こちら魔法界ホームセンター   作:そこら辺に転がってる石

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巻け、巻くのだ。まだ賢者の石の存在すら仄めかしてないのに和数がすごいぞ

それはそれとして主人公を思い出しましたので主人公にはいっぱい動いてもらいましょう。



新商品のPOP台

 色々あったがともあれ一旦解決。割と手段が脳筋だった気がしなくもないが解決できたなら問題なし。言伝に流れを聞いていたゲラートが呆れているような気がするがよしったらよし。

 まったく、なんでこんなことを新学期初日からやらなきゃならんのだ。開心術ってもっと大切に扱ってくれ。マグルと比べて魔法族は個人のプライバシーについて甘くみすぎている。私個人の意見で言えばこの辺の呪文ただ暴力的な闇の魔術より酷いと思うんだけどな。

 まぁ意識の改革はこれからだと思うのでマグル学義務教育化に基づいてよくなっていくことを願うばかりだよ私は。

 

「さて、腹も膨れたところで二言三言言わねばならぬことがある」

 

 後から出てきたデザートの皿がある程度空いてきた頃合いを見て、アルバス君は急に立ち上がり話し出す。隣に座って普通に食べている最中だったので少しびっくりした。

 

「まずは新しい先生の紹介といこう。闇の魔術に対する防衛術を担当するクィリナス・クィレル先生じゃ」

 

 そういえば、と紹介され立ち上がった人物を見る。忙しい上に授業内容が掠りもせず、すごく奇跡的に一度も会わなかった人物がそこにいた。スネイプ君から話は聞いていたクィレル君だ。

 

 まぁ大半がそうなのだが、だいぶ昔に生徒として名前があった記憶がある。どうにもあまり良い立場ではなかった気がするが、レイブンクローだったこととこちらまで話がこなかったのであまり何かしてやれた記憶はない。せいぜいマグル社会におけるイジメやハラスメントとその末路の授業をした程度だろうか。

 内容があまりにもリアルすぎてマクゴナガル君にそこそこ怒られた記憶があるけど必要だったと今でも思う。効果があったのかは知らない。

 まぁ、あの頃はなんかそう言う事例多かったのだ。いじめ良くない。ダメ絶対。

 

 さて、当の本人は奇妙なターバンを頭に巻き付けていた。なんというか、こっちまで香る強いニンニクの匂いがする。美味しい匂いなのになんで人から臭うとこんなにも辛いんだろうか。と言うか加齢臭に感じるので大変よろしくないと思う。

 ニンニクといえば吸血鬼だが、本当にそれが有効なのかどうかはよく知らない。と言うか有効だとしてなぜニンニクが?マグル学的観点から言えば古来より滋養強壮疲労回復効果がある素敵な食材は魔除け的な発想でそう思われてたはず。うーん気になってきた。あとで調べよう。

 

 ...それに、ニンニクの匂いもそうではあるがクィレル君、なんというかちょっと変だ。オドオドとしているところもそうだけどそこはあくまで人原的な動作の一種だからそこまで妙だとは思わないが、なんか変だ。明確にこれと言ったのは何も思いついていないのだけど、これが女の勘ってやつだろうか。

 

 じっと見つめていたからなのかクィレルくんに気が付かれた。オドオドしながら軽く会釈し、紹介が終わっていると見るやすぐに座り小さくなっていた。

 闇の魔術に対する防衛術って結構重要科目だし色々と教えることが多かったはずだけどあんな調子で大丈夫だろうか。と言うか既に生徒に舐められてそうだけど大丈夫...?

