僕の名前は反田 射(そりた せき)。性別は男。また男。なんで...
個性は[反射]。相手の攻撃をそのまま相手に返す個性を持って転生した。
今は5回目の人生である。
前世はヴィランなどの裏社会の情報を集める活動をしていたが、ある時ヒーローに情報を渡す所をヴィランに見られ、裏社会から狙われることになったために死亡した。
今は雄英高校の普通科に通ってる。ヒーロー科は...落ちたよ。畜生。しかも結局ヒーロー科に編入できなかったよ。
にしても今世は頭痛などが多い。恐らく個性が増えたからその代償だろう。これくらいなら慣れる。
普段は雄英高校普通科の生徒。夜は裏社会の人間として諜報活動をしている。変身能力便利。
今持ってる個性は、
・転生
・カッター
・異空間
・変身
・反射
の5つ。
ん?そろそろ時間だ。
私は異空間の中に入ると姿を変える。この姿は裏社会で使う姿。簡単に言うと私の理想の体型にしておいた。羨ましいだろぉ!見ろぉ、私のこのナイスバディを!!このボン・キュッ・ボンを!!!え?小説だから見れない?チキショー!
さて、茶番はこれくらいにして私は異空間から出る。私はこの姿でバーを経営していて客はヴィランや裏社会の者ばかり。私はオール・フォー・ワンの情報を得るためにこんなクズどもの集まる場所を作ったのだ。
にしてもオール・フォー・ワンって魔王なんだ。それくらい強い奴ならなんで世界征服とかしないんだ?ライバルでもいるのか?
ちなみにこの姿の設定は[ヴィランに憧れたが、無個性のため諦めた女]ってことにしてある。開店したときは店で暴れられたことがあったけど、前世で鍛えた体術のお陰でそいつらを黙らす事ができた。それ以来[最恐の体術師]とか呼ばれるようになった。解せぬ。
ん?誰か来た。
「・・・いらっしゃい。」
おっと、クールなキャラを演じなくちゃ。
「マスター、いつもの。」
私は無言うなずいてカクテルを渡す。カクテルの作り方とかは前世でマスターしたからね。
てかコイツこんな怪我してたっけ?私のそんな視線に気づいたのか客のヴィランが喋り始めた。
「数日前に女のヒーローにやられた。」
「女?」
「ああ。ヒーロー名は知らんが、あの女のせいで長年の計画失敗だ。」
たしかこいつ、結構有名なネームドヴィランだったよな。
「あんたが負けるとは信じがたいな。」
「くっ...」
「飲みな、今日は奢ってやる。」
「すまねぇ。」
あ、めっちゃ飲むじゃん。言わなきゃ良かった。にしても新たなヒーローか。少し気になるな。
「とはいっても、その女が死んだ情報があるんだ。」
いや死んだのか〜いっ!
「へぇ〜、あんたが苦戦する相手が死んだか。」
我ながら素晴らしい演技だな。
「その女、志村菜奈っつーんだが、魔王と呼ばれるヴィランが殺したって噂があるぜ。」
志村菜奈ね。
てっ、魔王!?
「魔王、やばそうなヴィランね。」
「それもそうだ。マスターも魔王の傘下につかねぇか?」
「遠慮しておくよ。私は私の道を行く。」
まあ、間田 空だったときの親父が殺されてるんだけどね。
「そいつは残念だ。魔王の名はオール・フォー・ワン。個性を奪え、与えることができるらしい。」
ビンゴ!ビンゴだぁ!てか分け与えることができるの?強すぎぃ!?
「体術が最恐と言われる無個性のあんたが個性持ったら、考えただけでも恐ろしいよ。」
「私は経営者よ。ヴィランになる気はない。」
「裏社会の人間がよく言うぜ。」
私は少しため息をつく。そりゃあね、自分の敵に個性を与えられたくないよ。
「その魔王、なんで世界とかを支配しないのかな?」
「さあ、ヒーローにライバルでもいるんじゃねえのか?」
なるほど。それなら辻褄が合いそうだ。
「んじゃ、俺はここらへんで。仕事に戻るぜ。大量殺戮を目的とした銀行強盗だ!!」
「そ、頑張ってね。」
そいつは店から出ていった。あ~あ、めっちゃ飲んだじゃん。奢るとか言わなきゃよかった。店を閉店させ、異空間に入り、姿を変える。この姿は2度目の人生、切明 刃だ。
私は公衆電話に行き、警察にタレコミをする。
後日、謎の少女のタレコミにより、強盗未遂でネームドヴィランが逮捕されたとのこと。
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今日の放課後。
僕はヒーロー科の八木くんとの自主訓練に付き合っていた。彼は一年生の頃に体育祭で戦ってからよく自主練をする仲になっていた。今やってる訓練は僕に攻撃を当てずに生け捕りにする内容だった。
にしても今日は荒いな。何かあったのかな?
「八木くん、なんか荒いぞ。」
「ハハ、そうかい?」
「ああ、いつもより攻撃が大雑把。そのうえ笑ってない。」
「!!!」
「酉野先生も暗い感じだったし、何かあったのか?」
「ああ、少しね。けど、すぐに立ち直るさ!」
「ならいいけど。」
彼はいつか偉大なヒーローになりそうだな。
そういえば今年で卒業だ。結局ヒーローになれなかったな。卒業式の数日後くらいに事故死するか。
オール・フォー・ワン、待ってろよ。