遊戯王GX~復活勢は嗜む程度に頑張る~   作:みかん@

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技名って必要かな?


~とりあえず、入学ってことで~

着きましたデュエルアカデミア。

絶海の孤島で切磋琢磨し、プロを目指していく学校です。

そんな学校に俺は入学しました。ちなみにラーイエローになりました。

 

「ここって、プロに成れなきゃ進路どうするんだ?」

『入って早々に、弱音を吐かないでください』

 

早いうちに将来設計をしとかないとな。

プロはできる限り目指すけども。

 

『とりあえず校舎に行って入学式に出ようぜ』

『遅れる時間ではないでしょうけど、早く行くに越したことはないですわ』

『校舎は、向こうかしら?』

 

三人の言う通り、入学式に間に合わなかった何てことにならない為に急ぐとしますか。

 

ん?

 

「急げ急げ~!」

「待ってよアニキ~!時間はまだ間に合うから急がなくてもいいんだよ~!」

「あの二人は…」

 

一人は知ってる。確か、遊城十代だったか。

実技試験の際、実技最高顧問のクロノス先生を倒していたのを見ていた。

あそこから逆転するのは、驚いた。

 

『おい、旦那。あいつ精霊付きだぜ』

 

ケントレギナに言われて十代の方を見てみると、後ろに精霊の姿が確認できた。

 

「たしかに。あいつは確か、【ハネクリボー】だったか」

『試験中は気配が微弱で気づきませんでしたが、後ろについていますね』

『土壇場の引きの強さは、精霊が付いているからだと思ったのですが。あれは殆んど天性の引きですわね』

 

デュエル中にも使用していたのは覚えてる。HEROデッキに合わないカードだから気になっていたんだ。

けど、精霊が付いていたんなら納得はする。

 

「まあ、いずれデュエルする機会があるか」

 

今気にしてもしょうがないし、授業中の実技で戦うこともあるだろう。

入学式が終わったら、今日は部屋で荷解きでもしますか。

 

 

 

 

 

と思っていたんだけどなあ。

 

「さあ、デュエルディスクを構えろ!」

「ご、ごめんね葵くん」

「いや、別にいいんだけどね」

 

 

 

何があったかというと、少し回想をしよう。

 

部屋の片付けが早く終わったから周辺を探索していたんだ。

イエロー寮から歩いていると湖が見えてきたんで、そのまま向かったらデュエルスペースを見つけたんだよ。

結構広いスペースだったんで近寄ってみたら騒ぎ声が聞こえてきたんだ。

見てみれば、今朝すれ違った十代と十代をアニキと呼んでいた男子生徒。

その二人とオベリスクブルーの生徒がトラブっていた。

 

「ここはレッドの落ちこぼれが来るところじゃあねえんだ!」

「おとなしく寮に引っ込んでろ!」

「少しデュエルするくらい、いいじゃあねぇか」

「アニキぃ~帰ろうよ~」

 

確か、スペースの使用については支給されたPDAで確認できたはず。

慣れてないPDAを操作して確認していたら。

 

「そこのイエロー!何している!」

「ん?俺か?」

 

俺の存在に気付いたのか、十代たちと争っていたオベリスクブルーの一人がこちらに向かってきていた。

目ざとい奴だな。

 

「寮の周辺を探索してただけさ。それにPOA(これには)ここはブルー専用とか書いてないじゃないか」

「ッ!?っテメエ!生意気な奴だな!」

「何でキレてんだ?」

『沸点低い奴だなオイ』

 

すると男子生徒はデュエルディスクを構え始めた。おいおい

 

「デュエルしろ!」

「いやデュエルディスク持ってきてないからやれないんだが」

「ねえ、君の名前は?」

「ん?」

 

呼ばれた先には眼鏡をかけた背が低いレッド生徒がいた。

彼は腕につけていたデュエルディスクを外して俺に渡してきた。

 

「僕、デュエル弱いから変わりにやって欲しいんだ」

「…まあ、デッキはもっているからいいけど、いいのか?」

「うん。それに僕はデッキを忘れているからどの道、出来ないんだ」

「なるほど…。あ、俺は才華 葵だ。よろしくな」

「僕は丸藤 翔だよ、よろしくね」

「お、翔と友達になったのか?じゃあ俺も友達になってくれ!俺は遊城 十代だ」

「ああ、知ってる。入学試験でみていたよ」

「お前ともデュエルしてみてえな」

「「まずは俺たちとデュエルしろ!!いつまで喋ってんだ!?」」

 

 

 

 

