから。

細かい事は歩きながら説明するわ。」

 

仮伝は歩き始めて少し遅れてクエレブレ全員が付いて来る。

 

仮伝「それで何か話せば良いのか分からないから質問して私が其れに答える感じで行かせてもらうわ。

因みに質問は一人一つまででお願いします。」

 

会話しながら形が変わった○○病院に入っていく。

 

仮伝「それから質問の内容は待合室で考えて居てください。

今から受付するので。」

 

仮伝は受付カウンターと思わしき場所へ足を運ぶ。

受付カウンターに居たのは顔は黒い覆面に額部分に変質した○○病院のマークと同じ鳥のマークしてありナース服を着ていた。

仮伝は何も動じずに普通にやり取りしている。

 

優珂「皆、これをどう受け止めますか?」

 

美岳「異常事態だな。」

 

蒔菜「そうなるよね。

あの時の蒔菜達、一歩も動いて居ないのに、いつの間にかここにいた。」

 

結爾「蒔菜の言う通りですね。」

 

プリンス「それに病院があんな感じになって居るのに、何で此処に居る人達は普通に過ごせるんだろう?」

 

伊織「確かに言われて見れば妙だな。」

 

咲夜「普通に人や救急車が来ているね。」

 

ユウキ「ちょっと聞いてくる。」

 

ユウキは待合室にいる男性に近づいて話しかける。

 

ユウキ「あの、すみません。」

 

男性「はい、何でしょう?」

 

ユウキ「この病院、形やナースとか可笑しくないですか?」

 

男性「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

ユウキ「そ、そうですか……。」

 

ユウキは元の場所に戻り説明、あまりにも謎過ぎて混乱している緋紅は頭を掻いた。

 

ユウキ「なんか此処の人達は元々こんな形と言って居ます。」

 

緋紅「あぁっ!!もうわけ分かんねぇ!!大智、何か分かるか!?」

 

緋紅が振り返ると大智がなにか考えていた。

 

大智「……。」

 

緋紅「大智?」

 

大智「……あぁ、すまない。少し考え事をしていた。」

 

優珂「大智様、何か分かった事が有るんですか?」

 

大智「いや、此処の病院のマークについて考えて居いたんだ。」

 

蒔菜「マーク?確か……。」

 

結爾「大きく翼を広げた鷲のような鳥に……」

 

プリンス「円形の地球儀の様な物の上に乗っている……でしたっけ?」

 

大智「あぁ、その通り。

あのマークは約50年以上前に存在した秘密結社、ショッカーのマークなんだ。」

 

伊織「どうしてそう思う?」

 

大智「少し前に仮伝の部屋に入った時に、仮面ライダー1号のデータがあって仮伝から見させて貰った事が有るんだ。

確かその時、百合ヶ丘女学院の理事長が仮面ライダーだと記載されていて、その資料を見た時にショッカーの事を知ったんだ。」

 

美岳「それで、今回のこれに繋がるんだな?」

 

大智「実は此処がこうなる前に仮伝がスパイダーフォンで『佐々木 義博 、○○病院、ショッカー改造人間研究所』と言った後に 『ヒットしました。ナビゲーションを開始します』と電子混じりの女性の声聞こえた後に……」

 

咲夜「こうなっていたと。」

 

ユウキ「ナビの設定をしてただけだと思うけど……。」

 

緋紅「こうなったんだもんな。もうわっかんねぇ!!」

 

大智「ひとまず、仮伝から説明がある。聞きたいことは取り敢えず紙に書いて纏めよう。」

 

大智はメモとペンを取りだしてクエレブレは何を質問する為、話し合いを始めた。

 

~数分後~

 

仮伝「お待たせしました。」

 

仮伝は待合室にいる優珂達の元に行く。

 

仮伝「それで何を質問するか決まりましたか?」

 

大智「あぁ。質問は纏まったよ。」

 

大智はメモを差し出して仮伝は受け取り、メモの内容を読む。

 

仮伝「……成程ね。

なら、移動しながら説明するわ。」

 

と仮伝はそう言って、そのまま全員を連れて廊下の方に歩き始めた。

 

仮伝「……質問を書いているのは優珂、ユウキ様、咲夜様、大智、美岳様しか書いていないですけど?」

 

蒔菜「蒔菜達が疑問に思っている事全部言われたから、後で分からなかったら質問するね。」

 

仮伝「わかったわ。ではまず最初に優珂から。

認知訶学とは一体何なのか?

認知訶学は、認知科学の上位互換で相手の心に直接接触が出来る物で、元々は犯罪者の改心率100%を目指して居た。」

 

優珂「目指していた?何故過去形なのかしら?」

 

仮伝「食われたんですよ。利益を貪り、己の欲望を満たす悪人に。

認知訶学を研究して居た科学者は、運が良かった者は権力を使って研究から外れ、運が無かった者は認知訶学で殺された。」

 

優珂「成程ね。」

 

仮伝「次にユウキ様の質問、今いるこの病院はもう心の中の世界なのか?

その通りですね。認知訶学を使って、心の中の世界である『認知世界』に侵入しています。

そしてこの病院は、佐々木 義博のとてつもない歪んだ欲望を持つ人物が認知世界に形成する自分だけのテリトリーで、その名は『パレス』と言います。」

 

ユウキ「つまり私達はもう佐々木 義博のパレスに入っていると。」

 

仮伝「その通りです。

次に咲夜様の質問、どうやって心の中へと侵入していくのか?

それは簡単です。皆さん、自分の端末を取り出して下さい。」

 

仮伝の言う通り、全員がスパイダーフォン、プリンスは獣電モバックルを取り出して画面を見る。

 

蒔菜「あれ?」

 

結爾「ホーム画面から変わってますね。」

 

緋紅「イセカイナビ?

……あたしこんなアプリ、インストールした覚えないぞ?」

 

伊織「あぁ、俺もだ。

とにかく消すか。」

 

全員がイセカイナビのアプリを消そうとボタンを押すも、無反応だった。色々試してみるも画面は一切変わらなかった。

 

美岳「ん?壊れたのか?ホーム画面に戻らないが。」

 

優珂「私のも変わりません。」

 

ユウキ「と言うより……」

 

咲夜「カメラやメモが使えない。」

 

プリンス「本当だ!なんで!?」

 

大智「そもそも、このイセカイナビは?」

 

仮伝「それは認知世界に侵入する為だけのアプリです。

使い方は、イセカイナビに3つのキーワードを入力することで認知世界へ侵入できます。

必要なワードは、「人物の名前」、「執着している場所」、「そこを何と認識しているか」。

なので今回は、佐々木 義博、○○病院、ショッカー改造人間研究所で侵入出来ました。

欠点としては、キーワード入力は音声入力だけなので、何気ない会話で突然認知世界に迷い込むこともあり、また、案内開始の際、アプリの有無や本人の意思に関わらず、半径数メートルにいる人間は強制的に認知世界へと引きずり込まれる。

因みに皆が此処に居る理由は、その欠陥を使って巻き込みました。」

 

仮伝は驚く全員を見て話し続ける。

 

仮伝「それから「ナビ」と銘打ってはいますが、イセカイナビが案内するのは、あくまで現実から認知世界までなので、パレスの地図などは全く表示されないため、探索は私達の足で行わなくてはいけません。

最後に現実世界と認知世界の境界は認知世界に侵入した地点なので、現実に戻る場合は侵入した地点まで戻る必要があります。」

 

咲夜「随分使い勝手が悪いアプリね。」

 

仮伝「……お恥ずかしながら。

次に大智の質問、心の中の世界に侵入されている最中、その人間は現実世界ではどうなっているのか?

それは、現実世界では消えていて、そのまま時間が進みます。なので夜中までパレスで探索して夜中に認知世界から出たら現実世界も夜中になって居ます。」

 

大智「成程、時間の流れは同じということか。」

 

仮伝「最後に美岳様の質問、改心させる具体的な方法は?

それは、歪んだ欲望の根源『オタカラ』を核としていて、私達はそれを奪うのです。

これを奪われると、歪んだ欲望が消え去り、それに連動して現実世界で改心する。」

 

美岳「成程、それが仮伝が言っていた改心か。」

 

仮伝「この改心は、何らかの要因によって歪んだ欲望のみを取り去る事で、歪んだ欲望という謂わば心の鎧を剥がされた者。何かしら重い罪を犯していた場合、良心の呵責に耐えきれなくなり贖罪に走る場合が多い。

また、この歪んだ欲望は必ずしも本人に利する訳ではなく、人にとっては重石となり、それに苦しめられる事もある。

なので慎重に選んでから奪いましょう。

……と話している間にも目的地に到着しました。」

 

仮伝がそう言ってとある扉にの前に停まる。

扉の上には診察室1の表札があった。

 

優珂「此処に何かあるの?」

 

仮伝「見てからのお楽しみです。」

 

仮伝はそう言って扉を開いて優珂達も入った。

部屋は暗く何も見えなかったが、天井に設置された目が眩むほどのライトが、突如として一斉にこちらに向き、一同は目を顰める。

そして光に慣れると……

 

優珂「診察室、と言うより……」

 

美岳「手術室?」

 

緋紅「どちらでもないだろ…。」

 

蒔菜「と言うか……」

 

結爾「忌々しいですが、人体改造手術室ですね。」

 

結爾の言う通りG.E.H.E.N.A.の研究者が使っている人体改造手術室だった。

 

??「ようこそ、クエレブレよ。」

 

人体改造手術室の奥から影で分からないが誰がが来た。

部屋のスポットライトの光の範囲に入った瞬間、誰かなのか分かった。

 

咲夜「佐々木 義博!」

 

咲夜はそう叫ぶ。

 

ユウキ「あれ?にしては格好が可笑しい。」

 

ユウキの言う通り病院の医院長にしては白いタキシード姿に黒マントと不釣り合いの格好をしていた。

 

仮伝「多分、ショッカーの大幹部の一人で、改造人間担当である死神博士の格好です。」

 

????義博「その通り!!私は約50年以上前に存在した偉大なる秘密結社ショッカーの改造人間担当、死神博士の姿なのだ!!」

 

