マブラヴ·オルタネイティヴ〜蒼穹の彼方〜   作:naomi

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FILE14 a作戦

事前にある程度作戦を聞いていた『速瀬水月』が説明を始める。

 

「反応炉停止作戦班の呼称は『a4 』よ、月詠中尉の部隊をA小隊。宗像以下、涼宮、御剣、彩峰はB小隊。風間以下、榊、鎧衣、珠瀬はC小隊としa1臨時中隊を編成する。私と白銀はa2分隊として、真壁特尉は伊隅大尉の下a3 分隊としてそれぞれ独立する。90番格納庫での戦闘は月詠中尉の指示に従うように、いいわね?」

 

「了解!」

 

「月詠中尉。部下共をお願いします。」

 

「了解した。『A-01』部隊の諸君、私は日本帝国斯衛軍、第19独立警備小隊所属の『月詠 真那(つくよみ まな)』中尉だ。まずは先の『甲21号目標攻略戦』における一騎当千の活躍。日本帝国の一軍人として、同じ日本人として感謝申し上げる。そしてそのような誇り高き部隊を一時的に指揮させて頂くこと光栄に思う。これまで幾度もの死線を乗り越えてきた貴官らであればこの危機的事態を必ず跳ね返してくれると信ずる。貴官らの力を貸してくれ、共に人類の未来を切り開こう」

 

「了解!」

 

部隊編成後。まもなくして

 

「HQよりa1a2a3。a4が移動を開始。各隊は所定の行動を開始せよ」

 

「a2了解」

 

「a1了解」

 

「a3了解」

 

作戦呼称『a作戦』が始まった。

 

a2が最下層の反応炉を目指す為に中央集積場へ移動する。

 

「中央集積場第1隔壁開放。a2移動開始せよ!」

 

HQの『イリーナ·ピアテフ』から指示が飛ぶ。

 

「了解。白銀行くわよ」

 

「了解!」

 

無数のBETAがひしめく中央集積場を最大加速で突っ切るa2の『不知火』2機。

 

「邪魔だーどけーー」

 

「HQ!Cゲート開け!」

 

「HQ了解。メインシャフトC隔壁開放」

 

メインシャフトに突入する2機を光線級のレーザーが襲う。それを物ともせず薙ぎ払いながら一気に降下する。

 

「流石は新旧突撃前衛(ストーム・バンガード)。速いわね。a4の現在位置は?」

 

「先行の警備部隊はB25フロアを通過。涼宮中尉は現在B23フロア付近を降下中」

 

「涼宮、陽動を開始するわよ。20分以内に反応炉を止めなさい」

 

「了解」

 

「伊隅。『ムアコック·レヒテ機関』起動」

 

「了解。真壁特尉、起動確認を頼む」

 

「…………起動を確認」

 

「こちらC1。第4隔壁周辺のBETAの移動を確認」

 

「メインシャフト内のBETAが移動開始」

 

「ブラッド1より各機。最悪5分で突破してくるぞ!侵入直後は通路に集中攻撃!敵の死骸でバリケードを作れ!!奴等の戦術を逆手に取るんだ。死角は『噴射跳躍(ブーストジャンプ)』でカバーしろ!集積場と違いここは高度が取れる。立体的戦術で対処するんだ!いいな!!」

 

「了解!」

 

順調に降下するa2。

 

「光線級8。90番格納庫隔壁に照射中!まだ残ってやがるのか」

 

「全部平らげるわよ」

 

「了解」

 

「光線照射源消滅」

 

「第4隔壁でBATAが一番少ないのは?」

 

「3番4番です!」

 

「第4隔壁を開放」

 

「HQよりa2。第4第5隔壁を開放する!ルート確認をせよ」

 

「クランク!?この速度で」

 

「BETAの侵入を制限する為だ」

 

「手前40で『反転全力噴射(ブーストリバース)』。壁面を蹴って強制姿勢制御2回よ…………白銀怖気づいたの?」

 

「冗談じゃない。楽勝ですよ」

 

「3番隔壁にBETA侵入!a2急げ」

 

「行くわよ白銀!」

 

「了解!…………ぐぉぉぉぉーーー」

 

激しいGが『不知火』にかかる。

 

「a2最下層リフトゲートへ侵入。隔壁閉鎖!」

 

「侵入したBETAは?」

 

「およそ200!多数の小型種と要撃級です!」

 

「a2追撃中!」

 

「a4涼宮中尉はB28付近を依然降下中!」

 

「なるほど早いわ。言うだけのことはある」

 

「a4先行警備隊、B33フロアの通路を確保!」

 

「涼宮!悪いけどもっと急いで頂戴。最下層ブロックに小型種が侵入したわ」

 

「了解!」

 

「反応炉ブロックの隔壁が破られました!」

 

「ッ!」

 

「クソ!隔壁が破られてる」

 

「急ぐわよ」

 

反応炉ブロックに進入する『不知火』2機。

 

(これが………本物の反応炉…………)

 

「白銀床を見ろ!」

 

「BETA!」

 

「どうやらお食事中のようね………」

 

「速瀬、白銀、単発で精密狙撃しなさい。相手は動いてないわ」

 

「精密狙撃!?連射でも36mmじゃ反応炉は壊れませんよ?」

 

「跳弾や流れ弾で人間が作った設備が壊れるのよ!制御室が破壊されたら涼宮が無駄足になるでしょ!?」

 

(そういうことか)

 

「私は右から潰してくからあんたは左からよ!」

 

「了解!」

 

反応炉に夢中のBETAに後方から容赦無い一撃を加える。

 

「こちらa4涼宮…………B33フロアに到着しました!」

 

「上出来よ!急いで制御室に向かって頂戴」

 

「了解!」

 

「中尉こちらです!」

 

「メインシャフト第4隔壁崩壊。メインシャフトのBETA群は90番格納庫隔壁に集中しています。90番格納庫第1第2隔壁耐久値マイナス40!」

 

「…………陽動は成功している。けど90番格納庫の隔壁は最大持ってもあと10分って所ね」

 

「涼宮中尉。制御室に入りました。モニターに出ます」

 

「頼むわよ、涼宮」

 

横浜基地の命運が『涼宮遥』に託された。

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