武器よし、コスチュームよし、体調よし。
カチコミの準備、よし!
「赤理、光莉。壊理ちゃんは今も本拠地にいる?」
「うん。ただ、いるのは本拠地より少し離れた所にいるね。地図を見てみたけど一軒家の真下。ナイトアイの話だと地下施設があるみたい。深さがわからないから無闇に穴掘るのはだめだって。」
「正面突破か。」
「青以、通。武器と装備は?」
「ジェットパックもチェンソーの異常なし。」
「メンテナンスはしておいた。」
よし。
ヒーロー達とも合流。
今は8時25分。
後5分でカチコミが開始される。私達ブレインズはナイトアイと共に突入する。ロックロックとかが反対していたけど居場所がわかる光莉と視界共有が出来る赤理がいるからそうなったみたい。酉野先生はヴィラン連合の方で動きがあったからそっちに行ってる。
「ブレインズ、行くよ!」
「「「「おー。」」」」
「棒読みやめろ。」
まあやる気があるだけ良いか。
おっと、もう5分か。
「令状読み上げたらダーッ!!と行くんで。速やかによろしくお願いします。」
めんど。とっととインターホン押せよ。
あ、ドアが吹き飛んだ。
「何なんですかァ?」
リューキュウが対処してる。
取り敢えず中に入ったほうが良いな。
「ようわからん、もう入って行け行け!!」
「とつにゅー!」
「おい何じゃてめぇら!」
「勝手に上がり込んでんじゃねぇ!」
「ヒーローと警察だ!違法薬物製造・販売の容疑で捜索令状が出てる!」
よし、屋敷内に入った。
「火急の用や!土足で失礼するで!怪しい素振りどころやなかったな」
「俺はだいぶ不安になってきたぜオイ。始まったらもう進むしかねぇがよ。」
「どこかから情報が漏れてたのだろうか... いやに一丸となってる気が...」
「だったらもっとスマートに躱せる方法を取るだろ。意志の統一は普段から言われてるんだろう。」
「杯を交わせば、親分と兄貴分に忠義を尽くす。肩身が狭い分、昔ながらの結束を重視してんだろうな。」
「今頃、幹部たちが地下で隠蔽や逃走の準備中でしょう。」
「忠義じゃねぇやそんなもん!子分に責任押し付けて逃げ出そうなんて漢らしくねぇ!」
893ってそういうとこあるよね。
まあ仕方がないか。お!
「青以!前方に2名!私達の道を作って!
「OK!」
青以の個性、超スピードは音速を超える。そのスピードとサポートアイテムのチェンソーが合わされば人の手足なんて簡単に切断できる。
あっという間に2名の足を切断、そして両手ををすぐに切断。ほんとコイツ怖いわ。
「ギャァァァァ!!」
「俺の手足がぁぁ!!」
「
赤理のトドメで気絶。警察達やロックロックが引いてるな。
そのまま真っすぐすす進むと花瓶が飾られている所についた。
「ここだ。この下に隠し通路を開く仕掛けがある。」
「忍者屋敷かっての!ですね!」
「見てなきゃ気づかんな。まだ姿を見せてない個性に気をつけましょう。」
「来るよ。」
隠し扉が開くと3名ほどの組員がやって来るけどセンチピーターとバブルちゃんが対応してた。私達はその隙に地下に入る。
先は行き止まりだったけど壁は早急に作られたもので切島君と出久がぶち破った。やるねぇ。
「まって!壁が!」
「うねってる?」
たしか資料にあった入中って奴の仕業か。
「いくらなんでも規模が大きすぎるぞ!」
「奴が入り操れるのは精々冷蔵庫の大きさまでと。かなりきつめにブーストさせればない話じやないか。」
「ナイトアイ!大変だ!」
「どうした光莉?」
「壊理ちゃんが移動してる!急がないと。」
「赤理ちゃん、壊理ちゃんの視界を見せてくれるかい?光莉ちゃん、壊理ちゃんがいる方向はどっちだい?」
ミリオ君に壊理ちゃんの視覚を共有した画面を見せると光莉が指さした方向に向かう。まさか、1人で行くのか?
確かにミリオ君の個性[透過]ならすぐに行けると思うが。
「スピード勝負。それを奴らも分かってるからこその時間稼ぎでしょう!先に向かってます!!」
そういって壁にすり抜けていった。
「1人じゃ心配だ。」
「私達も早く行かないt―― うわぁ!」
ちょ、床が開いた!落ちる!