そして話は戻る。

今回はドラゴンメイドで行こうか。

 

『私たちの出番ですね』

『俺は入学試験で戦ったしな』

『次こそわたくしの出番ですからね!』

 

 

「さあ、構えろ!」

「はいよ」

『では、参りましょうご主人様』

 

「「デュエル!!」」

 

 

ブルー生徒A/LP4000 才華 葵/LP4000

 

今回は後攻みたいだな。手札も良いし、何とかなるだろう。

 

「先行は俺だ!ドロー!まずは『強欲な壺』を発動!デッキから二枚ドローする!」

「それにチェーンして手札から『灰流うらら』を捨てて発動。『強欲な壺』の効果を無効にする」

「なんだそのカードは!?」

 

フィールドに桜が舞い、ブルー生徒の『強欲な壺』を封じるように重なっていく。

そして桜が重なったことで『強欲な壺』は何もできず、フィールドから消えていった。

 

「『強欲な壺』が発動できなかっただと!?」

「相手のターンなのに、手札から発動できるカードがあるなんてあるんだ…」

 

やっぱ驚くか。OCGだとよく使われるんだけどな…

 

「なら『アックス・レイダー』を召喚!そして装備魔法『稲妻の剣』をに装備!これで攻撃力は800ポイントアップする!カードを三枚伏せてターンエンドだ!」

 

《アックス・レイダー》ATK/1700→ATK/2500 DEF/1150

 

ブルー生徒のフィールドに右手に斧を持った戦士《アックス・レイダー》が現れた。

左手には《稲妻の剣》を持っているので若干、恰好悪いぞ。

 

「最初から攻撃力2500のモンスター!?ヤバいよ葵くん!」

「俺より十代の方見なくていいのか?」

「暢気すぎないかな!?」

「別にアイツの手札無いし問題ないだろ」

「えぇー…」

 

手札が無い時は、手札誘発系のカードの警戒しなくて済むからな。

もちろん伏せカードの警戒は怠ることはしないけども。

 

「俺のターン、ドロー」

 

引きもよし。じゃあ一気に決めますか。

 

「手札から『ライトニング・ストーム』を発動。自分フィールドに表側表示のカードが無い時に、このカードは発動できる」

 

発動後、フィールドにバチバチと電気が纏った竜巻が現れた。

それはゆっくりとブルー生徒に向かって動いていた。

 

「な、なんだそのカードは!?」

「効果は二つの内一つを選択できる。そのうちの一つ、相手の魔法・罠カードをすべて破壊する」

「なに!?」

 

竜巻の電気はドンドン激しくなり、やがて一本の稲妻がブルー生徒の魔法・罠カード達を貫いた。

 

「くぅ!?俺のカードが!」

 

《アックス・レイダー》ATK/2500→ATK/1700

 

「凄いよ葵くん!一気に逆転した!」

「だから言ったろ。手札が無きゃ警戒することないって」

「…そうか。さっきの『灰流うらら』みたいに手札があったら警戒することになっちゃうんだ」

「そうだぞ。他にも色々あるが終わったら教えてやるよ」

「何をごちゃごちゃと!!もう終わったつもりか!?」

「俺は手札から『ドラゴンメイド・パルラ』を召喚」

「無視するな!!」

 

俺のフィールドに、メイド服を着た緑色の髪色の女性。『ドラゴンメイド・パルラ』が現れた。

トレイにポットを乗せ、お客様をお出迎えのようにブルー生徒へ向かってお辞儀をした。

 

《ドラゴンメイド・パルラ》ATK/500 DEF/1700

 

…可愛いいや、そんな雑魚モンスターじゃあ何もできないだろ」

「それはどうでしょうね。『ドラゴンメイド・パルラ』の召喚成功時、デッキから『ドラゴンメイド』カードを一枚墓地に送れる。俺はデッキから『ドラゴンメイドのお召し替え』を墓地に送る」

「墓地にカードを送ってどうするつもりだ?」

「フィールドの『パルラ』を対象に、墓地の『ドラゴンメイドのお召し替え』の効果を発動。一ターンに一度このカードを手札に戻し、その対象のモンスターを持ち主の手札に戻すことができる。『お召し替え』を手札に戻し『パルラ』も手札に戻す」

 

フィールドにした『パルラ』はまたお辞儀をし、フィールドから姿を消した。

 

「葵くんのフィールドも何も無くなちゃったよ」

「それにお前は召喚権を使った!もう何も召喚出来ないぞ」

「でもターンは終わってないぞ。俺は『ドラゴンメイドのお召し替え』を発動。このカードは自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する」

