こちら魔法界ホームセンター   作:そこら辺に転がってる石

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最近喉の調子が悪いんだけどこれはもしかして...風邪...!?

感想及び誤字修正を送っていただきありがとうございます。もっと送られてきたら驚きすぎて風邪が治るかもしれない。
しかしちゃんと確認したはずなのに思ったより誤字してる...何故...

生々しい表現って苦手なんだよね。純粋なんだよ。


日用雑貨もあったりする

 魔法界は決して平和な場所というわけではない。

 

 ゔぉる君やら死喰い人が暴れている現状で何を言ってるんだと思う人もいるだろう。彼らは確かに脅威だが、一応の目的を持って行動する、よく言えば革命家、悪く言えばテロリストのような存在だ。武力的な脅威を感じはするが、現状それ以上のことはない。まぁ割と貴族が堂々と参加している時点で、真っ当に悪いことをしていると言えるだろう。なんだか矛盾している気がするが。

 

 私が言ってるのはそっちの脅威でなく、もっと生々しい話だ。子孫を残す動物である以上起こる可能性のある犯罪行為であり、マグルでも起こり得る状況。

 それは、悲しいことにどの時代いつ何時でも起こってしまうことであり、それは魔法界であっても例外ではない。少し怪しげな場所に行けば平然と攫われ、売られていることもある。魔法という武器防具を持っていながらも発生してしまうのだから本当にどうしようもない。

 特に今は、先ほども言ったゔぉる君一味のせいでぐちゃぐちゃになっている。魔法省も人手が足りず、結果として軽犯罪の発生率は急増していると聞いている。

 

 まぁ、何を長々と説明しているのかと言えば、つまりは両親のうち片方が誰かわからないような子供は年々増えているという話である。

 

「えーと、タンパク質脂質糖質...違うなこれダイエット療法か。水炭素アンモニア石灰リン...」

「...今度は何をし始めた」

「簡易的な人体錬成」

 

 ただこれ錬金術の部類だな。やめやめ。私は魔法使いであって錬金術師ではないんだ。

 マグル世界も随分と進んでおり、人体を構成するおおよその物質に名称がつき始めている。頑張ればそこから作れるかもしれないが、物質の構築は魔法とは少し違う分野になるためちょっとだけ相性が悪い。にこ、にこら、えー、賢者の石を作った人ならもしかしたらこの方法から作る手段を思い浮かべるかもしれないが、私は私なりのアプローチをしようと思う。

 

「人体錬成...ホムンクルスか?この国では禁じられていたと思ったがな」

「そら従来の作り方で作ったところでできるのはヒトもどきの出来損ないだからね。それじゃあ困るのよ」

 

 割と興味があるのか、最近だんだん見た目が老人になってきたゲラートがこちらを覗き込みながら尋ねてくる。

 そう!ここはヌルメンガード!こいつの城でこいつの牢獄!それはそれとして脱出不可能であり侵入不可能なこの建物がすごぶる都合が良いので今日も今日とてゆったりまったり魔法実験を繰り返している。

 

 とは言え今回は期間がすごく短いのでちょっと急がないとやばい。

 

「昔から思っていたがやはりイカれていたか。そもそもそんなものを作ってどうするつもりだ?お前は分身できるという利点を持っているだろうに」

「分身はあくまで分身じゃん?今欲しいのは独立した個体。成長すると尚良し」

「それで法に触れるホムンクルスを作ると?」

「この間思いついたんだけどね。古い魔法に魂の一部と下僕の肉を混ぜて作るものがあったんだけど、これを私の分身に置き換えたらいい感じに肉体を持った私ができるのではないかと」

「あれか。随分と面倒な工程を踏むものだったが、あれでできるのが出来損ないだろう?」

「無論変えるよ。そもそも分身を魂の一部と仮定したとしても下僕と親族の一部が足りない。私家族いないし」

「その年齢ならそうだろうな」

 

 ...うん?なんかちょっと違う気がするけれど。まぁいいか。いちいち修正する必要もない。ゲラート相手なら尚更。

 本人もそこまで重要な情報じゃないと思ってるだろう。その考えも間違っているわけではないし。

 

「それで、独立した個体を作りどうするつもりだ?まさか人間として育てるとでも?」

「え、そのつもりだけど。なんなら学校にも通わせる」

 

 ゲラートは空いた口が塞がらないようで、信じられないと言った顔で固まった。都合がいいのでその隙に髪の毛一本を拝借する。

 流石に驚き咄嗟に頭を押さえているけど...まぁ、どうせなんもできないだろうし。杖もなく、若干の運動不足で衰えた弱々しいその体では私に敵うことはないだろう。本人も自覚しているのでこちらを睨むだけだ。

 

 しかしまぁ、このままだと面倒な誤解を生みそうなのでちゃんと説明するか。

 

「先日教えたじゃん?予言とかいうやつ。私は半信半疑だけどまぁ、もしそうなった場合の対策として作ってるのよ」

「...なるほどな。つまりこれは7月の末、31日に作るのか」

「具体的な日付がなかったからわからないけどまぁその辺で。どのようにして選ばれるかはわからないけれど、肩代わりできるものが欲しくてね」

 

 予言の一部に書いてあった、7月の末に生まれるゔぉる君の敵。

 本来であれば一般市民の誰かになる可能性があるそれを、私が子供を作って代わりに受けようというわけだ。

 と言っても予定通りに作れればその子供の中身は私になるので、子供判定を喰らうかは微妙なところ。まぁ万が一対象から外れたらその子供の護衛にでもなろうかと思っている。いつかゔぉる君を倒すその日まで。

 

「あ、さっきの髪の毛使わせてね。いい感じに父親となる遺伝子がないと壊れやすいし、ホグワーツとかに入学するの難しくなりそうなんだ」

「お前はいいのか、それで」

「何が?」

 

 ため息をつかれた。なんでだ。

 ...あぁ、そうか。父親になるからってか。

 ホムンクルスで作ったなんて公にするつもりは全くなく、こんな見た目だもんでその辺で攫われてあんぎゃーなことされて生まれた父なし子にするつもりだったんだよね。最初に考えてたのはその言い訳。

 ただなぜかその相手がゲラートなので色々めんどいって話か。

 

「まぁいいでしょ、別に。あんま似せないようにはするけど、気がついたってアルバス君ぐらいじゃない?」

「...その子供を、アルバスがどう見るかが見物だな」

 

 ふむ...?なんだ、案外仲がいいんじゃん。どんな関係かはわからないけど。

 まぁとりあえずこれで素材は揃ったし、いい感じに混ぜていい感じに作り上げるか。...ドラゴン素材とか入れたら強くなるかな。




ホムンクルス云々は若干の捏造あり

本家にてゔぉる君復活の際使ってた素材てんこ盛り鍋は魔法薬を基本として闇の呪文を用いて作る魔法、主人公がやろうとしてるのは科学と理論に基づいて錬金術を利用した魔術としてます。面倒だけどジャンルが違うってことで。
双子呪文をさらに応用し仮の肉体に魂をぶっこもう大作戦。これでも完成させると擬似不老不死が完成するんだぜ...おぉこわいこわい...
人間の遺伝子情報が必要なのでゲラート君の髪を使ったわけだが、姿が似てしまうなぁこれは!

元恋人の子供ってどんな気持ちなんだいアルバス君!相手は裏で自分を気に入っている親友だ!
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