【カオ転三次】お前頭ガイアかよぉ!   作:闇の転生者

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※時系列は本編6話辺りです。

前回のあらすじ:効率厨はレベルだけでは満足できないので知識も技術もいっぱいいっぱい欲しい。そう、強欲だね!


八話:★ガイア連合ぼっちスレ Part17

 発端はそう。つい先日、依頼帰りのガイア連合山梨支部、受付ロビー(待合室)での事だった。

 一緒に依頼を受けた中二病ニキのシキガミに報告を代行して貰っている最中。

 二人して暇を持て余していた際のちょっとした雑談話(火の玉ストレート)

 

「そういえば、効率厨ニキはなんで【シキガミ】を使わないんだ……?」

「随分唐突な質問だね……」

 

 ――【シキガミ】、ないしは【専用シキガミ】とも言う所謂式神は、現状ではガイア連合の最秘奥と言っても過言ではない存在だ。

 形代を作り、その中に任意の悪魔(【スライム】)を憑依させ仲魔として契約使役する。

 言葉で言えばそれだけの何処にでもありそうな霊能具だが……

 ガイア連合の式神は言葉通りに()()()()

 

 実力が違う。精神が違う。成長性が違う。応用力が違う。

 拡張性が違う。燃費が違う。契約の強固さが違う。多様性が違う。

 埒外の才能を持つ転生者との専属契約。作成に際しての素材も術者も超一級品で未知の術式すら複数使用され極限まで性能を向上された超ハイスペックな転生者のパートナー。

 

 ガイア連合に所属する転生者達の特権にして最も重要な道具兼仲魔兼家族――多少の例外こそあれ、転生者における【シキガミ】とは、そういう物だ。

 シキガミなしの生活なんてもう考えられない、シキガミの為なら命を賭けられる、とまで言う者すら少なくなく、未覚醒の転生者達の【覚醒】に向けての大きなモチベーションにもなる。

 人生の共、最愛の癒し、親友エトセトラエトセトラ……とかく【シキガミ】は転生者から見ても非常に優秀であり、最大の評価を受けている存在なのだ。

 故に当然、殆どの転生者の覚醒者は転生者特権である借金をしてでも【シキガミ】の購入を優先するし、事実として現在ではそれだけの愛顧に相応しい所持率となっている。

 各転生者に付き最初の一体目は優先的に予約が消化されるのも大きいだろう。優秀で実用的、それでいて特権的でもある【シキガミ】を手に入れない理由は通常であればあり得ない様にも思えるのだから――

 

「【シキガミ】と言えば、掲示板調査では非人型が多かった筈なのに蓋を開けてみれば結局美人人型ばかりだよね。

 やっぱり皆、欲望に正直だよねって。もっと実用的なのを選ぶべき、と自分は思うんだけど」

「話題逸らしが露骨過ぎる……まぁ、目の保養はあって困る物でもないし?」

 

 一理ある。

 何せ……正直、今の周囲の状況がそうであるからだ。

 

 時は夕刻。

 自分達を含む余裕を持って依頼から帰還して来た者や星霊神社の修行用異界での狩りを終えて来た者達が一斉に受付に群がる時間帯。

 ――そして、その殆どが美人、美形、美女美少女なのだ!

 

 個々の特徴はそれぞれであるとは言え、普通に街に居たらその殆どが美貌だけで注目を集める程の容姿が数十人!

 それも、霊装(装備)もコスプレ染みた物も多く、露出も多げふんげふん。

 ……まるでソシャゲから飛び出してきた様な格好の者が多いのである。まぁ容姿をソシャゲを参考にしてる人も多いとは聞くが。

 【シキガミ】に自身の性癖を全力で乗せる人は少なくない為、最近ではこういった光景も珍しい物ではなくなってしまった。

 そりゃ目の保養にならない筈もない。ありがたいよね!

