こちら魔法界ホームセンター   作:そこら辺に転がってる石

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生徒目線がかきたい!じゃあな主人公目線!

別寮になったけど何考えてんの?って話。本当は魔法薬学書きたかったけど長くなったので次で


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 マグル学、闇の魔術に対する防衛術、変身術に魔法史、妖精の呪文。他にも数多くある授業を淡々とこなし、約一週間が経過した。

 スリザリン生は貴族階級の純血魔法使いが多いため、大半が勉強に対して熱心だ。レイブンクロー生のように探究深いわけではないものの、彼らにとって、いわゆる一般常識程度の学力はできて当たり前なのだろう。

 

 一応誤解を解いておくなら、必ずしも全員が純血もしくは半純血と言うわけではない。あくまで多いだけでマグル生まれの生徒だっている。いじめがない、とは言い切れない。しかしここは身内に甘く優しいスリザリン。相当なことをやらかさない限りはしっかりと面倒を見るし、近年のシユウが行った教育の成果が出ているのかマグル生まれだからと言う理由だけで起こる事は少なくなっている。

 ...というのをシユウが言っていた。幾ら何でも一週間程度でそれが本当だと言い切れるほど他者と接していない。

 

「次の授業って、確か」

「魔法薬学だ。グリフィンドールと合同でな」

 

 ドラコに問われた質問に答えると、なんともいえない表情をする。

 気持ちはわからなくはない。授業とホグワーツ城と言う大迷宮に追われて人との関わりが二の次になっていた一週間だが、それでもわかったことがいくつかある。そのうちの一つが相性の悪さだ。

 スリザリンとグリフィンドール。俺が『私』として学校に通っていた頃からなんとなしに仲の悪さは聞いていたが、ここまで明確に差別化していなかった気がする。いや、そもそも『私』はそう言った他者との関係性を一切無視するタイプだったので明確にどうだったかは定かではないか。

 ともかく性格性の違いか、それとも他の原因かはわからないが明確に仲が悪いのだ。理論的に詰めるスリザリンと感情論で返すグリフィンドールといえばわかりやすいか。会話をしているようでしていない妙な感じになってしまう。

 

 ドラコもそれを感じ不快に思っている一人だ。そもそも彼の父、ルシウスの立場が複雑すぎる。二重スパイなどと言われても子供にはわからないだろうし、感情論的グリフィンドールにはでも死喰い人だったじゃん、で終わるらしい。そう言う会話は息子を通さずぜひ本人として欲しいものだ。

 

 そこまで考えていると、ふとドラコはしまった、と言わんばかりに顔を変えた。先ほどからよく表情が変わってて羨ましい限りだ。俺ほとんど変わんねーんだけど。

 

「百面相してどうした?」

「あぁ、いや。シュウにとってはトムと会える機会なのに、と思って。すまない」

「あー、その辺は気にするな。会いたきゃ夕方にでも約束すりゃ会えるんだ。特に用がないから話してないだけだよ」

 

 トム、ホムンクルスの片割れ。もとヴォルデモート。

 最後の存在感がすごいが、まぁ一般的には双子の相方だ。他双子たちにとってその状況に陥ったら、と考えるとなかなかに辛いと考える者が多いらしく、そもそも双子が寮を分つ事は珍しいのもあって色々と心配されている。

 だが、なんと言うか。正直なんとも思ってない。トムの考えはわからないが元々他人だし、正確に双子と言われると少し違う気もする。組み分けも、グリフィンドールに入れる程度に何か変わってるんだろうなと言うのが分かっただけで俺として何か言う事はない。

 

「ドラコの方が寂しそうだけどな」

「それは...大体三人で行動していたから、少しはそうもなる」

 

 おぉ、ずいぶん素直だ。素直なのは良いがグラップとゴイルは放置してて良いのだろうか。あの二人放置すると何もしない気がするが。

 ...まぁ、いいか。俺が気にすることじゃないだろう。

 

「そろそろ移動し始めよう。魔法薬学は、確か地下だったか」

 

 立ち上がる。現在位置は宿題と間食も兼ねて大広間だ。なにか行事ごとがない時は常に自由空間として解放されているここは、他寮の生徒もいるため少し騒がしくはあるものの勉強ができる上に机に向かって願えばある程度の軽食が出てくる素敵な場所だ。

 食事時に集まって食べる場所でもあるのだが、生活の一つとなる場所なこともありどこに行くにもアクセスしやすい場所となっている。基本的に授業前や休憩時はここで待機していればすぐ行動しやすいのだ。

 

 ドラコと共に持っていた教材を片付け、席を立ち移動を始める。まだこの城に慣れていないドラコは俺のほんの少し後ろを歩くようについてくる。

 最初の頃はスリザリンの上級生が手間を見て案内してくれていたのだが、俺が早々に思い出し迷わずに歩く姿を見て問題ないと判断し、案内する事はなくなっていた。余談だが、グラップとゴイルは大広間へ行く道以外を覚えられず今でも時々案内してもらっているらしい。

 

「ずっと思ってたが、よくこの城で迷わずに移動できるな」

「あー、まぁな。シユウから散々聞かされてた」

「僕も父上から軽く聞いてたが、こうやって実際に歩いてみるとよくわからなくなる。シュウはすごいな」

 

 純粋に感心している声をきき少し居た堪れなくなる。ドラコにとっては一週間足らずで覚えたすごいやつかもしれないが、その実俺の記憶には数十年この城に滞在し続けた記憶があるのだ。それを知る者からすれば、むしろ迷う方がどうかしてると思われる。

 最初の頃は『私』だって迷ったものだ。どうして寮に行こうとしてホグズミードに辿り着いたかはわからないが。





 ドラコ君どんな性格なんだ...久々映画見たら出番クッソ少ないしあんま喋らんやん...
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