仮伝「因みに、あれは本人じゃなく、この認知世界によって生み出されたNPC的な存在、シャドウです。

今目の前にいるシャドウは特別な部類に入り、歪んだ欲望が凝り固まることで後述のパレスを形成するほか、現実世界の佐々木 義博の心とリンクしており、殺害するとその人物は廃人と化してしまいます。」

 

大智「それは重大だね。」

 

シャドウ義博「何をごちゃごちゃと。

まぁ良い、我らショッカー(G.E.H.E.N.A.)に歯向かうクエレブレが総出で私の所に来るとは飛んで火に入る夏の虫とはこの事だな。

戦闘員よ、奴らを拘束しろ!!」

 

シャドウ義博の号令で人体改造手術室の床から赤黒い水溜まりな物が突然現れてそこから……

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イッ!イッ!イッ!』

 

受付カウンターに居た人物と同じ格好をして居る人達が現れて仮伝達を取り囲む。

 

優珂「何なのこいつ等!?」

 

仮伝「こいつらは重要な手足になるシャドウ。

本人とはリンクして居ないから、何体も倒してしまっても現実世界に影響はないから、じゃんじゃん倒して問題ありません。」

 

美岳「だとしても数が多いぞ。」

 

仮伝「そこは大丈夫です。

この認知世界に相応しいレイズバックルを渡しましたから。」

 

仮伝はデザイアドライバーを取り出して腰に当てて巻きつけた。

次にP5レイズバックルを取り出してセットする。

 

『SET』

 

そして仮伝は指鉄砲を撃つような動作をして……

 

仮伝「変身!」

 

隠者のタロットカードが入って居るスペースを手で押すと鎖が砕けて外れて赤と黒に漆黒の翼が広がりカードスロットの部分が青く光ったと思ったら其処から一気に青い炎が仮伝を包み込み火柱になった。

此れには人体改造手術室にいた全員が思わず固まって見てしまう。

そして勢いよく上がった火柱が収まっていき……

 

『It's SHOWTIME!』

 

そこに居たのは仮面ライダーに変身して居る仮伝だが少し姿が違って居た。

アーマー自体はレジェンドレイズバックルを使った時の装甲と同じでSFみたいなデザインだった。

 

『Persona 5!』

『READY FIGHT』

 

優珂、美岳、蒔菜、結爾、緋紅、プリンスは変身に驚いて居たがユウキ、咲夜、大智、伊織は別の意味で驚いて居た

 

ユウキ「仮面が違う!?」

 

ユウキの言う通り、デザイアドライバーで変身した仮面ライダーはIDコアに内臓されている動物のデータが入って居る為、仮面もその動物のデザインになるが今の仮面ライダーファロンのファロンヘッドではなく、昆虫のような眼をした暗視ゴーグルが装着されて居た。

 

シャドウ義博「まぁ良い、行け!」

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イッ!イッ!イッ!』

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)は仮伝達を襲って来た。

 

ファロン「はっ!ふっ!」

 

仮伝は徒手空拳で応戦しながらクエレブレに叫ぶ。

 

ファロン「早く変身して!!

認知世界だけど私達はこの世界に入っています!!だからもし、此処で死んだら現実でも死にます!!」

 

優珂「とにかく行くわよ!!」

 

死ぬと聞いた優珂達はデザイアドライバーとP5レイズバックルを取り出して仮伝が先程やったようにバックルをセットする。

 

『SET』

 

全員「変身!」

 

タロットカードが入って居るスペースを手で押す。

鎖が砕けて外れて赤と黒に漆黒の翼が広がりカードスロットの部分が青く光ったと思ったら其処から一気に青い炎が包み込み火柱になり火柱が収まった頃には……

 

『It's SHOWTIME!』

『Persona 5!』

『READY FIGHT』

 

変身が完了したが、同じバックルを使っているのに全員アーマーの形は同じだがアーマーに書かれているデザインが違って居た。

優珂はタキシード風の黒いロングコート、美岳は和モダンな印象のゆったりとした白黒スーツ、蒔菜は白いモコモコしたワンピースに特赦で独特なハート状になっている赤いポニーテール、結爾は尻尾の付いた赤いボディスーツにニーハイブーツ、緋紅は黒いライダースーツ、ユウキは黒い羽根付き帽子を被った近世の銃士風の衣装、咲夜は棘のついた肩パッド付の黒いライダースーツ、大智は王子のような純白の衣装に赤いマントの貴公子スタイルのプリンススーツ、伊織は西部劇のガンマンのような帽子や装備に、ロングコートを羽織っている。

完全に衣装がバラバラで頭も同じで、優珂は白黒のドミノマスク、美岳は狐面、蒔菜は白のモコモコのワンピースのフードを被り、結爾は赤い猫の仮面、緋紅は骸骨マスク、ユウキはシンプルな黒のドミノマスク、咲夜は無骨な鉄仮面、大智はカラスのような形をした赤いペストマスク、伊織はピンポイントアイマスクになって居た。

残されたプリンスもキングガブリカリバーにP5獣電池をセットする。

 

プリンス「キョウリュウチェンジ!」

 

『ガブリンチョ!』

 

するとサンバのリズミカルな音楽ではなく、重低音なロックなBGMが流れた。

推奨BGM Will Power

https://youtu.be/jIw-JQDJQko

 

プリンス「ファイヤー!!」

 

『You are the KING, You are the KING, You are the KING!キングキョウリュウレッド!』

『Persona 5!』

 

キングキョウリュウレッドに変身したが、見た目が変わって居た。

アーマーの色が赤から黒に変わって居て、ティラノサウルスの部分は猫のマーク、腰のモバックルがキョウリュウジャーのマークから心の怪盗団のマークに変わっており、そして何より目を引くのが頭に猫耳、腰に猫の尻尾が付いて居た。

 

ファロン「全員変身しましたね?

そろそろ一人でカバーするのキツイんですけど。」

 

そう言っている仮伝は、デザイアドライバーの左側にウィザードドライバーレイズバックルを装着して仮面ライダーファロン ペルソナ5ウィザードフォームになってウィザーソードガンを二丁持ちで乱射して、ショッカー戦闘員達(シャドウ)を牽制している。

 

ベビーモス「別に構わないけど……。」

 

フェンリル「同じレイズバックルを使っているのにどうして大差あるんですかね?」

 

クエレブレは今の格好を見比べていた。

 

ファロン「後で説明するから!

因みに近接武器と遠距離武器がそれぞれ一つずつあるのでそれを使ってください!!」

 

優珂達は其々武装を確認したうえで、優珂は号令をかける。

 

リヴァイア「クエレブレ、戦闘開始!」

 

優珂達は動き出して仮伝はウィザーソードガンを乱射しながら後ろに下がる。

 

──────────────────────

キングキョウリュウレッド・モルガナカスタムに変身して居るプリンスは右手にキングガブリカリバー、左手にカトラスを持ってショッカー戦闘員達(シャドウ)に突撃する。ショッカー戦闘員達(シャドウ)は武器を取り出してプリンスに攻撃するが、プリンスはアクロバティックな動きをしてショッカー戦闘員達(シャドウ)の攻撃を躱して反撃する。

 

レッド「はい!ほい!とう!」

 

カトラスを見ながら身体能力が上がっていることに喜ぶプリンス。

 

レッド「猫っぽくなったおかげなのか、だいぶ動きが良い!」

 

そんなことしていると、蒔菜と結爾が叫び、プリンスは2人の方向を見る。

 

ベヒーモス「プリンス、危ない!」

 

フェンリル「避けて下さい!!」

 

レッド「うぇ?」

 

するとプリンス目掛けて何かが飛んで来て、プリンスは、モルガナカスタムの身軽さを利用して咄嗟に上に飛ぶ。

飛んで来た物はプリンスの後ろに居たショッカー戦闘員(シャドウ)に当たって戻っていく。

 

レッド「うわぁああ!!」

 

ショッカー戦闘員《シャドウ》『イーッ!』

 

プリンスは地面に着地して2人に文句を言いながら歩いてくる。

 

レッド「ねぇ!流石に今のは危なかったんだけど!?」

 

ベヒーモス「って言いつつちゃんと避けてるじゃん。」

 

フェンリル「えぇ。プリンスの身体能力なら避けてくれると信じていました。」

 

飛んで来た物の正体は蒔菜の近接武器のヨーヨーと結爾の近接武器の鞭だった。

 

フェンリル「それより、其処を一掃しますので避けて下さい。」

 

ベヒーモス「行くよ!」

 

二人とも構えて鞭とヨーヨー、二つを繰り出す。

それを合図にプリンスはジャンプしてショッカー戦闘員《シャドウ》の肩に乗って更に高くジャンプしてその後に鞭とヨーヨーの連撃で攻撃していく。

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イーッ!?』

 

2人「「はぁぁぁぁ!」」

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イッ!?イッ!?イッ!?』

 

すると、2人の武器である鞭とヨーヨーが鞭とヨーヨーがショッカー戦闘員達(シャドウ)を巻き込み絡まってしまった。

 

2人「「あ!?」」

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『い、イーッ!?』

 

2人「「……。」」

 

ベヒーモス「結爾、これどうする?」

 

フェンリル「どうしましょう。」

 

グリフォン「こっちに投げろ!」

 

困惑する2人の後ろから緋紅の声がして蒔菜と結爾は振り返る。

 

グリフォン「ふん!」

 

手に持って居る鉄パイプでフルスイングの素振りをしながらと言いながら野球のホームラン宣言をする。

 

グリフォン「どんとこい!」

 

2人「「……。」」

 

蒔菜と結爾はお互い顔を見合わせて結論を出す。

 

ベヒーモス「ここは緋紅姉さんに任せようか。」

 

フェンリル「そうですね。」

 

ベヒーモス「せーのっ!!」

 

蒔菜と結爾は絡まって居る鞭とヨーヨーを強く引っ張って絡まって団子状態になって居るショッカー戦闘員達(シャドウ)を緋紅に目掛けて投擲した。

 

2人「「はぁぁっ!!」」

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イーッ!?』

 

グリフォン「良い球だ。」

 

緋紅は鉄パイプを野球のバッドの様に構えて迫って来る団子状態のショッカー戦闘員達(シャドウ)に鉄パイプを振りかぶって野球の様に当てる。

 

グリフォン「うぉぉぉぉぉ!!」

 

それから更に力を籠めて団子状態のショッカー戦闘員達(シャドウ)を撃ち返してその衝撃で絡まりが解消される。

 

グリフォン「てやぁあああ!!」

 

鞭は結爾、ヨーヨーは蒔菜の手元に戻った。

プリンスは緋紅達の元に合流し散弾銃を取り出して構える。

それに合わせて結爾はサブマシンガン、プリンスはパチンコ、蒔菜は玩具の銃を取り出す。

 

グリフォン「トドメはド派手に行くぞ!!