 

 

「まぁ、あの中の3割くらいは【シキガミ】じゃなくて普通に転生者仲間だし更に1割くらいは【男】なんだけどね!」

「……見目が良ければそれで良いのでは?」

 

 (実害が無いなら)そうかな……そうかも……

 同意しながら心の距離を少し空ける事にする。

 覚醒とレベルアップにより【魅力】が上がっているとは言え流石に転生者仲間をそういう目で見るのはバレない様にして欲しい物である。

 概ねコスプレ霊装ばかり量産する技術部*1が悪い。そういう事にしておこう。

 ともあれ中二病ニキのシキガミさんに怒られない程度に留めて欲しい物である。

 笑顔が優しい(式神)程怒ると怖いというイメージがあるのだ。

 

 

 

「……で、結局【シキガミ】を予約すらしてない理由って何かあるのか?

 値段、では無い筈だと思うが」

 

 やっぱり誤魔化せていなかったかー……

 当然ながら【シキガミ】購入予算は余裕で溜まっている。

 過剰に素材を投入してもまだ余る程度……それですらも2体目の【シキガミ】が買える程度には、稼げているのだから。

 ビルドの都合上、消耗品にも装備品にもあまり金を掛けないで済んでいるのが大きい。

 狩りや依頼で稼げば稼ぐだけ貯蓄を貯める事が出来るのだから。

 

 ――だから、その理由とは全く別の所にあるのだ。

 

「――これには自分の浅くて深淵な計画があってだね。話すと長くなるんだけど」

「浅いのか……ま、まぁ時間はありそうだし聞きたいな」

 

 ちなみにシキガミさんの依頼の報告はまだ受付の列の途中だった。

 ちくせう。 

 

 

 

 ――さて、自分が未だに【シキガミ】を購入していない理由。

 その理由は幾つか、と言うより()()に分けられる物だ。

 

 最初期、【覚醒者】の依頼や修行用異界での狩りが許された時点の段階では、単純に様子見をしていただけだった。

 何せ、全体でこれからの【大破壊への備え】【悪魔との戦い】がどうなるかと言う不安が大きかった時期だ。

 一部の技術部と上層部以外には具体的なスペックも分からず、未知の仲魔となる者……勿論、それでも良いという者もかなり多かったが、それでも自分は見を優先した。

 結果としてそれが正しかったのかそうでなかったのか、それはさておき。

 

 そうこうしている内に購入者からの絶賛の声がどんどん増していき、【シキガミ】の優秀さが、有能さが露わになっていった。

 実際に詳しく聞き、共に依頼や修行用異界での狩りをしてそれが事実だったと気付き……

 ……先の選択が、初期の躊躇いが正解だったと自分の中で結論付けたのだった。

 何故なら、【シキガミ】は()()()()()のだから。

 

 

「…………つまり?」

「【シキガミ】が有能だという事実。きっと今後一生の共となるであろう程に――だから、軽率に買うのではなく、綿密に仕様書を作りたいという事だよ」

 

 この世界(霊能業界)を生きていく限り、終生の友となる【シキガミ】に妥協は許されない。

 戦闘力や連携の相性、性格性癖の合致、お互いの将来設計。

 その優秀さ、有能さを殺さぬ様に、むしろ主従の相性で増幅するのだというくらいに考えに考えて設計しなければならないのだ!

 可能な限り素材を盛って強化し、技術の向上に際して品質の向上を待ち、虎視眈々と――

 

「いや、仕様書が出来てるなら早めに注文した方がいいのでは??

 後から改造改良だって受け付けてるんだし」

 

 はい。

 

 はいじゃないが。

「ほら、後付け改造は割増費用掛かっちゃうから」

「2体目だって買える程貯蓄があるなら、早く買って稼ぎを増やせば効率厨ニキなら余裕でペイ出来ると思うけど……」

 

 万理ある。

 ……いや、分かっていたのだ。自分でも。

 やりたい事が多過ぎて全く時間が足りないから手が欲しいとか、単身異界攻略許可されないのが煩わしいとか、本当はもっと早く必要になっていたという事は分かっていたのだ!