あ、死ぬ高さじゃない。よかった。
「皆いる?」
「青以と通がいない。」
「あの2人はジェットパックあるから落ちなかったのかも。」
「で、ここは... 広間?」
「ますます目的から遠のいたぞ!良いようにやられてるじゃねぇか!!」
「早くミリオ君の所に行かないと。」
「おいおい、空から国家権力が... 不思議なこともあるもんだ。」
新手か。
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[青以サイド]
嘘でしょ〜。皆落ちちゃったよ。
「通、状況は?」
「俺達2人と30人程の警察。穴は塞がれた。」
「まずいな。司令塔がいなくなった私達は大人の命令を聞くしかない。」
取り敢えずこの状況をなんとかしないと。
試しにチェンソーで壁を傷つける。すぐに修復されて襲いかかってくる。行けるな。
確か光莉ちゃんが指さした方向は... こっちか。
「通、私は別行動をする。貴方は警察さん達を合流させて!」
「はぁ!?」
「じゃあね!」
ジェットパックで高速回転しながらチェンソーで穴を掘る。壊れそうだけど。
私の超スピードを使えば、この壁なんて豆腐のように掘れるんだ!
服が汚れちゃうけど。
[通サイド]
「単独行動された。」
「まあまあ。」
「とにかく、下の仲間と合流せねば。」
警官、やさしい。
さっきから道がぐねるから全然進められない。
と思ったら動きが止まった?
わからない。
「もしかしてさっきのチェンソーの少女の方に集中してるのか?」
「ナイトアイのほうかもしれない。」
「よくわからないけど。今がチャンス?」
「ああ。だがどうやって下に行くか...」
「まかせて。」
「個性を使うのか?」
「んなもんない。」
サポート科の人が作ったボールペン型爆弾。それの威力が高いやつみたい。
B組の小大って人が協力したらしいけど、結構やばめらしい。
ボールペンを床にぶっ刺してノック。
「離れて。」
「え?」
「どう見てもボールペ―――」
BOOOOOOOOOOOOOOOOON‼️
威力高すぎないか?
「怪我ない?」
「あ、ああ。」
「威力おかしいだろ。」
まあ道は出来たし、行くか。
「穴が塞がれる前に行こう。」
俺はジェットパックあるから大丈夫だが。あ、普通に飛び降りてる。
下に降りると確かサンイーター(だっけ?)が倒れてた。
「おい、大丈夫か!?」
「瓦礫の中に3人拘束されてるぞ。」
「まだ意識はあるな。」
早く他の仲間と合流しないと。
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[転生者サイド]
ファットと切島君が相澤君をかばって別行動になっちゃった。
入中という奴のせいで今天井、壁、床がぐにゃんぐにゃんになってる。このままじゃ押しつぶされんぞ。
「赤理!時を止められるか?」
「目開けたくない!」
「おバカ!光莉、壊理ちゃんの場所は?」
「さっきから動いてない。おそらくルミリオンが交戦してる。」
「ロックロック!」
「リーダーぶるない!この窮地!元はと言えばあんたの失態だ‼️」
ロックロックの個性で一部を固定してなんとかするけど、長くは持たない。
「締めてねぇところから来るぞ!」
出久と光莉が迫ってくる壁を破壊。
「このままじゃジリ貧だぞ!」
「埒が明かない!」
どうすれば...
「ッ!!」
「開いた!?」
「なぜだ?」
「今度はどういうつもりだ!?」
うぉっ!ロックロックが壁の向こうに!?
て、出久と相澤君が!って、私達も!?
「分断ね。」
「早く合流しないと。」
「これで行けるかな。」
異空間からメイスを取り出して壁を怖そう。
「まって。」
「どうした?」
「向こうから声が聞こえる。」
そう言われて耳を済ませてみれば確かに聞こえた。
その瞬間、壁がまたうねりだした。
「あの声が入中か!」
「赤理、撃て!」
「
赤理が上半身のチャックを開けてパワーコアを見せるとそこから光が漏れ出す。
「出力34%、声がする方に発射!!」
すげぇ音と光。
光莉の光線を超えてるんじゃない?