……って、蒔菜、何で玩具の銃持ってんだ?プリンスのパチンコはまだ分かるんだが…。」

 

ベヒーモス「いや、なんでかこれを持ってたんですよ…。

それからこれ……」

 

蒔菜がショッカー戦闘員(シャドウ)に狙いを付けて引き金を引くとしっかりとエネルギー弾が発射されて敵にダメージを与えていた。

 

ベヒーモス「本物らしいですから。」

 

グリフォン「そうか。

なら行くぞ!」

 

四人同時でショッカー戦闘員達(シャドウ)に乱射して緋紅が相手をしていたショッカー戦闘員達(シャドウ)は殲滅した。

──────────────────────

もう一方は……

 

マーリン「はぁぁぁぁっっ!!」

 

伊織は大剣を振り回してショッカー戦闘員達(シャドウ)を蹴散らし、その近くでは美岳はアサルトライフル、大智は光線銃を使ってショッカー戦闘員達(シャドウ)を撃ち抜いて居た。

 

ユニカ「ヒュージでは無いから楽に倒せるが…。」

 

マーリン「そうだね。

だけど、僕はこのシャドウが興味深い。」

 

大智に襲い掛かって来たショッカー戦闘員達(シャドウ)をサーベルで切り捨ててから光線銃でトドメを刺した。

トドメを刺したショッカー戦闘員達(シャドウ)は赤黒い液体になって消滅した。

 

ユニカ「興味を持つのはいいが、今は戦闘に集中しろ!!」

 

美岳はそう言いながら他のショッカー戦闘員達(シャドウ)をアサルトライフルで撃った。

集中して居たのか後ろを疎かにしてしまい、武器を持った3人のショッカー戦闘員(シャドウ)に気が付くのが遅れてしまう。

 

ショッカー戦闘員(3人)(シャドウ)『イーッ!!』

 

ユニカ「っ……しまった!!」

 

美岳は急いでアサルトライフルで受け止めようとした瞬間、斜め上から黒い物体が飛んで来て美岳を攫っていく。残された3人のショッカー戦闘員(シャドウ)は虚しく不発に終わる。

 

リヴァイア「美岳様!!」

 

ユニカ「優珂!!」

 

美岳を攫った黒い物体の正体はワイヤーアクションをして居る優珂だった。

 

ユニカ「優珂、いつの間にワイヤーアクションを…!?」

 

リヴァイア「いえ、何故か分かりませんが、ワイヤーアクションが出来ると思っていたんです。

いざやってみると簡単に出来てしまったんですが…。」

 

ユニカ「そ、そうか……。

優珂、反撃に出るぞ!!」

 

リヴァイア「はい!」

 

優珂はハンドガン、美岳はアサルトライフルを片手で構えて振り子の原理で来た道を戻りながらショッカー戦闘員達(シャドウ)に乱射してショッカー戦闘員達(シャドウ)を倒す。

 

──────────────────────

一方のユウキ、咲夜、仮伝だが、ユウキは斧、咲夜はメリケンサックで攻撃しているが……

 

パンクジャック「うぐぐぐ……あ!?」

 

ユウキは斧の重さに振り回されてショッカー戦闘員達(シャドウ)に掠りもせず…

 

シーカー「はぁっ!!」

 

咲夜はパンチでショッカー戦闘員達(シャドウ)に応戦するがあまり効いていない様子。

仮伝は二人が倒しきれていないショッカー戦闘員達(シャドウ)を代わりに倒していく。

 

ファロン「ユウキ様、咲夜様!武器が慣れていなかったら遠距離武器のグレネードランチャーとリボルバーを使用するか、お互いの武器を交換して戦って下さい!」

 

パンクジャック「そう言えば……。」

 

シーカー 「変えてみる?」

 

パンクジャック「うん。」

 

ユウキと咲夜は直ぐにお互いの武器を交換して攻撃する。

 

パンクジャック「やぁぁぁぁっ!!」

 

シーカー「はぁああ!!」

 

武器を変えただけで2人は簡単にショッカー戦闘員達(シャドウ)を猛スピードで倒していく。

ユウキはモンスターフォームで培った体術でメリケンサックを使いこなし、咲夜はパワードビルダーフォーム のギガントハンマーを振り回す感覚で斧を振るってショッカー戦闘員達(シャドウ)をバッサバッサと切り捨てて全て倒し終える。

 

シーカー「最初からこうすればよかったわね。」

 

パンクジャック「そうだね、お姉ちゃん。」

 

ファロン「佐々木 義博。貴方が用意した戦闘員は制圧したわよ。」

 

シャドウ義博「くそ、なら出て来い!!」

 

シャドウ義博は更に追加でショッカー戦闘員達(シャドウ)を出してクエレブレを取り囲む。

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イーッ、イーッ、イーッ!!』

 

グリフォン「またこいつ等か!!さっさとぶっ倒すぞ!!」

 

ベヒーモス「緋紅姉さんの言う通り、蒔菜達が直ぐに倒しちゃいますか!!」

 

緋紅と蒔菜はそう言うが、シャドウ義博は司令を出した。

 

シャドウ義博「そうはいくか。

貴様ら、怪人化しろ!!」

 

ショッカー戦闘員達(シャドウ)『イーッ!!』

 

リヴァイア「怪人化?」

 

聞きなれない言葉に優珂達の動きは止まる。

それに対してショッカー戦闘員達(シャドウ)が挙動不審になり勝手に赤黒い液体に戻った。

 

レッド「え?」

 

マーリン「自壊か?」

 

これにはクエレブレ全員戸惑うが、仮伝はただ1人危機感を覚えていた。

 

ファロン「やばい…。」

 

フェンリル「仮伝、なにがヤバいんですか?」

 

仮伝「シャドウ、本気出して来た。」

 

全員「え?」

 

仮伝の言う通りでショッカー戦闘員達(シャドウ)だった赤黒い液体が噴出して穢れた二角獣(バイコーン)死刑台の人面花(マンドレイク)地下室のランプ男(ジャックランタン)迷いへ誘う少女(ピクシー)ボトル詰めの丁稚(アガシオン)不和を呼ぶ家政婦(シルキー)首狩りの長靴猫(ケットシー)底無し沼の狂い馬(ケルピー)寝台の精鬼(インキュバス)暴虐の重騎兵(ベリス)黄昏の女婦(サキュバス)盲信する御使い(エンジェル)天の刑罰官(アークエンジェル)戦乱を待つ騎兵(エリゴール)など別の物に変わった。

 

パンクジャック「え、何?!」

 

シーカー「姿が変わった!?」

 

シャドウ義博「幾ら貴様らでもこいつ等には手足が出まい!!

さぁ貴様ら、行けぇ!!」

 

クエレブレを取り囲んで居たシャドウが詰め寄る。

全員は、各々の武器で応戦するがショッカー戦闘員達(シャドウ)とは違い火炎系魔法、氷結系魔法、 電撃系魔法、疾風系魔法など多種多様な魔法攻撃を繰り出され、全員その魔法攻撃を食らって地面に倒れる。

 

全員「ぐぁぁぁっ!!」

 

シャドウ義博「流石だ。

高島八雲直属のレギオンであるクエレブレをここまで追い詰めれるとは!!

シャドウよ、トドメを刺せ!」

 

シャドウ義博はそう言うが、仮伝は反論した。

 

ファロン「まだ早いわ。」

 

仮伝は魔法攻撃が迫っている間にウィザードドライバーレイズバックルに内蔵されている防御魔法(ディフェンド)を展開して守って居た。

ただ……

 

リヴァイア「仮伝、何で自分だけ守ってるのよ。」

 

ファロン「……間違えたわ。」

 

優珂の言う通りに仮伝は自分だけしか守っていなかった。

 

シャドウ義博「まぁ良い。

一人で全員守れるのは不可能だ。

さっきの防御魔法にも連続で魔法を叩き込めばいいものよ!!」

 

シャドウ義博の言う通りに周りのシャドウ達は再度魔法を放つ体制に入る。

 

ファロン「そうはさせない!!」

 

仮伝は暗視ゴーグルに手を掛け、暗視ゴーグルを引きはがすと剥がした暗視ゴーグルは青い炎になって消えて頭部はファロンヘッドに戻った。

 

ファロン「干渉せよ、『ネクロノミコン』!!」

 

仮伝の叫びと同時に現れたUFOに全員が驚いていた。

 

パンクジャック「え!?」

 

レッド「UFO!?」

 

仮伝の頭上にてっぺんにガーゴイル像を備えたアダムスキー型のUFOが浮かんで居て下の方の円の部分から仮伝目掛けて光が出て来る。

 

ベヒーモス「アレって……」

 

リバーシャー「トラクタービームだね。」

 

大智がそう言い切るが、円から無数の触手が伸びて来て仮伝は絡まって、アダムスキー型のUFOに引き上げられる。

 

マーリン「そっちか!?」

 

ユニカ「何かイメージして居たのと違うわ。」

 

リヴァイア「そうですね。」

 

そのまま仮伝はアダムスキー型のUFOに取り込まれて行く。

 

ファロン「反撃に出ましょう!!」

 

アダムスキー型のUFO=ネクロノミコンから仮伝の声が聞こえた。

 

シーカー「!?」

 

フェンリル「仮伝が操縦してるんですか?!」

 

ファロン「その通りだね。

……サポート開始。」

 

そう言うと仮伝の180°にディスプレイが展開され、仮伝は操縦する。

 

全員「!?」

 