 

「ここから先は注意喚起じゃ。例年通り、生徒はホグワーツに隣接する森には入ってはならん。面白半分で入って良いほど森は安全な場所ではない。新入生も在校生も、特に一部の上級生は特に気をつけるように」

 

 これは、いわゆる禁じられた森の話だろう。校舎のすぐ傍にある割と広めな森だが、独自の生態系が整っている上にごく稀に密猟者がいることもある。あと先輩がいることもある。

 冒険心をくすぐられる場所だとは私も思うけれど、まぁ好奇心は猫をも殺すらしいので本当に気をつけてほしい。最終的に面倒な目にあうのは私なんだ。

 

「それと昨年同様、三階の一部で改装工事が行われておる。まだ知らぬ新入生は心配いらんかもしれぬが危険なので間違って近寄らぬように。最後に、今年度は四階右側の廊下に入ってはならん。とても痛い思いをして死にたくなければ特に、じゃ」

 

 前者は改装工事の話だ。一枚どころかいっぱい噛みまくっているのでよく知っている情報だが、まぁこれは終わった後でいいだろう。思ったより時間がかかったのはホグワーツにかけられた防衛魔法の書き換えがめちゃくちゃ難しかったから。若干古代魔法入っているらしい。

 後者は...アレのことだろう。個人的には趣味が悪すぎるし悪くした。まぁでもそれはそれとしてそのうち顔を出しても良いかもしれない。教職員の特権だ。

 

 アルバスくんの話した注意事項を何人かは少し笑い、大半が真面目に聞いていた。まぁ笑ったのは死にたくないならくるなと言う部分だろう。普通に禁止って言えば良いのに、みたいな笑い方だ。

 なんとなく、やっぱり子供扱いしているので気になる二人を見れば、シュウは興味なさそうに、トムは少し思案していた。まぁ、うん。あいつらなら良いだろ入っても。私怒られるかもしれないけど死なないだろうし、うん。見たら軽く止めよっと。

 

「おぉ、もうこんな時間じゃな。全員起立、最後に全員で校歌斉唱じゃ。メロディは各々好きに奏でなされ。いち、に、さん!」

 

 この文化一番わかんねぇ!と思いながら教員生徒全員立ち上がり歌う。歌詞はちゃんと存在してるのにメロディが存在しないってどう言う事だ。全員が全員別の歌を歌うのでごちゃごちゃと統一感のない、隠さずにいえば音痴な空間が広がった。

 私?爆速ラップである。教員であろうとなんだろうとメロディがないんだからしょうがない。あとホグワーツの校歌ってだいぶ変なのでラップの方が合うのだ。ほぐほぐわーつほぐわーつ。

 

 最後まで残った悪戯者兼よろづやアルバイターのフレッド君とジョージ君が歌い終わる。でも葬送行進曲とは...冗談にできるうちはまぁいいか。

 余談だが爆速で終わらせた私はともかく他職員は若干疲れていた。まぁ、うん。毎年のことだし、気持ちはわからんでは無い。

 

「うむ、音楽とは何にも勝る魔法じゃの」

 

 どこをどう捉えたかわからないが涙ぐみながらアルバス君が告げる。

 さては思った以上に老化現象が深刻なまでに進んでいるな?こわいこわい。気をつけなきゃ。

 

「さぁ、就寝時間じゃ。駆け足!」

 

 ガタタッ、と音を立てて生徒たちが移動する。急な指示に対して各寮の監督生たちの対応は慣れたもので、テキパキと指示を出し疲れと満腹感で眠そうな新入生をまとめ上げる。教師顔負けである。

 さて、と私も席を立つ。就寝時間とは言ったがこの後行われるのは生徒に向けた軽い寮の説明だ。在校生には必要無いかもしれないが、ごく稀に編入生が来たり忘れて暴れるものもいないわけでは無いので毎年しっかりと行っている。

 とはいえ、私はスリザリンの寮長では無いのでそこまで何かする事はない。後ろで確認している程度だろう。まぁ半数ぐらい寝ぼけているような気がするので後でスネイプ君に巻で説明してくれと頼もう。

 なんか色々あって疲れた。私も早く休みたい。




Q.3階って?
A.あぁ!

ほぐほぐわーつは兎も角不思議な歌詞だよねあれ。ハゲとか死んだ蝿とか
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