転・生・個・性
個性。個性とは超能力の事ことであり、世界人口の約八割が何らかの特異体質であるのだ。
この時代には個性を悪用するヴィランとそれを止めるヒーローがいる。
私の名前は転画 生(てんが せい)。何処にでもいる少女だ。お母さんと一緒に病院に行って個性を調べに行っていた。
「個性は、[転生]ですね。」
医者からそう言われた。
「なんか無個性に近いなぁ。」
それが私の感想だった。[転生]、死なないと発動しない個性なんて無個性と同じだ。
「こんな個性、役に立つのかなぁ。」
「まあまあ、無いよりいいじゃない。」
お母さんと病院を出てたときに呟いた。
今現在私は4歳。この個性を知ってからこれからの生活を送るとなると憂鬱だ。
無個性と思われていじめられるかもしれない。
どうしよう。そんな日常は嫌だなぁ。
そうだ、転生しよ。
そうと決まればまずは死に場所を選ばないと。
「帰りにちょっとスーパーよるね。」
ナァァァァイス!お母さんナイスだよぉ!
さて、どうしよう。ここはよくあるスーパー。
食中毒は、だめだな。親が悲しむ。(まず死ぬことで悲しむと思うが)
ここは飛び降りるところは無いし、首をつるにもロープがないし。
「なぁ〜に考え込んでるよ。もっと前向きになりなよ!」
「うん。」
それもそうか。やっぱり人生を楽しもう。
って、あのお菓子欲しいな。美味しそう。
「ねぇ、お母さん。あのお菓子食べたい。」
「あ、じゃあ1つだけ買って上げる。」
「わーい。」
私はお菓子のところまで走った。 が、
ツルッ
「へ?」
私は転んで頭をぶつけてしまったらしい。血が出てる。頭がボーっとする。
周りが騒がしい。こんな死に方とは予想しなかったなぁ。せっかく生きようとしたのに。
あ、お母さんがこっち見ている。必死さが伝わってくる。
来世、頑張ります....
彼女はそう思っていると視界が暗転した。
しかし、これは物語の始まりに過ぎなかった。
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あれ?目の前に知らない人たちがいる。いや、転生したのか。
てかまだ生後数ヶ月くらいの赤ちゃんなんだな。
あ、隣の赤ちゃんの個性が暴走してる。危ないっ。
しかし赤ちゃんってやることないな。泣くか。
「ぎゃあああ。」
「おお、よしよし。」
新しいお母さんがあやしてくれる。前世は4年しか生きられなかったからなぁ。もっと前世を満喫したかったなぁ。
今度こそ個性がいいやつでありますように。
さあ、私の二度目の人生を楽しむとしましょうか。