仮伝のサポートによって、先程の傷が完治し、クエレブレ全員がレジスタを受けたかの様に力が湧いてきていた。

 

リヴァイア「何!?」

 

ユニカ「力が湧いてくるわ。

これは……レジスタに似ているわね。」

 

ファロン「今私が使っているこの力は、ペルソナのネクロノミコンです。」

 

大智は自分の知識を使って解説を始める。

 

リバーシャー「ペルソナは人、人格、人物や仮面を言い表す言葉で、ネクロノミコンはクトゥルフ神話に登場する架空の魔道書だね。」

 

ファロン「その通り。

だけどネクロノミコンはサポート特化だから攻撃が出来ない。

だから皆お願い!!」

 

パンクジャック「お願いと言っても……。」

 

ベヒーモス「蒔菜達、使い方分からないんだけど。」

 

ファロン「大丈夫。」

 

仮伝はこの時代(アサルトリリィの)には珍しい小型カセットプレイヤーとテープを取り出して其のままテープを入れて再生ボタンを押す。

 

推薦BGM Will Power

https://www.youtube.com/watch?v=Msq4a0d9rCk

 

ファロン「人の道徳捨てた大人達をしばき倒すという叛逆の心を持てば、自ずと何を叫べば分かり、その後は仮面を脱ぎ捨てて。」

 

レッド「説明になってないんだけど!?」

 

リバーシャー「もう少しまともな説明を……」

 

グリフォン「いや、今の説明でなんか分かった!!」

 

ユニカ「緋紅、今の説明で分かったのか?」

 

グリフォン「あぁ!!」

 

リヴァイア「緋紅様、何が分かったんですか。」

 

グリフォン「要するに、いつも通りに行けばいいんだよっ!!」

 

緋紅はスカルの仮面に手を掛けて叫び、仮面を引き剥がす。

 

グリフォン「ぶっぱなせ、『キャプテンキッド』!!」

 

スカルの仮面は青い炎になって消えてグリフォンヘッドに戻り、緋紅の後ろにペイントが施された帆船に乗って右手に大砲の義手が付いて居て見た目がドクロフェイスとカトラスでジョン・ラカムの海賊旗を体現したデザインが特徴的な海賊の船長が居た。

キャプテンキッドは右手の大砲を相手に向ける。

 

キャプテンキッド「!!」

 

向けた右手の大砲から電撃系魔法が繰り出されて相手は感電した

緋紅はキャプテンキッドを見る。

 

グリフォン「こりゃあいい……!!

何も縛られずに力が振るえる感じが溜まらねぇ!!」

 

ファロン「ここを切り抜けたいのなら緋紅様の様にペルソナを使ってください!!」

 

シーカー「分かったわ。

だけど……。」

 

リバーシャー「何が出るのか分かるのはリスキーだと思うが。」

 

ファロン「大丈夫!

私がネクロノミコンでサポートしますから。」

 

フェンリル「……そうですか。

なら、しっかりサポートして下さい!!」

 

結爾は赤い猫の仮面に手を掛けて叫びながら引き剥がす。

 

フェンリル「踊りなさい、『カルメン』!!」

 

緋紅と同じで赤い猫の仮面は青い炎になって消えてフェンリルヘッドに戻り、結爾の後ろに赤い猫の仮面とよく似た黒い猫型の仮面をかぶり、黒のツインドリルをなびかせ、薔薇とフラメンコを思わせる豪奢なドレスを身にまとった魅惑的な女性。

オマケに左腕と足元に頭部がハートになった男性二人を鎖で縛って従えている。

 

ファロン「結爾!そのペルソナは火炎系魔法が得意!!

だから狙うなら、火炎が弱点の死刑台の人面花(マンドレイク)不和を呼ぶ家政婦(シルキー)寝台の精鬼(インキュバス)を狙って!」

 

フェンリル「分かりました!」

 

カルメン「!!」

 

カルメンは死刑台の人面花(マンドレイク)不和を呼ぶ家政婦(シルキー)寝台の精鬼(インキュバス)に狙いを定めて火炎系魔法を繰り出す。

 

死刑台の人面花(マンドレイク)不和を呼ぶ家政婦(シルキー)寝台の精鬼(インキュバス)「「「!!?」」」

 

3体は簡単に燃え尽きて、倒れていく。

火炎系魔法を繰り出している結爾の後ろから首狩りの長靴猫(ケットシー)が不意打ちで刀を振りながら襲って来るが、四つの箱が首狩りの長靴猫(ケットシー)の剣を受け止めた。

 

フェンリル「!!」

 

結爾が振り返った瞬間に四つの箱は首狩りの長靴猫《ケットシー》の剣を押し返す。

 

ベヒーモス「結爾、大丈夫?!」

 

フェンリル「えぇ、蒔菜のお陰です。」

 

ファロン「蒔菜、大智!!結爾のカルメンの火炎系魔法を耐えきった敵が来ます。

蒔菜と大智様のペルソナは祝福属性が得意なので迎え撃って下さい。」

 

ベヒーモス「りょーかい!!」

 

リバーシャー「任せてくれ。」

 

そう言った瞬間、結爾のカルメンが出した炎から黄昏の女婦(サキュバス)が出て来る。蒔菜と大智は赤いペストマスクは手にかけて叫び、仮面を引き剥がす。

 

蒔菜「照らせ、『パンドラ』!!」

 

大智「顕現せよ、『ロビンフッド』!!」

 

二人の言葉でマスクは青い炎になって消えて大智の後ろには純白なヒーロの様なペルソナと四つの箱が蒔菜の後ろでトントンと積み上がって箱が開閉すると中から人間の女性のペルソナが現れる。

 

ロビンフッド、パンドラ「「!!」」

 

祝福属性の攻撃を繰り出して黄昏の女婦(サキュバス)を撃退した。

 

シャドウ義博「何をやって居る。

総攻撃をしろ!!」

 

シャドウ義博の言う通りに全シャドウは突撃して来た。

 

ファロン「美岳様、ユウキ様、咲夜様はペルソナを使って足止めお願いします!」

 

ユニカ「分かった。」

 

パンクジャック「任せて。

……お姉ちゃん!!」

 

シーカー「えぇ!!」

 

美岳、ユウキ、咲夜は仮伝の言う通りに其々仮面に手を掛けて叫び、同じように仮面を引き剥がした。

 

ユニカ「蹴散らせ、『ゴエモン』!!」

 

パンクジャック「惑わせ、『ミラディ』!!」

 

シーカー「駆けろ、『ヨハンナ』!!」

 

此方も同じで仮面は青い炎で消失して美岳の後ろに巨大なキセルを持った歌舞伎役者なのに頭はリーゼントという、いかにもゴエモンの名に相応しいペルソナである。

ユウキの後ろには、右手に柄の付いた仮面、左手に扇子を持っている首が無い豪奢なドレスを纏った中世の貴婦人でスカートの前面からは大量の重火器が飛び出して居た。

咲夜のペルソナはバイクだった。

 

パンクジャック「なんでお姉ちゃん、バイクに乗っているの?」

 

シーカー「あれ?本当だ。」

 

ファロン「ヨハンナは私のネクロノミコンと同じ乗り物型なんです。」

 

シーカー「成程、とにかく行くわよ!!」

 

ユニカ「えぇ。」

 

パンクジャック「うん!!」

 

ゴエモンは手に持って居る巨大なキセルを吸って、咲夜はヨハンナで一気に向かってきている敵にドリフトを繰り出して敵をなぎ倒し、Uターンした直後に息を吐くと冷気が流れて相手を凍らせるが、一部は凍らずに進んで来る。

 

ゴエモン「!!」

 

ミラディ「!!」

 

スカートから飛び出して居る重火器からミサイルや弾丸が放たれて凍らせた敵、凍って居ない敵関係なく無差別攻撃した。それでもシャドウは止まらない。

仮伝は直ぐに相手を調べて戦況分析を始め、指示を出す。

 

ファロン「今から私が割り振りするから対応してください!!

まずは優珂と伊織は、迷いへ誘う少女(ピクシー)盲信する御使い(エンジェル)天の刑罰官(アークエンジェル)を、プリンスは地下室のランプ男(ジャックランタン)ボトル詰めの丁稚(アガシオン)、首狩りの長靴猫《ケットシー》をお願いします!!」

 

リヴァイア「えぇ。任せて頂戴。」

 

マーリン「叩き潰す。」

 

レッド「行きましょう!」

 

伊織はピンポイントアイマスクに手を掛けて叫ぶ。

 

マーリン「討ち破れ、『バルジャン』!」

 

脱げ捨てたピンポイントアイマスクは皆と同じ青い炎になって消えて後ろに全身には檻をイメージした意匠が施され、両手には小さな檻籠がついており、その先には長い鎖が伸びていて地面に刺さって居た。

 

マーリン「俺は射撃は苦手だ。

だが、狙った獲物だけは、殺すまで逃がさん!!!」

 

バルジャン「!!」

 

バルジャンは自身の腕に繋がっている鎖を力づくで引き上げると地面が捲れて敵を巻き上げる。

 

マーリン「優珂、プリンス、今だ!」

 

リヴァイア「えぇ!!

奪え、『アルセーヌ』!!」

 

レッド「威を示せ!『ゾロ』!」

 

優珂の後ろにはシルクハットと一体化した仮面のような顔とタキシードのような赤い衣装そして大きな黒い翼がトレードマークと言わんばかりの男性とプリンスの後ろには黒のシックな礼服に身を包み、シルクハットのような形状の目出し仮面を被って上半身はゴリゴリのマッチョだが、下半身はアンバランスなほどなスリム大男が立って居た。

 

アルセーヌ「!!」

 

ゾロ「!!」

 

アルセーヌは呪殺系とゾロは疾風系を繰り出して敵を一網打尽にしていく。

 

ファロン「今ので最後です。」

 

グリフォン「よし!!

後は……」

 

緋紅はシャドウ義博の方を向くが其処にはもうシャドウ義博が居なかった。

 

グリフォン「あれ?」

 

ファロン「義博のシャドウは突撃させた後に私達がペルソナを使っている間に此処から逃げましたよ。」

 

グリフォン「何だと!?