爆発と共に1人の大柄な人間が落ちてくる。
「少し外したみたい。」
「むしろ好都合。」
私は地形を利用して入中の近くにジャンプ。
メイスを思いっきり顔面に叩きつけた。メイスよりも斧の方が使いやすいな。
気絶した(私が顔面を潰した。)入中は大柄な大人。
私達じゃあ運べないから赤理が穴を開けて警察と合流。
しかし一難去ってまた一難。
「ヴィラン連合か。」
「我々警察としては無視できん。」
「私達がいない間に接触したのか。」
トガヒミコとトゥワイス。もう逃げに徹してるのかも知らない。
取り敢えずロックロックの怪我を治そう。
「
「イレイザー・ヘッドだ。」
「壊理ちゃんとの距離は近い。急がないと。」
「治ったよ、ロックロック。」
「すまねぇ。」
よし、相澤君の肩に触れて怪我を治そう。
にしても急がないと。
「何を立ち話してんだ。無視して進め!連合のことは警察に任せりゃいい!俺たちの最優先事項は何だよ!!?」
「確かにそれが最善か。」
「入中の拘束は任せとけ。分かったらとっとと足動かせ!ここまで来たらあと一息だろ!行け!!」
「りじぇ、怪我を治すのは後だ。」
「日向だよ。」
今いるのは私、光莉、赤理、相澤君、ナイトアイ、出久だ。
戦力だいぶ減ったな。
走った先にあった扉から別の通路に、そこには組員が1名倒れていた。
「コイツは私が見ておく。」
「頼むよ。」
通路の先は行き止まりだけどおそらく治崎が作った壁だろう。
早く突破しないと。
==================
[青以サイド]
「疲れたぁ。」
左手のチェンソー壊れちゃったよ。服も汚れちゃったし。ジェットパックの火で中毒死とかやだな。
でももう少しのハズ。
あ、穴空いた!
「よっと。」
どっかの天井に出たね。
あれ、確かミリオさん?壊理ちゃんは... マントに包まってる!かわいいなぁ。
「音本!撃て!!」
あの銃って個性を消すやつ!でもミリオさんには効かないはず。
って、壊理ちゃんを狙って、ミリオさんは必ずかばう。まずい!
「させるかぁぁ!!」
僕はミリオさんの前に飛び出して放たれた弾を右手のチェンソーで弾く。
「壊理ちゃん、久しぶり。前にお話したお兄ちゃんだよ。」
音本って言われたやつが銃をリロードしたから一瞬で近づいて両手を切断。穴ほってたから切れ味悪くなってるよ。ついでに蹴りお入れておいた。
この銃と弾は回収しておこう。
「ミリオさん、壊理ちゃんは私がみるから、あの可愛くない外道野郎はお願いします!」
「任せておいて!」
壊理ちゃんを抱えて天井の穴に行こうとしたけど若頭の奴が妨害してくる!まずい。
僕の超スピードでなんとか避けるけど天井まで行くには妨害は絶対される。
「治崎!!」
「その名は捨てたと言ったハズだ。」
あ、壁ぶち破って出久君達来た!
「青以!どうしてここに!?」
「穴ほってきた。」
「まあいいや。壊理ちゃんを連れて退却して。」
「モチのロン。行くよ壊理ちゃん。お兄さんが守るから。」
「・・・?」
僕は壊理ちゃんを抱えて出久兄ちゃんが開けた穴から脱出する。
ジェットパックの燃料が残り少ないから歩いていかないと。
「青以?その子って...」
「壊理ちゃんだよ。そっちは?」
「
ひでぇ。
[転生者サイド]
「おいおいおい。」
「何?何がおきたの?」
「見えないならアイマスクを取れ。」
「ヤダ。で、何がおきたの?」
「青以が倒した奴、アイツの身体をオーバーホールしやがった。」
「つまり?」
「自分と仲間を破壊して融合させた。」
すごい禍々しい。
「さあ、壊理と完成品を返してもらおうか。」
完成品?まさか青以が持っているのか?
異空間からライフルをを取り出して標準を合わせる。
ナイトアイ、出久、ミリオ君が戦ってるから難しい。
取り敢えず、引き金を引く。チッ、目を狙ったのに喉にあたっちまった。
これ以上撃つとナイトアイやミリオ君、出久にあたる!
あ、相澤君と組員の1人が隔離された!?
