遊戯王ARC-V Grand Order   作:ボルメテウスさん

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弁慶と牛若丸

「それにしても、英霊。

 

聞くと、なかなかに興味深いテーマだな」

 

「そう言えば、彼は一体」

 

1人だけ、結構顔の濃い人物がいる事もあって、俺は思わず質問してしまう。

 

白の学ランに鉄ゲタ、ハチマキにたすきと、コテコテの応援団スタイルをした男性。

 

「あぁ、そうか。

 

藤丸は初めてか。

 

こっちは権現坂昇」

 

「権現坂だ。

 

よろしく頼む」

 

その言葉と共に挨拶してくる。

 

「あぁ。

 

それですまないが、藤丸に少し聞きたい事があるのだが、良いか?」

 

「んっ、別に良いけど」

 

「実は先程のデュエルを見て、俺自身も藤丸と戦ってみたいと思えてな。

 

どうだろう、今から一戦やらないだろうか?」

 

「んっ、良いよ」

 

唐突の提案に、俺は反射的に答えてしまう。

 

「ふむ。

 

なら、早速だ。

 

すまないが、借りても良いか」

 

「あぁ、勿論だ」

 

そう言うなり、権現坂は歩き出し、塾長からの許可を貰うと共に、向かう。

 

「じゃあ、俺も行ってくるわ」

 

「行ってらっしゃい」

 

権現坂の後を追いながら、俺は軽く手を振りながら、ゆっくりと構える。

 

「それでは、始めるぞ」

 

「あぁ」

 

「「デュエル!」」

 

「俺のターン。

俺は超重武者カゲボウ-Cを召喚する。

超重武者カゲボウ-Cの効果で、このカードをリリースして発動できる。

手札から「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する。

俺は手札から超重武者ビッグベン-Kを召喚する」

 

「ベン-K?」

 

その単語に俺は思わず首を傾げる。

 

そうしている間にも現れたのは、巨大な機械のモンスターだ。

 

だが、その見た目の特徴から考えても、間違いなく弁慶だと言う事は見て分かる。

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「弁慶か。

良いね、だったら、俺の勝ち方は決まったな」

 

「勝ち方だと?」

 

「まぁ、それは楽しみにしていてくれ。

俺は始まりの英霊 マシュ・キリエライトを召喚。

そして、英霊技能 陣地作成を発動する。

自分フィールドに『英霊』モンスターが存在する場合に発動できる。自分はデッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

俺は人理継続保障機関フィニス・カルデアを手札に加え、そのまま発動!」

 

その言葉と共に、俺の後ろに現れたのは巨大な丸い建物だった。

 

「フィールド魔法を使うとは、珍しいな」

 

「まぁね。

そして、フィニス・カルデアの効果でこのカードの発動時効果処理として、デッキからレベル4以下の『英霊』モンスター1体を手札に加える事ができる。

俺は炎門の守護王 レオニダス一世を手札に加え、カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「動かないのだな」

 

「風林火山。

山のようにどっしりと構えて動かない。

動く時は、やばいぜ」

 

「ならば、こちらは行かせて貰う!

俺のターン、俺は超重武者装留イワトオシの効果。

自分メインフェイズに自分フィールドの「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。

自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する」

 

それと共にビッグベン-Kの腕には青い弓矢が装備される。

 

「バトルだ。

ビッグベン-Kでマシュ・キリエライトに攻撃!」

 

その言葉と共にマシュに向かって、その矢が襲い掛かろうとした。

 

だが、その時。

 

「相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、

その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う!」

 

同時にマシュの前に現れたのは、黄金の兜に槍と盾を持つ頼もしき存在、レオニダス1世。

 

「そして、このカードはその戦闘では破壊されない」

 

「だが、このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える!」

 

