インターン2日目。
今日は2人を連れて久しぶりに保須市に来ています。
本当は廃倉庫近くの街にしたかったけど赤理が保須市がいいって駄々をこねたからここにいる。
まあ最近保須市のヒーローが減っているしちょうどいいでしょう。
「あの、なんでさっきから移動しないんですか?」
葉隠ちゃんが聞いてきた。
今いる所、そこは建物の屋上。
「そだね。そろそろ移動しよう。」
「いや、下の方で事件起きてる。」
赤理にそう言われて下を見ると、カマキリっぽい人が暴れてた。
異形の大型のヴィランか。身長は3mくらいかな?行くか。
「行ってくる。後からついてきて。」
ジャンプしてジェットパックを起動。
狙いを定めてカノン砲を発射!!
「ギャぁぁ!!??」
カマキリのやつまだ動けるのか。
取り敢えず近づいてモーニングスターで顔面を殴り、カノン砲を腹に一発撃つ。
そして空中でトドメの踵落としをきめる。ヴィランはその場に倒れた。
「まったく。元気な子だこと。ん?」
眼の前を見るとそこにはエンデヴァーがいた。サイドキック達の中に轟君もいる。
「お前は数年間行方不明だったミラージュだな。なぜここにいる?」
「あらあら。初めましてナンバー2。あなた程の人に知られてるとは驚きです。」
「なぜ
「気まぐれ。理由なんて無い。あ、こいつ警察に引き渡すのお願いできる?」
「なぜ俺が――」
「じゃ、頼むよ!!」
エンデヴァーに(無理やり)押し付けたし、移動するか。
葉隠ちゃんは轟君、赤理と一緒になんか話してる。
「さて、そろそろ行こう――」
爆発音!?
なんか私が職場体験に関係あるときって、いつも爆発してない?
「インビジブルガール、行くよ。ちょっと行ってくる。」
・・・・・・・・
ん?返事がない?
「インビジブルガール?」
振り返ると葉隠ちゃんが轟の携帯を見ていた。
「ケータイじゃない、俺を見ろ焦凍ォ。」
「江向通り4-2-10の細道、そっちが済むか手の空いたプロがいたら応援頼む。おまえならすぐ解決出来んだろ。友だちがピンチかもしれねえ。」
「え、ちょっと!!」
轟君、行っちゃった。
「手が空いてるヒーローここにいるんだよね。葉隠ちゃん、赤理と一緒にヴィランが暴れてる場所に行ったら逃げ遅れた人を避難させて。」
「わかりました!」
「あと赤理、個性使用許可はもらってるかい?」
「もらってるよ。」
もらってるんだ。まあ西沙が公安に何かしたんでしょ。
「じゃ、行ってくる。」
まずは轟君を追うか。ジェットパック早い。
すぐに追いついた。
「どうも、手の空いてるヒーローが来たよ。」
「っ!!お前は葉隠の...」
「ミラージュだよ。プロの応援が必要なんだろ?」
「ああ、緑谷からクラス全員に住所だけのメッセージが来た。」
「出久か。相変わらず無茶だなぁ。」
「知り合いか?」
「友達だよ。」
なんか驚かれた顔してるんだけど。
まあいいや。
「行くよ。」
轟君の両手を掴み、ジェットパックで空中を移動。
蜃気楼で見えないようにする。
「重くないのか?」
「・・・・・」
重いよ。
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[赤理サイド]
ヒーロー達の話し声から暴れてるヴィランが脳がむき出しになっている事を知る。
もしや脳無か?
とりあえず葉隠姉ちゃんと一緒に避難誘導を始めた。
「落ち着いて避難して!」
脳無共はプロヒーロー達に任せよう。
確かナンバー2のエンデヴァーがいたはず。
私が出る幕じゃない。ここは避難誘導を...
「ヴィランが1体こっちに来るぞぉぉぉぉ!!」
「助けて!!」
は?
マジですかい。
「対象者:葉隠透。同期、完了。」
葉隠姉ちゃんの視界を借りて現状を把握する。
脳無こっちに近づいてんじゃん。
葉隠姉ちゃんからわかる私の位置は... ここか。
戦闘モードに入ろう。まずは視覚共有を解除。そしてミュージック、スタート!!
ネイルガンモード発動。標準、脳無の腕!!
発射!!
「ガァァァァァァァァァァ!!」
反応的に命中したのかな?
