こちら魔法界ホームセンター 作:そこら辺に転がってる石
読み直すと文章間の隙間がなさすぎて割と読みずらいな、この小説。
いい感じに改行とか入れるべきだろうか...どう思います?そんな苦労じゃないんで誤字確認程度にやってもいいんだけど...うーん...。
今回主人公がなんかいっぱいいるせいで視点がごっちゃになるかもしれない。ご了承ください
とあるミカサ達みたいに大元一緒だけど自分達で会話するみたいな現象が起きないんだ。だってそれやると、主人公にとっては鏡に向かって喋ってるのと一緒になってしまうから
ホグズミードの街中を子供連れで歩く。時間帯的にまだホグワーツの生徒でないもの、しかもみてすぐにわかるぐらいの低学年を連れてくるのは流石に目立つ。何人かはこちらをチラリと見て、私の姿を見てすぐに納得して目を逸らした。
なんだかんだと長期に渡り教員をしているし、実は買い出しという罰則自体は初めてではないから慣れてるんだろう。いつの時代にも問題児はいるものだ。
「ほれついたぞ」
少年五人を連れて来た先は、少し大きめの館。外見は石造りで二階建てのその建物は、一部に蔦が張っており、だいぶボロく見える。ただ風化したような、崩れているかのようなものではなくあくまでデザインとして古めかしいものになってる。ほんとだよ、手抜きじゃないよ。
特に目立った装飾はないが、唯一玄関口に丸太でできた看板が飾っており、四文字の文字が刻まれていた。
「ここは、なんて読むんですか?」
「ん?よろづや。東洋の国の言葉よ。何でも屋って意味が近いかな」
「...あれ?どっかで聞いたような」
後ろでソワソワし始めた生徒たちを後目に、からん、というドアベルの音を鳴らしながら躊躇なく扉を開ける。
談笑している客人がこちらを見て固まったが放置。子供達を店内にちゃっちゃか招き入れて先に進む。
「お、お邪魔しま...!?」
「あー挨拶なんていいよ。どうせ私だし。荷物なんだけど店の中にあるからそこから運ぶよ」
「え、何で、え?」
「ちょっかいを入れるようで悪いけど、その驚き様からして初めて知ったんじゃないのかい?生徒だろう?彼ら」
客人に話しかけられたので動きを止める...ことなく、店の奥に入る。いやだって止める必要ないし。
返答するにしても、今まで対応していた私が、店のカウンターから対応した方が早そうだったからね。
「いやぁ、最初に説明したぜ?何なら授業用の機材を購入する際にもいたし。あれはあっちの店の私だけど」
「いやいや、流石に同時に見るのは初めてなんじゃないのかい?聞くだけよりも、実際に見て体験したことの方がよっぽど驚くと思うよ」
そういうと客人...先輩は、生徒たちの前に移動する。
よくよく見るとみんな目を白黒させてるな。え、まじ?そんなに驚いてたの?
「やぁ、君たちホグワーツの生徒だろう?私は...そうだな。しがない魔法使いさ。彼女の先輩でもあるんだ。よろしくね。フェリックス・フェリシス薬いるかい?」
「とんでもねー物渡そうとするじゃん。やめてくれ」
「おっと、先生からストップをくらってしまった。残念」
例のやべー先輩は、にっこりと生徒たちに笑顔を向ける。どさくさに紛れてとんでもねー物渡そうとするなこの人。
名実ともにやべー先輩だとアルバス君と話しているが、まさか幸運の薬を配り始めると思わなかった。あれ調合めちゃくちゃ難しいし、何なら製作に権利とか色々必要だったと思うのだけれど、何で配れるほど大量に持ってるんだ。
...そういえばこの先輩、調理台に数秒たった後そのままどっか行って、帰って来たら何も管理してないのにできてたとかいうハイスペックチートを持ち合わせてたな。もはや人間じゃないのでは。見た目も若いし。
「先生の先輩、なんですか?」
「あれ、シユウ先生ってダンブルドア校長先生と同期だって」
「そういえば、アルバスは校長をしているんだっけ。うん、そうだよ。彼らが一年の頃に監督生として仲良くしていたんだ」