「赤理、治崎がいつ壊理ちゃんを追うかわからない。」
「ここで待機ね。」
ライフルを異空間にしまって斧を取り出す。
ミリオとサーのコンビネーションがすごい。
だけどいつまで持つか。
治崎とミリオ君だったらミリオ君の方が強いように見える。
いや、組員と合体したから互角か!?
「ミリオ君、じゃなくてルミリオンの体力も減っている感じがする。」
「ふたりとも下がれ!」
ナイトアイがミリオ君と出久を下がらせた。
出久はともかくミリオ君の息切れがすごいよ。
「ナイトアイ、一人でやる気か?」
「けど懸命な判断かもルミリオンの体力を考えた結果だと思う。ナイトアイがもしやられたら私達が行くよ。」
「うん。」
ここからじゃあよく見えない。
「赤理、虫を出して。」
「
赤理の口からでかい甲虫が吐き出されたんだけど。気持ち悪。
タブレットを渡され虫から見える映像を見た。
「ナイトアイが串刺しに!?」
「まずいこっちに向かってきた!」
ちょ、出久の奴飛び出しやがった!
ミリオ君も飛び出しそうになったけど止めた。
「ミリオ兄ちゃんは私達がやられた時おねがい。」
「いくよ赤理。」
お、赤理が音楽を流し始めた。戦闘の開始だな。
異空間から斧を出してメイスをしまう。
赤理が四つん這いになって赤い槍を撃って、気をそらした隙に出久君がナイトアイを救出する。
私は近づき斧を振るうけど避けられた。
すぐに体制を立て直し、ゴム弾銃を取り出して腹に撃つ。全然効いてねぇ。
「赤理!」
「
赤理の回転ノコギリが治崎の頬をかすめた。っと!地面が棘になって足が刺された!
「いってぇな。」
足を切断して距離を取る。再生しながら戦うしかないか。
「この鹵獲脳無がッ!」
「黙れ!」
今の治崎には腕が4本、本体と部下のだ。減らさないとな。
赤理が右手の回転ノコギリが部下の身体の右腕の所に来た。今だ!
「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
斧をぶん投げて本体の左腕をぶった切った。そして同じタイミングで赤理が部下の左腕をぶった切った!
「「しゃおらぁザマァァ見ろ!!」」
「オイッ!」
「ぐぼッ!」
赤理!?
「大丈夫か?」
「スピーカーの一部機能と右腕義手壊れた。そっちは?」
「足の再生は完了した。視界は?」
「かろうじて音波出てるから大丈夫だよ。」
赤理のメイン武器がやられた。これはまずいかもしれない。
「これが望みなのか!?お前のせいでまた死ぬぞ!壊理!!!」
ッ!まさかコイツ壊理ちゃんを呼び戻す気か?青以がいるから大丈夫だと思うが、彼もまだ子どもじゃん!
「
赤理のコアから光球が発射された!
だいぶふっ飛んでいったけど追撃しないと。走って斧を拾う。って、また地面が棘に...
てか...
「まだ意識あったのかよ。」
まずい、棘が身体に刺さって動けない...
ここで転生する訳にもいかにないし!
治崎の奴が出口の方に視線を向けてる。これはまずい。赤理は動けるけどメインの武器がない。
ここは彼だよなぁ。
「デク!治崎が壊理ちゃんの所に向かうかもしれない!青以の所に向かって!赤理!ナイトアイを安全な所に!」
無理矢理抜け出して斧を拾う。
指示通りに赤理はナイトアイを連れてワープ、出久は青以と壊理ちゃんの所に向かっていった。
「どうする?私にかまってる暇はないぞ?」
「お前には興味ない。」
治崎はいつの間にか腕を修復してる。
あの腕ほしかったんだけど無駄だったか。
「だろうね。」
棘から抜け出して右手を火炎放射器にした。
「抵抗はさせてもらうぞ。」
青い炎を浴びせて距離を取り、剛君が作ったボールペン型手榴弾をノックしてぶん投げ――
DOOM!!
―――威力高ぁ!?
でもあいつは修復も出来るし大したダメージにはならんだろう。
フィジカル面でも強いな。
いざとなったら反射を使うか。って、また地面が棘になった!こいつ対策してくる!?
どうすれb―――
THOOM!!
「てんじょぉぉぉぉぉ!?」
「ドンピシャ!!」
「ケロ...」
え?何?あ、リューキュー!梅雨ちゃんとお茶子ちゃんもいる!
主役回出すなら誰がいい?
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音足青以
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明晰夢叶
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並川通