お、脳無が近づいてくる気配がする
取り敢えず手から自分サイズのロケランを出して脳無がいる方向に撃つ。
思ったよりダメージ入るみたい。やっぱりUSJの奴よりも弱いのかな?
頭から突っ込んできた脳無の頭を抑え、そのままクローを起動。
背中のクローは伸びて脳無の頭らへんに突き刺さった。
「تاسو یو ډیر احمق مخلوق یاست.」
クローを背中に戻す。
脳無は倒れたけど心臓の音がするし死んでないでしょう。
「おいおい、大丈夫か?」
ん?誰だろう。
「誰かは見えないけど、個性の使用許可は公安からもらってるよ。」
「公安がかぁ?」
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[転生者サイド]
「ついた。この先が江向通り4-2-10の細道。行くかい?」
「行くに決まってるだろ。」
「先に言っておく。君は"ヒーロー志望のただの学生"本来はヒーロー活動は出来ない。それだけは言っておく。」
「・・・・」
なんか睨まれたんだけど。
「私は上から行くけど、ついてくる?」
轟君が頷いたので彼と一緒にジェットパックで路地の上まで飛び、路地から聞こえる会話を聞く。
「ハァ... そのグローブ、どうやら俺の刀と同じようだな。」
グローブと同じ素材?まさか...
取り敢えず降りるか。
「出久!!」
「ミラージュさん!?」
先に轟君をおろして自分も着地する。
その場には出久と飯田君、ヒーロー1名、そして最近噂のヒーロー殺し[ステイン]がいた。
しかも、その手に持っている刀に見覚えがあった。まあ、これは後でいい。
「お前は... ミラージュ。ハァ、神出鬼没のヒーローだな。」
「そういうお前はヒーロー殺しのステインだろ。」
「ミラージュさん!そいつの刀はミラージュさんの鎌と同じ金属だ!!多分、血の経口摂取で相手の自由を奪う個性!」
なるほど。あの刀ならわざわざ血を口に入れなくても相手の身体を斬りつけるだけで住むのか。
「なるほど。轟、動けなくなってる皆を守れ。こいつは私が相手する。」
轟君が睨んでくる。まあ、勝ってしまえば問題ない。
「さあ、お前を豚箱送りにしてやるよ。私情を挟みたいところだが、それはその時にしよう。」
ステインは刀を振りかざしてくるが、左腕の鎌で受け止める。
その隙に右手でアイスピック銃を持ち、ステインの両足に撃つ。
そして胸についてるスピーカーから爆音を出す。
ブオンッッ!!
この音波でステインを細道からだし、アイスピック銃を腰に戻して自分も後を追う。
細道から出ると、市民が混乱してた。そりゃそうか。爆音とともに犯罪者が路地から出てきたんだもの。
「逃さないよ、ステイン君。」
モーニングスターを背中から取り出し、ステインの右足を思いっきり殴る。
あ、反対方向に曲がった。
「私はヴィランに容赦しない。どんな思想を持ってようと、どんな奴だろうとな!!」
ステインは刀を振るってきたが、鎌で奴の刀を握る指を斬った。そして刀を拾う。
「お前の... 信念はヒーローだが、戦い方はまるでヴィランだ。そして、ハァ、その金属の出何処を知っているな。お前はヒーローか?裏社会の人間か?」
「どっちもだよ。お前のようなこの世の秩序を乱すやつを倒すためなら、手段は選ばない。それだけだッ!!」
ジェットパックの仕掛けの一つを起動するとゴーグルが装着され、ライトが2つ出てくる。
ライトからステイン目掛けて光が放たれる。ステインは目眩ましと思ったようで動かない私を警戒していた。
だけどステインの光があたってる部分が焼かれるステーキのように焦げ始めたことに気づいた。
っと、ステインの奴ライトの片方にナイフを当てて壊しやがった。一旦ライトをしまってカノン砲をステインの腹あたりに撃つ。
ステインに大量にダメージを与えたけど、まだ油断できない。
「偽者が蔓延るこの社会も、いたずらに力を振りまく犯罪者も粛清対象だ。ハァ...全ては正しき社会の為に...!」
「それでも私は今の社会を守るよ。例えこの平和がハリボテだとしてもね。それに...」
カノン砲をステインの顔面に向ける。
「ヴィランが、ヒーローを、語るなッ!!」
それと同時にカノン砲発射。ステインは倒れた。
何か縛るものないかな?