「それにしちゃ随分と若い...ですね」
「あぁ、敬語は抜きでいいよ。彼女と違って先生でもないし、アルバスと違って英雄でも何でもないからね。近所のお爺さん程度に思ってくれたらいいよ」
「おじいさん」
私と先輩を交互に見る生徒達。お、脳みそが大混乱してるなぁ。私も先輩も、やってることは全く違うとはいえ年齢と行動、見た目が釣り合ってないからなー。その気持ちは分からんでもない。
ちなみに私は兎も角、先輩は例の特殊な魔法を利用して若く見えているらしい。成長が止まっていたり老化が止まっているわけではないから、そのうち寿命で死ぬよとは言っていた。とはいえ魔法界は魔力量で割と延命しがちなので、なんだかんだ後数十年は生きていそうではある。
「とりあえず全員、罰則用の荷物準備終わったから奥に行きな。聞きたいこと教えてあげるから。あ、あっちの出入り口から出るからもう会えんと思うよ、先輩」
「そうかい?それは残念。まぁここで会えたのもいい機会だ。何か困ったらシユウ経由で伝えておくれ。できる限り力になるよ」
「先輩にあまり頼らせられねぇな...ほら行った行った」
おずおずと、三人ほど先輩と私に頭を下げて奥に進む。目的地まで一本道とはいえ教員の私に接触するのはほんの少し時間がかかるだろう。
それを知ってか知らずか、先輩は店の奥を眺めながらつぶやいた。
「いいね、学生は。あの年頃で通ってはいなかったけれど、それでも時々ホグワーツが恋しくなるよ」
「先輩なら歓迎されるのでは?少なくとも校長はアルバス君だし、割と受け入れられそうだけど」
「教員の話かい?...遠慮しておくよ。別の要件でホグワーツに顔を出すかもしれないけどね」
前にも言ったかもしれないけれど、この先輩は戦闘能力がずば抜けて高い。おそらく今話題になっているヴォなんとか卿も、私が動かないのと同じく自分に実害がないから戦わないだけで、被害が出たら一人で組織ごと壊滅させてしまうくらいには強いのだ。やっぱ人外では。
「そういえば、前に頼んだことどうなった?ほら、死の秘宝の話」
「情報なし。というかなさすぎるから誰か所持してるんじゃないかなぁ。純血の一族とかその辺がさ。なんか情報の入らなさ的にそんな感じがする。実在はしてるっぽいけど」
「うーん、そうかぁ...」
ヌルメンガードで遊んでる個体が必死にゲラードから情報を引こうとしてるけど、口を閉ざして喋らん。唯一言ってるのは存在しているという証明のみ。ケチめ!
先輩がなんで望んでるかは知らんが、まぁこの人には多少なりとも恩があるし、協力は全然いいんだ。悪用するんならとっくに特別な魔法とやらでやっているだろうし。
「純血...オミニス、はもうとうの昔に無関係だし...交友関係の狭さが響くなぁ。うん、こっちももう少し調べてみるよ」
「私ももうちょっと調べる。先輩のご期待に添えなくて申し訳ない」
「いやいや、だいぶ無茶振りしているからね。自分も」
...さて、そろそろ生徒達が教員の私に追いつく頃かな。
ちゃんと生きてるよ、レガシー先輩。
彼は割とゲーム基準で動ける天才を超えた化け物です。私がそう決めた。
なお名前の上がったオミニスはこのSSに登場したことがあるらしい。ナ、ナンダッテー!
以下言い訳?考察?のような物
魔法界の寿命って結構長いと思うんだよね。魔力溜め込んでそうだし。
ハンターハンターの念みたいなもんで、誰にでも流れてるけど扱えるかどうかが個人差あり、扱いを覚えれば覚えるほど溜め込んで体に回せるというか何というか。ダンブルドアが長生きだなーって印象があったんで、あの人は偉大な魔法使いで魔力をいっぱい持ってるからだ!と無理矢理解釈しました。
同じ理由でレガシー先輩は戦闘に長けている点から魔力が多く、また古代魔法という特殊な魔法を覚えているので見た目を若く保てる、ということで強者感を出せたらいいなと思ってる。なお若いのは見た目だけなので普通に歳はとってるよ。