遊戯王ARC-V Grand Order 作:ボルメテウスさん
その日、藤丸が港町に来ていたのは、偶然だった。
デュエル塾で必要な物を買い揃えた帰り道。
塾の一員である柚子が、どこかに走っていた所を偶然だが、見かけた。
疑問に思った藤丸は、そのまま柚子の後を追う事にした。
それは、柚子に対しての違和感でもあった。
だが
(何か、別の奴がいる)
それは倉庫からでも、柚子からでもない。
全くの第三者の気配。
それが藤丸が動かした原因だった。
倉庫へと入ると共に、どうやら以前、藤丸が戦った相手である沢渡がいた。
新たなカードを手に反撃を企てる沢渡。
その悪だくみを阻止する為に柚子が入っていた。
「まったく、デュエルするんだったら、正面から来たら良いのに」
「藤丸、なんで」
「なんか、怪しい気配があってな」
そう言いながら、そのまま藤丸はデュエルディスクをセットする。
「藤丸、別にあなたが相手しなくても」
「いやぁ、少し確かめたい事があってな」
「ほぅ、良いじゃないか。
良いぜ、このネオ沢渡の力、見せてやるよ」
その言葉が始まりを告げながら、藤丸はゆっくりと周りを見る。
まるで、何かを探るように。
そんな事を知らず、デュエルが始まる。
「「デュエル!!」」
それと共にカードを引くと共に沢渡は笑みを浮かべる。
「どうやら、天は俺を味方したようだぜ!
俺のターン。
まずは手札を1枚捨てて発動できる。
炎帝家臣ベルリネス手札から特殊召喚する。
さらに、ベルリネスをリリースして、炎帝テスタロスを召喚するぜ」
その言葉と共に現れたのは、顔を仮面に覆い、身体を炎で纏ったモンスターだった。
「ベルリネスの効果、このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動する。
相手の手札をランダムに1枚選んで捨てる。
捨てたカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターのレベル×100ダメージを相手に与える」
その言葉と共に、藤丸の手札から捨てられたカード。
それは。
「あれはっアルトリアっ」
これまで、数々の戦いにおいて、勝利に導いてきたキーカードであるアルトリア。
それが墓地に送られた事で、柚子は思わず目を見開く。
「よしっ、墓地に送られたそのカードはレベル7!
よって、700のダメージを与えるぜ!!」
「むっ」LP4000→3300
沢渡の言葉と同時に、ベルリネスの炎が、藤丸の身体を燃やす。
ソリットビジョンの炎であるが、それでも僅かに藤丸は驚いた程度だった。
「まだまだ!
ベルリネスの効果、このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。
相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでエンドフェイズまで除外する」
そう言いながら、沢渡はそのまま藤丸の手札を見る。
「いやぁ、これは危ない危ない!
そのモンスターがいたら、これから危険だからね」
「あれはっ」
それは、その場にいた観客を含めた、全員が見る事ができ、その手札にいたモンスターカードは一枚。
それは、マシュだった。
「という事で、俺はとりあえず、除外するのは、英霊技能 竜の炉心を選ぶぜ。
俺はさらにアドバンス・カーニバルを発動する。
アドバンス召喚に成功したターン、もう一度アドバンス召喚ができる」
「アドバンス召喚した上で、さらに上級モンスターを」
「そうだ。
俺はベルリネスをリリースして、このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
現れろ、爆炎帝テスタロス!」
そう、沢渡が言うと同時に、ベルリネスの鎧をさらに豪華にしたと思われるモンスターがその姿を現す。
「このカードがアドバンス召喚に成功した時、相手の手札を確認して1枚捨てる。
捨てたカードがモンスターカードだった場合、
そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
俺が選ぶのは、勿論、それだ!!」
その言葉と共に、藤丸の手札から、マシュが墓地に送られる。
「マシュ」LP3300→2500
「さらにこのカードが炎属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。」
同時に、藤丸の身体はさらに炎が燃える。
それによって、藤丸のライフは
「・・・・」LP1500
「そんな」
先攻のターンであるはずなのに、既に藤丸のライフは半分。
その事に、柚子は驚きを隠せなかった。
「いやぁ、まさに俺はカードに選ばれているねぇ」
「そうか、けど、これでお前の敗北は決まったぜ」
「なに?」
そんな、沢渡の態度とは正反対に、藤丸はあくまでも冷静だった。
「お前、この状況を見て言っているのか?」
「当たり前だろ。
お前、さっきまでの勢いで進めたけど、既にお前の手札は0だ。
だから、それ以上、防ぐ手段はないだろ」
「だとしても。
お前がどう動くのか、既に手札を見た俺には余裕で動ける訳。
だったら、余裕なのは当たり前だろ」
「いいや、お前には、まだ分かっていないカードが一枚だけあるぜ」
「なに?」
その言葉と共に、藤丸が言ったカード。
それは。
「これからドローするカード。
それが、この状況を一変させる事ができるカードかもしれない」
「そんな、たった一枚で逆転なんて、できるかよ」
「できるぜ」
「なに」
そう、藤丸は確信を持つように言う。
「まだ、俺と戦ってくれるデッキがいる以上、諦めるのは、まだ早い。
そう」
その言葉と共に、藤丸は、デュエルディスクの上にあるカードに触れる。
「このドローは重いぜ…
でも俺は引く! 例えこの指が、ペッキリ折れようと!!
