遊戯王ARC-V Grand Order 作:ボルメテウスさん
「へぇ、デュエルは盛んだとは聞いていたけど、ここまで凄いとは」
そう、正直な言葉を言いながら、俺は街の風景を見て回る。
ここでは、あまり珍しくないソリットビジョンを使っている場所は多く、見える。
「とりあえず、ここが私達の遊勝塾よ!」
「おぉ、なかなか」
さっきまでいた場所に比べたら、少し地味だ。
それでも、未知の場所に、ワクワクする。
「それで、あなたがここに入る前に、少しテストは良いかしら」
「テスト?」
その言葉に俺は首を傾げる。
「といっても、あなたの実力を少し確かめたいと思ってね」
「実力か?」
「えぇ、あなたの英霊というのをもう少し見たいと思って」
「確かに、あのアルトリアという人を見てみたいし!」
その言葉に俺は思わず笑みを浮かべる。
そこまで言われたら、悪い気はしない。
そのまま俺達は真っ直ぐとデュエルを行う流れとなっていた。
そう考えている間にも何時の間にかギャラリーが増えている。
「さぁ、始めようか」
「えぇ」
「「デュエル!!」」
その言葉と共に俺と柚子さんのデュエルが始まる。
「まずは、俺のターン。
よし、まずは始まりの英霊 マシュ・キリエライトを召喚し、カードを2枚伏せて、ターンエンド」
「あれって」
「あぁ、藤丸のデッキのキーモンスターだ」
「キーモンスターだと?」
その言葉に塾長は首を傾げる。
「あのマシュというモンスターは、魔力カウンターを置いた数と同じレベルの英霊モンスターを召喚できるんだ」
「それで、1ターンキルを成功させたから」
「それ程の」
そう、ギャラリーが騒いでいる事もあってか、少し照れくさい。
それは、マシュも同じようだった。
「さっそく出たわね。
けど、攻撃力0のモンスターを無防備にして、良いのかしら」
「さぁねぇ。
どう判断するかは、そちら次第だよ」
「まぁ、明らかに、罠カードだな」
「うん、あからさま過ぎる。
だからこそ、どう攻めば良いのか」
「だとしても、今は私は進むだけ。
私は独奏の第1楽章を発動するわ。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
手札・デッキからレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。。
私は手札から幻奏の音女アリアを特殊召喚をするわ」
その言葉と共に現れたのは、どうやら、ハープを背中に背負うモンスター。
その名前から考えても、おそらくは音楽関係のモンスターだろう。
「さらに自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
現れて、幻想の乙女ソナタ!」
その言葉と共に現れたのは、緑色の音符を背負った乙女。
なるほどなるほど。
「そして、私はモンスターを2体リリースして、アドバンス召喚!天上に響く妙なる調べよ。眠れる天才を呼び覚ませ。いでよ!レベル8の幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!」
その言葉と共に現れたのは、まるで妖精を思わせる羽と共に指揮者のように現れたモンスターだった。
「それにしてもモーツァルトか」
まだ会った事はないけど、もしも出てきたら、どんな反応をするのか。
「プロディジー・モーツァルトの効果!1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札から天使族・光属性モンスター1体を特殊召喚する。私は幻奏の音女アリアを召喚するわ」
「流れるように次々とモンスターが出てくるなぁ」
「幻想の音女アリアは特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。
悪いけど、あなたの効果では破壊する事はできないわよ」
「別に、破壊は目的じゃない。
何よりも、この二つはそれが目的じゃないから」
「なんですって?」
「俺は2枚の罠カード。
英霊技能 時に煙る白亜の壁と英霊技能 奮い断つ決意の盾を発動する。
まずは英霊技能 奮い断つ決意の盾の効果で、自分の場にいるモンスター一体を守備表示にし、このターン、相手はこのモンスターに可能な限り攻撃する。
また、この効果で相手モンスターが攻撃した時、そのモンスターに魔力カウンターを一つ置く」
「えっと、それって」
「守備表示にしたのは良いけど?」
「結局は、プロディジー・モーツァルトで破壊されるだけじゃ」
「いや、もう一枚の罠カードに何かある」
「その通り。
英霊技能 時に煙る白亜の壁はそちらにいるアリアと同じくこのターン、そのモンスターは戦闘では破壊されない。
さらには、魔力カウンターを一つ置く。」
「えっと、それってもしかして」
「嘘っ!」
そうしている間にも柚子さんのモンスターがすぐにマシュに攻撃を仕掛ける。
だが、その手に持つ盾で防ぎ、さらには跳ね返ったアリアによって、反対に柚子にダメージを与える。
「くっ」LP4000→3600
「モンスターの破壊を無効にしただけではなく、次に自分に有利になるように整えた。
ここまで行うとは」
「私はこれで、ターンエンドよ」
「それじゃ、俺のターンドロー!