あいつをとっちめてオタカラがある場所まで案内させるつもりだったのに!!」

 

ファロン「辞めて下さい。

そんな事をすれば余計にシャドウを呼ばれてこっちが全滅します。」

 

グリフォン「うぐ……。

そんな事を言われるとなぁ…。」

 

仮伝は懐中時計を取り出して時間を見る。

 

仮伝「それに、かなり時間が経ちましたのでそろそろ現実世界に戻りましょう。」

 

そう言って仮伝達は今いる部屋を出て、ある部屋に入った。

 

優珂「此処は?」

 

仮伝「此処はセーフティールーム。」

 

結爾「何ですか、それ?」

 

蒔菜「何かゲームに有りそうな場所じゃん!」

 

仮伝「この部屋は私達が先程戦ったシャドウが入ってこない、安全な部屋なのでセーフティールームです。」

 

美岳「そんな部屋があるのか。」

 

仮伝「まぁ、パレスの主の支配欲がない部屋がセーフティールームになるんです。」

 

大智「成程。」

 

仮伝「更に、一回入ったら入り口と繋がって、もう一度パレスに入る時にこの部屋から始めることが出来ます。」

 

蒔菜「やっぱりゲームの場所みたいじゃん!」

 

仮伝「取り敢えず帰りましょう。」

 

仮伝はセーフティールームから入り口に転移した。

現実世界に戻ると、優珂達が乗って来たキャンピングカーがあり、仮伝はスパイダーフォンのイセカイナビを操作する。

 

『現実世界に帰還しました。

お疲れさまでした。』

 

認知世界に来たように墜ちるような感覚からぐにゃりと視界が歪み、平衡感覚が奪われて数秒後に収まる。

 

伊織「戻って来たのか。」

 

大智「その様だね。

現に病院の形が戻っている。」

 

大智の言う通り○○病院が秘密結社の秘密基地のデザインではなく一般的な四角い形の赤い十字架になって居た。

 

仮伝「色々と疲れているから、キャンピングカーで飲み物を出すわ。」

 

仮伝はそう言ってキャンピングカーに行く。

 

蒔菜「色々あってもう疲れた!!」

 

緋紅「だな。

認知世界やペルソナとか、普通に考えてあり得ない出来事だったからな。」

 

ユウキ「確かにね。」

 

全員キャンピングカーに乗って、キャンピングカーに搭載しているAIがエレンスゲに向けて走り出した。

その間に仮伝はメニュー表を取り出す。

 

仮伝「このキャンピングカーにはカプセル式のコーヒーメーカーが有るので好きな物を選んでください。

これがメニューです。」

 

全員メニュー表を回し読みをして行く。そして注文をし始める。

 

優珂「モーニングブレンド。」

 

美岳「私はミルクティー。」

 

蒔菜「蒔菜はカフェオレ。」

 

結爾「抹茶ラテでお願いします。」

 

緋紅「あたしはカフェラテだな。」

 

ユウキ「私はアイスコーヒーロースト。」

 

咲夜「私はユウキと同じく。」

 

大智「僕はアイスアメリカーノで。」

 

プリンス「宇治抹茶!」

 

伊織「俺は結爾と同じく抹茶ラテで。」

 

仮伝「了解しました。」

 

仮伝はそう言って奥の厨房の方に向かった。

その間、ユウキ達は談笑し始める。

 

ユウキ「はぁ〜、疲れた〜!!」

 

蒔菜「ユウキ先輩の言う通りっすね。」

 

二人は緊張が解けたのか身体をだらけさせる。

 

結爾「ユウキ様、蒔菜、だらしないですよ。」

 

美岳「けれど2人の言う通り、流石に疲れたわ。」

 

優珂「えぇ、その通りですね。」

 

大智「認知訶学による認知の具現がした世界。」

 

伊織「その中で生まれる歪んだ欲望が迷宮化したパレス。」

 

プリンス「それを管理するシャドウに……」

 

緋紅「極めつけはP5レイズバックルによる……」

 

咲夜「ペルソナと言う力。」

 

全員「はぁ~」

 

思わず全員溜息を付いてしまう。

 

蒔菜「にしても、あんな摩訶不思議な現象を蒔菜達が体験するとか思わなかったなぁ。」

 

大智「事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだね。」

 

結爾「そうですね……。」

 

と結爾は紙とペンを取りだした。

 

緋紅「ん?その紙って質問の奴じゃねぇか。」

 

結爾「えぇ、私の質問がまだだったので丁度良かったです。」

 

結爾は質問の紙に質問を書く。

 

緋紅「なら私も書かせてくれ。」

 

結爾「えぇ。どうぞ。」

 

結爾は緋紅に紙とペンを渡して緋紅は質問を書く。

 

緋紅「よし。

あと、書いて居ないのは蒔菜とユウキ、プリンスだな。」

 

蒔菜「あぁ、忘れてました。」

 

ユウキ「質問しておきたい事、出来たから書くね。」

 

プリンス「ですね。」

 

蒔菜、ユウキ、プリンスも紙に質問を書く。

書き終えた時に仮伝がお盆に人数分のカップを持って来た。

仮伝は皆の場所にお盆を机に置いて配り始める。

 

仮伝「お待たせしました。

はいどうぞ。優珂はモーニングブレンド、美岳様はミルクティー、蒔菜はカフェオレ、緋紅様はカフェラテ、ユウキ様と咲夜様はアイスコーヒーロースト、大智はアイスアメリカーノ、プリンスは宇治抹茶、結爾と伊織は抹茶ラテで宜しいでしょうか?」

 

優珂「えぇ。」

 

美岳「あぁ。」

 

蒔菜「あってる!」

 

結爾「そうですね。」

 

緋紅「だな。」

 

ユウキ「うん。」

 

咲夜「私も同じ。」

 

大智「合って居るよ。」

 

プリンス「全部正解!」

 

伊織「にしても全員分の飲み物を覚えているとは驚いたな。」

 

仮伝「要点を抑えて居たらある程度覚えてます。

其れとアイスとホットどっちが良いのか聞いて居なかったからお好みで氷入れてください。」

 

コンビニで買えるロックアイスを机に置いた。

そして机に置いてあった紙を仮伝は手に取り内容を見る。

 

仮伝「質問の続きを答えますね。」

 

そう言って紙に書いてある最初の質問を見る。

 

仮伝「大体分かりました。

最初に結爾の質問、ペルソナとはなんなのか?」

 

結爾「えぇ。最初に現れたのは驚きましたからつい気になりました。」

 

仮伝「ペルソナは其の人の心の底に潜むもう一人の自分が神話に登場する神や悪魔、その他伝説や童話の生物・偉人と言う形になって実体化したものなのです。」

 

全員(仮伝、大智以外)「はぁ?」

 

大智「……成程、そう言う事か。」

 

大智だけなんか納得して居た。

 

蒔菜「え?大智先輩なんか分かったんですか!?」

 

大智「僕達がペルソナを使う前に叫んだ言葉は神話に登場する神や悪魔、その他伝説や童話の生物・偉人に関係する物ばかり。

僕が使って居たロビンフッドは弓の名手と知られシャーウッドの森に潜んだと言われる盗賊・義賊ロビンフッドがモチーフになっている。

他にも仮伝が使って居たネクロノミコンは先ほども言ったようにクトゥルフ神話における強力な魔道書の名前、他にも優珂のアルセーヌはフランスの作家モーリス・ルブランが生み出した、かの高名な怪盗紳士・アルセーヌ・ルパン、美岳のゴエモンは安土桃山時代の大泥棒石川五右衛門、結爾のカルメンは小説、両世界評論に登場しオペラにより有名となった魅惑の女性で名前がカルメン、蒔菜のパンドラはギリシャ神話において、人間の繁栄を危険視した神々が、人間を滅ぼす為に生み出した人間の女性・パンドラ、緋紅のキャプテンキッドは17世紀に活動していた海賊であるウィリアム・キッド、因みにキャプテンキッドは彼のあだ名になる。

ユウキのミラディは小説三銃士の登場人物で作中では知恵と美貌を持ち合わせた女性でありながら、性格は陰険で神を信じず、自身の力のみを信じる女性で相思相愛だった想い人を毒殺するなど様々な事を行った悪役ミレディでまたの名をミラディと呼ぶ。咲夜さんのヨハンナは中世において女性でありながら教皇になったという伝説上の女教皇ヨハンナ。だけどまさかバイクとは此れには僕も驚いたな。

プリンスのゾロはアメリカの作家ジョンストン・マッカレーによるパルプヒーロー小説の怪傑ゾロから来ていて、伊織のバルジャンはヴィクトル・ユーゴーの小説、及びそれを原作とするミュージカル、レ・ミゼラブルの主人公、ジャン・バルジャンから来ている。

と、推測だがあっているかい?」

 

仮伝「全部正解。

大智が言ったように神話に登場する神や悪魔、その他伝説や童話の生物・偉人に関係する物が関わって居るんです。

なので他にはイザナギにジライヤ、オルフェウス、イオなどありますね。詳しい事は省きます。

そのまま蒔菜の質問に行きます。」

 

蒔菜/結爾「え?」

 

結爾「私の質問、これだけですか?」

 

蒔菜「て言うかそのまま行くの!?」

 

仮伝「結爾と蒔菜の質問は直結する事が出来るからそのまま行きます。

蒔菜の質問はペルソナの力の使い方について。

ペルソナの力は基本そのペルソナが手に持って居る武器などで殴る物理攻撃と、各ペルソナの得意魔法で攻撃するこの二択だけ。

因みに魔法は火炎系、氷結系、電撃系、衝撃系、破魔系、呪殺系、万能系、水撃系、疾風系、重力系、核熱系、念動系、爆発系の攻撃魔法と回復魔法の体力回復系、復活系、状態異常回復、其れから補助魔法の攻撃力上昇系、防御力上昇系、命中率上昇系、魔法攻撃力上昇系、攻撃力低下系、防御力低下系、命中率低下系、魔法攻撃力低下系など後は様々あるから省きます。

まぁ、ペルソナを使う時はゲーム感覚で行った方が良いです。

実際、私がネクロノミコンを使う時はパソコンを使う感覚で扱っていますから。

蒔菜の質問、これで満足?」

 

蒔菜「あ、まぁ色々と…。」

 

仮伝「それは良かった。

次は……」

 

仮伝が質問の紙を見ていると、気になる項目を見てプリンスを見る。

 

仮伝「ん?

