アサルトリリィ×仮面ライダー GrandPrix of ヘルヴォル   作:黒破リンク

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ユウキ「デザイアグランプリのスタッフとして動く私、獅子ユウキ。
そんな私がクエレブレとして戦う最初の物語。
その記録を、永遠に語り継いで欲しいな。」


第1話:「クエレブレ始動〜全ての始まり〜」

allvision

 

マディックA「ひ、ひぃっ……!」

 

マディックB「そんな……どうしてこんなに数が!?」

 

ヒュージは攻撃態勢に入り、マディックの2人は死を覚悟した。

 

マディックA「いや、やだ……ま、まだ死にたくない!」

 

2人のマディックが死ぬかと思われたその時──

エレンスゲ2年、牧野美岳がマディックの2人を庇う。

 

マディックA「ひっ!?」

 

マディックB「た、助かった……の……?」

 

美岳「突出しすぎだ!本部の命令にどうして従わない!」

 

マディックA「あっ、あっ……!」

 

美岳「功を焦って戦線を広げすぎるなと言っているの!マディック隊は下がれ!ここは私が持たせる!」

 

マディックB「でも──」

 

美岳「下がれと言っているんだ!避難民の誘導を優先して!」

 

マディックB「りょ、了解っ!

ほ、ほら行くよ!今の内に!」

 

マディックA「う、うん!」

 

美岳の指示に従って2人はその場から去る。

 

美岳「くっ……!!(もうじき、この区域の避難民の誘導は終わる。それまでこの戦線を維持さえできていればいい。それぐらいしか、今の私には……)」

 

2人が去った後、美岳は1人ヒュージと対峙していた。

攻撃を受け、傷を負う美岳。

 

通信手『作戦本部より通達。避難民の誘導が完了。これより反転攻勢に移行、各レギオンは──』

 

美岳「…………。(突出しすぎた愚か者の救出などに、わざわざかける戦力はない、か。

しかし、マディックたちを助けられたのなら、それでいい──)」

 

目の前のヒュージに今一度向き合う美岳。

 

美岳「とは言え、ただでやられるつもりは毛頭ないがな!」

 

ヒュージの攻撃が始まり、突如としてヘリオスフィアの防御結界強化のバフがかかる。

 

優珂「美岳様!」

 

クエレブレ隊長にして序列2位の1年生、松村優珂が現れ、美岳の加勢に入る。

 

美岳「松村……優珂……!?

……まさか、1人で来たのか、松村優珂!?どういうつもりだ!」

 

優珂「美岳様に何かあっては困るんです。まだ、返事を頂いていないんですから。」

 

美岳「へ、返事……だと……!?」

 

優珂は射撃でヒュージを撃破していく。

 

美岳「くっ……!」

 

美岳も同じく射撃で一体のヒュージを撃破する。

 

美岳「ヘルヴォル、クエレブレはエレンスゲを象徴する2大レギオンだ。ガーデンを代表する隊として、多くの支持がなければならない!私がクエレブレに入ることを、どれだけの人間が望んでいると思う?優珂なら知っているだろう!

そんなクエレブレに、裏切者はふさわしくない。他に相応のリリィが──」

 

優珂はヒュージを撃破しながら美岳に宣言する。

 

優珂「ガーデンの文化や!周囲の意向など!そんなの、どうでもいいことです!」

 

美岳「どうでもいいだと……!?」

 

優珂「美岳様は、常に脆弱な戦線へと自ら飛び込んで、仲間たちを守ってきた──そのおかげで命を救われたリリィやマディックも数多い……。そして、それを単なる無茶ではなくやってのける戦術理解とデュエル能力。

確かに強いリリィは他にもいるかもしれない、でも私の目標とする戦い方に合致するリリィは、美岳様しかいないんです。

だから、美岳様を否定するやつは、私の敵です!!」

 

美岳「──!?」

 

迫り来るヒュージに対し、何処からか攻撃が飛んでくる。

 

緋紅「こんなところでも勧誘活動なんて、あたしらの隊長本当、アウトローにご執心だなぁ?」

 

ユウキ「全く、優珂は相変わらず諦めないねぇ。」

 

結爾「本当、何してんだか……。でも、そういうの嫌いじゃないです。」

 

蒔菜「ってな感じで、今日1番アツい戦場に、クエレブレ参上〜!」

 

優珂「ありがとう、いいタイミングの援護だった。」

 

プリンス「やったー!優珂が褒めたぞー!」

 

伊織「うるさいぞプリンス。」

 

大智「本当、落ち着きがないね。」

 

通信機が鳴り、伝達が始まった。

 

竜胆『参謀本部よりクエレブレへ。戦線から下がったマディック達の報告で、そちらの状況の詳細を把握できた。

増援のリリィを必要分回す。それまでにクエレブレはヒュージの戦線に深く切り込み、楔を打ち込むように。』

 

プリンス「竜胆先輩、なかなか豪快な戦術回しっすね。」

 

竜胆『並みのリリィや、マディックによる行為ならば、フォローしきれない無謀な突撃でしかないが……優珂とクエレブレならば、有効な一手として成立する。

そうでしょう?優珂。』

 

優珂「はい!

これよりクエレブレは、防衛線を維持しつつ、一気にヒュージの群れを押し返す!」

 

結爾「やり方は?」

 

優珂「任せるわ。私は美岳様と一緒に後詰めに入る。」

 

伊織「好きに暴れろ。

……処理は俺がやる。」

 

結爾「それでは、わたしを中心に連携を──」

 

緋紅「力で押す!それで充分よぉ!」

 

蒔菜「緋紅姉さんに賛成っ!ここは力・イズ・パゥワー!」

 

プリンス「盛大に荒れまくるぜ!」

 

結爾「ちょっと!?」

 

ユウキ「あ〜らら、行っちゃった。」

 

美岳「…………。」

 

優珂「美岳様……。どうか、クエレブレに入っていただけませんか?」

 

美岳「クエレブレ………!

………。」

 

美岳は悩み、すぐに答えを出す。

 

美岳「……優珂……!」

 

松村優珂の戦い方も、リリィとしての活動方針も、彼女と序列を競っていた頃の私には、全く理解できなかった。だけど、今このとき、優珂の想いの底にある、リリィとしての熱さが、わかったような気がした……。

私は、この松村優珂が、この先どんなリリィになるのか?彼女のレギオンがどのような道を歩んでいくのか?……期待せずにはいられなかった。

 




クエレブレメンバー、全員参戦。(咲夜さん不在)
FIRSTMISSIONではパンクジャックの未登場形態が出ます!

「第2話:クエレブレ始動〜訓練と戦闘〜」

次回も、パンクに行くよー!!
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