私達は西沙が運転してる大型トラックに乗って赤蟻ちゃんがいる多古場海浜公園に向かってるんだけど...
「なぁんで戦ったのかなぁ?(圧)」
西沙、圧をかけないで。
「ヒーローが誰も動かないので、つい...」
だってあの場にいたヒーロー誰も動かなかったじゃん。
「[ミラージュ]は行方不明。ここ数年音沙汰なかったのに急に現れた。不自然だろう?」
「はい...」
「それにあの場にオールマイトいたよ。彼が行く瞬間に君が出てたけどね。」
「いたのぉ!?」
え?マジで?えっ?どこにいたの?
「あんまり鏡根りじぇにならないようにね。それとこれ、日向用の携帯。りじぇの携帯と使い分けな。」
「ありがとう。」
運転しながらスマホを渡すなよ。お、皆のメアド入ってる。
そうだよなぁ。今もりじぇの携帯にいろんな人から連絡くる。両親以外は連絡を帰してない。
あ!そういえば西沙に聞きたいことあったんだった。
「そういえば私の右鎌ってどこにあるか知らない?」
「ああ。火山施設の天井に刺さってたよ。今は公安が持ってて、りじぇの持ってた鎌と同じ材質の斧と一緒に保管されてるらしい。」
「公安かよ。ちょっと待って、斧もあるんだ。刀は?」
「刀は知らんなぁ。」
なるほど。鎌と斧は公安が持ってんなら安心だ。ちなみに私がヴィラン狩りで使用してた斧はサイズが小さい別物。
「ていうかあの鎌なんなの?見たこと無い金属で出来てたし。」
「私も素材が何なのか知らん。」
うん。ほんとなんの金属なんだろうな。師匠ほんと何者だったんだろう。
「さて、それより赤理についてだ。」
「赤理?誰それ。」
「赤蟻ちゃんだよ。私が命名した。赤蟻ちゃんはニックネームだからね。名前がないのは不便だから。」
「そうなんだ。」
「それで?赤理ちゃんがどうかしたの?」
うわ、そういえばも光莉乗ってるんだった。
「彼女ね、簡単に言うと生物兵器だったわ。」
「「ハァっ!?」」
え?赤理が生物兵器?
「彼女の体内には様々な武装機器が埋め込まれてた。だがこれは序の口。身体の中に妙な生物が3体位いるし、個性に統一性がないし、身体からは数人のDNAが出てくるし。」
「意外とやばかった。」
「しかもそのDNAの中から切明刃のが出てきたんだ。」
「「マジでぇ!?」」
なんか驚いてばっかだな。
てか昔の私の身体が赤理の一部なの?
「なんか複雑な気分。」
「刃ちゃんの一部...」
「それでね、力の使い方は私が教えるから、君達に赤理を守ってほしいんだ。脳に直接命令するための首に埋め込まれたチップは抜いたけど、赤理を作った連中に狙われる可能性がある。」
「何言ってるの?家族を守るのは当然のことでしょ。」
「血は繋がってないけどあの子は家族、守るのは当然よ。」
それにあの子かわいいし。ん?噂をすれば赤理からメールだ。
SOS、助けて、怖い。
まさか、ヴィランか!私は光莉にメールを見せる。
「西沙!急いで公園に向かって!」
間に合ってくれ!
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[赤理サイド]
最近情報収集や驚く事ばっかりだったからたまにはゆっくりしたい。
ん?外から話し声が聞こえてくる。怖い。もしかして狙われてる?取り敢えず身体に入ってる携帯で日向に連絡しよう。
私の冷蔵庫に触れないでほしいなぁ。
取り敢えず息を潜めていよう。こんなゴミだらけの所にくる奴なんてどうせ碌な奴じゃない。(転生者や光莉を含む)
もし対面したらどうしよう。アイマスクしてて周りが見えないから怖い。
匂いと感覚と音でしかわかんない。
大丈夫。大丈夫。こんなゴミの冷蔵庫に構う人なんていない。いないはず。大丈夫。
外の人間は2人かな?何か喋ってるけど聞こえない。
早く皆来て。怖い。
ちょ、外にいる人が私の冷蔵庫を持ち上げようとしてる!?
ちょっと待って!私を出そうとしてる!?
うわ!勢い余って出ちゃったじゃん。って、どうしよう。
「What!?」
「え、人!?」
やばい。見えないけど多分こっち見てる。どうしよう。
ヴィランだったら逃げないと。でも無理だ。足がすくんで動けない...
「こ、来ないでぇ...」
抵抗しないと、そうだ!さっき食べた鉄から銃を作って反撃しなきゃ!
「いや、私達は...」
「おいヒョロガリ野郎!私の妹から離れな!」
こ、この声は!