「なに!?融合だと!?」

「俺は手札に戻した『ドラゴンメイド・パルラ』と『ドラゴンメイド・ティルル』で融合。さあ、仕事の時間だ。『ドラゴンメイド・ハスキー』を融合召喚」

『承りましたわご主人様(マイマスター)。このハスキー、務めさせていただきますわ』

 

《ドラゴンメイド・ハスキー》ATK/3000 DEF/2000

 

眼鏡をかけた黒髪のショートヘアーの女性、『ドラゴンメイド・ハスキー』がお辞儀をしながらフィールドに現れた。

 

「攻撃力3000だと!?だがまだ俺は諦めないぞ」

「いや終わりになるよ。手札から『ドラゴンメイドのお心づくし』を発動。墓地の『ドラゴンメイド』モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。俺は『ドラゴンメイド・パルラ』を墓地から特殊召喚する」

 

再度、フィールドに『パルラ』が現れた。だが出番は終わったと思ったのか、先ほどのポットに淹れていたであろう紅茶をカップに注いでおり、その最中で『ハスキー』の隣に現れた。

当然メイド長にあたる『ハスキー』の隣で、そんなことをすれば。

 

『パルラ、まだお仕事は終わってないですよ』

『ええぇぇぇ!!なんでまた呼ぶんですかご主人様!せっかく休憩できると思ってたのに!!』

『パルラ?』

『痛い痛い痛い痛い!!ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!!』

 

『ハスキー』が『パルラ』のこめかみでグリグリとお仕置きを始めたではないか。

まだデュエル中ですよ。

 

「なんかお前のソリッドビジョンおかしくないか?」

「いや。続けるぞ。その後、特殊召喚したモンスターと同じ属性でレベルが異なる「ドラゴンメイド」モンスター1体をデッキから墓地へ送る事ができる。デッキから『ドラゴンメイド・ルフト』を墓地に送る。そしてバトルフェイズに入る」

 

お仕置きを中断したのか、『ハスキー』は『パルラ』から離れていた。

『パルラ』はこめかみをさすっていたが。

 

「バトルフェイズ開始時、『パルラ』の効果を発動。このカードを持ち主の手札に戻し、自分の手札・墓地からレベル8の『ドラゴンメイド』モンスター1体を選んで特殊召喚する」

「なに!?」

「なるほど!さっき墓地に上級モンスターを送ったのはこのためなんだ!」

「『パルラ』を手札に戻し、墓地の『ドラゴンメイド・ルフト』を特殊召喚」

 

『パルラ』の周りに風が舞い、その姿を大きく変えた。

 

《ドラゴンメイド・ルフト》ATK/2700 DEF/1700

 

「さらに『ハスキー』の効果を『アックス・レイダー』を対象に発動。このカード以外の自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスターが自分の手札に戻った時、そのモンスターを破壊する」

「なんだと!?」

 

『ハスキー』が自身の翼ではばたくと、『アックス・レイダー』に突風が向かった。

『アックス・レイダー』は耐え切れず吹き飛ばされていった。

 

「お、俺のフィールドが、ガラ…空…き」

「『ハスキー』と『ルフト』ダイレクトアタック」

「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ブルー生徒A/LP4000→1000→0

 

才華 葵 Win

 

 

 

 

「「畜生!覚えてろ!!」

「そんな三下みたいなセリフ吐かなくても」

「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」

「多分聞いてないぞ、それ」

 

デュエルが終わると、ちょうど十代の方も終わったみたいだった。

さて、俺も帰ろうかな。

 

「翔。デュエルディスクありがとな」

「いやいや、僕も勉強になったからね」

「そうだ!なあ俺ともデュエルしようぜ!」

「今日は遠慮しとく。また今度な」

 

そう言って強引にその場を離れた。

どうせ授業中にでも、できるだろうし。そもそもラビュリンスのデッキ持ってないしな。

 

『え!わたくしのカードは持っているのに、デッキは所持してなかったのですの!?』

『むしろなんでドラメイデッキは持ってんだよ…』

「単純にポッケから抜け忘れ。ってハスキーは?」

『あっちだ』

 

ケントレギナが親指で方向を示した。

その方向を見てみると。

 

『許してくださぁぁいぃぃぃぃ!!!』

『駄目です!メイドたるもの!常に姿勢を正しておきなさい!』

 

どうやらパルラのお仕置きは終わってなかったようだ。




誤字報告が結構届きました。
私、結構間違えているんだな。
今回の報告も待ってます!


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