期末試験が近い今日此の頃。
私達は西沙に呼び出されてた。
「やあ私の娘たち。今日話したい内容は末っ子の秘密について。」
「私の?」
赤理の秘密?ヴィラン連合との関係性とかかな?
「赤理が昔住んでた多古場海浜公園。そこの近くで脳無にそっくりな生首が発見されたんだよ。」
「脳無の首?」
「それが何か関係あるの?」
「ある。脳無の身体は見つかってない。そこで調べたんだけど生首のDNAと赤理のDNAがまったく一緒だったんだ。」
え?赤理の身体には複数のDNAが入ってるはず。なんでまったく一緒になった?
「ただ赤理の頭部のDNAとは何の関連性もなかった。これらの情報をまとめると一つの結論がでた。脳無の1体が捨てられ、あるいは盗まれて頭部を交換された。それが私の出した答え。」
頭部を交換!?いったい誰が...
「赤理の身体については疑問点が多い。個性が6つあるのに高い知能があること、身体の至る所に機械が埋め込まれてること、体内に生命体が3体いることなど謎が多い。赤理は本当に自分の創造主を知らないのかい?」
「私、物心付いたときから情報屋だった。わからない。」
「いいかい?赤理を改造した人物の目的はわからないが、いつか赤理に接触してくるかもしれない。もしその時が来てどんな結論を出そうが私は尊重する。赤理は今できることを楽しみなさい。」
せ、西沙が母親っぽい事言ってる。
「さて、話を変えよう。職場体験中に葉隠ちゃんに安全メガネをかけた人物はわからなかった。その時だけ監視カメラがエラーを起こしたんだよ。しかも安全メガネの素材がわからない。日向の金属みたいにね。」
マジか。葉隠ちゃんを助けた人物、赤理を改造した人物、謎が多すぎる。
「それと日向、身体の調子は大丈夫?」
「吐血や頭痛が酷かったことぐらい。」
まあいつも通りだ。
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出久達の試験が終わったため、明日は出久と一緒に林間合宿の買い物をする予定だ。私も元雄英高校卒業生だから林間合宿について参考にさせて欲しいんだって。光莉も元卒業生だから一緒に来る予定だったけど西沙と校長に用事を入れられたらしい。
明日楽しみだなぁ。ショッピングモールの情報共有するか。
「出久ー!いる?」
「あ、日向ちゃん!」
「明日の予定なんだけど集合時間どうする?」
「僕はいつでもいいよ。場所は木椰区ショッピングモールだよね?」
「そ。おすすめの物結構多いよ。E−11測定装置とかE-22ギアとか。」
「日向ちゃんデク君と買い物行くん?」
「そだよ。林間合宿近いからね。」
「いいなー私も行きたーい。」
「じゃあ皆で行く?出久が良ければの話だけど。」
出久が頷いたのでA組の皆(爆豪、轟君、蛙吹ちゃんはいない)で行くことになった。
そして当日。待ち合わせ場所につくとカップルや親子連れなどの沢山の人がいた。休日は混むね。
「はい!――ってな感じでやってきました!県内最多店舗数を誇るナウでヤングな最先端!木椰区ショッピングモール!」
芦戸ちゃん達はテンション高めだ。
「アレ雄英の1年生じゃん!体育祭ウェーイ!」
「雄英生!?」
「あの人達見たことあるーー!」
視線がすごいな。ま、そりゃそっか。体育祭で有名人になってるんだ。
歴史に名を残すのは紙一重だけど、彼らはもうその中に入っちゃったのか。
「皆人気者だね〜。」
「日向ちゃんも人のこと言えなくない?」
「なんで?」
ドユコト?私が有名人?今の私は海馬日向。ミラージュじゃないから有名じゃないと思うんだけど。
「あの娘って実況席の子じゃない!?」
「確か日向って言ったよな。」
「プレゼントマイクに向けて斧を振り回した子だよね。」
あ。私って雄英体育祭の実況席にいたんだった。すっかり忘れてたよ。
「じゃあ皆、何買う?」
切島君の言葉に皆バラバラの意見を言う。
「目的バラけてっし時間決めて行動すっか。」
そのためいくつかのグループに分かれて行動することになった。残った私は出久と麗日ちゃんと一緒だ。
「さて、何から買おうか。林間合宿のb――」
pppppppppppppppppppppppp
お、電話だ。
「ごめん、電話出てくるからちょっと待ってて。」
私は2人から離れるて電話にでる。電話の相手は光莉だ。
「もしもし?」
『日向ちゃん、例の件の子がそのショッピングモールにいるみたい。もし会ったら挨拶した方がいいと思う。』
「マジか。でも私その子の顔知らん。」
『そういえば名前だけしか聞かされてなかったね。後で写真送るよ。』
出久達が林間学校に言ってる間私達にはやるべき事がある。
今度ブレインズに新メンバーが3人入るらしい。西沙曰く、「ブレインズの結成目的は個性や性格、外部の干渉によって普通に生きられない子供を社会になじませるためのチーム。公安やヴィランによって人生が決定された子供達の未来を自身で選べさせるのが目的さ。」らしい。
確かに今の社会、強個性を狙って公安やヴィランが目を光らせてる。西沙も意外とまともなんだな。
「にしてもその子本当にブレインズに入るの?話を聞く限りかなりの常識人だし。」
『個性が危険すぎるという理由だけで公安に囚われてたらしい。公安はレディ・ナガンみたいな存在にしようとしてたみたい。』
「マジかよ。」
ナガンさんは当時の公安委員長を殺して今はタルタロスにいる。彼女の後任として今はシュバルツが汚い仕事をやっているらしい。
因みにこの情報は西沙から教えてもらった。
『出久達が林間学校に行く間、私達は雄英に残って彼らと交流を含めなきゃ行けない。これからは6人チームだ。』
「わかってるよ。赤理は?」
『3年の子達と遊びに行ってる。』
「そっか。じゃあ買い物楽しんでくるね。」
そう言って電話を切った。広場に戻ろう。
あれっ?あそこにいるのって麗日ちゃん?出久と一緒じゃないのかな?
