FILE44 新たなる脅威
『桜花作戦』の成功により絶滅の危機から脱した人類は『桜花作戦』以降侵攻が停滞し始めたBETA及び各ハイヴに対して反撃を開始。徐々にではあるが母なる大地を再び自分達の手に取り戻しつつあった。
しかし、同時に新たなる脅威とも直面していた。
2007年10月22日
国連軍及び米国軍が主導し、ソ連、統一中華戦線、大東亜連合、オーストラリアが参画した大規模な軍事作戦が決行された。作戦名『オペレーション・ディポテイション』・・・・・日本帝国領『佐渡島』にある施設を破壊する為に世界中の国々が1島国の離島に牙を向けた。
「CPより全部隊。佐渡島へ上陸を開始せよ」
「佐渡島全域に各国軍上陸。目標は当施設と思われます。」
「はいはい、そんなことわかってるわよ。全く飽きないものね~あいつら」
「司令。それは強大な力を所有しながら人類にあだなしているので当然なのでは?」
「本来倒すべき敵を滅ぼしてからでしょ?普通」
「それだけあれだけ苦戦を強いられた奴らよりここが人類の脅威って判断されてるってことですよ。大尉」
「全く、私達に費やす時間があるならさっさとあいつら蹴散らせばいいいのにさ~。これじゃあ【計画】が進まないじゃない~。・・・・・ってことでさっさとご退場願って頂戴」
「了解」
「了解~」
「涼宮。【彼】にも出撃準備させておいて」
「了解・・・・・・。『TST-TYPE97X1:八鏡(やたかがみ)』及び『TST-TYPE97X2:草薙(くさなぎ)』。出撃してください」
「了解。『八鏡(やたかがみ)』出るぞ!」
「『TST-TYPE97X2:草薙(くさなぎ)』出る!」
2機の戦術機が施設から出撃した。その先には展開する世界中の大部隊。
「いきなり艦砲射撃!?」
「散々痛い目見ているからな。勧告も不要なんだろう。下がっていろ速瀬」
「了解~」
「艦砲射撃。敵の防壁に阻まれました」
「噂の『イージス』とかいう兵装か・・・・・まあいい本命は上陸した戦術機甲大隊達だ。陥落も時間の問題だろう」
「やっぱり、そのシールド凄いですね大尉。『イージス』でしたっけ?」
「あぁ・・・・・流石は【あの機体】から得た技術だけのことはある」
「じゃあ次は、私の番ですね」
「やり過ぎるなよ」
「でも、ある程度片付けないと後々厄介ですよ?」
「・・・・・程々にだ」
「わかってますって」
『TST-TYPE97X2:草薙(くさなぎ)』は飛翔すると、後ろに装備していた槍状の兵装を右腕に構えた。槍状の兵装は中央が割れるとエネルギーを収束し始める。
「なんだあの一機。突出して・・・・・」
「マズい!?」
「どうした!?」
「あれは以前の攻略作戦時に参加部隊の9割を壊滅させた・・・・・」
「ぶっとべー----」
『TST-TYPE97X2:草薙(くさなぎ)』から放たれた光線は瞬く間に上陸部隊を殲滅した。
「上陸部隊の7割・・・・・消滅」
「なんだと!?・・・・・体勢を立て直せ!!このままでは・・・・・」
「軌道降下部隊より、【例の部隊】を再突入させたと報告が」
「・・・・・軌道降下部隊がどこまでやつらを錯乱させることが出来るか・・・・・」
「CPよりA01及びA02。軌道降下部隊の再突入を確認。施設周辺に一時退避せよ」
「私達に軌道降下部隊って・・・・・もったいなさ過ぎ」
「全くだ」
「司令。『八鏡(やたかがみ)』及び『草薙(くさなぎ)』シールド圏内に退避完了です」
「そう。じゃあ始めて」
「了解」
『再突入殻(リエントリーシェル)』による飛翔物が再び『佐渡島』の地に突き刺さる。
「・・・・・該当施設及び敵機体・・・・・損害無しです」
「くそ・・・・なんなんだあのシールドは」
破壊対象の施設にはドーム状のエネルギーシールドが展開されていた。
「【例の部隊】全機、佐渡島に降下しました」
「そうか・・・・頼むぞ【百目の巨人】よ」
空から降下した7機の戦術機に作戦の成否が託された。