遊戯王ARC-V Grand Order 作:ボルメテウスさん
無事に藤丸が遊勝塾の一員になってから、数日。
その話題は、とある雑談からだった。
「そう言えば、藤丸さんって、普段は何をしているんだろう」
塾の塾生の一人である鮎川アユの一言だった。
「えっ、普段?」
偶然、その場にいない藤丸の事に関しての話題が出たという事もあり、全員が藤丸の普段の行動を思い出すように、首を傾げる。
藤丸の特徴、それは簡単に言えば、お調子者であった。
彼は好物のカレーパンがあれば、まるで人知を超えた力を発揮する事が多い。
だが、それ以上に以外と手先が器用であった。
その事もあってか、彼自身が塾での練習をよく支え、ソリッドビジョンによる操作や機械の調整など様々な所で手伝ってくれる。
そういう意味では、たった数日だが、今の遊勝塾ではなくてはならない人員になっている。
だが、それ以外は、あまり多くは知らない。
「まぁ、まだ会って数日だからね。
それに、この塾での2人目の融合使いだからね」
その会話を行っていると、ふと一人の人物が首を傾げた。
「融合?
どういう事?」
「あっ、そう言えば、その時はまだ素良は塾には来ていなかったけ」
「権現坂とのデュエルの時に、融合を使ったんだ。
それも結構強いカードを」
「へぇ、融合か。
気になるねぇ」
その言葉に素良は笑みを浮かべる。
「やっぱり、同じ融合使いとしては、戦ってみたいの?」
「うん、そうだね。
ぜひ、手合わせをしてみたいよ」
そう、周りには見えないように、凶悪な笑みを浮かべながら。
そうしている間にも、何やら物音がした。
「いやぁ、結構大変だわ。
施設の整備に必要なのが、結構あって」
「あぁ、噂をすれば、藤丸さんだ!」
その言葉が聞こえ、見ると、藤丸がいた。
しかし、多くの荷物を手に持っていた。
「おぉ、ただいま。
って、どうしたんだ?」
そう藤丸が尋ねると
「いやぁ、藤丸って、結構強いって話を聞いたからね。
ぜひとも戦ってみたいと思って!」
「俺と?
また、なんで」
「だって、藤丸は融合使いなんでしょ!
僕と戦って欲しいから」
「俺、融合使いじゃないぞ」
そう、藤丸は特に気にした様子もなく、言う。
「えぇ、でもこの前、融合使ったじゃない」
「あれは、その場のノリ。
それに俺はあくまでも『英霊』と共に戦っているだけだから」
「ノリで、今、話題の技術を使うって」
「やっぱり藤丸さんは謎が多い」
そう呆れている塾生を余所に、藤丸は素良にデュエルを行うように迫られる。
「そう言わずに、勝負してよぉ」
「えぇ、でもなぁ」
そう、面倒くさがっている時だった。
ふと、藤丸はどこか見つめている。
誰もいない場所。
それに対して、素良は見逃さなかった。
そして。
「まぁ良いか。
たまには」
「おぉさすがぁ!!」
その行動が何を意味するか分からない。
しかし、今は自身が行いたかったデュエルが行える事もあって、素良は笑みを浮かべながら、デュエルフィールドに向かう。
「にしても、まさかここでやるとは。
なんか、物騒だなぁ」
「物騒?」
そんな彼らを余所に誰かと話している藤丸に対して、柚子は首を傾げている。
そうしている間にもデュエルフィールドに、二人は並び立つ。
「それじゃ、始めるよ。
言っておくけど、手加減はなしだよ」
「そっちもなぁ、それじゃ」
「「デュエル」」
その言葉と共にデュエルが始まる。
同時に両者は、その手にカードを5枚見ると、同時に構える。
それと共にシステムが自動的に先行と後攻を決定する。
そして、選ばれたのは
「それじゃ、まずは俺からだな」
そう、藤丸は手札のカードを1枚を取る。
「俺は流浪の冒険者 マンドリカルドを召喚する」
木刀のような武器と丸い盾を装備した青年が現れる。
「マンドリガルド?」
「聞いた事のない名前だね」
「確か、藤丸さんの英霊って、様々な英雄をモチーフにしていたんだよね」
「マシュに関しては、本当に知らないけど、アルトリアはたぶんアーサー王?」
「他にもヴラド3世や牛若丸も分かるけど、マンドリガルドって、誰?」
『がはぁ!』
「マイフレンド!!」
そう、無邪気な子供による口撃は、容赦なくマンドリガルドに襲い掛かる。
まるで、本当に意識があるように、倒れ込む。
「うわぁ、実際にいるみたいで反応するなんて、面白いねぇ」
そんなマンドリガルドの反応を見て、笑う素良。
「まぁ、とにかく続けるぞ。
俺は英霊技能 陣地作成を発動。
その効果により、デッキから人理継続保障機関フィニス・カルデアを手札に加えて、さらに発動。
効果でデッキから遮那王 牛若丸を手札に加える。
ここまで2度、魔法カードを使用した為、マンドリガルドに2個の魔力カウンターが置かれる。
そして、カードを1枚伏せて、ターンエンド」
「魔力カウンターって、あの魔力カウンター?
