マブラヴ·オルタネイティヴ〜蒼穹の彼方〜   作:naomi

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FILE77 三位一体

「真壁一騎が【因果導体】の原因・・・・・」

 

『香月夕呼』によって告げられた事実は『白銀武』にとって衝撃であった。

 

「正確には、原因になってしまったんだけどね」

 

「それってどういう・・・・・!?」

 

静観していた『 Mk.Alles(マークアレス)』が突如動き出す。

 

「なんだよいきなり!?ちょっと夕呼先生。あとで詳しく聞きます!」

 

「そう・・・・・まあせいぜい死なないように頑張りなさい」

 

「ッツ!わかってますよ!!」

 

これまでとは違う気迫を『 Mk.Alles(マークアレス)』の太刀筋から感じる『白銀武』

 

(これまでに無く余裕の無い太刀筋・・・・・圧倒的有利は変わらないはずなのになんで?・・・・・夕呼先生の言うことが余程都合が悪いのか?)

 

防戦一方の『TST-TYPE97X0:竜騎』変わらぬ不利な状況に機体特性が重くのしかかる。

 

「グォォォォォ!!・・・・・同化・・・・・現象。そうか霞が意識不明だから・・・・・」

 

(ダメだ、今の俺には耐えられない・・・・・)

 

 

武ちゃん!

 

 

『白銀武』を包み込もうとしていた緑色の結晶が砕ける。

 

「ハァハァハァ・・・・・今の声は純夏!?」

 

(私が引き受けるから、一騎さんを倒して!!)

 

「・・・・・・同化現象の苦しみを感じない・・・・・・純夏お前どうやって?!」

 

(さっき武ちゃんが【生と死の狭間】に来てくれたお陰で、武ちゃんと一騎さんの身体と精神の一部に繋がって、私の意識が武ちゃんのところに移せるようになったの)

 

「そんなことが・・・・・」

 

(今の武ちゃんは私を通して同化現象を一騎さんに還元出来る。だから同化現象を怖がらずに『 Mk.Alles(マークアレス)』を倒すことに集中して!)

 

「・・・・・わかった。」

 

「私はここにいるよ」

 

「!?・・・・あぁ」

 

後ろから聞こえる彼女の声に奮い立つ『白銀武』

 

「・・・・・行くぜ真壁一騎!」

 

(ッツ!動きにキレが…………覚悟を決めたか、白銀武)

 

再び高次元な戦闘を始める『竜騎』と『 Mk.Alles(マークアレス)』。

 

「クソ!『XM3』が常にオーバーロードの状態だ!このままじゃ機体が自分の動きについてけれなくなる。なんとかしねーと…………こんな戦闘が日常茶飯事なのかあんたの世界は?」

 

「…………」

 

「一騎さんは本気だよ。武ちゃん」

 

「純夏?」

 

「見て『 Mk.Alles(マークアレス)』を」

 

(手首のブレードの付け根が同化現象を!?…………ただでさえ手に負えないのに更に出力を上げてるのかよ!?…………どうりで捌いてるはずなのに機体へのダメージが累積して機体からの警告が出る訳だ)

 

「このままじゃジリ貧だぜ」

 

「大丈夫だよ武ちゃん」

 

「純夏?」

 

「……………」

 

 

 

(す…………ちゃん。かすみ…………ちゃん。霞ちゃん)

 

「ッツ!」

 

目を覚ます『社霞』。そこは真暗が広がる見たことのない空間だった。

 

「・・・・・・私は確か白銀さんと・・・・・・純夏・・・・・・さん!?」

 

目の前に『鑑純夏』が現れる。

 

「ありがとう霞ちゃん。武ちゃんを守ってくれて」

 

「・・・・・・ごめんなさい」

 

「霞ちゃん?」

 

「そんなんじゃないです。私は・・・・・私は・・・・・」

 

「・・・・・武ちゃんは幸せ者だな~」

 

「純夏さん?」

 

「霞ちゃんの考えてること、間違いじゃないよ。」

 

「・・・・・・」

 

「私も同じだもん」

 

「純夏さん・・・・・」

 

「だから」

 

「!?」

 

『鑑純夏』は『社霞』を抱きしめると、額を合わせる。

 

「力を貸して霞ちゃん。武ちゃんの為に!」

 

「・・・・・はい」

 

『鑑純夏』が姿を消し、『社霞』の視界が光に包まれた。

 

 

 

 

「おい純夏!どうしたんだ純夏!?」

 

「白銀さん」

 

『白銀武』の後ろから聞こえる声と雰囲気が変わる。

 

「・・・・・・霞か!無事だったのか!?」

 

「はい。・・・・・・白銀さん、あの時みたいに一緒に戦いましょう。・・・・・3人で」

 

「・・・・・・ハッ」

 

後ろから感じる2人の存在。その感覚が『白銀武』の気持ちを高揚させる。

 

「負ける気がしねーえ!行くぜ!!純夏!!!霞!!!」

 

(うん!)

 

「はい!」

 

不安要素の消えた『竜騎』が『 Mk.Alles(マークアレス)』と決着をつけようとしていた。

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