 しかし、一日一日で進歩が目覚ましい自分とガイア連合。

 やれる事が、【シキガミ】に求める物が益々増えていき、ガイア連合の【シキガミ】の品質もどんどん向上していく。

 出来るなら最初の一体は最高のシキガミにしたいという欲もあった。自画自賛だが【シキガミ】なしでも十分やれている自分に自信がついてもいた。

 

 だが……やっぱり、結果的には自分の中で最初に仕様書が出来た時点で予約は出しておくべきだったのだ!!

 

「…タイミングを逃していたんだよねぇ」

「タイミングを逃すのは……参ったなぁ」

 

 本当に。後悔先に立たずとはこの事だ。よもやこの自分がと! 

 

 

 依頼の精算が終わったら【シキガミ】を依頼しよう。そう決めたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 なお。

 

 

シキガミ作成依頼仕様書
型式

容姿

形状

イメージ

自律行動可能な武具型のイメージでお願いします。

形状は双四角錐でカラーは暗色。

十数㎝程度で懐に仕舞える程度のサイズを希望。

性格精神性

降霊悪魔

等希望欄

降霊悪魔については他要望と自分自身と相性が良い悪魔にて願います。

性格精神性に関しては基準(従順)をベースとして多少の積極性と発展性の付与を希望。

必要に応じて要望、諫言、忠言等を行える程度の自主性は欲しいと思う。

自身の判断で必要に応じて行動が必要と考える。

能力傾向

ステータス

汎用スキルとして【銃撃】【探知】【隠密】【浮遊移動】を優先して希望。

非人型ながら自分自身とはコミュニケーションを取れる様

【読心】【テレパス】【念動】【事務】等も希望します。

戦闘用スキルは【ジオ】系統、銃撃系スキルと【かばう】【反撃】

その他補助スキルや連携に使用できるスキル、【トラポート】も希望します。

ステータスは銃撃系スキルを活かせる様に【技】高めのバランスタイプを希望。

その他要望

特記事項

記入欄

シキガミ作成に際しての追加素材に関しては別紙参照にてお願いします。

護身用に懐に忍ばせ、緊急時等に護衛、即時戦闘に対応する運用を想定。

戦闘時はファンネル・ビットの様に周囲を浮遊させ

攻撃の防御や多角的な連携攻撃を任せる予定。

銃撃機構の内蔵。

将来的に機器類の内蔵を依頼したく思うので拡張性についてもお願いします。

依頼者氏名天野 光理
これ実質武具型と非人型のハイブリッド型じゃねーか!技術的難易度により割増値段にて願います。技術部より

 

 

 

 

 結果として後で技術部と医療班には感謝の菓子折りを贈る事になるのだった。

 菓子折りと割増でOKが出るなら実質アドでしかない。

 自分達のシキガミ道はまだまだこれからだ――!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★ガイア連合ぼっちスレ Part17

 

 

1:名無しの転生者:ID:egt

このスレは転生者でありながらぼっちな日常を送っている俺らの雑談・相談用スレです。

ぼっちの定義は人それぞれ。貴方が自身をぼっちだと思ったならそれはぼっちなのです。

煽り合いは程々に皆で生暖かく楽しみましょう。

 

前スレ http://××××

 

 

 

102:名無しの転生者:ID:hmk

ぼっちの何が辛いって

人数が少ないと言うのはイコールで純粋に手数が少ないって事なんだよねぇ!

 

103:名無しの転生者:ID:hkr

戦闘以外でも、仲間が居れば分担したり手分けして作業したり、してるんだろうなって……

うっ

 

104:名無しの転生者:ID:nbt

傷は深いぞ、しっかりしろーっ!

 

105:名無しの転生者:ID:sna

未覚醒ぼっち民低みの見物

覚醒民は嫁シキガミちゃんが居るだけ万倍マシだってそれ一番言われてるから

 

106:名無しの転生者:ID:tyb

>>105 一理ある

でも覚醒修行してれば一緒に修行だの相部屋だのでいくらでもぼっち脱却する余地はあるのではないだろうか??

