マブラヴ·オルタネイティヴ〜蒼穹の彼方〜   作:naomi

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FILE16 衝撃

『白銀武』の『不知火』を『速瀬水月』の『不知火』が抑え込む。

 

「中尉!離してください!!涼宮中尉があいつらに殺られたんですよ!?」

 

「そんなことはわかっている!だけど制御室を破壊することは許さない!!」

 

「チックショーーーー」

 

「…………90…………格納庫に…………B………侵………a1………」

 

「クッ!」

 

90番格納庫になだれ込むBETA。

 

「あいつら、仲間の死骸をどんどん乗り越えてくるよ」

 

『鎧衣美琴』の不安の吐息が漏れる。

 

「こっこんなに数が多いなんて…………」

 

『珠瀬壬姫』にその不安が伝染する。

 

「クッ、ジリジリと押し上げられている」

 

普段気丈な『御剣冥夜』の顔も曇る。

 

「全機隊形を維持したまま微速後退!敵前衛との距離は220を維持!!」

 

『月詠 真那(つくよみ まな)』も唇を噛み締めながら指示を出す。

 

「了解!!」

 

「BETA侵入量増大中!隔壁の穴が広がっています!!」

 

「ったくキリが無いね!通路から出すな!!奴らが広がったら厄介だぞ」

 

普段軽口を叩く『宗像美冴』すらも一切軽口を発せない。

 

「了解!」

 

「隔壁が完全に崩壊しました!来ます!!」

 

「くっ!BC各小隊は『凄乃皇』まで後退!以降は独自判断で対処せよ」

 

「了解!」

 

「A小隊全機着剣!!」

 

74式近接戦闘長刀を構える『武御雷』。

 

「全機吶喊!続けー--!!」

 

「この・・・・この!」

 

「邪魔するな」

 

「!?・・・・・伊隅大尉。『吹雪』を頼みます」

 

「真壁特尉?・・・・・『吹雪』の制御権がこちらに!?a3より各機。真壁特尉が『緊急脱出(ペイルアウト)』した可能性がある。誰か視認してないか?」

 

「なんだと・・・・A小隊確認していない」

 

「B小隊同じく」

 

「C小隊も確認していません」

 

「なんだと!?・・・・・すまなかった。探索はこちらで行う各小隊は任務に専念してくれ」

 

「・・・・了解」

 

押し寄せるBETA。

 

「クソ!抜かれるぞ!!行かせるな!!」

 

「涼宮!回り込め」

 

「了解!・・・・あんた達どこ行くつもりよ!たぁぁぁぁ」

 

『涼宮茜』の『不知火』が獅子奮迅の活躍を見せる。

 

「涼宮。前に出過ぎ」

 

「ご忠告どうも、彩峰」

 

「ちっ!こちらa3。『XG-70b』に『戦車級』が取りついた!援護を頼む!!」

 

「『『ラザフォード場(フィールド)』が消失したかa1全機!『凄乃皇』援護を最優先だ!」

 

「了解!」

 

「短刀を使うのよ、機体への損傷を最小限に抑えて!!」

 

「了解!」

 

『風間祥子』の指示でC小隊が『凄乃皇』に取りついた『戦車級』を取り除く。

 

「ac-1よりHQ!敵が『凄乃皇』に取りつき始めています!反応炉停止はまだですか!?」

 

「HQよりa1及びa3!a4は任務失敗・・・・司令部は現在対策を協議中」

 

「!?」

 

「任務失敗?!・・・・どういう事だ!」

 

「a4がBETAの襲撃を受け全滅!a2とも交信途絶中!」

 

「!?」

 

「司令部は・・・・・対策・・・中」

 

「お・・・・ねえ・・・・ちゃ・・・」

 

「涼宮!」

 

「ぐっ、ぐぁぁぁぁ」

 

『要撃級』の鎌のような腕が『涼宮茜』の『不知火』の胴体を切り裂く。

 

「茜ー----」

 

『榊千鶴』の叫び声が響き渡った。

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