ウルトラマンオタクと怪獣使いの居候:Re 作:ボルメテウスさん
大型屋外プールのチケットが当たった。
そのプールに入る為に必要な水着を買う為に俺とムジナはデパートに来ていた。
「ねぇ、これとか、どうかな?」
そう言いながら、かなり際どい水着を俺に見せつける。
ムジナは、俺をからかってるのか?
いや、自覚ないだろう。
「……まぁ、似合うんじゃないか」
俺は目を逸らしながら言う。
「似合っているかどうかじゃなくてさ」
そう、際どい水着を手に取る。
俺はため息をつく。
「それ着て泳ぐつもりなのかよ……」
「ダメかな……」
しゅんとした顔になる。
「いや、似合っていると思うけど」
「そう、良かった」
ほっとするムジナ。
「んっ、おい、ムジナじゃないか」
そう、俺とムジナが会話していると、こちらに話しかけてくる声が聞こえた。
振り返ると、ムジナと似たような白い制服を着ている人物が3人。
その中でもモヒカン風に頭の左半分だけ伸ばした長い髪を全て前に垂らすという独特のヘアスタイルをした人物がムジナに声をかけてきたようだ。
この人物もムジナと同じで白い制服に身を包んでいる。
ムジナは、一瞬戸惑ったような表情を見せた後、口を開く。
「えっと、知り合い?」
俺は、そのままムジナに問いかけると。
「……知らない」
ムジナは、目を逸らして答える。
「おいおい、ムジナ。
何を言っているんだよぉ」
モヒカン頭は笑いながら言う。
「こっちの二人はシズムとジュウガ」
そう、褐色の少年の方はシズム、眼鏡をかけている青年であるジュウガを紹介するムジナ。
「おい、無視しているんじゃねぇぞ、ムジナ!」
そう、無視するムジナに対して、オニジャが怒気を込めて言う。
「それにしても、なんだ、その男は?
まったく、そういうごふぅ」
「えぇ!!」
何やらオニジャという人が言おうとした次の瞬間。
ムジナはそのままオニジャの腹部を思いっきり殴りつけた。
オニジャは、腹を押さえて膝をつく。
「ぐっ、うげぇ」
「ええぇぇ!!」
そんな光景を見て、俺は思わず叫んでしまう。
思わず、動揺を隠せない中で。
「それで、ムジナはなんでここに?」
「今度、プールに遊びに行く為の水着を買いに来ただけ」
「そうでしたか」
まるで、オニジャの事が何事もなかったようにシズムとジュウガの二人と会話している。
「えっと、そのオニジャさんでしったけ?
大丈夫ですか」
「あっあぁ、なんとか」
ぷるぷると震えているオニジャ。
さっきまでムジナに殴られていた腹部を抑えながら立ち上がる。
「そんな奴は放っておいて、さっさと帰るわよ」
「えっえぇ」
俺はムジナに連れられて、そのまま帰る事になった。