この質問プリンスが書いた?」

 

質問の紙をプリンスに差し出してそれを見たプリンスは紙を仮伝に返して仮伝は受け取る。

 

プリンス「俺が書いた質問です。」

 

仮伝「一応聞くけど、このショッカーの実験とその結果について?意味は?」

 

プリンス「ほら、大智様が言っていたショッカーが、認知訶学を何処まで研究しているのか気になって…。」

 

プリンスの説明を聞いて仮伝は答える。

 

仮伝「……悪いけどショッカーは認知訶学の研究をしていない。」

 

プリンス「え?」

 

仮伝「多分だけど、病院の赤十字からショッカーのシンボルマークに変わっている事から何か関係していると思っているんだろうけど一切関係ない。

佐々木義博が○○病院をショッカー改造人間研究所として認識して居た為に、結果的に佐々木義博がイメージしたショッカー改造人間研究所になっただけ。」

 

プリンス「そうなんだ。」

 

仮伝「欲しければ後でショッカーの実験資料を出すけど?」

 

プリンス「いや、辞めときます。」

 

仮伝「そう。

それで最後の質問が緋紅様。」

 

緋紅「やっと私の質問か。」

 

仮伝「緋紅様の質問はP5レイズバックルとP5獣電池には元ネタが存在するのか?」

 

緋紅「あぁ。

あたしが使っている時の武器が鉄パイプでさ。なんか親近感があったんだ。

それにペルソナも色々とあたしにピッタリなんだ。」

 

蒔菜「あぁ、なんかイメージ通りすね。」

 

緋紅「だからあたし達と同じ人生を歩んだかもしれないって思ったんだ。」

 

仮伝「……緋紅様、随分勘が良いですね。

緋紅様の言う通りにモデルになった作品が有ります。」

 

と言って仮伝は手帳サイズの本を取りだす。

 

美岳「それは?」

 

結爾「本の様な物ですね。」

 

仮伝「それはワンダーライドブックと言いまして、神庭女子藝術高校のトップレギオン、グラン・エプレの仮面ライダーの皆さんが使う変身アイテムです。前の新宿でのエヴォルヴ戦が終わってから作りました。

因みにワンダーライドブックは、物語を記録する事に長けていますので異世界の出来事を記録する事も可能です。」

 

緋紅「成程な。

ところで、どうやって異世界の出来事を観測出来たんだ?」

 

大智「そこは僕も気になるね。

パラレルワールドの理論は知って居るが異世界を渡る方法はほとんど分かっていない。」

 

仮伝「そこは大丈夫です。

実は先日のデザイアロワイヤルで、異世界を渡ってきた仮面ライダーに出会いまして、そのライダーの移動方法の現象を私は発生できますし、出来る友人()が居ます。」

 

大智「成程。」

 

ユウキ「あぁ、あの子か!!」

 

仮伝「そろそろエレンスゲに到着するので、今回使ったP5レイズバックルとP5獣電池の元ネタになった作品を見ましょう。」

 

仮伝に言われるがままに全員はP(ペルソナ)(ファイブ)A(ジアニメーション)を視聴した。

 

それから少し日が開き、クエレブレはヨシヒロパレスに再度侵入してP(ペルソナ)(ファイブ)A(ジアニメーション)を見て数日後、仮伝達はヨシヒロパレスの核であるオタカラを、11人もいるので手分けして探索する事になった。

グループ分けは優珂、美岳、結爾、蒔菜、緋紅と大智、プリンス、ユウキ、咲夜、伊織に別れて探索して仮伝はネクロノミコンを使って両方にナビと戦闘のサポートをする。

仕掛けに罠など色々とトラブルがあったが何とかヨシヒロパレスの一番奥の医院長室に辿り着いて部屋に入るとドラマなどよく見る医院長室とその真ん中に白く輝く靄があった。

 

ファロン「オタカラ発見っと。」

 

仮伝がオタカラに近づいた。

 

リヴァイア「これがオタカラ。」

 

ベヒーモス「この前見たアニメと一緒じゃん!」

 

フェンリル「そうですね。」

 

ファロン「では改めて、この後何をするかおさらいしましょう。」

 

リヴァイア「そうね。

此処は佐々木 義博の歪んだ欲望が実体化した場所。『パレス』。」

 

ユニカ「そのパレスを消滅させて罪を自白させる為に私達がオタカラを盗む。」

 

フェンリル「だけどオタカラはまだ義博自身を盗まれると思っていないから実体して居ない。」

 

ベヒーモス「そこで蒔菜達が怪盗の定番である予告状を出して!」

 

グリフォン「実体化したオタカラをあたし達が盗めば!」

 

リバーシャー「歪んだ欲望は消失して良心に戻り。」

 

レッド「今まで自分が犯した罪を認める。」

 

パンクジャック「だけど其れは相手も分かって居る。」

 

シーカー「間違いなくパレスの主のシャドウと戦闘になる。」

 

マーリン「と言っても、いつも通りにやるだけだ。」

 

ファロン「そうですね。

では明日、作戦決行で良いですか?優珂。」

 

優珂「えぇ、良いわよ。」

 

そして優珂達は一度パレスから脱出してオタカラを盗む準備をする。

 

翌日

その日の朝、義博に一通のメールが届いた。

使い捨てメールアドレスのため、差出人は不明。

その内容は──

 

 

『人類を守る楯のリリィを騙し違法の改造手術をする

佐々木 義博一殿。

 

手足を失ったリリィに言葉巧みに操り違法な改造手術する医師。

我々は全ての罪を、お前の口から告白させることにした。

その歪んだ欲望を、頂戴する。

 

心の怪盗団より』

 

と第三者から見たら完全に悪戯で義博も悪戯と判断してメールを削除した。

だけど心の怪盗団(クエレブレ)にとってはもう目的を達したのである。

 

予告状を出したクエレブレは全員仮面ライダーに変身してP5レイズバックルを装着済みで医院長室の前で一旦止まり

 

リヴァイア「仮伝、中はどうなってる?」

 

ファロン「ちょっと待って。」

 

空中にディスプレイを展開して医院長室の中を調べる。

 

ファロン「シャドウ義博が待機しているわ。」

 

リヴァイア「そう。なら、いつも通り行くわよ!」

 

全員「了解!」

 

仮伝達はそのままシャドウ義博が居る医院長室に突撃した。

医院長室に突撃した仮伝達に対してシャドウ義博は呟く。

 

シャドウ義博「来たな。」

 

その医院長室の空間の中央には、以前見た時と変わらず、白いタキシード姿に黒マントの死神博士の格好をして居る

 

シャドウ義博「よくもまぁ、私の病院を荒らしまくったな」

 

シャドウ義博はご立腹になって居た。

 

ファロン「八雲先生の指示の下で、貴方の改心をさせるためよ。」

 

シャドウ義博「同じ事だろう。

これを奪わなければ私の改心も叶わない。それがこの世界の仕組みだ。」

 

そう言ってシャドウ義博の両手に持って居る物を私達に見せる。

 

パンクジャック「義手と義足?」

 

リバーシャー「どうやらあれが彼のオタカラの様だね。」

 

大智が推理をしている間にもコツコツと床を靴の裏で叩きながら、シャドウ義博は義手と義足を仕舞って後ろで手を組む。

 

リヴァイア「これ以上の御託は良いわ。

悪いけど、貴方のオタカラ頂くわ。」

 

優珂は手に持って居るナイフの剣先を同じようにシャドウ義博に向ける。

 

シャドウ義博「……なるほど。

……全く、揃いも揃ってつくづく私の邪魔をしてくれる。」

 

嫌な笑みを浮かべながら、シャドウ義博はその足を止め、私達へ視線を向けた。

 

シャドウ義博「お前達は色々と欠落している。

身勝手な正義を掲げ、世界は理不尽だと嘆き、大人に楯突く。

しかもそれは他者に伝染するときた。全く、質が悪い。」

 

シャドウ義博の身体の中で何かが蠢いている様にボコボコと胎動し始める。

 

ファロン「来るわよ!」

 

仮伝がそう言うと全員バックステップで下がり、シャドウ義博は異形の姿になった。

 

マーリン「イカ人間?」

 

ユニカ「そう見えるわね。」

 

伊織の言う通りシャドウ義博の姿はイカ人間と刺し違えない程変貌してしまった。

 

ファロン「あれはイカデビル。

かなり強いから気を付けてください!!」

 

仮伝がそう言ってネクロノミコンを出して乗り込み、全員それぞれ武器を取る。

 

イカデビル「では治療を始めよう。」

 

イカデビルに変貌したシャドウ義博はイカの触手が優珂達に向かい──

 

リヴァイア「散開!!」

 

それぞれ攻撃態勢を取り、優珂はワイヤーアクションで真上に、プリンス、蒔菜、伊織、大智の4人は右側に、美岳、緋紅、結爾、ユウキ、咲夜の5人は左側に移動しながら遠距離武器やペルソナで真上、左、右の同時攻撃するが、触手を巧みに使って全ての遠距離攻撃を防いだ。

 

イカデビル「甘い!」

 

お返しとばかりに口から墨を広範囲に吐いて更に触手を伸ばした。

優珂はワイヤーアクションを駆使して縦横無尽に動いてハンドガンで触手の動きを妨害、プリンス、蒔菜、伊織、大智達は──

 

レッド「威を示せ!ゾロ!!」

 

ゾロ「!!」

 

プリンスがゾロを出してマハーガル(疾風系魔法)で墨を蹴散らした。

大智は光線銃と蒔菜はヨーヨーを駆使して近づく触手を撃ち落として取り逃がした物を伊織が大剣で斬り落とす。

 

マーリン「でぁぁっ!!」

 

一方で右側に美岳、緋紅、結爾、ユウキ、咲夜の方は贅沢にペルソナを三体呼びだした。

 

グリフォン「ぶっ放せ、キャプテンキッド!!」

 

フェンリル「踊りなさい、カルメン!」

 

ユニカ「蹴散らせ、ゴエモン!!」

 

キャプテンキッド「!!」

 

カルメン「!!」

 

ゴエモン「!!」

 

アギラオ(火炎系魔法)ブフーラ(氷結系魔法)ジオンガ(電撃系魔法)で墨と触手を破壊する。

其の隙を狙ってユウキと咲夜は咲夜はリボルバー、ユウキはグレネード、更にペルソナで飽和攻撃を狙ってイカデビルに攻撃する。

 

シーカー「ユウキ!」

 

パンクジャック「分かってるよ!

