鉄道推理俊作 JR特急殺人事件   作:新庄雄太郎

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最後は、北海道を舞台に事件の追跡捜査を


特急「おおぞら」指名手配犯追跡捜査

「えっ、北海道へ行ってくる。」

 

「うん、飛行機に乗って行こうと思うのよ。」

 

「それはダメ、北海道へ行くには列車に乗って行くからこそ、楽しめるんだから。」

 

「そう。」

 

歩夢は、この日侑としずくと一緒に北海道へ旅行する時は飛行機で行こうとしたが、やはり北海道へ行くには列車で行く事を余儀なくされたのです。

 

その頃、警視庁管内で殺人事件が発生した。

 

被害者の高齢女性が男性職員に暴行加えた挙句に暴言を吐いて、3日後に死亡したのだ。

 

東京中央鉄道公安室・公安特捜班

 

「へぇー、歩夢ちゃんが北海道に。」

 

「うん、飛行機で行くって言ったら、それはやめとけって言ったんだ。」

 

「でも北海道へ行くには、どうするんだ。」

 

「何言ってるんですか、列車に乗って行くに決まってるんだろ。」

 

と、鶴岡は言った。

 

「これは、青春だな。」

 

「ええ。」

 

と、そこへ高杉班長がやって来た。

 

「おい、ちょっといいか。」

 

「えっ。」

 

「皆、集まってくれ。」

 

「はい。」

 

「実は今、警視庁から指名手配犯が逃走すると言う情報があった。」

 

「指名手配犯、どんな人なんですか。」

 

「この男だ。」

 

高杉は手配写真を見せた。

 

「誰なんです、この人。」

 

「名前は菊池 武さん51歳だ。」

 

「この男ですね、わかりました。」

 

「それから、犯人は凶器も所持している可能性もあるので十分注意するように。」

 

「わかりました。」

 

そう言って、南と高山達は仕事を始めた。

 

16時15分ごろ、歩夢と侑としずくと鳳来寺は上野駅に来ていた。

 

「北海道へ行くには、列車で行くのね。」

 

「そうよ、今日の夜に出発して次の日には札幌についているから。」

 

「そうなんだ。」

 

「夜寝ると翌朝には北海道に来てるのか。」

 

そして、駅のアナウンスが流れた。

 

「まもなく―、16時30分発東北本線周り寝台特急「北斗星1号」間もなく発車します、ドアが閉まりますご注意ください。」

 

ピィーッ!

 

と。警笛を鳴らして上野を発車した。

 

「北斗星に乗れるなんて、私夢みたい。」

 

「だろ、北海道へ行くなら夜行に乗って行くのもいいんじゃないか。」

 

「そうね。」

 

特捜班はこの日、南と高山は上野から発車する寝台特急「北斗星5号」の警乗に当たる事になった。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

「行ってきます。」

 

高杉は、南と高山に言った。

 

「ご苦労さん、頼むよ。」

 

「あら、お出かけ。」

 

「これから、「北斗星」に乗り込むんだよ。」

 

「ああ、もしかして指名手配犯が逃走しているっていう。」

 

「そうだ。」

 

「その犯人がな、寝台特急「北斗星」に乗って逃げるという情報があったんだよ。」

 

「ああ、それで。」

 

「犯人は、恐らく北海道へにげるんだよ。」

 

そう言って、南と高山は上野駅へ行って19時03分発の寝台特急「北斗星5号」に乗って警乗をした。

 

一方、犯人の菊池は水戸から仙台へ逃げていてたのだ。

 

「やっと、仙台かここからは夜行に乗って北海道へ逃げるか。」

 

と、ホームで寝台特急「北斗星1号」を待っていた。

 

ピィーッ!。

 

その頃、歩夢と侑としずくと善子と花丸はグランシャリオで食事をしていた。

 

「やっと、福島か。」

 

「ここは御膳とフランス料理も人気の食堂車なんだ。」

 

「へぇー。」

 

「ロマンチックだわ。」

 

と、しずくは言った。

 

21時13分、菊池は寝台特急「北斗星1号」に乗って北海道へ向かった。

 

「ん、誰も追ってきてないな。」

 

と、菊池は列車に乗り込んだ。

 

ピィーッ!。

 

寝台特急「北斗星1号」は警笛を鳴らして仙台駅を発車した。

 

その頃、南と高山は寝台特急「北斗星5号」に乗って警乗したが、菊池の姿はなかった。

 

「あれ、おかしいな。」

 

「どうしたんですか、主任。」

 

「この列車には菊池は乗っていないな。」

 

