アサルトリリィ×仮面ライダー GrandPrix of ヘルヴォル   作:黒破リンク

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コラボさせていただいた、ジェットプテラさん考案のオリキャラ、語説仮伝ちゃんの過去ストーリーを作っていただきました。
(時系列はデザイアロワイヤル終了後の乖離編になります。)


過去III:語説仮伝の過去

深夜、夜間任務が無い殆どのリリィは寝ている時間帯で語説仮伝は自身の部屋をプチリフォームした工房では……

 

仮伝「……。」

 

ベットにもなるゲーミングチェアに座りながら、空中に投影されているディスプレイを操作しながら……エナジードリンクを飲んで居る仮伝が居た。

その近くで、マジックハンドが取り付けられている作業台が三台同時に動いて居て、一台はジャマトライダーが使って居たディスコアIDを全く別のIDコアに作り替えており、二台目の作業台には、仮面ライダーパンクジャック、シーカー、ファロン、リバーシャー、マーリン……デザイアグランプリが管理して居るライダーコアIDに何か細工していた。

三台目の作業台にはデザイアグランプリがプレイヤーに発行して居る大型バックルとは異なるバックルを制作して居た。

すると部屋の扉が開いて……

 

仮伝「……!?」

 

仮伝は驚いて、急いでやって居る作業を辞めて直ぐに片付けようとするが……

 

大智「安心してくれ、僕だ。」

 

そこに居たのは、リバーシャーの変身者である裏鮫大智。

 

仮伝「はぁ……。」

 

仮伝は安心したように、ゲーミングチェアに身体を預けながら……

 

仮伝「大智か。

……驚かせないで欲しいんですけど。」

 

大智「すまない。

なにぶん遅いもので迂闊に大きな音が出せないからね。」

 

大智の言葉を聞いて仮伝は空中ディスプレイで時間を見る。

 

仮伝「……もう深夜を回ってるわね。」

 

大智「それで、どれくらいの作業が終わってんだい?」

 

仮伝「マルチタスクで作業中。

優珂達のクエレブレの方はディスコアIDの書き換えを終えたから、後はデータを刻むだけ。私達のIDコア︎はハッキングが六割強終わってるわ。

そして、大型バックル製作は、素体しか完成して居ないからこれが一番遅れてる。

 

……とまぁ、こんな感じね。」

 

大智「成程ね。」

 

仮伝「そんで、あんたはわざわざ中間結果だけ聞きに来たわけじゃないんでしょ?」

 

大智「お見通しなわけか。」

 

仮伝「一応言っておくけど、聞くなら今の内よ?」

 

大智「そうさせてもらう。

……僕が聞きたいのは君が何者かだ。」

 

仮伝「……。」

 

大智「君は異質だ。

何故、未来人の技術の塊であるデザイアグランプリが管理して居る仮面ライダーシステムを、自由に改造できるのか。

そして、初めてなのに僕や一部の人間の事を知って居た事も気になる。」

 

仮伝「……それだけ?」

 

大智「まだまだ聞きたい事は山ほどあるが、今は遅いから次回にしておこう。」

 

仮伝「ありがとう。

いつか話さないといけないと思って居たから言うわ。」

 

大智「構わない。」

 

仮伝は座って居たゲーミングチェアから離れて作業台の引き出しから一本のメモリを取り出した。

 

仮伝「これ、何か分かる?」

 

大智「勿論。それは御台場女学校に存在する、仮面ライダーが使うガイアメモリ。

……そのメモリには記録している単語の頭文字を基にしたイラストが描かれている。

そこから推測するに、そのメモリの頭文字はMで脳味噌のようなデザインして居るから、そのメモリの名前はメモリーメモリといったところかな?」

 

仮伝「大正解。

……そして、私がこれを使う理由は、今から私が話す内容は嘘のような真実。」

 

大智「成程。

……それを使って嘘を言っていない事を証明するという事だね?」

 

仮伝「そういう事。

……それじゃあいくわよ。」

 

仮伝はメモリーメモリのスイッチを押す。

 

『MEMORY』

 

すると景色が変わっていき、やがて一つの部屋になる。

 

大智「ここは?」

 

仮伝「ここは私の父、五説翼……本名『フリーダム』のデザイアグランプリのサポータールームよ。」

 

と言いながら仮伝の目線の先にはフリーダムと一人の女性が居た。

 

仮伝「こっちの女性の名前が、語説医知。

私の母親で有名な医者よ。」

 

と仮伝が説明している中で二人は……

 

医知『まさか現代人と未来人では根本的に体の構造が違うなんて……』

 

フリーダム『すまない。

……私達未来人は、自分の理想の世界を手に入れる為に自由自在に体の構造、再構築が出来るのが当たり前なんだ。

それ故に、現代人の構造していないんだ……。』

 