惑わせ、ミラディ!」

 

シーカー「駆けろ、ヨハンナ!」

 

2人「「はぁっ!!!」」

 

イカデビル「甘いと言っている!」

 

触手を全て戻して其処から破壊された部分を再生して咲夜とユウキの攻撃を防いで再度攻撃に転じた。

其れに合わせてクエルブレのメンバーは再度触手攻撃の防御に戻る。

 

リヴァイア「仮伝、この展開を打開する手は無いの?」

 

ファロン『あるわよ。』

 

リヴァイア「ならさっさと教えなさい!」

 

ファロン『分かった。

……プリンス、結爾、聞こえる?』

 

レッド「聞こえてます!」

 

フェンリル「えぇ。私も聞こえています。」

 

ファロン『今からコンビネーション必殺技のやり方を説明します。』

 

レッド「コンビネーション必殺技!?」

 

フェンリル「そんなものが有るんですか?」

 

ファロン『そのバックルを作ったのは私よ?やり方は設定してあるわ。』

 

フェンリル「なら如何やってやるんですか?」

 

フェンリル『結爾はバックルのスイッチ、プリンスはキングガブリカリバーのポンプアクションを3回同時に起動すればそれに合わせて上手く動けば成功です。』

 

フェンリル「そうですか。

プリンス、行きますよ!」

 

レッド「いきなり!?」

 

フェンリル「3,2,1,0!!」

 

結爾はP(ペルソナ)5レイズバックルを押してプリンスはキングガブリカリバーのポンプアクションを即興でほぼ同時に行った。

 

『ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!』

 

『PERSONA 5 STRIKE』『キング!バモラ!ムーチョ!』

 

しかし、音声が被るが何も変化が出ない。

 

フェンリル「何も起きないんですが。」

 

ファロン『いやもう起きてる。

プリンス、キングガブリカリバーを持って居ない左手を見て』

 

レッド「左手?」

 

プリンスは左手を見ると、いつの間にかバラの花束を持っていた。

 

プリンス「あれ、いつの間にバラの花束を持って居るんだ?」

 

仮伝『その花束を結爾に向けて投げて、結爾はその花束を受け取って!!』

 

レッド「何なのか分からないけどやってみるっきゃない!!」

 

プリンスは手に持って居る花束を高く投げた

勿論イカデビルには気が付いた。

 

イカデビル「何をするのか知らないがさせない!!」

 

イカデビルは触手を花束に伸ばした

触手は薔薇の花束に当たって薔薇の花弁は散って薔薇と紙を止めていたリボンは解けてバラバラになり一層バラの花びらが舞って視界が塞がる晴れると花園になり──

 

イカデビル「何だと!?」

 

イカデビルは驚く。

そして空中には二丁のサブマシンガンのスコーピオンが宙に舞っていてそれを見た結爾は走り出して床に落ちそうになった一丁目のスコーピオンをキャッチする。

その間にもイカデビルの触手が迫り、結爾は避けるが二丁目のスコーピオンとの距離は開いてしまうも、鞭を使って二丁目のスコーピオンを回収して、縦横無尽に動きながら二丁のスコーピオンをイカデビルに乱射する

 

フェンリル「はっ!!」

 

イカデビル「なんの!!」

 

触手でサブマシンガンの銃弾を防ぐが、イカデビルの足元に何かが転がって来た。

 

[コロコロ、トン!]

 

イカデビル「うん?」

 

イカデビルは自身の足元に転がって来た物を確認する。

其れは漫画でよく見るタイプの黒くて丸い導火線付き爆弾だった。

 

イカデビル「爆弾だと!?」

 

レッド「へへっ。」

 

其の爆弾を転がしたのはプリンスだった。

イカデビルは急いで爆弾を退かそうとするが、結爾のサブマシンガンの銃撃もあり爆弾を退かす事が出来ず爆弾を退かすか銃弾を防ぐが悩んでいる間に銃弾を防ぐのを失敗して何発かヒットして怯み其のまま爆弾が爆発した。

 

イカデビル「あいた!」

 

[どっがん!]

 

フェンリル「決まりました!」

 

レッド「よっしゃ!!」

 

プリンスと結爾は決めポーズを決め、其れに合わせて花園から元に戻る。

其れを見た緋紅は仮伝に連絡する。

 

グリフォン「面白い事やってんな!

仮伝!」

 

ファロン『はい、何でしょうか?』

 

グリフォン「あたしとコンビネーション必殺技を出せる相手は誰だ?」

 

ファロン『咲夜様と美岳様ですね。』

 

グリフォン「サンキュー!

なら咲夜様!一丁やりますか!!」

 

シーカー「……えぇ、ついて来なさい。」

 

咲夜と緋紅はP(ペルソナ)5レイズバックルのスイッチを押す。

 

『『PERSONA 5 STRIKE』』

 

するといきなり、視界を遮ってしまう位の土煙が舞い、土煙が晴れると西部劇の様な荒野に変わっていた。

 

グリフォン「覚悟しろよ?」

 

シーカー「行くわよ!」

 

緋紅と咲夜は走り出して二人同時にジャンプし、空中で緋紅は鉄パイプを振りかざし、咲夜は其れを足場にして更に高く跳び上がったのを確認して緋紅は着地する。

イカデビルは曲芸に様に飛んで行った咲夜が囮で本命が自身に向かっている緋紅と判断して緋紅に触手を伸ばした。

 

イカデビル「!!!」

 

グリフォン「あっとそっと。」

 

緋紅はイカデビルの触手を避けて全ての触手が伸びきったタイミングで指を上に向けた。

 

グリフォン「何処見てんだ?上だぜ?」

 

イカデビル「何?」

 

イカデビルが真上を見た瞬間にメリケンサックを構えた咲夜が自由落下して来ていた。

 

シーカー「はぁあああっ!!」

 

イカデビルはイカ墨攻撃をしながら伸ばした触手を戻そうとするが咲夜にはイカ墨攻撃は当たらず伸ばした触手も戻る前に咲夜が到着するのが早かった。

 

イカデビル「っ!!!」

 

はバックステップ後ろに下がり咲夜の拳は地面に炸裂したが衝撃が凄まじく衝撃波だけで吹き飛ばされた。

 

イカデビル「ぬわぁああ!!」

 

その隙にユウキを呼んで連携必殺を打とうとする咲夜。

ユウキもすぐに反応した。

 

咲夜「ユウキ!」

 

ユウキ「了解、お姉ちゃん!!」

 

咲夜はもう一度、ユウキはP(ペルソナ)5レイズバックルのスイッチを押した。

 

『『PERSONA 5 STRIKE』』

 

今度は証明の様な光で視界を遮って荒野からプロレス会場に変わって居た。

咲夜とユウキがリングに上がり咲夜とユウキはイカデビルに突撃した。

 

シーカー「其れじゃあ行くわよ!」

 

パンクジャック「OK!」

 

イカデビルは色んな情報が流れ過ぎて反応が遅れてしまい

 

シーカー「はぁあああ!!」

 

咲夜はラリアット、ユウキはドロップキックを叩き込んだ。

 

パンクジャック「とぅううう!!」

 

シーカー「オマケよ!」

 

咲夜は何処からかパイプ椅子を取り出して、プロレスの様にイカデビルの頭部に思いっきり振り下ろす。

 

イカデビル「ぐわぁぁ!?」

 

パイプ椅子を振り下ろされたイカデビルは気絶した。

 

イカデビル「……。」

 

その間に咲夜とユウキは左右両端のコーナーポストに登って

 

シーカー「其れじゃトドメに!!」

 

パンクジャック「一二の三!」

 

コーナーポストから飛んでイカデビルにドロップキックを叩き込んで吹っ飛ばして決めポーズをとった。

 

イカデビル「どろっぷ!」

 

パンクジャック「よっしゃ!!」

 

シーカー「決まったわね。」

 

吹き飛ばされたイカデビルは立ち上がった。

 

イカデビル「な、舐めるな!!」

 

イカデビルは怒りに任せて触手を咲夜とユウキに伸ばすが、その後ろで美岳と結爾が連携必殺を放とうとしていた。

 

ユニカ「結爾、すまないが私の為に付き合ってくれ。」

 

フェンリル「構いませんよ。」

 

『『PERSONA 5 STRIKE』』

 

2人がバックルを起動すると何処からともなく豪華絢爛な障子がユウキと咲夜を守る様に現れたが簡単に破れた。

入れ替わるように、ユウキと咲夜が居た場所には美岳と和傘を持って居る結爾が居た。

空間も和室に変わって居るが、イカデビルは慣れたのか其のまま攻撃を続行する。

美岳は直ぐにその場を去って結爾は一度和傘を閉じてからまた開いてイカデビルの触手を防いだが、防いだ反動で和傘がボロボロになり紙が舞う中、結爾は鞭を構えてまだ来る触手を鞭を使って畳を叩き、畳がえしで空中に浮かび上がらせて触手を防ぎ、畳がえしした畳の陰に美岳が来て刀を居合切りで抜いて直ぐに鞘に戻せば畳と触手が遅れて切れる。

 

ユニカ「終いだ!」

 

フェンリル「終わりましたか?」

 

ユニカ「あぁ、終わった。」

 

決めポーズを決めた。

 

イカデビル「ぐわぁああ!!」

 

イカデビルは斬られて後ろに下がった。

 

イカデビル「こ、こうなれば隕石を降らして病院ごと潰してやる!!」

 

流星怪人ことイカデビルの代名詞である、隕石攻撃を繰りだそうとしたが、ネクロノミコンに乗って居る仮伝が周りのディスプレイを操作した。

 

ファロン『やらさないわ!!』

 

突然ネクロノミコンが発光してイカデビルを怯ませる。

 

イカデビル「なんだ!?」

 

イカデビルが怯んでいる隙に蒔菜、緋紅、プリンス、伊織はイカデビルの周りへ移動。

 

ベヒーモス「チャンス!」

 

グリフォン「行くぞ!」

 

レッド「伊織先輩も!」

 

マーリン「分かっている!!」

 

蒔菜、緋紅、プリンス、伊織はイカデビルを取り囲んで其々の遠距離武器をを取り出して構える。

 

イカデビル「囲まれた!?」

 

イカデビルは辺りを見渡す

その間に、仮伝は指示を出す。

 

仮伝『蒔菜、緋紅様、伊織!!レイズバックルを同時に押して下さい!