見せてやる!俺の熱血!デュエ魂!!」
その言葉と共に、藤丸に纏う炎が、振り払われる。
「ドーロ、ドロドロドロドロドロドロドロドロドロ…ドロォオーーーーーーッ!!
来やがったぜ、俺の切り札、勝ったァーーーーーッ!!」
その言葉と共に、藤丸の手にあるカード。
それを、そのままデュエルディスクにセットした。
「俺は、魔法カード、黒側面・霊基再臨を発動する」
その言葉と共に、墓地にあるカードを一枚を見せる。
「1000LPを払って発動できる。
自分の手札・場・墓地にあるモンスターカードを1枚除外する。
そうした場合、そのモンスターと同じレベルの『オルタ』と名のつく融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する」LP1500→500
同時に、藤丸の場に現れたのは、アルトリア。
だが、その姿は、これまで見たアルトリアとは違う印象だった。
黒ずくめの禍々しい甲冑、瞳の色も金に変わっている。
「現れろ、円卓の黒騎士 アルトリア・オルタ」
その、アルトリア・オルタから出る迫力に、沢渡達は思わず、後ろに下がる。
「ゆっ融合モンスターをっ、だけど、そんなモンスター一体で」
「お前自身、既に見ているだろ」
「あっ」
その言葉と共に、藤丸は手札を一枚、発動させる。
「英霊技能 竜の炉心。
これによって、アルトリア・オルタの攻撃力は守備力分、上がる。
これで攻撃力は4500」
「よっ4500」
「さらに英霊技能 カリスマ。
これによって、攻撃力を500上げ、5000」
それと共に、アルトリア・オルタの迫力がさらに増していく。
その事に沢渡達が後ろに下がる。
「俺はさらに魔法カード、最果ての加護を発動。
自分の場の『アルトリア』を1体を対象として発動できる。
そのカードに魔力カウンターを2つを置く」
その言葉と共に、アルトリアの身体から溢れる魔力が、さらに上がる。
「そして、魔力カウンターを1つ取り除き、攻撃力を200上げる。
その効果は制限はない。
よって、魔力カウンターを合計、5個、取り除き、攻撃力を1000上げる」
「攻撃力が6000っ!」
それと共に、アルトリア・オルタは、真っ直ぐとその手から溢れる黒い剣を構える。
「アルトリア・オルタで、テスタロスに攻撃!」
-『卑王鉄槌』、旭光は反転する。光を呑め・・・!約束された勝利の剣-
その言葉と共に一閃。
テスタロスは真っ二つに斬られる。
「ひっひぃ」LP4000→800
それによって、沢渡の場には既にモンスターは存在しない。
「俺はこれでターンエンド。
さぁ、どうする」
「ぐっぐっ、俺のターンっ!
俺はっ、カードを1枚伏せてっターンエンド」
「俺のターン。
俺はカードを一枚伏せて、アルトリア・オルタで直接攻撃」
そう、アルトリア・オルタは、その一撃を真っ直ぐと沢渡に向けて、振り下ろす。
「馬鹿めっ、罠カード、次元幽閉!
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。選択した攻撃モンスターをゲームから除外する!!」
そう、アルトリア・オルタが、その次元の裂け目に落ちそうになった。
だが。
「アルトリア・オルタは自分の手札が0枚の時、このカードは、このカード以外のカードの効果を受けない。
よって」
アルトリア・オルタは、次元の裂け目ごと、そのまま沢渡を斬り裂く。
「馬鹿なぁ!」LP800→0
それによって、沢渡とのデュエルは確かに終わりを迎えた。
それと共に藤丸はゆっくりと周りを見る。
「あいつ、まさか融合まで使えるなんてっ」
「・・・さて、そろそろ出て来いよ」
「藤丸」
そう、誰かに向かって言う。
それが、誰なのか、分からない。
だが、その言葉と共に現れたのは黒ずくめの男だった。
ボロボロの、まるで荒野を生きていたような男。
その登場に、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。
「何時から」
「ここに来る前から。
それで、何が目的か分からないけど、ずっと見ていたからね」
「そうか。
ならば」
同時に、その手にデュエルディスクを展開する。
「やる気か。
理由は」
「お前が融合を使ったからだ」
「なんだ、それ。
まぁ良いけど」
同時に藤丸も構える。
「行くぜ」
「「デュエル」」
応募されたカードパワーが強すぎた為、調整させて、出させて貰いました。
円卓の黒騎士 アルトリア・オルタ
星7/闇属性/戦士族/攻3000/守1500
融合 効果モンスター
このカード名はルール上『英霊』カードとして扱う。
このカードは「霊基再臨」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
⑵:このカードの魔力カウンターを1つ、取り除いて発動できる。
このモンスターの攻撃力を200上げる。
(3)自分の手札が0枚の時、このカードは、このカード以外のカードの効果を受けない。
黒側面・霊基再臨
通常魔法
1000LPを払って発動できる。
自分の手札・場・墓地にあるモンスターカードを1枚除外する。
そうした場合、そのモンスターと同じレベルの『オルタ』と名のつく融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する
最果ての加護
通常魔法
自分の場の『アルトリア』を1体を対象として発動できる。
そのカードに魔力カウンターを2つを置く
藤丸がアクションマジックを使うのは
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あり
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なし