「ぐっ」LP4000→3200

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「俺のターン、ドロー。

それじゃ、そろそろ本番と行きますか。

俺は信仰の城塞 ヴラド三世を召喚する。

さらに、英霊技能 黄金律を発動する。

自分フィールドに『英霊』モンスターが2体以上存在する場合に発動できる。

自分はデッキからカードを2枚ドローする」

 

その言葉と共に俺は手札に来たカードを見る。

 

「それじゃ、行くぜ。

マシュの効果、発動」

 

同時に、その言葉と共に構える。

 

「来るか。

しかし、魔力カウンターは3つ」

 

「という事は、レベル3のモンスター」

 

「いいや、人理継続保障機関フィニス・カルデアの効果。

自分フィールドの『英霊』モンスターが魔力カウンターを取り除いて効果を発動する場合、その取り除く魔力カウンターを1つ減らす。

よって、現れるのは、レベル4のモンスター

 

同時に俺はそのまま構える。

 

「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

遮那王 牛若丸!!」

 

「牛若丸だと!!」

 

その登場に、さすがに権現坂も驚きを隠せない様子だった。

 

「牛若丸って、確か」

 

「えっと、確か弁慶を倒したという人だって、聞いた事があるけど」

 

「まさか、ここで出てくるとは」

 

「けど、どうやって?」

 

「こうやってかな。

行くよ、ヴラド三世、牛若丸!」

 

同時に2人はこちらに振り返り、頷く。

 

それと共にマシュはそのまま盾を構える。

 

「――――再度、告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

 その身は復讐の権化。その身は源を恨めし者。

 されど、その刀は人理を守る為に。

融合召喚!!」

 

「融合だって!!」

 

その言葉と共に、牛若丸の姿が変わる。

 

それまで、牛若丸になかった属性。

 

悪属性を持つヴラド三世の力が、牛若丸の中にある別側面を呼び出す。

 

それは先程までの少女を思わせる面影はなく、成長する。

 

その姿は大きく成長する。

 

「現れろ、源氏殺し 平景清!」

 

その言葉と共に、現れた平景清がゆっくりと姿を現す。

 

「まさか、融合召喚まで使えるとは」

 

「まぁ、なんとなくだけど。

まずは源氏殺し 平景清の効果。

このカードの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は手札を2枚選択して裏側表示で除外する」

 

「ぬっ」

 

それと共に、権現坂の手札が2枚がそのまま除外される。

 

「裏向きで除外された以上、そのカードを使用する事ができない。

墓地誘発も、除外による誘発もできないなんて」

 

「そして、俺は魔法カード、令呪を発動する。

ライフを500払い、平景清に魔力カウンターを1つ置き、レオニダス1世を攻撃表示に。

そして、魔法カードカリスマを発動。

この効果で、場にいるモンスターの攻撃力を500上げる」LP4000→3500

 

「それはつまり」

 

「あぁ、バトルだ。

この時、平景清の効果。

相手モンスターとのダメージステップ開始時にこのカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。このカードは戦闘では破壊されず、ダメージステップ終了時に戦闘した相手モンスターを破壊する」

 

「ぬぅ!」

 

──沙羅双樹の花の色、即ち。この世の摂理を知るがいい!諸行無常・盛者必衰!──

 

その言葉と共に、景清を形作る怨念達を表すように分身した後、それらを禍々しい紫炎の刃へと変え、その刃は真っ直ぐとビッグベン-Kを斬り裂く。

 

だが

 

「ぐっ」3500→3300

 

あくまでも破壊されないだけ。

 

ダメージは俺の方に来る。

 

「まさか、ここまでとは」

 

「肉を切らせて骨を断つ!

これで、攻撃はいける!

行くぜ、レオニダス1世でダイレクトアタック!」

 

「ぐぅ!