「麗日ちゃん?出久と一緒じゃないの?」
「えっと、今離れてて。」
「もしかしてあの場に追いてきっぱなし?」
取り敢えず出久のところに戻ろう。
お、いたいた。てっ、誰かと一緒にいる?
待ってあれ死柄木?
「デクくん?お友達、じゃないよね?手、放して?」
「連れがいたのか、ごめんごめん、じゃあ、行くわ。追ったりしてきたら、わかるよな?」
「待て死柄木、[オール・フォー・ワン]は何が目的なんだ。」
「知らないな、それより気を付けとけな、次会う時は殺すと決めた時だろうから。」
追うべきか?いや、もしここで何かしたら一般人に被害が出るかも。光莉が入れば...
「そうだな、少し置き土産をおいていくか?」
置き土産?
って、黒い霧から脳無が出てきた!?
「脳無!?」
くっ!ショッピングモール内で脳無を2体解き放つなんて!!
「出久、麗日ちゃんを連れて逃げろ!警察に連絡するんだ!」
「でもッ!!」
「君たちは一般人だ。ここで脳無と戦っては行けない。」
「じゃあ日向ちゃんは...」
「ブレインズには個性の使用許可と過剰防衛が認められてるんだ。行ってくる。」
私は異空間から斧を出して脳無に向かって走っていく。
脳無は2体。恐らくUSJの個体より弱いでしょう。取り敢えず脳無の攻撃を避け、分析する。
手からビームを出す脳無と手が伸びる脳無。ビームの方は命中率が低い。だが手が伸びる脳無が厄介。
身体を掴まれたら一巻の終わりだ。てかあの脳無胸がでかいな。女型か?
「ギャピィィィィィィィ!!」
っと、ビームの方が無差別にビームを撃ってくる。ん?逃げ遅れた子供がいる!!
「危ないっ!!」
とっさにその子の前に移動して庇う。
左腕なくなったんだけど。
まあいい、ちょっと試したいことあったんだよな。
ちょうど脳無の手がこっちに向かって伸びてきたので、脳無の左腕を斧で切断。
そしてその腕を拾う。再生と変身の同時使用。脳無の腕を自身の身体にくっつける。
よし、動かせる。左腕を伸ばして脳無の頭を掴んでそのまま床に打ち付けた。
あ、もう伸びなくなっちゃった。この腕いらね。
自身の腕を再生させてもう1体の脳無を見る。こいつは手からビームを出すから厄介なんだよ。
私はそいつに近づくと、斧で上半身と下半身に別れさせる。
ビーム脳無はまだ意識があるみたいだけど斧の柄で殴って気絶させた。
「大丈夫かい?」
「あ、ありがとう。」
脳無に狙われた子に話しかける。身長からして私と同い年かな?
小学生が1人でこの場にうろつくなんて、世も末だな。
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死柄木弔の接触があったため、林間合宿の場所は変更になった。私達は職員室で話している。
「場所を知ってるのは校長、イレイザー、ブラド、ファーストエイドの4人だけ。情報漏洩を防ぐために行くメンバーと校長だけが知っている感じか。」
「私達は雄英でお留守番。新メンバーの3人との顔合わせだね。」
「でもやっぱり出久達が心配。ヴィラン連合に襲われたらどうしよう...」
「めっちゃ心配してるじゃん。」
「だってもし誰かが殺されたり拉致されたら、それこそヒーロー社会の崩壊に繋がりそうで怖いんだ。」
裏社会出身の赤理だけど、彼女はヒーロー社会の崩壊を恐れてるみたい。本人曰く、絶望より笑顔の方がいいんだって。
「そんなに心配なら視覚共有すればいいじゃん。音声も共有されるんでしょ?」
「日向、今の私は林間合宿終了まで視覚共有禁止されてるの。」
「あ、情報漏洩対策か。」
「まあ相澤君達を信じよう。」
「I hope so.」
おわかりいただけただろうか?
[強化編]が終わったら番外編(スピンオフ)出していいかな?
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見たいし、いいよ。
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駄目、本編続けろ。