こちら魔法界ホームセンター   作:そこら辺に転がってる石

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過去の私へ。トム君いるけど賢者の石どうするつもりやったんや...?

プロットがとうの昔に消え失せているせいでこの後何も考えてないぜ!ざっくり覚えてる部分で頑張るぜ!

誤字報告ありがとうございます本当...深夜に書くといつもこうなんだ...。感想ありがとう嬉しい...。


オイル交換は定期的に

 声が響く。その内容は簡単にいえば自分の説明と、各寮を象徴するものの紹介だ。おそらく開心術の応用であろう魔術のかけられた意志を持つ『組み分け帽子』と呼ばれている魔道具は、ボロボロの見た目通り相当古い歴史を知る魔道具らしい。少なくともホグワーツができたことから組み分けをしているだとか何とか。正直その辺はあまり詳しくないのでよく知らない。

 

「ABC順に呼ばれたらあの帽子をかぶって椅子に座り、組み分けを受けてください」

 

 店長の私から生徒を預かった緑の女性、マクゴナガル君が生徒に説明している。まぁ私から私にーという案もなかったわけではないのだが別にそこまでする必要ないし断った。いやだってほら、最初にマグル学教員だけ覚えられても困るよ。ただでさえ複数人いるって言うインパクトだけで覚えてる生徒が多いってのに。

 

「お、ドラコ君だ。やっぱスリザリン...ちょっと帽子が悩んでいたから他にも良い要素があったんだろうか」

「今年も優秀そうな生徒がスリザリンに来ているようで何よりですな」

 

 一応スリザリン寮の担当職員ではあるので、同じくスリザリン寮の寮長を務めるスネイプ君とは隣の席に座っている。スリザリン寮生のテーブルの位置も相まって一番端に座っている状態でもある。

 

 しかし、うーん。優秀かどうかは今後によるかな。口には出さないがスリザリンは純血貴族が割と多く所属しがちな寮でもあるのでマグル学はちょっと大変なんだ。まぁグリフィンドールよりマシ。あの寮で大変な子っていうのは機材を壊すやつを言う。私絶対許さない。

 

「...ハリー・ポッター」

「ん?今の子?...グリフィンドールだって。なんか見たことあるなあの顔」

「お忘れですかな。ジェームズ・ポッターの息子です。リリーの子でもあります」

「あーなるほど。頼む性格はリリー君よりで頼む...あの子は良い子だった...」

 

 あいつらは許さねぇ!まぁそんなに怒ってはいないけど。割と印象的には残っているが機材が壊されるなんてまぁよくある話なんだ。あれのおかげで対象年齢の大事さを感じたので特に。まぁ良い勉強になったなと思う程度。

 というか、なぜリリー君を褒めたら君が少し微笑むのだ、スネイプ君よ。ちょっと怖いぞ。

 

 何人もの生徒が呼ばれ、寮の組み分け自体は割と淡々と進んで行った。数分悩む子もいたが組み分けの行事は毎年あんなものだ。むしろ例年に比べればスムーズに進んでいる方だ。在校生も新たなる仲間に活気が溢れており、正直そろそろ歓声で耳が痛いしお腹空いてきた。

 そして、いよいよ組み分け最後の二人となる。

 

「シュウ!」

 

 カタン、と小さな音が響いた。ちょっと姿勢を正すために椅子を引いただけのような小さな音だ。誰も気に留める事なく、静かに目の前で行われることを待ち望んでいる。

 目線の先にいるのは白髪の少年だ。苗字がない関係性で名簿が最後に回されている二人のうちの一人。TよりもSの方が先だったから先にやることになっただけの人物。まぁ遠回しに言ったが息子でホムンクルスな一人、シュウである。

 

 そういえば忘れかけるが、彼は一応生き残った男の子達の片割れだ。教科書にも載ってしまうほどの偉業を成し遂げた赤子の成長した姿だと、苗字のない端的な名前で察した在校生達は、先ほどと打って変わってどう組み分けられるかと息を呑んでいる。

 実際私も一度口を閉じてそれを見つめる。なんだかんだと言っても、自分の息子の組み分けというものはワクワクするらしい。十中八九スリザリンだろうが、それでも楽しみなものは楽しみだ。

 

 ただ少し気になるのはさっきの小さい音の発生源か。チラリと横を見れば、中央に座っていたアルバス君が物言いたげにじぃっとシュウを見つめている。...開心術は使っていないな。どうにも、前日のアレのせいでその辺の信用が薄れつつある。

 

「ぐr.......は...r...」

 

 先ほどから割と何度も帽子が何かを言いかけては口を閉ざされている。はて、意外といろんな寮の可能性があったのだろうか。私の記憶があるとはいえすでに別人なシュウであればあり得なくはないのだが、頭文字的にもしやスリザリンが一番可能性が低いのか?