俺はまずは魔力掌握を発動。
フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。
そのカードに魔力カウンターを1つ置く。
その後、デッキから「魔力掌握」1枚を手札に加える事ができる。
俺はマシュを選択し、そして効果を発動!」
その言葉と同時に、マシュは盾を構える。
「今、マシュに溜まっている魔力カウンターは5個。
よって、レベル5の英霊モンスターを特殊召喚できる」
その言葉と共に、マシュの盾から巨大な魔方陣が現れる。
「────告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
現れろ、大海賊 エドワード・ティーチ!」
その叫びに合わせるように現れたのは1人の男だった。
髭を生やし、なかなかに凶悪な面をしているその人物に対して。
「うぅん、なんだか」
「前回のあの人の方が良かった」
「うんうん」
子供というのはなかなかに残酷だ。
実際に、場にいるティーチは涙目になっている。
「けど、そのモンスターで一体何を。
モンスターは破壊できないわよ」
「確かにモンスターは破壊できない。
けど、モンスターの破壊だけがデュエルじゃない。
ようするにライフを0にすれば良いんだ。
俺は手札から魔術師技能 緊急簡易召喚を発動する。
俺は二つある効果の内、自分フィールドに影英霊トークン1体を特殊召喚する」
その言葉と共に現れたのは、そこに誰かいるのか分かる程度の影だった。
まさしく、影と言うには相応しい英霊だ。
そして、同時に2人に魔力カウンターが置かれる。
「頭数を増やして、何を」
「命懸けでスリルで行くぜ!
俺は魔術師技能 令呪を発動!
その効果で、俺はライフを3000払い、発動!
ディーチに、魔力カウンターを6個置く」LP4000→1000
「えっと、これで、エドワード・ディーチに乗っている魔力カウンターは8個か」
「けど、それだったらマシュに魔力カウンターを置いて、アルトリアを召喚すれば良いのになんで」
「この場で活躍するのはこいつだと思ったからだよ。
俺はエドワード・ディーチの効果発動!
魔力カウンターを2個取り除く事によって、自分フィールドの『英霊』モンスターの攻撃力・守備力は自分フィールドの表側表示で存在するモンスター数×300アップする」
「えっと、それって、今、場にいる英霊のモンスターの数は3体」
「だから、3✕300で900。
だから、全てのモンスターが900上がる訳か」
「だが、それだけで勝てるのか?」
「いや、待て、さっきの言葉の中で」
「っ」
同時に気づいた様子だった。
「その通り、エドワード・ディーチのこの効果は何度でも使える。
よって、さらに3回連続で発動する!!」
「えっと、それって、つまり」
「900✕4だから」
「3600!!」
「それって!」
それは、その場にいた全てのモンスターの攻撃力がプロディジー・モーツァルトを越えた事になる。
「一斉攻撃だ!
俺は幻想の音女アリアに攻撃だぁ!!」
同時にディーチがその場で構えると、その背後から次々と砲台が現れる。
それを合図に一斉に柚子さんに向けて、放たれていく。
「きゃああぁぁあ!!」LP4000→0
全ての攻撃を防ぐ事ができない。
その結果は、見ての通りだ。
「まさか、ここまで圧倒的だとは」
「なんというか、凄まじいな」
その言葉と共に俺は柚子さんに向かう。
「えっと、大丈夫ですか?」
「えっえぇ、なんだか、驚いたわ。
けど、頼もしいわ」
同時に起き上がる。
「これで遊勝塾も!!」
「なんだか、色々と苦労臭が出ているなぁ」
そう、俺は思わず呟きながら、これから起きるだろう騒動に笑みを浮かべながら言う。
今回の登場カードはクォーターシェルさんの応募カードです。
効果の方は少し変更させて貰いました。
大海賊 エドワード・ティーチ
星5/水属性/戦士族/攻 2300/守 1200
効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの魔力カウンターを2個、取り除いて発動できる。
自分フィールドの『英霊』モンスターの攻撃力・守備力は自分フィールドの表側表示で存在するモンスター数×300アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードが墓地に送られたターンのエンドフェイズに500LPを払って発動できる。墓地のこのカードを攻撃表示で特殊召喚する。
魔術師技能 緊急簡易召喚
速攻魔法
このカード名の(1)・(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに『影英霊トークン』(天使族・闇・星4・攻/守1000)1体を特殊召喚する。『影英霊トークン』が自分フィールドに存在する限り、自分は『英霊』モンスター以外のモンスターを召喚・特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の『英霊』モンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
英霊技能 奮い断つ決意の盾
通常罠
自分の場に『マシュ』と名の付くモンスターがいる時に発動できる。
⑴自分の場にいるモンスター一体を守備表示にし、このターン、相手はこのモンスターにしか攻撃できない。
また、この効果で相手モンスターが攻撃した時、そのモンスターに魔力カウンターを一つ置く。
英霊技能 時に煙る白亜の壁
通常罠
自分の場に『マシュ』と名の付くモンスターがいる時に発動できる。
⑴自分の場にいるモンスター一体を選択する。このターン、そのモンスターは戦闘では破壊されず、魔力カウンターを一つ置く。
藤丸がアクションマジックを使うのは
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あり
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なし