こちら魔法界ホームセンター 作:そこら辺に転がってる石
ハリポタアンチだけど世界観強めのあの場所行きたいな...いや絶対楽しいじゃんあれ...遠いんよな...
思いつきで書くせいで投稿がバカ遅い
釘はバットに打たぬもの
闇の魔法使いに限った話ではないけれど、そういう存在は不思議なことになくなることはない。
やべー先輩の言うランロクや、もはや過去の人となりつつあるゲラートも然り。思想は違えど悪事を働くものたちはどれだけその芽を積んだとしても新たに生えてくる。
まぁ何が言いたいかと言えば、また出たよ闇の魔法使いくん。
「ゔぉる、ゔぉ、ぼなんちゃらがイギリス魔法界を貶しているのは知ってるよ」
少し思い詰めたようにも見える老人に声をかける。
思うところがあったのか、それとも別の何かかは知らないけれど。昔と比べてだいぶやつれたように見える。
もしかしたらライバルのような存在を失った反動かもしれないし、それとももっと大きな悩みなのかもしれないがとりあえずそれは知ったこっちゃない。
「だけどそれに私は興味がないのよ。かつての君ら同様ね。私はマグル知識を広めるためだけに今は行動しているし、闇払いでもなんでもないの」
「だが、君にしか頼めんのだ。シユウ」
そこそこ髭の伸びてきた老人が、真っ直ぐに私を見つめる。
私はそれを握りつぶしながら、淡々と校長を見据えている。
「言動と魔法があってないんじゃないの?信頼してるなら開心術なんて使わんでしょ常識的に考えて」
「...すまない。だが今は誰も信用ができないのじゃ」
「私ほど他者になれず偽れない存在もいないと思うがね...まぁ、いいさ。どうせ今握り潰したし」
あーやだやだ。軽々しく心の中覗かないでほしいねほんと。私達が今何をしているのかバレるじゃんか...そんな酷いことはしてないけど。ゲラートと会話してたのバレたら嫌だな。面倒臭そうで。
しかしそこまでか、ゔぉるなんちゃらの影響は。実害が今のところなさすぎて何にも知らないんだけど。
「...条件次第よ。何をしてほしいのさ」
「抵抗勢力を作ろうと思っておる。君には、それに所属してもらいたい」
「やだ。戦いは極力避けたいのよ...あぁ、平和主義な君と一緒にしないでよ。勝てる自信があるから戦いたくないの、私は」
「何故じゃ。私と君となら被害を最小限に抑えられる...一体、何故」
わざとらしくも見える悲しげな表情で、老人は呟く。
悲しいことに割と見慣れている仕草。今まではまぁまぁ面白いしーみたいなノリで乗ってあげたりもしたが...今回は流石に許容できないかな。
「だってそれ労働外だし」
「...なんじゃと?」
「勤務時間外の無銭労働でしょそれ。やだよ今忙しいもん」
「無論報酬は用意しておる。危険な目に遭うやもしれぬが、無論手当もつく」
「や、でも今みたいに希望休取れなさそうじゃんそれ。ただでさえ教員と店番で忙しいのにこれ以上仕事増やしたくないよ私は。今マグル界も結構盛り上がってるし」
戦争云々も落ち着き、今は怒涛の技術の発展を見せているマグル界。最近できたコンピューターなんかは結構伸び代があると思うね。私にはわかる。りんごだかなんだかが出してたのは数十年後に化ける勢いを感じる。
魔法界は割と技術が停滞することが多いし、そもそも私にとっては特に興味がわかないものなので事件が起きてようとなんだろうとマグル界を優先したい。割とマグル学は浸透したし、昔ほど本気で学業とか取り組む必要性がなくなってきたからね。
「しかし」
「学校内は見るよ、それが仕事だからね。譲歩はここまで。君とは友人で同僚でいたいと思ってはいるけど、私の上に立って欲しいとは微塵も思ってない。動くとしたら私の気が向いた時だけ。多少の情報を渡せたとしても、君の手足となるような行動は絶対取らない」
「...」
「大方、私の1人に潜入調査でも頼みたかったんだろうけどさ、他を頼りなよ。自分で言うのもアレだけど想像以上に気分屋だから簡単に裏切るぜ、私」
動きはほとんどないけれど、動揺している雰囲気は伝わってくる。まぁ口ではこう言ったけど実際そんな裏切る予定はないかな。相変わらず闇の魔法使いは純血が云々を掲げているし、その辺の考えは私と一切合わないからね。
ただそれはそれとして、私をいいように使えるコマって思われるのは癪だ。私に頼りすぎるのもどうかと思うんだよね。所詮、ただの友人関係でしかないのだから。
「ねぇアルバス。何をそんなに焦ってるのさ。確かに変なやつは沸いてるが、それを君1人で背負う必要もないだろうよ。最強の魔法使いだなんだと言われはするけど実際は次世代がどんどん生まれているわけだし、そうも責任を背負い続ける必要はないんじゃないだろうか」
「...それでも、やらねばならぬのだ」
頑固だなぁ、全く。
「その想いって美徳だけど、私は損してると思うよ...ここは守ってあげるからお前が好きに動きな。これが最低限の譲歩よ」
「...わかった。すまぬな、シユウ。苦労をかける」
「自覚してんなら苦労かけさせないように頑張りなさいな」
ほんの少し安心したらしい老人、アルバスを尻目に少し考える。
...そんなに厄介なのかな、なんとかデモート。自分の考えと意思を持って言葉巧みに味方を量産していたゲラートと比べるとどうも、暴力を振るうのを第一に副題になりつつある純血主張を掲げるヴォルくんは幼稚に見えてしまう。あっちが暴力を使わなかったわけではないけどね。
「そんなことよか別の話しようぜ。癇癪起こした大きい子供に構ってる暇ざないんでな。...生徒マグルの街に連れてっていい?」
「それは流石に遠慮してほしいのう」
ダメ?だめかー。残念。
主人公は自分に被害が出たら動くタイプ
現状奇跡的に店にも自分達にも影響がなくて相手の名前すら覚えられない