へぇ、結構面白いね」
「その反応からして、既に知っているようだね」
「うん、僕の所にも使っている人はいたから。
まぁ、最も、その人は英霊は使っていないけどね」
そう素良は笑みで答える。
「さて、モンスターが出てきたからね。
僕の方も少しは本気を出さないとね。
僕のターン、ドロー
僕は永続魔法、トイポットを発動」
その言葉に連動するように、素良の隣に現れるたのは巨大なガチャガチャ
装飾の目のような部分や長い舌を模したレールなど、蛙の様な見た目だ
「トイポットはね
1ターンに1度、手札を捨ててデッキからカードを1枚ドローできるんだ。
そして、それをお互いに確認して確認したカードがファーニマルモンスターなら、手札からモンスターを1体、特殊召喚出来るんだ」
「なるほど」
そう関心するように頷く藤丸を他所に、素良はそのまま手札を一枚、捨てる。
「僕は手札を一枚捨てて、現れたのはファーニマル・ベア!」
その言葉と共にトイポットから現れたのは、天使の羽を思わせる羽を生やした熊のぬいぐるみだった。
「さ・ら・に僕は手札から融合を発動。
場にいるファーニマル・ベアと手札にあるエッジインプ・シザーを素材に融合!」
その言葉と共に、素良の後ろから出てきたのは渦だった。
「悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ! 融合召喚!現れ出ちゃえ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ、デストーイ・シザー・ベアー!」
その一言と共に、ファーニマル・ベアの姿は変わる。
内側から、切り刻むように、現れたハサミによって、ファーニマル・ベアの身体は大きく変わる。
先程までの可愛い容姿が一変、まるでホラー映画に出てきそうな姿へと変わった。
それに対して、何度見ても慣れない観客は少し引いていた。
最も、藤丸は特に気にした様子はなかった。
「あれぇ、結構平気そうだね。
最初にこのモンスターを見たら、皆、結構恐がるけど。」
「まぁね、
似たようなの、見た事があったから」
「似たようなの?」
「僕はさらにファーニマル・ライオを召喚するよ」
その言葉と共に出てきたのは、ぬいぐるみのライオンだった。
先程のファーニマル・ベアと似た印象を持つ。
「さて、それじゃバトルだね。
僕はデストーイ・シザー・ベアーでマンドリガルドに攻撃」
「この時、手札にあるレオニダス1世の効果発動。
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。このカードはその戦闘では破壊されない」
その言葉と共に、襲い掛かるデストーイ・シザー・ベアーの攻撃が、その場に出てきたレオニダス1世がその攻撃を防いでくれる。
「へぇ、やっぱり凄いね。
けど、ファーニマル・ライオはまだ攻撃ができるよ。
ファーニマル・ライオは攻撃宣言時に発動する。このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで500アップするよ」
「だけど、その時、カウンター罠、英霊技能 心眼(偽)を発動。
自分フィールドに『英霊』モンスターが存在し、相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。その効果の発動を無効にして破壊する」
襲い掛かってきたファーニマル・ライオに対して、マンドリガルドが、その攻撃の軌道を逸らし、そのまま破壊する。
その一連の動きにより、このターン、藤丸にはダメージはほとんど通らなかった。
「へぇ、やるね。
僕はこれでターンエンドだよ」
「俺のターン。
まずは場にいるマンドリガルドとレオニダス一世を触媒に、アドバンス召喚。
現れろ、円卓の王 アルトリア・ペンドラゴン!」
その言葉と共に、二人は藤丸に振り返り、頷くと同時に、その身体は光となる。
そして、現れたのはこれまでの藤丸を何度も勝利に導いた存在だった。
それと共に、藤丸は、笑みを浮かべる。
「さて、それじゃ、行くぜ。
場にアルトリアがいる事で、エクストラデッキにいるこのモンスターを重ねる事ができる」
その言葉と共に、藤丸は構える。
「告げる
汝の身は我が下に
我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い
この意この理に従うならば応えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者
我は常世総ての悪を敷く者
汝三大の言霊を纏う七天
抑止の輪より来たれ