「光莉!」
「安心しろ、私達が付いてる。」
「あ、いや、私達は別に...」
「その子から離れろ!」
ん?この声って確かヒーロー姿の日向だったはず。助かった。
「同じことは言わせるなよ?」
刃物の音が聞こえる。
前に言ってた左腕の鎌かな?
「この、ハヤトチリがぁ!!」
「いたぁい!」
あれ?
「ミラージュさん!?」
「へ?出久!?」
理解不能!状況不明!誰か説明して!
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[転生者サイド]
「西沙、なんで私を殴るんだ?」
「あったりまえでしょ。ハヤトチリしたら止める。いやぁ、ごめんよ。」
「いや、大丈夫だ。」
この金髪、知り合いか?
「りじぇ、光莉、赤理、紹介するよ。こちらオールマイト。」
?
「聞き間違いかな?」
「オールマイトは筋肉タイツでしょ?」
「確かNo.1ヒーローだっけ?」
うん。光莉の言う通りオールマイトは筋肉モリモリマッチョマンだ。眼の前のヒョロガリ骸骨とは違う。
「ちょ、海馬社長!その事は秘密で...」
「大丈夫。近くに部外者はいないよ。」
え?本当にオールマイトなの?
って、眼の前ヒョロガリがオールマイトになった!?
あ、すぐに戻った。
「実は5年前にとあるヴィランとの戦いで重傷を負ったんだ。呼吸器半壊、胃袋全摘出、度重なる手術と後遺症によって憔悴してしまい今ではヒーローとして活躍できる時間はわずか3時間程度しかない。」
5年前?それにオールマイトが重症?
「オール・フォー・ワンか?」
「っ!!そうだ。」
「奴は生きてるの?」
「いや、奴は倒した。」
良かった。やっぱりオールマイトはNo.1だな。
「ありがとう、オールマイト。」
「ヒーローとして当然の事をしたまでさ。」
さてと、気になる事がもう一つ。
「どうして出久とオールマイトが一緒に?」
「・・・私の個性、ワン・フォー・オールは力を譲渡する力。それが私の受け継いだ個性。そして次に彼を次の継承者にするため訓練を始めるところだったんだ。」
「そこで赤理と会ったってワケか。」
ワン・フォー・オールか。オール・フォー・ワンと因縁がありそうな個性だな。
「この事は秘密で頼む。」
「勿論。」
私は光莉と西沙の方を見る。2人とも無言でうなずいた。
「オールマイト、貴方は大事な秘密を話してくれた。だから私も自身の秘密を明かそうと思う。」
変身、解除。
「改めて自己紹介を。私の名前は転画生。転生個性を持つ者だ。」
「転画生、転生個性だと!?」
「はい。ご存知でしたか。」
「転生できるという個性を持った人間がいると聞いたことがある。まさか君だったとは...」
「はい。そして転生は継続します。そして生まれ変わるたびに個性は増える。カッター、異空間、変身、反射、火炎放射器、蜃気楼、日光再生と。」
「そうだったのか...(反射?まさか彼も...)」
「そして転生個性には他の人を転生させる力もあった。彼女、光莉は元々プロヒーローのテイルだ。」
「さっきは失礼な口をきいて申し訳ない。」
「いや、大丈夫だ。むしろこちらが彼女を怖がらせてしまったようだ。」
「この事は内密でお願いします。出久も良い?」
「は、はい!」
私が言い終わると西沙が赤理のことと私達の関係、今の現状を説明してた。
「さて、それで私から提案があるんだ。オールマイトは教えるのはそこまで上手くないでしょ?」
「うぅ、ハッキリ言うんだね。」
「そこでだ。元ヒーローの2人にも手伝わせて欲しい。一応体術なら得意だ。ついでに赤理にも個性の使い方を教えたいしね。」
なんか勝手に決められた。まあ良いんだけど。
私も蜃気楼以外の個性を強化したいからねぇ。
光莉の方を見るとサムズアップしてる。良いんだ。
「どうかな、オールマイト。」
「私は良いが、緑谷少年はどうだ?」
「ぼ、僕は大丈夫です。」
あ、良いんだ。
「じゃ、これからよろしくね。」
私は右拳を出久に向ける。
出久は右手をグーにして拳を合わせた。
※没にした話①
32話と33話の間。
白雲が死んだことによりりじぇは相澤や山田と関わらなくなってしまったが、合同任務で一緒なる。気まずい状況の中、りじぇがヴィランを取り逃がして山田に裏切り者の疑いをかけられてしまう。その後りじぇは戦闘中にヴィランに操られて山田を攻撃するが、相澤の活躍により疑いは晴れる。そして3人はヴィランを捕まえた後に仲直りするのであった。
没にした話のため、今の3人の状況は良くない。雄英高校を卒業してからりじぇは2人に会ってない。りじぇが行方不明の間、相澤は少し心配していたが、山田はりじぇのことを疑っていた。
もうアカデミアじゃなくなってる。タイトル変えるべき?
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YES
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NO
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EITHER IS FINE