War Thunderやってたらガルパンの世界へと?   作:東ドイツ空軍航空部隊

42 / 69
準決勝前の準備です!

 

 

 

一方、熊本県のとある邸宅。『西住』と書かれた表札が古古な屋敷、この家こそ西住流戦車道の家元で、みほの実家である

 

その一室に黒森峰の制服を着た西住まほと、黒いレディーススーツを着て、鋭い目や座る姿は凛々しさを醸し出す女性の名前は西住しほ。みほとまほの母親で、西住流の師範である。机には月刊戦車道の1ページには、準決勝で大洗女子学園とプラウダ高校が対決すると書かれており、大洗女子学園隊長には西住みほ、プラウダ高校隊長にはカチューシャの写真と名前が載っていた

 

「あなたは知っていたの?まほ、あの子が未だ戦車道を続けていることを」

 

「はい」

 

記事には、みほは、黒森峰の西住まほの妹で西住の子とまで書いてあった

 

「これ以上生き恥を晒すことは許されないわ。『撃てば必中、守りは固く、進む姿は乱れなし、鉄の掟、銅の心』それが西住流。まほ」

 

「私は、お母様と一緒で西住流そのものです!でも、みほが…………」

 

しほは一睨みで黙らせた

 

「もう良いわ、準決勝は私も見に行く。あの子に勘当を言い渡すためにね」

 

しほは月刊戦車道を閉じ、立ち上がる

 

「今日はまだ仕事があるから家を開けるわ。あなたは黒森峰に帰りなさい」

 

「お母様、菊代さんは……」

 

「休みよ、大洗に行くと言ってたわ」

 

そう言い残して、部屋を出た。そして自室に戻り、再び月刊戦車道を開く。しかし今度はみほの記事ではなく、凛の記事を開いた

 

「金谷凛、戦車道の新星…………面白いわ(彼がもし、正式に何処かの流派を習得すれば、特に変幻自在の島田流に取り込まれたら西住流を脅かす存在になりかねない…………そうなる前に手をうっておく必要があるわね。あの子の勘当を言い渡すついでに彼の実力を確かめに)

 

 

 

 

 

場所は代わり、『日本戦車道ここにあり』と世界に馳せる流派の一つ、島田流の本家では

 

「お母様……」

 

「ん?……あら愛里寿、どうしたの?」

 

「うん……お願いがあるの」

 

「お願い?」

 

島田千代の愛娘の愛里寿が、凛から貰ったボコのぬいぐるみを大事そうに抱きながら来た。愛里寿を溺愛する千代は愛里寿の願いは出来る限り叶えたいと思っている

 

「大洗の試合を見に行きたい」

 

「……え?」

 

呆気にとられた千代

 

「急にどうしたの?前なんて興味なさげだったのに、行きたいなんて……」

 

「……………………」

 

愛里寿は凛から貰ったボコのぬいぐるみを抱きしめる事で答える。千代は察した様子を浮かべていた

 

「もしかして…………会いたいの?金谷凛君に?」

 

愛里寿は首を縦に振った

 

「うん…………凛お兄ちゃんに……お礼できてないから……」

 

「でも大丈夫?会場は寒いだろうし、何か防寒着が必要かも」

 

というが、愛里寿は

 

「大丈夫……お兄ちゃんの為だから……我慢できる」

 

「そう……分かったわ。準備しておくのよ」

 

「うん……!お母様、ありがとう!」

 

愛里寿は部屋を出ていった

 

「プラウダ高校、去年の優勝校が相手なのね。……だけど、愛里寿が興味を持って誰かに懐くなんて、一体愛里寿は何処に惹かれたのかしら?」

 

大洗から帰った後も、愛里寿は凛から貰ったボコのぬいぐるみを大事そうに抱きながら寝ている。(なんせ抱きまくらだからな!!)

大学選抜チームからも『時々『凛お兄ちゃんがどうたらこうたの』と言っている』とさえ言われる始末

愛里寿は凛の戦闘能力については高い評価をしているらしい。普段は無表情だが、凛の話になると一転して楽しそうに話す。ふざけた大学選抜チームの隊員が試しに『凛の事が好き?』と聞いた所

『うん……。大好き……。凛お兄ちゃんといると安心するし……胸がドキドキする……外国語も披露してくれて格好良かった……』

と顔を赤くしながら言うものだから破壊力は抜群である。まるでシュトゥルムティーガーの破壊力かFAB5000の如く………選抜チーム隊員達は顔を赤くしたみたいだ。

因みにこれを聞いたバミューダ三姉妹こと、ルミ、アズミ、メグミは

『『『グハッ!!!』』』チーン

となっていたらしい。機会があれば、凛を拉致して、愛里寿隊長との関係を問い詰めたり、どうしたらもっと親密に出来るのかなど計画を立ててるみたいだ。

愛里寿は、凛を大学選抜チームのメンバーにしたいと言ってるみたいだ。叶うのはまだ先だろうが、愛里寿は楽しみに待ってるだろう

 

「そんなに話題になってる人物なら、会ってみたいわね……愛里寿もあんなに好いてるし、いっそのこと婿にしても良いかしら……?少なくともしぽりん……西住流には渡したくない逸材ね。彼のチームの搭乗員も一級品だと聞いてるし……」

 

 

 

 

愛里寿の部屋では、とある月刊戦車道の記事を切り落としていた。勿論凛の記事である。彼の記事や写真を買い、それをノートに貼っているみたいだ

 

「……凛お兄ちゃん……あと少しで会える……」

 

愛里寿は小さな笑みを浮かべた

 

 

 

 

 

 

 

 

食糧の運搬急げ!神山!手伝ってくれ!

 

「了解!IS-2に出来るだけ詰め込む!旧ソ連軍の戦法をとってくる可能性が高い!食糧危機になる前に予測してた方が良い!」

 

「はい!カイロとかが入っています!」

 

ありがとう!感謝!君達も何か食糧や暖かいのを詰め込んだ方が良い

 

「凛殿?そんなに慌ててどうしたんですか?試合とは言え、食糧を持っていくほどなんて……」

 

秋山……甘いな。ナポレオン時代の時のロシア軍の戦法や旧ソ連軍の戦法を思い出したら分かる筈だ

 

「……あ!そう言うことですね!凛殿!」

 

理解出来たみたいだな。良かった良かった。

 

だか、心配が一つ―――

 

油断をしないだろうか……これが一番の心配だ

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。