早期覚醒組にはそんなロマンスすら存在しなかったのだ!!

 

107:名無しの転生者:ID:gnj

もしかして:和気藹々とした雰囲気に耐えられなくて厳しい方の修行に逃げただけなのでは……?

何を隠そう俺がそうでね

 

108:名無しの転生者:ID:hkr

自分も自分も。自分もソーナノ

オフ会楽しめただけで自分的には満点だと思ったのでヨシ!

え、楽しめたなら連絡先交換して友達になったんじゃって?

そういうのはちょっとぼっちには難易度高かったですね

 

109:>>107:ID:gnj

>>108 同胞よ……

 

110:>>108:ID:hkr

>>109 Your my friend……

 

111:名無しの転生者:ID:kao

これがぼっちスレ特有の傷のなめ合いちゃんですか

 

112:名無しの転生者:ID:gbg

ぼっちはぼっちに優しい

はっきり分かんだね

 

113:名無しの転生者:ID:mob

そうかな……そうかも……

 

114:名無しの転生者:ID:szh

でもぼっちに慣れると他の人と組んだ時に連携が致命的過ぎるってよく言われるし

治せるなら傷のなめ合いしてでも治すべきなのでは??(治せるとは言っていない

 

115:名無しの転生者:ID:hmk

れん、けい……?

 

116:名無しの転生者:ID:tyb

>>115 しっかりいたせー!!

ま、まぁでも覚醒ぼっち民なら最低でもシキガミちゃん居るから多少は連携なんとかなるじゃろじゃろ

 

117:名無しの転生者:ID:nbt

逆にシキガミちゃんを前に出せなくて連携なんて出来ない民ですが何か??

むしろ、向こうが合わせてくれている印象ががががが

 

118:名無しの転生者:ID:gnj

戦闘系じゃないから問題じゃないけど、シキガミまだ持ってないです……(小声

 

119:名無しの転生者:ID:hkr

同上

いや、タイミングがね??

 

120:名無しの転生者:ID:szh

武器型シキガミです♪

武器型シキガミは良いぞジョージィ……総戦闘力で言うなら通常シキガミ+主人より上になる事も珍しくないからねっ

 

121:名無しの転生者:ID:hmk

ペルソナ系異界には現行のシキガミは連れて行けないんだよ!!!!!

稼ぎも実力もあるのに完全ぼっちなんだよこっちは!!!!!!

 

122:名無しの転生者:ID:egt

うーんこの

なるべくしてぼっちになったというかなんというか

 

123:名無しの転生者:ID:mob

まさか天上天下のガイア連合のシキガミちゃんでも解決できない問題があるとはね

 

124:名無しの転生者:ID:bbm

嫁シキガミちゃんが何もかもやってくれるからニートぼっちになってる俺みたいなのも居るんですよ!?

ひととはなすのこわぁい

 

125:名無しの転生者:ID:gbg

これは……覚醒修行etcによる精神的外傷では??

 

126:名無しの転生者:ID:net

草ぁ!

 

127:名無しの転生者:ID:emy

いや、でも実際精神的外傷によるコミュ不全は十分にあり得るぞ

ショタオジに直訴すれば何か貰えたりするのでは?

 

128:名無しの転生者:ID:sna

どんなクレームだよwwwwww

 

129:名無しの転生者:ID:hmk

せやかて工藤

コミュ力の欠如は割と致命的なデメリットでは?(ペルソナ使い並感

まぁ私はコミュ力ある(自称)のにぼっちなんだけどね!!

 

130:名無しの転生者:ID:gnj

おいたわしやハムねぇ……

 

131:名無しの転生者:ID:hkr

まぁ通常の霊能力者、デビルバスター組だって

今後の悪魔会話とかも考えると十分過ぎる程に不味い弱点なんですけどね

ぼっち脱却、しよう!

