あの後僕はオール・フォー・ワンさんの家に行った。
「すみません、こんな見ず知らずの僕に。」
「いやいや、良いんだ。」
この人めっちゃいい人。
にしてもこの家の中暗いな。まるでヴィランのアジトみたいなデザインだ。
「荷物はここに置いていいよ。」
「はい。」
「風呂に入りたい時は言ってね。」
「はい。」
「君の父を殺したのは僕だ。」
「はい。」
え?この人なんて言った?親父を殺した人なの?
「・・・笑えない冗談ですね。」
「冗談じゃないさ。」
「親父の個性はショック吸収。そう簡単に死にません。」
「じゃあもし、個性を奪われたら?」
「そんな事できるわけ...」
あれ?この人の名前なんだっけ?オール・フォー・ワンだったよな。意味は[みんなは1人のために]だよな。これ本当だったらやばい。
===そして時は現在に戻る。===
僕は異空間の中に避難していた。異空間の中は安全だからね。異空間の中を通って孤児院に帰ろう。異空間の中の距離は現実世界のとリンクしているため、目的地までの距離を歩けば現実世界でも歩いたことになる。
そろそろ孤児院の近くにつくため、異空間から出る。路地裏から出たため、個性の無断使用で怒られる心配はない。路地から出て孤児院の前に出る。
「え?」
燃えてるよ。孤児院が燃えてるよ。なんで?皆は?先生は?え?へ?ゑ?
「空くん!無事だったか!?」
後ろから同じ孤児院に住んでる友達が話しかけてくる。
「なにがあったんだ!?」
「孤児院がヴィランに放火されたんだ。先生がまだ中に!」
先生が!?不味い、行かなきゃ!
「って、おい!」
「先生!」
孤児院の中に入ると、瓦礫が落ちたり燃えてるところがあったりした。
「先生、先生は?」
奥の部屋に入ると倒れてる先生を見つけて駆け寄った。
「先生、先生!」
大変だ、先生の意識がない。僕は先生を異空間に入れると、窓を突き破って外に出る。
「空!」
友人と消防の人が駆けつけてくる。僕は異空間から先生を出す。
先生の意識は無いけど生きはしてるから大丈夫だ。
とわいっても、今回僕が余計なことに首を突っ込まなければ孤児院が燃えることなんて無かったんだ。僕が生きてる限り皆に被害が出る。早く死なないと。転生しないと。
そう思ってると視界が暗転してきた。もしかして二酸化炭素を沢山吸っちゃった...からか...な...
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あの後私は転生して生まれ変わった。
個性は変身。服装と容姿が自由に変えられる。後性別も。性別が変えられるのは心が女の私にとって嬉しい。しかし戸籍上の性別は男だ。悲しい。
それに私には目的ができた。あのオール・フォー・ワンを倒すことだ。何回死んでもいい。手段も選ばない。この人生は情報集めに使用し、来世や来来世のために役立てよう。
私はそう決心した。