プリンスはレバーを3回!!』

 

グリフォン「連携攻撃か?」

 

ベヒーモス「蒔菜達もやりたい!!」

 

プリンス「四人同時で!!」

 

マーリン「しょうがねぇ。付き合ってやる。」

 

と言って四人同時にP(ペルソナ)5レイズバックルのスイッチを押そうととしたが、仮伝が呟く。

 

ファロン『四人じゃなくて五人ですがね。』

 

4人「「「「え?(は?)」」」」

 

『『『『PERSONA 5 STRIKE』』』』

『キング!バモラ!ムーチョ!』

 

蒔菜、プリンス、緋紅、伊織はイカデビルを忍風戦隊ハリケンジャーの影の舞の如くの連続で連携攻撃を繰り出し、それと同時にイカデビルの真上にあるネクロノミコンに乗って居る仮伝は物凄い勢いでディスプレイを操作してあるボタンを押す。

 

ファロン『はぁぁぁっ!!』

 

するとネクロノミコンから魔法陣が現れて其処から爆弾が出て来てイカデビルの頭に落ちてその間にネクロノミコンは少し横に移動してトラクタービームで仮伝を降ろし指を構えて指を鳴らす。

 

[パチンッ!]

 

指鳴らすと爆弾が爆発してイカデビルが吹っ飛んで地面に倒れる。

 

イカデビル「ぬぁぁぁぁっ!!」

 

リバーシャー「優珂、トドメを指さないのか?」

 

リヴァイア「大智様!!

……まぁトドメを刺したいのは山々ですが、正直に言ってこのレイズバックルの機能とか把握しきれていないので迂闊に使うのは…。」

 

リバーシャー「実際、僕も同じ意見だよ。」

 

ファロン『二人とも私が作ったレイズバックルそんなこと思って居たんですか??』

 

ファロン「仮伝!?」

 

リバーシャー「通信で周りの状況を把握して居たからね。今回の話を聞いていたと考えるのが妥当だね。」

 

ファロン『まぁそんな所です。

それより大智様、P(ペルソナ)5レイズバックルを使っている状態、今の格好は義賊=ヒーローに見えませんか?』

 

リバーシャー「確かに、ヒーローと言っても差し違いないね。」

 

ファロン『ヘルヴォルの前では悪役を演じているようですが正直言って不釣り合いだと思いませんか?』

 

大智「少し僕も思っていたよ。」

 

ファロン『なら、ひっくり返しませんか?』

 

リバーシャー「……如何やってやるんだい?」

 

ファロン『P(ペルソナ)5レイズバックルに刺しているカードを裏返して刺し直してください。』

 

リバーシャー「こうかい?」

 

大智は仮伝の言う通りP(ペルソナ)5レイズバックルに刺している正義のタロットカードを抜いて裏側に返して指し直すして再度タロットカードが入って居る部分を押す。

 

『It's SHOWTIME!』

 

すると大智の身体を赤黒い泥の様な物が大智の身体を包み込む赤黒い泥が無くなるとアーマーのデザインが根本的に変わって居た。

アーマー自体はレジェンドレイズバックルを使った時の装甲のままだが、王子のような純白の衣装に赤いマントの貴公子スタイルのプリンススーツから、誰が見ても悪党と言ってしまう黒服と仮面も黒く悪そうな仮面に変わって居た。

 

『Persona 5!』

 

『READY FIGHT』

 

リバーシャー「此れは……随分変わったな。

あっちよりも侵入に向いて居る。」

 

リヴァイア「そうですね。

あっちは白くて悪目立ちして居ましたから」

 

リバーシャー「おい、行くぞ!」

 

リヴァイア「えぇ!?

大智様!?」

 

大智の人格が変わった様子に、優珂はびっくりしたが直ぐに大智と優珂は同時にP(ペルソナ)5レイズバックルのスイッチを押した。

 

『『PERSONA 5 STRIKE』』

 

視界は暗く黒く染まって目視出来る頃には雨が降るビルの屋上に居た。

 

リバーシャー「ハハハハハ!!!」

 

大智は高笑いした後にイカデビルに向かって走りだす。

優珂は走って、フックショットをビルの屋上にあるオブジェクトに引っかけて縦横無尽に突き進んで、イカデビルに近付いた瞬間高く跳んでからナイフを構えて一気にイカデビルに振り下ろす。

 

リヴァイア「大智様、今です!」

 

優珂はジャンプしてイカデビルから離れた。

 

リバーシャー「俺に指図するな!!」

 

入れ替える様に大智が来て持って居るサーベルでイカデビルを滅多切りにした。

 

リバーシャー「消え去れ!!」

 

そのまま一気に斬り捨ててイカデビルと大智の間に優珂が着地した。

 

リヴァイア「大智様、随分荒々しいですね。」

 

と言った後に優珂はハンドガンを取り出してイカデビルの背中を撃った。

背中を撃たれたイカデビルはうつ伏せに倒れ、しまっていた義手と義足が出て来て、仮伝は義手と義足を回収した。

 

仮伝「オタカラ、ゲット。」

 

蒔菜「仮伝、本当にそれがオタカラ?」

 

優珂達が変身を解いて仮伝の元に来る。

 

仮伝「えぇ、間違いない。

これがオタカラ。」

 

結爾「宝石とかではないんですね。」

 

仮伝「まぁ、オタカラはその人が一番大切な物。

佐々木 義博にとって一番大切な物がこの義手と義足なのよ。」

 

緋紅「で、この義手と義足って何だ?」

 

緋紅の質問はシャドウ義博が答えた。

 

シャドウ義博「それは私が最初に作ったリリィ向けの義手と義足だからだ。」

 

全員が義博の方を向くとイカデビルから元の姿のシャドウ義博に戻って居た。

 

シャドウ義博「私が若かった時に手足を失ったリリィがいた。

そのリリィは幼い頃に両親をヒュージに殺され、復讐の為ではなく自分の様な子が現れないようにヒュージと戦ったが、戦いの中で手足を失った。」

 

仮伝「そしてこの義手と義足を作ったと?」

 

シャドウ義博「あぁ。

これは私の祖父が勤めていた、ショッカーの改造人間の技術を応用して作ったもので従来の義手と義足を凌駕する性能を持っていた。」

 

大智「ショッカーが暗躍して居たのは五十年以上前だったはず。今の時代よりも高性能の義手と義足が出来るとはとても──」

 

シャドウ義博「其れは同感だ。

私はその後、手足が欠落したリリィの為に義手と義足を作ったが……」

 

大智「資金の問題が起こったと。」

 

シャドウ義博「あぁ。

……その義手と義足は従来の義手と義足の高性能の分、金額も跳ね上がっている。

色々と金額も掛かってしまい多額の借金を背負ってしまった。」

 

緋紅「随分苦労したんだな。」

 

シャドウ義博「其の通りだ。

正直に言ってこの病院を閉めて土地を売ようとしたがある組織から話しかけられたのだ。」

 

美岳「まさかと思うがその組織はG.E.H.E.N.A.?」

 

シャドウ義博「其の通り。」

 

蒔菜「マジ!?」

 

シャドウ義博「G.E.H.E.N.A.は私が背負って居る借金を肩代わりにする代わりに、義手と義足、正確に言うとショッカーの技術提供しろと言って来た……。」

 

ユウキ「あ、なーんかこの後の展開が分かった気がする。」

 

咲夜「そうね。」

 

シャドウ義博「君達が考えて居る通り、私は手足を失ったリリィ達の笑顔を見たいが為にG.E.H.E.N.A.技術提供をしてしまった。今でもその選択が間違いだと思っている。

G.E.H.E.N.A.は私が提供した技術でリリィを苦しめて居たんだ。」

 

結爾「やはり。」

 

プリンス「其れで……。」

 

シャドウ義博「直ぐに中段する様に言ったのだが…。」

 

伊織「あいつ等の事だ、どうせロクなことしかして来なかったんだろ?」

 

シャドウ義博「あぁ。色々な手段を使って私に圧力を掛けて来た。」

 

美岳「それで折れてしまったと?」

 

シャドウ義博「其の通り…。

その後は血筋なのか、私もいつの間にかG.E.H.E.N.A.に染まってしまった。」

 

優珂「そう……ですか……。」

 

シャドウ義博「君達にやられたお陰なのか、心が軽くなった。

私は罪を償うことにしたよ。」

 

シャドウ義博の身体が透け始めて消えた。

 

優珂「此れで終わったの?」

 

仮伝「えぇ終わりました。

……!?」

 

仮伝がそう言うと突然揺れ始めた。

 

優珂「地震!?」

 

仮伝「違います!!

此れはパレスの主が消滅してパレスが崩壊し始めているだけです!!」

 

美岳「其れはヤバくないか!?」

 

仮伝「えぇ、ヤバいです。

もし此処で崩壊に巻き込まれたら確実に死にます!!」

 

緋紅「なら、早く出ねぇと!!」

 

仮伝「今から最短で出られるルートを検索します!!」

 

仮伝は空中にディスプレイを出して操作する瞬間蒔菜の言葉で全員上を見る。

 

蒔菜「……!?

皆、上!!」

 

全員「!?」

 

突如眩い光が全員を飲み込んだ──

 

……To be continued




次回、「新たな力〜トロイメライとノッカーアップ〜」
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