 

132:名無しの転生者:ID:mys

>>131 悪魔会話とか選択肢覚えゲーで十分だろ

 

133:名無しの転生者:ID:nbt

>>132 ここはゲームじゃない定期

実際この世界がゲームだったら敵AIクソ過ぎてクソゲー不可避だゾ

 

134:名無しの転生者:ID:gnj

そもそも選択肢が見えない不具合

そういう類の霊能適性なら見えたりするのかなぁ

 

135:名無しの転生者:ID:hmk

遠距離攻撃出来なさそうなら延々と空中から攻撃して来るし

無駄と分かってる行動も当然しないし、形勢不利で逃げる相手多過ぎだし

悪魔会話でも僅かな言葉の違いで罠にハメてくるとかあるとか聞いて震えちゃうね!

 

136:名無しの転生者:ID:mob

なお

>>131 ぼっち脱却できる予定はありますか……?

 

137:>>131:ID:hkr

>>136 漸くシキガミを依頼した所だよ!

 

非人型の無機物型だけど

 

138:名無しの転生者:ID:bbm

これはぼっち脱却出来ませんわ

 

139:名無しの転生者:ID:tyb

【悪魔召喚プログラム】さえあればなー!

あれがあれば俺も仲魔ハーレム作るんだけどなー!!

 

140:名無しの転生者:ID:net

【契約】に縛られて一緒に居るだけの相手じゃ満足できないぜ……

仕事関連の相手と一緒に居たって全く心休まらないし……

 

141:名無しの転生者:ID:egt

>>【契約】 それは【シキガミ】ちゃんにも刺さるのでNG

 

142:名無しの転生者:ID:gbg

誰か依頼先の霊能力者とかと親しくなったとかの人は居ないんですかね??

ガイア連合外だとそれが一番ありえる筋でしょ多分

 

143:名無しの転生者:ID:szh

そんな事が出来る人はぼっちスレ見てない定期

……向こうから粉かけられても下心が見え見え過ぎて、ねぇ?

 

144:名無しの転生者:ID:sna

覚醒ぼっち民は割とワガママ

足るを知るとかそういう言葉知らないんですかねー??

 

145:名無しの転生者:ID:hmk

誰でも良いとかそういう訳でもないからねぇ

いやいっそもうちゃんと仲間やってくれるなら誰でもいいかも

 

146:名無しの転生者:ID:mob

(誰でも良くは)ないです

とは言え人間関係とは相互互助の関係

そして俺は何かを貰えるならありがたく貰うが誰かに何かを施すのは極端に嫌いな性格……!

 

147:名無しの転生者:ID:gnj

ちゃんと仲間やってくれるの時点でハードルが高過ぎるという罠

 

148:名無しの転生者:ID:hkr

ガイア連合内ですらそのハードル越えられるの殆ど居なさそう

 

149:名無しの転生者:ID:gbg

ペルソナ原作展開まだ全然始まってないらしいし

ガイア連合外でも絶望的そう

 

150:名無しの転生者:ID:tyb

ぼっち民がぼっち脱却するよりもガイア連合の超技術が発展して何とか出来る様になる方が早そう

 

151:名無しの転生者:ID:nbt

>>150 まさに!正論!!

 

152:名無しの転生者:ID:szh

まぁ

修行用異界に籠るだけならぼっちでも問題ないんですけどね

結局実力さえあれば多少の問題は些事に出来るのだ!!!

 

153:名無しの転生者:ID:hkr

それはそう

 

154:名無しの転生者:ID:hmk

せやな

 

155:名無しの転生者:ID:kao

一理ある

 

156:名無しの転生者:ID:gnj

健全なる精神は健全なる肉体に宿る

即ち肉体(実力)が健全ならそれは健全なる精神……ってコト!?

 

157:名無しの転生者:ID:mob

そうかな……そうかも……

 

158:名無しの転生者:ID:ms2

そうはならんやろ(そうはならんやろ

ここは一つぼっち同士で一緒に依頼に行ったりするのが一番健全なのでは??

決して寄生したいとかそういうアレではないですはい

 

159:名無しの転生者:ID:hkr

うーん正直

 

160:名無しの転生者:ID:gbg

そりゃたまにここでも募集あるしね!