医知『えぇ、構わないわ。

……それにもう、その問題は解消されて居るのよ。』

 

大智「どうやって問題を解消したのかな?」

 

仮伝「簡単だよ。母さんが自ら人工授精した。」

 

大智「成程。現代医学らしい解決方法だね。」

 

仮伝「それで済むならよかったんだけど……。

どういう権限を使ったのか分からないけれど、私の身体には藍と同じで胎児の段階で、ヒュージ細胞が埋め込まれている。

……母さん曰く『今の時代は色々大変だから頑丈な体持って居ても損はない』、だそうよ。」

 

大智「親バカで収まる範囲を超えている気がするんだが?」

 

仮伝「そうかもしれない。

それで……。」

 

仮伝は眼帯をズラしてオッドアイの目を大智に見せる。

 

仮伝「埋め込まれたヒュージ細胞による特殊体質によって現れた、異常に見える右目。

……最初の頃は大変だったわ。見えすぎる右目のせいで、色んな情報が流れ込んで来て頭がパンクして、船酔いしたような感じになってしまうのだから。」

 

大智「成程ね。

……日常的に眼帯して居る理由はそういう事と。」

 

仮伝「それに、眼帯している事もあって、距離感が掴めずに物によく当たる事なんて日常茶飯事だった。」

 

大智「君も大変だったね。」

 

仮伝「それじゃあ、次は初めてなのに大智や一部の人間の事を知って居た事について説明するよ。」

 

周りの風景が変わってエレンスゲ女学園の射撃訓練所に変わった。

そこには昔の仮伝とビックリミッションボックス001を持って居るツムリが現れた。

 

ツムリ『おめでとうございます!

今日からあなたは仮面ライダーです。』

 

仮伝『仮面ライダーと言うと、百合ヶ丘や御台場などで活動して居る仮面の戦士の事……よね?』

 

ツムリ『はい。その認識で合っています。』

 

仮伝はツムリからビックリミッションボックス001を受け取り、箱を開けるとデザイアドライバーとファロンのライダーコアIDが入って居た。

そして仮伝はファロンのライダーコアIDを触れた時……

 

仮伝『……!?』

 

仮伝は突然ミッションボックスを落として頭を抱え蹲って苦しみ出した。

 

仮伝『がぁああ!!!』

 

これには、さすがのツムリは驚いていた。

 

ツムリ『!?』

 

それを見ていた大智は驚く。

 

大智「これは!?」

 

仮伝「ライダーコアIDはデザイアグランプリによって、封印されている記憶を解放する機能が有るのは知っているわよね?

……私はこの時、別の封印されて居た記憶も蘇ったの。」

 

大智「別の、封印されて居た記憶……?」

 

仮伝「実際見た方が良いわ。」

 

また周りの風景は変わり、今度は一般的なマンションの部屋だった。

其処には一人の女性が居てリモコンを使ってテレビを付けると……特撮が始まった。

その特撮の名前は『仮面ライダーギーツ』と書いてあり、OPの後半で……

 

大智「此れは?」

 

英寿、景和、祢音、道長、大智……我々読者がよく知る『仮面ライダーギーツ』の登場人物が映っていた。

 

そして突如、周りの風景は映像の早送りしたように移動する。

 

そこにいる女性はパソコンに向かい、そして一つのインターネットゲームを起動した。

そのゲームのタイトルが『アサルトリリィ Last Bullet』と書いてあり、そしてOPでは一柳隊、グラン・エプレ、ヘルヴォル、アールヴヘイムが写って居た。

 

大智「これは?」

 

仮伝「さっき言った、別の封印されて居た記憶。

……つまり、私自身の前世の記憶よ。」

 

大智「まさか、こんな大きな秘密を隠していたとは。」

 

仮伝「まぁ、話しても信じてくれる人なんて居ないから、八雲先生くらいにしか話して居ないわ。

……それで、大智はこれを信じるのかしら?」

 

大智「無論だね。

ガイアメモリは地球の記憶。そしてこれはメモリーメモリが見せる映像。それ故に嘘はない。

こんなものをみたら、君の言葉を信用せざるを得ないからね。」

 

仮伝「ありがとう。」

 

周りの風景は変わって行き、元の部屋に戻った。

 

仮伝「これを踏まえて、私には……野望が有るの。」

 

大智「野望?」

 

仮伝「今この世界には、ヒュージが存在する。対抗する為にはCHARMが必要だけど、防御は無いに等しい。

それにこの世界にはジャマト達のように、ヒュージ以外の敵も存在する。

そういった相手に対抗できるように、私は……デザイアグランプリのシステムを乗っ取って、私のデザイアグランプリをするつもりよ。」

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