天秤の守り手よ」
その言葉と共に、藤丸の場にいたアルトリアの姿は変わる。
先程までの騎士を思わせる姿ではなかった。
青いジャージ、青い帽子、マフラー。
明らかに先程の印象は、まるで変わった。
「エクシーズ召喚!蒼輝銀河の無法者 謎のヒロインX!!」
「エクシーズ?」
その言葉に、素良はなぜか顔をしかめた。
「俺はさらにアルトニウムを発動。
『蒼輝銀河』と名のつくXモンスターがいる時に発動できる。
手札を2枚まで、捨てても良い。
そうした場合、捨てた数だけ、『蒼輝銀河』と名のつくXモンスターに魔力カウンターとエクストラデッキからこのカードを下に重ねてX素材とする」
「それって、手札に余裕があればっ」
その言葉と共に俺は手札にある2枚のカードを捨てる。
それと共に謎のヒロインXが構える。
「謎のヒロインの効果!
このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。さらに、このカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。
そのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる」
その言葉と共に、謎のヒロインは両手に聖剣を構える。
‐星光の剣よ……赤とか白とか黒とか消し去るべし!ミンナニハナイショダヨ?無銘勝利剣‐
聖剣と反転したもう一本の聖剣を二刀流で構え、剣から噴き出るエネルギーをジェットエンジン代わりにして突撃し、2体のモンスターを滅多斬りにする。
その振るう度にブオンブオンと小気味良い重低音が響く。
「ふぅ」
それによって、デュエルはすぐに藤丸は息を吐く。
「なんとか勝てた。
大丈夫か、素良?」
「…あぁ、うん。
大丈夫だよ、まさか、僕を相手にエクシーズを使うなんてね」
その言葉と共に、素良は悔しそうな顔と共に、藤丸の手を掴まず、そのまま立ち去る。
「なんか、悪い事したか?」
そう考えながら、藤丸は首を傾げる。
「いや、俺にも」
「分からないけど」
藤丸の言葉に対して、その場にいた首を傾げる。
今回、登場したカードは
蒼輝銀河の無法者 謎のヒロインX
ランク7/光属性/戦士族/攻 2500/守 2000
レベル7『英霊』モンスター✕2
自分フィールドの「アルトリア」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカード名はルール上『英霊』『アルトリア』カードとして扱う。
このカード名の(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
⑵:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。⑶:このカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。
そのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる。
アルトリウム
通常魔法
『蒼輝銀河』と名のつくXモンスターがいる時に発動できる。
手札を2枚まで、捨てても良い。
そうした場合、取り除いた数だけ、『蒼輝銀河』と名のつくXモンスターに魔力カウンターとエクストラデッキからこのカードを下に重ねてX素材とする。
流浪の冒険者 マンドリカルド
星4/地属性/戦士族/攻 1900/守 1200
効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合にこのカードの魔力カウンターを2つ取り除いて発動できる。デッキからレベル5以上の『英霊』モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、このカードを破壊する。
(3):守備表示のこのカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
英霊技能 心眼(偽)
カウンター罠
(1):自分フィールドに『英霊』モンスターが存在し、相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。その効果の発動を無効にして破壊する。
藤丸がアクションマジックを使うのは
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あり
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なし