 若干距離があるため帽子の声もシュウの声もこちらへは届きづらい。断片的な情報から何かを相談しているようにも聞こえる。なんか仲が良さそうだ。

 

「...は分s...良いから...」

「本当に良い...同じ...そうか。ならば、スリザリン!」

 

 たからかに宣言されたその言葉に明らかホッとしつつ、シュウは帽子をその場において盛大な喝采を受けながらスリザリン寮へと移動する。

 うーん怪しい。あとで聞いてみても良いが一介の教員としてそれはどうなのだろうか。はよ成長してホグズミードきてくれたら全部解決するんだけど。

 

「トム!」

 

 ガタリ。先ほどよりも大きな音だ。問答無用で開心術ををしようとしたアルバスのそれを警戒していた私は無理矢理引きちぎる。少し乱暴になったのでアルバスには何かしらの影響出たかもしれないが知らん。

 アルバスが驚きながらこちらを見るが、私はすでにすまし顔でトムを見ている。隠そうとなんて思っていないが、わざわざ顔合わせて探り合いみたいな行動に付き合ってやる義理もない。

 と言うか、警戒していたがマジでやりやがった。トムもシュウも閉心術は身につけているが組み分け時はあえて外しているはずなので一番無防備ではあったのだ。なんの確信を持ってそれを行ったかはわからないが、普通に母親としてキレるぞ今のは。

 

 と、ヌルメンガード牢獄担当の私がゲラートに愚痴ったらサプライズだと伝えろと伝言を預かった。最近愉快になってきたよね君。と言うかこの状況に察しがついているらしいが私にはさっぱりわからん。ただゔぉる君の名前と同じ少年が私の子供ってだけじゃないか。何がダメだったんだ。

 

「...」

 

 とりあえずトムは今の一連の流れに気が付いてはいないらしい。少しホッとしつつ警戒は怠らずにトムを見る。なんと言う余計な気遣いをしなくてはならなくなったのか。

 

 しかし、帽子とトムが喋っているようだがシュウと違って全く聞こえない。もしかしたら盗聴防止用の魔法でもかけたのかもしれん。彼は地頭と杖を持っているので、その程度の無言呪文ができたはずだ。

 何かを語り、それを聞いて唸る帽子。何度か会話の投げ合いをした後、帽子が少し驚きながらも高らかに宣言した。

 

「グリフィンドール!」

 

 スリザリンと...え?いまなんて?

 




以下帽子との会話

シュウの場合

「勇気、いや行動力か。まっすぐなその心は間違い無くここだ。グr」
「待て、俺はそんなもの持ち合わせてないし不都合だ」
「ならば忠実性を加味してハ」
「違う。それは義務であって俺じゃない」
「...r」
「もう説明する気ねーだろ。そもそも俺はスリザリンに入りたいんだ」
「ふむ、良いのかね?君の中には彼女の記憶があるのだろう?」
「俺は分身だから当然だろ。...友人もいる。良いからスリザリンにさせてくれ」
「本当に良いのだね?確かに資格は十分あるが、同じ道を歩む可能性もあるのだが...嫌と言うのなら仕方がない。ならば、スリザリン!」


トムの場合

「____だ。僕はアレらとは違う。そのためにはスリザリンではダメだ」
「...私には守秘義務がある。ただの帽子である以上、君の過去に何も言う事はないし、それらを口外することもない。しかし本当に良いのかね?スリザリンであればどのような道であれ大成功間違いなしだ。君の兄とも離れる事はない。それでもグリフィンドールになりたいと?」
「寮が変わる程度で離れられる関係性ではないし、本当に成功するものはどの寮に入ったって成功するだろう?」
「...よろしい。その勇ましさに相応しい寮は確かにひとつだけだ。グリフィンドール!」






こそこそ話

S君は幼馴染を褒められるとニコニコするよ。幸せそうだね!
なお互いの関係値は同居している幼馴染以上ではない模様。
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