だがっ「罠カード、オーダーチェンジ」なに」LP4000→2500

 

「自分フィールドの『英霊』モンスター1体をリリースして発動できる。手札・デッキからリリースしたモンスターのレベル以下のレベルを持つ『英霊』モンスター1体を特殊召喚する。

俺は平景清を選択し、デッキから円卓の王 アルトリア・ペンドラゴンを特殊召喚する」

 

「まさか、ここまで読んでいたのか」

 

「いいや、たまたまさ。

何よりも、ぎりぎりだったからね」

 

「そうか」

 

「アルトリア・ペンドラゴンで、ダイレクトアタック!」

 

その言葉と共にアルトリアの一撃が、そのまま権現坂のライフを0へと変える。

 

それによって、デュエルは決着をつける。

 

俺はそのまま疲れて、そのまま座り込む。

 

「それにしても、驚いた。

まさか、融合まで使えるとは」

 

「まぁ、色々とあったからね」

 

「けど、融合って、確か最新だから、使える人はあまりいないのに、どうやって」

 

「あぁ、まぁ色々とね」

 

「色々って、なに?」

 

「色々と言ったら、色々」

 

何よりも、こんな方法信じて貰える訳ないからね。

 

『それにしても、まさか弁慶さんがこちらではあんな姿だとは、驚きです』

 

そう、マシュが隣で呟く。

 

その声は誰にも聞こえないが。

 

とりあえずは。

 

「この世界に何が起きるかだよな」

 

そんな呟きだった。




今回登場したカードは以下の通りです。

遮那王 牛若丸
星4/風属性/戦士族/攻 1800/守 600
効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(3):このモンスターが相手に戦闘ダメージを与えたダメージステップ終了時に、このカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。相手は手札を1枚ランダムに選択して捨てる。

源氏殺し 平景清
星8/闇属性/戦士族/攻 2800/守 1600
融合・効果モンスター
「遮那王 牛若丸」+闇属性モンスター
このカードは上記のカードを素材とした融合召喚及び以下の効果でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードを除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(1)・(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は手札を2枚選択して裏側表示で除外する。この効果を発動したターン終了時に相手は自分の裏側表示で除外されているカードを2枚選択して手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(3):相手モンスターとのダメージステップ開始時にこのカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。このカードは戦闘では破壊されず、ダメージステップ終了時に戦闘した相手モンスターを破壊する。

魔術師技能 オーダーチェンジ
通常罠
(1):自分フィールドの『英霊』モンスター1体をリリースして発動できる。手札・デッキからリリースしたモンスターのレベル以下のレベルを持つ『英霊』モンスター1体を特殊召喚する。

英霊技能 陣地作成
通常魔法
(1):自分フィールドに『英霊』モンスターが存在する場合に発動できる。自分はデッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

人理継続保障機関フィニス・カルデア
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時効果処理として、デッキからレベル4以下の『英霊』モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに『英霊』モンスター1体を召喚できる。
(3):自分フィールドの『英霊』モンスターが魔力カウンターを取り除いて効果を発動する場合、その取り除く魔力カウンターを1つ減らす(0以下にはならない)。

信仰の城塞 ヴラド三世
星4/闇属性/戦士族/攻 1700/守 1900
効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):相手フィールドのモンスターが効果を発動した場合、このカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。その相手モンスターが闇属性または悪魔族だった場合にその後、そのモンスターとこのモンスターを破壊する。

炎門の守護王 レオニダス一世
星5/炎属性/戦士族/攻 1000/守 2700
効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(2)・(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。ターン終了時までこのモンスターの守備力は1000アップし、相手モンスターはこのモンスター以外に攻撃できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、
その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。このカードはその戦闘では破壊されない。



個人的、FGOでの融合・シンクロ・エクシーズモンスターをアルトリアで例を出します。
融合:同一人物の新たな側面&複数の英霊が合わさった姿:水着アルトリア
シンクロ:成長した姿:アルトリア・ランサー
エクシーズ:全く異なる別の存在:謎のヒロインX
もしも、融合・シンクロ・エクシーズで悩んだ場合は上を参考に考えてみて下さい。
勿論、それには関係なく考えても問題ありません。

藤丸がアクションマジックを使うのは

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