 

なお皆が皆その恩恵を受けられるとは限らない物とする

 

161:名無しの転生者:ID:hmk

ぐぎぎぎぎぎぎ

羨ましいよぅ!

 

162:名無しの転生者:ID:sna

未覚醒ぼっち民も居るんですよ!!

 

163:名無しの転生者:ID:nbt

そもそもぼっち民とは基本連係できないものではないのか!?!?

ちな僕は自分のシキガミ以外と連携する自信は全くないぞ☆

 

164:名無しの転生者:ID:mob

ぼっち民は触れたら崩れる繊細な生き物だぞ

もっと丁寧に扱え!

 

165:名無しの転生者:ID:hkr

だからこうして直接触れ合わずに掲示板で傷のなめ合いをするんですね分かります

 

166:名無しの転生者:ID:ms2

我等はぼっち、やはり救えぬモノであったか……

悲しいねバナージ

 

167:名無しの転生者:ID:mys

これは来世に期待

……一度転生したんだからもう一度転生くらいするよね?

 

168:名無しの転生者:ID:kao

>>167 流石に、やめようね!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが最終確認だよ。――本当に良いのかい?」

 

 ――勿論。愚問だね。分かってると思うけど。

 

 

 ガイア連合総合医療室。

 数多の霊薬や機器、霊刀等様々な器具が並ぶ手術室。

 本来であれば、魔石や回復魔法(【ディア】系統)を使えば傷どころか多少の欠損すら復元できるガイア連合において、この部屋が使われる事はあまり多くはない。

 

 それでも、この様な役割に特化した部屋が必要になる事も稀にはある。

 例えば、多少の欠損の域を超えて死せる同胞を復元する為にこの部屋にあるすべてを全力で用いる事もあろう。

 あるいは、例えば、人型シキガミの改造にはこの様に設備が充実した部屋を使う事もあろう。

 そして、あるいは――

 

 

「それじゃ、改めてワタシから説明させて貰うヨ。これから、君の身体を……シキガミの素材にする為に、解体させて貰う。

 希望部位は、【自分一人分の概ね採れる所、総て】。

 ……普通はここまでやらないんだけどねぇ?」

 

 ――【自分二人分】を【シキガミ】に使った子も居た、と聞いてるよ。それならこの程度、当然やるべきじゃないかな。

 

「彼女はそれに適した、特化した適性を持っていたからこその所業なんだけどねェ」

 

 そう、自身の身体を【シキガミ】の素材にする事、それも()()を捧げ性能を高める為には、この部屋にある様な設備が必要になってくる。

 

 全身を完全に何重にも拘束し、更にその上から【覚醒者】用の強い麻酔も用いている。

 念動力などの何らかの霊能力において暴れる事を防ぐ為、霊力の動きが極端に鈍る麻痺毒の類も使っている。

 最早スキルを使う事も、力で暴れる事も出来ない様に念入りに拘束されているのだ。

 手術台の傍には複雑な紋様を描かれた箱や袋が異様な雰囲気を醸し出しながら置かれている。

 ……切り刻み、切り取った部位を即座に、安全に、確実に素材として使用できる様に劣化しない様に保全する為の準備も万全だ。

 ガイア連合でも最高峰の技術と能力を持った医療班が何人も手技に携わり、更には万が一の為に神主も直ぐに補佐に入れる様に予定を調整してまで行う大掛かりな手術――儀式である。

 

 何せ、この素材採取は麻酔を使うとは言え、意識を落とす事が出来ないのだから。

 意識、意思、認識はこの霊能の世界において非常に強い影響を有する。

 【自身を素材とする】。その意識がないままに素材採取を行った場合その力を大きく減じてしまうのだから。

 

 当然、普通であれば、耐えられない。

 戦闘慣れし、自身の腕や血が流れる様が日常と化した様な修羅であっても、先の医療班長が言う様にその様な適性を持つ()()()()()()でなければ耐えられない。

 だが――

 