「まさか、別の列車に乗ったって事も考えられますね。」

 

一方、特捜班では。

 

「殺人犯の菊池はまだ見つからないのか。」

 

「ええ、どうやら犯人は上野から水戸へ逃走したと考えられるんです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「つまり、菊池は茨城県と宮城県へ逃げ回っているって事も考えられるわ。」

 

「菊池は、上野から茨城へは特急「スーパーひたち」に乗って水戸へ行き、水戸へ行った後は仙台へ逃亡したって事か。」

 

「ええ、その可能性があります。」

 

捜査の結果、菊池は上野からタクシーと電車に乗って茨城県へ向かう、次の日には宮城県の仙台へ行っていたことが判明した。

 

「菊池は東京と水戸と仙台へ逃亡して北海道へ逃げたと考えられるな。」

 

「ええ。」

 

「そして、菊池は仙台から札幌へ逃げたって事も考えられますよ。」

 

その頃、南と高山は寝台特急「北斗星5号」に乗って警乗したが、菊池の姿はなかった。

 

「菊池はいませんね。」

 

「仙台過ぎても、乗ってこないなんて。」

 

「とにかく、班長に報告しておこう。」

 

高山は高杉に連絡して報告した。

 

「何、寝台特急「北斗星」には乗っていない。」

 

「ええ、車内を捜索したんですが「北斗星5号」には乗っていないですね。」

 

「そうか、高山達は引き続き捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「何か、分かったか。」

 

「ええ、班長の話だと上野から水戸と仙台へ逃亡したと目撃されていた事が分かりました。」

 

「そうか、ここには乗っていないって事は。」

 

早速、高山は時刻表を見て見ると。

 

「わかったよ、菊池は寝台特急「北斗星1号」に乗って札幌へ行ったんだよ。」

 

「そうか、犯人は仙台から「北斗星1号」に乗って札幌へ行ったのか。」

 

「ええ。」

 

札幌駅

 

8時53分、歩夢とシオンと善子と花丸達が乗った寝台特急「北斗星1号」は札幌に到着した。

 

「やっと、北海道か。」

 

「札幌から釧路へは特急に乗れば行けれるのね。」

 

「そうよ。」

 

「マルも乗って見たかったずら。」

 

そして、菊池も下車してホームで石勝線の切符を買って釧路へ向かった。

 

しずくが階段から転んだところ、菊池がしずくを助けた。

 

「大丈夫か、君。」

 

「ええ、大丈夫です。」

 

「そうか。」

 

そう言って、菊池と歩夢達は釧路行きのホームへ向かった。

 

「えーと、次の石勝線経由根室本線の特急「おおぞら3号」は9時53分か。」

 

「偶然だな、アンタも乗るのか。」

 

「ええ、そうよ。」

 

そう言って、歩夢達は特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ向かった。

 

札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら」は、ヘッドマークには丹頂鶴が描かれている。札幌を9時53分に発車し、途中停車駅は南千歳、トマム、新得、帯広、池田、白糠、終着札幌には14時46分に到着する。

 

その頃、南と高山も札幌に到着し、札幌公安室に待機した。

 

「菊池は札幌からどこへ行くんですかね。」

 

「札幌から特急に乗ってどこへ行ったんですかね。」

 

「うん。」

 

「主任、わかったよ。」

 

「何か、分かったのか。」

 

「釧路ですよ、菊池は9時53分の特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ行ったんですよ。」

 

「そうか、釧路か。」

 

「うん。」

 

南と高山は高杉に連絡して、早速釧路へ向かった。

 

釧路

 

「素敵な町ね。」

 

「うん。」

 

「ロマンチックだわ。」

 

「本当だよ。」

 

そして、南と高山は高杉班長と小海と共に菊池の逮捕へ向かった。

 

「そうか、犯人は釧路へ向ったのか。」

 

「はい、9時53分発の特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ逃走していた事はわかっていました。」

 

「そうか、上野から水戸と仙台と釧路へ逃亡したって事か。」

 

「ええ。」

 

「犯人は必ず、釧路に居ます。」

 

そして、歩夢としずくと侑とシオンと善子と花丸達は釧路湿原へ行くと菊池が行くと。

 

「菊池、もう逃げられないぞ。」

 

「はっ、やぺっ、公安だ。」

 

「菊池、そこまでだ。」

 

「くそー。」

 

と、高山は菊池に手錠をかけた。

 

「大丈夫ですか、怪我はないですか。」

 

「はい、大丈夫です。」

 

こうして、1つの事件は解決した。

 




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劇中の列車は平成4年の時刻を使用しています。
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