ん?他のヒーロー達が来た。あと細道から出久達が出てくる。
「皆無事みたいだね。」
「ミラージュさん!」
「もっと自分を大切にしなよ〜。いつか身が持たなくなるんじゃないかい?」
(転生個性を持ってる人に言われても...)
「なんか縛るものない?」
「さっきの場所にロープがありました。」
こんな話をしながら出久とグータッチする。ステインの身体から刃物を取り除いて、ロープで拘束する。
すると向こうからヒーロー達がやってきた。恐らく現地のヒーローだろう。
「おい、こいつヒーロー殺し!?捕まえたのか!」
「ええ。取り敢えず身につけてる刃物は除いたけどまだ油断できない。見張ってて。」
もし身体の内部に刃物入れてたら逃げ出されるかもしれない。
「何でお前がここに!座ってろって言っただろ!」
「ご、ごめんなさい。」
あ、あれは酉野先生だ!!めっちゃ年取ったな。出久の職場体験先は酉野先生のところだったのか。
先生はインパクトがあったから忘れてないんだよね。八木君は忘れてたけど。
「तुमच्या कश्टा खातीर तुमचे उपकार」
あ、赤理と葉隠ちゃんだ。
「おいていってごめんよ2人共。」
「大丈夫です!」
「ちょっと無責任すぎたなぁ。学校から来てもらったのに別行動させr―――」
「伏せろッ!」
え?
って、羽つきの脳無!?まさかステインを!?
って、そっち!?
「出久!!」
「緑谷!!」
脳無が出久狙った?いや、それよりも助けないと。
ジェットパックで飛んで脳無に追いつき、鎌で左翼を斬る。
出久を助け、脳無にはカノン砲を数発あてる。
出久を地面におろし、脳無の方を見る。脳無がこっちに近づいて来たので頭を掴み、自身の胸のところまで動かす。
ガガガガガガガガガガガッッ!!
胸部のスピーカーから音波を出し、そのまま地面に打ち付ける。
「出久、無事かい?」
「なんとか...」
脳無は倒したし、出久は助けたし、一件落着かな?
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ステインが護送車に乗せられるのを見送り、その場は解散の雰囲気になっていた。
出久と飯田君は病院に連れて行かれた。
「お〜。思いっきり暴れたね。」
「あ、
声がしたので振り返ると、西沙がいた。最近あってなかったから久しぶりだ。
「ごめん。ジェットパックのライト機能の片方壊しちゃった。」
「大丈夫。今修理するね。」
西沙にジェットパックを渡し、ステインの刀を見る。
間違いない。消息不明だった[師匠の刀]だ。どういうルートでステインの手に渡ったかどうか不明だが、私の手に戻ってきてよかった。
今日はちょっとやりすぎちゃったなぁ。
「直ったよ。」
「早いな。」
ジェットパックを背負って武器も背中に戻す。
「りじぇ、ステインを捕まえてくれてありがとね。これで私の計画が進んだ。」
「計画...?」
なんかやばいこと考えてない?
まあ、西沙のことだし大丈夫でしょう。
「ミラージュさん、この人ってUNIVERSE&WEAPONSの社長?」
「うん。そして赤理や日向、光莉の母でもある。」
「義理だけどね。」
「そういえば西沙はなんで保須市にいるの?」
「秘密。まあ、ある目的で来た。」
怖いよ。今度は何考えてんだか。
西沙と別れ、赤理の黒い霧の能力で廃倉庫に移動する。
「そうだ。明日出久達のお見舞いに行くけどインビジブルガールと赤理は行く?」
「行く!」
「出久兄ちゃん、心配。」
「お見舞いの品でも買っておくか。」
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[ノーサイド]
赤いコートを着た女性、西沙はステインがいた道を通っていた。
「ステインは捕まった。次捕まるターゲットはだ〜れっかなぁ〜?」
西沙はタブレットに写っている画面を見る。画面には[TARGET]と表示されており、そこをタップするとヒーローやヴィラン、一般人の名前が出てきた。西沙はスクロールしていき、ステインの名前を見つけタップすると[SELL]という文字が出てきた。
「まだ足りないな。」
彼女はそう言ってこの場をさった...
[強化編]が終わったら番外編(スピンオフ)出していいかな?
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見たいし、いいよ。
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駄目、本編続けろ。