 

 ――なら問題ない、ね。自分の適性も、この行為に適している筈だから。

 

 (光理)はそう言う。

 そして、最も知識と技術があり、彼の適性にも詳しい神主からも否はない。

 

 ならば、それ以上問う事は無い。

 最終確認は既に済んでいるのだから……

 

 

 

 

 

 ざくり、ざしゅ、ぐちゅ、ぶす、ぱしゅ、きゅぃいん。

 

 腕が、足が、指が、爪が、骨が、血が、筋が、神経が。

 

 すっ、ぎりっ、ざすん、ぐるり、ぱつん、じゃきんっ。

 

 皮膚が、毛が、内臓が、睾丸が、精巣が、陰茎が、体液が。

 

 自身が解体されていく。意識を保ったまま、自分が自分であるままに少しずつ解体されていく。

 勿論、【覚醒者】の身体性能と非常に強力な回復魔法によって問題は無い様になっている。

 なっているが……だからと言って、無抵抗で自身が解体される様を自覚できるのは……間違いなく、普通ではないだろう。

 

 ぐしゅ、ききっ、ごとっ、ざんっ、ぷちゅ、ぽとり。

 

 眼が、鼻が、耳が、舌が、歯が、頭髪が、そして、脳や脊髄が――

 

 既に麻酔と採取によって身体の感覚は喪失している。

 だが、霊能の感覚は残っている。

 非常に鈍いながらも、霊能の感覚を頼りに意識を保ち……自身が解体されている様を実感する。

 感覚が鈍くなった事で、短いのか長いのかも判然としない手術の時間は過ぎていく。 

 

 意識だけは保ちながら、しかしそれ以上に自分が出来る事は何もない。

 ただただ瞑想しながら(自身の内界に潜りながら)施術の成功を確信するのみだ。

 そして、そんな生きたまま刻まれている最中に考える事は……これから作られるであろう、自身の終生の共となる【シキガミ】の事だ。

 

 きっと強い【シキガミ】になるであろう。

 その為にこうしているのだから、そうなってくれないとちょっと困るのだが。 

 その為なら、妥協は許されない。()()()()()は些事と言う物だ。

 自分の目的の為に。

 そう。

 

 ――僕の、浅くて深淵な計画の為に、ね。

*1
趣味と実益(作り易さ)を兼ねている




中二病ニキ:一般通過ぼっち勢その1。
と言いながら効率厨ニキが依頼で一緒するのは大体ぼっち勢な(特定のパーティがない)人達である。
普通に高校生だが霊能の適性が闇系(エイハ系統)や呪殺、状態異常系と言った中二的サムシングだった為そう自称し始めた。
Lv20の壁がとても遠く感じる。技術部・製造部に鞍替えを検討中。
ID:ms2

医療班長ニキ:ガイア連合医療部班班長。
望んでか望まずかガイア連合医療班長になってから最近はやべー患者ばかり見ている気がする。
具体的には【自分の身体二人分】や【一人分】の素材採取に悪魔人間式神のフランケンシュタインする羽目になった某TS魔人ニキネキなど。
だがその経験が後のガイア連合の礎となる事を今は未だ誰も知らないのであった……
ID:dmd

天野 光理:妥協は許さない効率厨ニキ。Lv20
ステータス:バランス 属性:呪殺無効・破魔無効・精神無効UP!
スキル:【チャクラウォーク】【マハンマ】【マハムド】【ディアラマ(高位治癒魔法)】UP!【アギ】【二分の活泉】*1UP!【二分の魔脈】*2UP!【アナライズ】【デスタッチ】【コンセントレイト】*3NEW!
今回ようやくシキガミを予約発注した自称効率厨。
なお、将来設計はちゃんと作った(自称)が、完全に要望通りにシキガミが作られる訳ではないという事を忘れてはならなかった。
ID:hkr

*1
最大HPが更にアップ

*2
最大MPが更にアップ

*3
集中して瞑想し、次に行う魔法の効果を高める

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